■アンジーのBARで逢いましょう
Contents
■オススメ度
ちょっと不思議なキャラ映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.9(イオンシネマ高の原)
■映画情報
英題:Let‘s Meet at Angie‘s Bar
情報:2025年、日本、88分、G
ジャンル:ある街でBARを開く老女を描いたヒューマンコメディ
監督:松本動
脚本:天願大介
キャスト:
草笛光子(アンジー:NOBODY‘S FOOL BARのオーナー)
松田陽子(満代:美容院の店主、シングルマザー)
青木柚(麟太郎:満代の息子、高校生)
六平直政(百田:アンジーを手伝うホームレス、元大工)
黒田大輔(金:元電気工のホームレス)
工藤丈輝(河竹:踊るホームレス)
宮崎吐夢(石塚:不動産屋)
寺尾聰(熊坂:テナントの大家)
田中偉登(𠮷田政志:麟太郎の友人、石材屋)
駿河メイ(𠮷田治子:政志の妹、レスラー志望)
沢田亜矢子(美紗:満代の義理の母、認知症)
村田秀亮(徹:美紗の息子、満代の元夫の弟)
石田ひかり(梓:迷信を信じる女)
木村祐一(梓が連れてくる行者)
田中要次(ゴシップ記者)
ディーン・フジオカ(謎のバイク乗り)
明樂哲典(詐欺師グループのリーダー)
山本栄司(詐欺師グループ)
鈴木亮介(詐欺師グループ)
鈴木貴之(詐欺師グループ)
元田牧子(美容室の客)
つじちはる(美容室の客)
叶かづゆき(酒屋さん)
山崎進哉(刑事長)
小野寛幸(刑事)
今谷フトシ(刑事)
まひろ玲希(女刑事)
岡田裕也(プロレスのレフェリー)
石田亜矢子(リングアナ)
桐原季子(対戦相手のレスラー)
高岡大暉(?)
齋藤雪弥(?)
こくぼつよし(?)
■映画の舞台
関東某所
ロケ地:
埼玉県:さいたま市
秋ヶ瀬公園
https://maps.app.goo.gl/8Dhvocx64zZ5CiBK8?g_st=ic
東京都:江東区
新木場1stRING
https://maps.app.goo.gl/dMt1kt2mkNn5aMFd6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
どこともなくある街に現れた老女アンジーは、美容室の前にある廃墟同然のテナントの前で足を止めた
そこは、かつて飲食店をしていたような設備が残っていて、アンジーはそこを借りることに決めた
不動産屋の石塚は「もっと良い居抜きの物件がある」というものの、アンジーは頑なに譲らず、そこに家主の熊坂が来たことで契約は成立することになった
その廃墟の向かいには、満代が経営する美容室があり、彼女は一人手で息子・麟太郎を育てていた
彼には石材屋で働いている友人の政夫がいて、妹の治子はプロレスラーを目指していた
何気ない日常が過ぎるだけの街だったが、アンジーの出現によって、にわかに風が吹き始めていた
その後アンジーは、近くの公園に行き、そこのホームレスの中から元大工だった男・百田を見つける
さらに元電気屋の金も引き連れて、テナントを改装することになった
その様子を見ていた向かいの美容室の満代は何ができるのかと心配していて、常連の梓にそのことを話してしまう
梓は信頼している行者を連れてくるものの、アンジーは水をぶっかけて追い払ってしまった
テーマ:風がもたらしたもの
裏テーマ:生きたいように生きる術
■ひとこと感想
90歳の草笛光子がヒロインを演じるという話題が先行している寓話的な物語で、ある土地を訪れた老女によって、その土地で生きる人の生き方が変わるという内容になっていました
アンジーは謎多き老女で、不動産屋でいきなり現金を机に叩きつけたりするキャラですが、改装にホームレスを使うなど、強かな部分もあったと思います
この街にホームレスがいる理由は明確には語られませんが、再チャレンジには年齢制限があるというのはどこの世界でも同じなのだと思います
映画は、訳あり女がBARを構えるという内容で、その理由が「風が吹いたから」というものになっていました
いわゆる「気が向いたから」というもので、追っ手が来ないからとか、儲かるからという理由などはありませんでした
その後の地元民との関わりを考えると、人付き合いはうまい方で、コミュニティに溶け込む術も長けています
その本質は、アンジー自身から詮索しないというもので、相手が話したくなるタイミングに合わせている、という感じに思えました
本作は、アンジーの物語であると同時に満代と麟太郎の話でもあったので、彼らが自分らしく生きるのはどうするかという命題もありました
それがアンジーとの関わりの中で、本当の自分を見つけることになっていきましたね
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
アンジーが何者か?というのがネタバレになると思いますが、冒頭の汚い札束の時点で危ない人物というのはよくわかります
なので、あのお金かアンジーを追う何者かが来るというのは予測可能な範囲だと思います
とは言え、アンジーを慕う人々の機転によって逃げ切るところはなかなかスリリングになっていました
もう一つのネタバレは麟太郎の件になりますが、これは冒頭の彼の部屋のポスターでなんとなく察することができました
彼自身はプロレスには興味がないけど、プロレスラーのポスターを貼っていたので、そっち系なのかなと言うのはイマドキなのかもしれません
友人(先輩?)の政志の妹の中の人がガチのプロレスラーと言うのは笑いましたが、この姉ちゃん受け身うまいなあと思っていたら案の定でした
映画は、寓話的と言う感じで、どことなく取り留めのないキャラ濃いめの人はたくさん登場していました
ホームレス3人もキャラが濃くて、その後のエピローグで苔男と舞踏男が出てきたのは笑ってしまいました
誰もが自分のしたいことをしていると言うラストなので、美容室からBARに転身しているのも小気味が良かったように思いました
■アンジーは何を連れてきたのか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■好きなふうに生きる意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103231/review/04971397/
公式HP:
