■HERE 時を越えて


■オススメ度

 

定点カメラ映画に興味がある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.4.9(イオンシネマ高の原)


■映画情報

 

原題:Here(ここ)

情報:2024年、アメリカ、104分、G

ジャンル:旧石器時代から現在までのある場所を描くヒューマンドラマ

 

監督:ロバート・ゼメキス

脚本:エリック・ロス

原作:リチャード・マグワイア『HERE』

 

キャスト:

トム・ハンクス/Tom Hanks(リチャード・ヤング/Richard:画家を夢見るもビジネスマンとして家庭を支える夫)

   (幼少期:Ellis Grunsell

   (幼少期:Teddy Russell

   (少年期:Finn Guegan

   (少年期:Callum Macreadie

   (15、16歳:Louis Philpott

 

ロビン・ライト/Robin Wright(マーガレット・ヤング/Margaret:リチャードの妻)

 

ポール・ベタニー/Paul Bettany(アル・ヤング/Al:リチャードの父、3番目の住人、1945年~)

ケリー・ライリー/Kelly Reilly(ローズ・ヤング/Rose:アルの妻、リチャードの母)

 

ローレン・マックイーン/Lauren McQueen(エリザベス・ヤング/Elizabeth:リチャードの妹)

   (幼少期:Grace Lyra

   (少女期:Billie Gadsdon

   (10代:Beau Gadsdon

 

ハリー・マーカス/Harry Marcus(ジミー・ヤング/Jimmy:リチャードの弟)

   (幼少期:Diego Scott

   (幼少期:Logan Challis

   (少年期:Albie Salter

 

Zsa Zsa Zemeckis(ヴァネッサ・ヤング/Vanessa:リチャードとマーガレットの娘)

   (幼少期:Albie Mander

   (幼少期:Eloise Ferreira

   (少女期:Eliza Daley

   (少女期:Elodie Crapper

   (10代:Faith Delaney

 

トニー・ウェイ/Tony Way(テッド/Ted:アルの友人)

ジェミマ・ルーパー/Jemima Rooper(ヴァージニア/Virginia:テッドの妻)

Chris Rogers(ジャスティス/Justice:テッドの娘)

Frances Barry(テッドの娘)

 

Lilly Aspell(ベサニー/Bethany:ヴァネッサの友人)

 

Angus Wright(ギルバート・ムーア/Gilbert Moore:C.H.H.P/患者ケア支援者)

 

Mitchell Mullen(べヴェン/Beven:ローズの主治医)

 

ジョナサン・アリス/Jonathan Aris(アール・ヒギンズ/Earl Higgins:考古学の専門家)

Louis Suc(トッド/Todd:アールの助手)

Eloise Webb(リサ/Lisa:アールの助手)

 

【1900年代】

ミッシェル・ドカリー/Michelle Dockery(ポーリーン・ハーター/Pauline Harter:最初の住人、のちに女性参政権運動に参加)

グウィリム・リー/Gwilym Lee(ジョン・ハーター/John Harter:ポーリーンの夫、飛行機好き)

Delilah O’Riordan(ジョンの娘、ヴァイオリンを弾く少女)

 

David Charles(1900年代の不動産屋)

 

【1940年代】

デヴィッド・フィン/David Fynn(リー・ベックマン/Lee Beekman:ボヘミアンの発明家、2番目の住人)

オフィリア・ラヴィボンド/Ophelia Lovibond(ステラ・ベックマン/Stella Beekman:リーの妻、ピンナップモデル)

 

Jenna Boyd(1940年代の不動産屋)

 

【2000年代】

ニコラス・ピノック/Nicholas Pinnock(デヴォン・ハリス/Devon Harris:4番目の住人、2000年初頭)

Nikki Amuka-Bird(ヘレン・ハリス/Helen Harris:デヴォンの妻)

Cache Vanderpuye(ジャスティン・ハリス/Justin Harris:デヴォンの息子)

アーニャ・マルコ・ハリス/Anya Marco Harris(ラケル/Raquel:ハリス家の使用人)

 

Denise Faye(2000年代の不動産屋)

 

【旧石器時代】

Joel Oulette(先住民の男)

Dannie McCallum(先住民の女)

 

【開拓時代:1763~1776年】

キース・バートレット/Keith Bartlett(ベンジャミン・フランクリン/Benjamin Franklin:植民地の総督)

Daniel Betts(ウィリアム・フランクリン/William Franklin:ベンジャミンの息子、非摘出子)

Leslie Zemeckis(エリザベス・フランクリン/Elizabeth Franklin:ウィリアムの妻)

Alfie Todd(ビリー・フランクリン/Billy Franklin:ウィリアムの息子)

 

Mohammed George(馬車の行者)

Logan Matthews(植民地の少年)

 

【その他】

Alasdair Craig(開拓時代の革命の将校)

Martin Bassindale(開拓時代の革命の戦士)

