■入国審査
Contents
■オススメ度
実体験フィクションに興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.8.4(MOVIX京都)
■映画情報
原題:La Ilegada(到着)、英題:Upon Entry(入国するとき)
情報:2023年、スペイン、77分、G
ジャンル:スペインからの移住のためにアメリカに入国したカップルを描いたスリラー映画
監督&脚本:アレハンドロ・ロハス&フアン・セバスチャン・バスケス
キャスト:
ブルーナ・クッシ/Bruna Cusí(エレナ・パミアス・バセーダス/Elena:スペインからアメリカに来たカップル、バルセロナ出身のコンテンポラリーダンサー、抽選ビザに当選したスペイン人)
アルベルト・アマン/Alberto Ammann(ディエゴ・エルナンデス・アルマス/Diego:エレナの恋人、ベネズエラ出身の都市計画家)
ローラ・ゴメス/Laura Gómez(バスケス/Agent Vásquez:捜査官、二次審査官)
ベン・テンプル/Ben Temple(バレット/Agent Barrett:捜査官、二次審査官)
ローラ・ベルニス/Laura Bernis(スペインのタクシーの運転手)
ジェラルド・オムズ/Gerard Oms(ペンを貸してくれる入国審査待ちの旅行客)
コリン・モルガン/Colin Morgan(ジェームズ/James:18番ゲートの審査官)
デヴィッド・コムリー/David Comrie(OJ・ウィルソン/OJ Wilson:入国審査官、二次審査受付)
テス・ニューマン/Tess Newman(女性の入国審査官、二次審査受付)
ジャハン・ペレス・ヴィエラ/Johann Pérez Viera(バッシャー氏/Sr. Bachir:二次審査を受ける旅行客)
ダリル・ジェームズ・クラーク/Darryl James Clark(読書をする二次審査待ちの男)
アリシア・デュラン/Alicia Durán(ジョーブ/Jove:二次審査を待つ女性)
エロイ・サンチェス/Eloi Sanchez(マイク/Mike:エレナを別室に連れて行く廊下の警察官、電子機器を預かる警官)
Kotomi Nishiwaki(警察犬を連れてくる女性警官)
カミラ/Kamyla(警察犬)
アレックス・ロドリゲス・オヴァレ/Alex Rodriguez Ovalle(空港の警官)
ヌリス・ブルー/Nuris Blu(空港で旅行客を尋問する警官)
ヴィクター・マヌエル・ロザリオ・ペラルタ/Victor Manuel Rosario Peralta(機内の隣席の乗客)
配役なし(ケイト・ロドリゲス:ディエゴがネットで知り合った女性)
配役なし(フェデリカ:ふたりの共通の友人)
■映画の舞台
2019年2月19日、
アメリカ:ニューアーク国際空港
ロケ地:
スペイン:カタルーニャ地方
バルセロナ
■簡単なあらすじ
2019年、ベネズエラ国籍のディエゴと彼のパートナーのスペイン人のエレナは、マイアミに移住するためにニューアーク国際空港へと降り立った
入国審査を受けるもの、審査官のジェームズは何かを見つけて、ふたりを別の待合へと連れて行った
そこは二次審査を行う場所で、マイアミ行きの乗継便までは2時間しか猶予がなかった
手荷物検査を受けることになった二人は、その後別室に連れて行かれ、バスケス捜査官の尋問を受けることになった
バスケスは事細かなことを聞き、さらにスペイン語にも精通していた
彼女はディエゴの経歴を疑っていて、アメリカに入国するに至った経緯を根掘り葉掘り聞いてくる
そんな中、ディエゴには婚約までこぎつけた相手がいて、ビザ所得も目前だったことがわかる
だが彼は、大使館を訪れることもなく、その所得をスルーしていたのである
エレナはその女性の存在を知らず、何を信じて良いのかわからなくなってきたのである
テーマ:真実の証言
裏テーマ:移民になるためのハードル
■ひとこと感想
予告編の情報だけで鑑賞
その時点でディエゴの秘密が暴かれていく様子が描かれていました
スペインから入国するカップルを描いていて、その関係性というものが伏線となっていました
彼らはいわゆる事実婚という関係で、法的な署名を済ませていました
ディエゴはスペイン国籍の所得途上でアメリカへの移民を希望するベネズエラ人で、この一連の彼の動きを捜査官は疑問視していたことになります
真っ黒とちゃうのかな?と思ってしまう流れになっていて、客観的に観ても「何か隠している」としか思えません
本作の醍醐味は「ラストシーン」なのですが、これがまた何を示しているのかわからない部分がありました
尋問によって知られたくない過去が炙り出されていく怖さもありながら、ここまで暴露する理由はわかりません
でも、「記録されている」という事実は、彼らがアメリカで生きていく上での枷になっていると言えます
ある意味、入国審査とは「マーキング」だったと言えるのかもしれません
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画が終わった瞬間に思ったのは「なんで入国できたのか」ということでしたね
あの流れだとディエゴはアウトのように思うのですが、エレナの言葉が彼を救ったことになります
あそこまで自分の知らないことを暴露されると信頼関係はないと思うのですが、それ以上にエレナには目的があったと考えられます
それが両親をアメリカに連れてくることで、ディエゴとの関係を続けることで、永住権を所得し、その後に両親を呼び寄せようと考えているのだと思います
エレナが永住権を得たあとにディエゴとの関係がどうなるかはわかりませんが、一生頭が上がらない関係を強いることができるのは、彼女なりのメリットにも見えます
この夫婦にしかわからない何かがあって、それがラストへとつながったのだと思いますが、それは察することもできないものでしょう
ともかく今回の出来事は、エレナ目線では疑念がすっきりしたようにも思えるますね
でも、愛情以上に大事にしたいものがあって、それが描かれない最後の質問に繋がったのかな、と感じました
■実際の入国審査で起こること
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■彼らが入国できた理由
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/101364/review/05405187/
公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/uponentry/