■DROP ドロップ


■オススメ度

 

ワンシチュエーションスリラーが好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.7.14(TOHOシネマズ二条)


■映画情報

 

原題:Drop(アプリの名称)

情報:2025年、アメリカ、95分、G

ジャンル:高級レストランで謎の人物から脅迫される未亡人を描いたスリラー映画

 

監督:クリストファー・ランドン

脚本:ジリアン・ジェイコブス&クリス・ローチ

 

キャスト:

メーガン・フェイヒー/Meghann Fahy(バイオレット・ゲイツ/Violet:DigiDROPで脅迫されるシングルマザーのセラピスト)

ブランドン・スクレイナー/Brandon Sklenar(ヘンリー・キャンベル/Henry:出会い系で知り合う報道カメラマン)

 

ヴァイオレット・ビーン/Violett Beane(ジェン・ゲイツ/Jen:バイオレットの妹)

ジェイコブ・ロビンソン/Jacob Robinson(トビー・ゲイツ/Toby:バイオレットの息子、5歳)

Michael Shea(ブレイク/Blake:バイオレットの暴力的な夫)

 

リード・ダイヤモンド/Reed Diamond(リチャード/Richard:「PALETE」で出会う老人)

Fiona Browne(ダイアン/Diane:リチャードのマッチング相手)

 

トラヴィス・ネルソン/Travis Nelson(コナー/Connor:「PALETE」で何度もぶつかる客)

 

ガブリエル・ライアン/Gabrielle Ryan(カーラ/Cara:「PALETE」のバーテンダー)

サラ・マコーマック/Sarah McCormack(「PALETE」の受付案内係)

ジェフリー・セルフ/Jeffery Self(マット/Matt:「PALETE」の新人ウェイター)

エド・ウィークス/Ed Weeks(フィル/Phil:「PALETE」の専属ピアニスト)

 

Ben Pelletier(検針の作業員)

 

Saoirse Hayden(緑のドレスを着た卒業生、レストルーム)

Barry O’Donnell(マーク/Mark:レストランの利用客)

Gerry Brauders(ビジネステーブルの疑わしい客)

Niamh McHenry(待ち合わせに遅れてくる女性客)

 

Stephanie Karam(バイオレットの患者、ズーム)

 


■映画の舞台

 

アメリカ:イリノイ州

シカゴ 

レストラン「PALETE」

 

ロケ地:

アイルランド:

ウィックロー

ブレイ

ダブリン

レストラン内部はセット撮影

外観は「The Conbention Center」

https://maps.app.goo.gl/WWCfcEgxwoJEMX8A6


■簡単なあらすじ

 

セラピストのバイオレットは暴力的な夫ブレイクと別れ、5歳の息子トビーとともに暮らしていた

ある日のこと、マッチングアプリで出会ったヘンリーという男性とデートをすることになった

妹のジェンにトビーの世話を頼んだバイオレットは、彼との約束のレストラン「PALETE」へと向かった

 

「少し遅れる」とメッセージを受けたバイオレットは、レストランに併設されているバーで時間を過ごすことになった

リチャードと名乗る老紳士に声を掛けられたバイオレットは人違いだと言い、彼のもとにはブランインドデートの相手がやってくる

専属ピアニストのフィルと軽口を叩いていると、ようやくヘンリーが店に入ってきた

 

ヘンリーと窓際の指定席に向かったバイオレットだったが、突然「DigiDROP」アプリのメッセージが入った

それは半径15mにいる人にメッセージを送れるアプリだったが、その内容は尋常なものではなかった

自宅のカメラを観るように言われたバイオレットは、遠隔監視アプリで家の中を確認する

すると、そこには覆面姿の謎の男がいて、トビーが人質に取られていることがわかった

 

相手は本題に入り、手始めにヘンリーのカメラからSDカードを抜けと言い出す

言われるがままにヘンリーの隙をついてカメラを手にしたバイオレットは、彼のカメラの中に政治のヤバいネタが記録されていたことを知るのである

 

テーマ:機転と抵抗

裏テーマ:因果と報復

 


■ひとこと感想

 

ブラムハウス制作ということで、ホラーなのかなと思っていましたが、ワンシチュエーション・スリラーとなっていました

日本ではあまり馴染みのないアプリで、出会い系の亜種で、その場にいる人にメッセージを送ることができるものでした

代表的なのは「Zingr」で、このアプリは近くにいる人を探せるというサービスで、近くにいる人にメッセージを送ることができます

そのアプリ経由で犯人から指示が入るという流れで、レストランの誰もが犯人のように思えてしまいます

 

インターネットミームを使ってメッセージを送ってくる相手で、このミームというのはインターネット上にで流行している画像や動画、言い回りのことで、それらの映像を利用して身バレしないように脅迫を行っていきます

当初はジャブのようなミームから、徐々にエスカレートして本題へと入っていきました

基本的に興味がなければ無視すれば良いのですが、なぜか相手が自分のことを知っているという不気味さがありました

これらの設定がすんなり入ると問題ないのですが、それを差し置いても「正体不明の何者かが脅迫をしてくる」ということは伝わると思います

 

映画では、後半はかなり荒唐無稽な感じで、前半のスリラー要素がひっくり返る感じになっていました

ほぼコメディのようなノリになっていて、笑うところなんだろうなあという展開が次々と訪れます

頭脳戦から一変する感じですが、これはわざとなのでしょう

最後にひと暴れするのはお約束のようなものなので、待ってました!という感じで構えておけばOKだと思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作のネタバレと言えば、脅迫犯は誰かというところと、バイオレットが選ばれた理由であると思います

ここに冒頭の映像が掛かっていて、バイオレットは夫を殺したのかどうかが判明します

あの事件がどのように扱われたのかはわかりませんが、一応はブレイクの自殺で終わっていたのでしょう

でも、誰もがそう思っているかはわからない部分があり、状況的にバイオレットが殺したとも取れるために、それが枷になっている部分もありました

 

ヘンリーは市長の友人だったみたいですが、市長の不正を知ることになって、それを告発しようと考えていました

それが市長サイドにバレたために始末されそうになっていました

そこで、自ら手を下すのではなく、疑われても問題のない人物を選んだということになります

でも、映画ではバイオレットに対する世間の評価とか、夫自殺の事件がどのように報道されているかは描かれていません

なので、彼女を選んだとして、アプリで知り合ったばかりのデート相手を殺したということを彼女のせいにできるのかはわかりません

 

映画のアプリは架空のものですが、類似のものはたくさんあって、やはり犯罪に使用される可能性が高いのですね

さすがにあの場にいる全員が登録しているというアプリに育っているとは思えないので、設定に無理があるかな、と思いました

むしろ、相手はバイオレットの過去の中の誰かを偽装しているとかのほうが良かったと思います

また、最後に覆面を外す犯人が描かれますが、「誰?」って感じでしたね

そこは殺してから警察が覆面を外して「知ってる?」で良かったように思いました

 


■閉鎖空間のつくりかた

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■勝手にスクリプトドクター

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103746/review/05329133/

 

公式HP:

https://www.universalpictures.jp/micro/drop

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投稿者 Hiroshi_Takata

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