Louis Sparks(開拓時代の作業員)

Hope Delaney(ピンクのリボンの少女)

Dexter Sol Ansell(ドレスを着た少年)

Phil Aizlewood(消防士)

Steven Dykes(消防士)

James Eeles(哀悼者)

Jack Bennett(哀悼者)

Isla Ashworth(ミュージカルチェアの泣いている女の子)

Mamie Barry(少女)

Makenzie Carmichael(ヴァネッサの幽霊)

Matt Ledray(パーティーゲスト)

Giovanni Tria(パーティーゲスト)

Alice Eloise Ling(新年を祝う花火を持つ少女)

Paul A Munday(インテリアデザイナー)

Stephanie Siadatan(立会人)

Stuart Bowman(ビジネスマン)

 


■映画の舞台

 

アメリカ:フィラデルフィア

 

ロケ地:

イギリス:

パインウッドスタジオ撮影

 


■簡単なあらすじ

 

フィラデルフィアにある開拓者フランクリン・ベンジャミンの邸宅の向かいは、かつては何もない土地だったが、いつしか家が建てられるようになった

その家は1900年代から様々な家族が住むようになり、現在では空き家になっていた

 

ある日、その家にかつて住んでいたリチャードとその妻マーガレットがやってきた

リチャードは思い出を語るように妻に話しかけ、マーガレットは覚えていることを口に出していった

 

その場所は旧石器時代にもあるカップルが居をなし、開拓を終えた頃には飛行機付きの夫とその妻、発明家の夫とその妻などが住んでいき、そしてリチャードの父アルとローズがそこに住むようになっていた

彼らはリチャードを含めて3人の子どもに恵まれたが、その家で住み続けたのはリチャードだけだった

 

映画は、6つの時代を行き来する構成になっているものの、カメラの視点は固定され、ベンジャミン邸を見るような構図で、リビングの様子を映し出していく

 

テーマ:時を超える不変のもの

裏テーマ:家族の形

 


■ひとこと感想

 

ラスト以外は定点カメラの映像となっていて、主に「旧石器時代」「開拓時代」「飛行機好き」「発明家」「アル&ローズ」「リチャード&マーガレット」「黒人家族」と言う流れになっていました

その時系列をこれでもかとごちゃ混ぜにしている感じで、どの時代かはわかるものの、家族以外のキャラがどこに出ていたのかわからなくなってしまいます

 

IMDBなどのキャスト欄だと大体登場順になっていますが、年代がバラバラなので、それを繋ぎ合わせるのは至難の業のように思えます

キャスト欄ではわかりやすく付随していたキャラは年代カテゴリーに入れていますが、そこまで重要ではないキャラは「その他」にまとめました

役名を見ても意味不明な人が多く、正確にカテゴライズするのは無理かなあと思ってしまいます

 

映画は、実験的な作品でありますが、時系列シャッフルは余計だったように思います

リチャードから遡るぐらいだと良いのですが、あまりにもシャッフルしすぎてて、しかもその意味が分かりづらいのですね

テーマがあるとかではなく、定点カメラで飽きさせないみたいな感じの編集になっているので、単に脳が疲れて眠くなるだけの映画だったように思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

定点カメラで色んな時代を映すと言うのは予告編でも分かりましたが、まさかの時系列シャッフルで、あまりにも激しすぎて、途中から考えることをやめるようになってしまいました

ワンカットごとに変わるところもあって、それ必要なの?と思うことが多かったように思います

 

映画は「夫婦の軋轢」と言うものをメインに描いていて、原始時代は「贈り物」から発展する関係があって、開拓時代には「女癖の悪い金持ちが非摘出子を育てることで夫婦仲が険悪になる」みたいな感じに描かれています

その後、いつの間にか家が建てられ、そこに入ってきたのは「飛行機好きの夫」で、結局は飛行機を売らなかったことで家を手放したようでした

さらに、発明家夫婦が入ってきますが、この二人は積年の努力が実って、お金を得たことで引っ越していました

 

本題は、アル&ローズのヤング家のエピソードで、当初は買うことを渋っていたアルも、ローズが受胎していることを聞いて即決していました

その後、3人の子どもが成長する様子が描かれ、長男のリチャードの夫婦関係へと話が移っていきました

このエピソードがほぼ主軸となっていて、この親子は「子どもによって住む場所を規定された」ように描かれていました

先の夫婦が金銭的な問題だったのに対し、アル&ローズからはそこまで金銭的に苦しいと言うところまでは行っていません

でも、その土地の住み続けることで多くのものを失っていきました

 

ラストでは、黒人一家が引っ越してきますが、コロナでメイドが亡くなったことをきっかけに移住し、最後は空き家になっているところにリチャードとマーガレットが訪れると言う流れになっていました

 


■5つの夫婦が描かれる意味

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■実験は成功か、失敗か

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102818/review/04971393/

 

公式HP:

https://here-movie.jp/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA