■『8番出口』


■オススメ度

 

ワンシチュエーション系が好きな人(★★★)

原作ゲームが好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.8.29(イオンシネマ京都桂川)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、95分、G

ジャンル:謎のルールのある通路に迷い込んだ男を描いたワンシチュエーションミステリー

 

監督:川村元気

脚本:平瀬健太朗&川村元気

原作:KOTAKE CREATE『8番出口』

 

キャスト:

二宮和也(迷う男)

河内大知(歩く男)

浅沼成(少年)

花瀬琴音(歩く女)

小松菜奈(ある女)

 

大塚ヒロタ(地下鉄のキレるリーマン)

中島多羅(キレられる母親)

曽田怜央(泣き止まない赤ちゃん)

 

上田実規朗(階段でぶつかるリーマン?)

ヒカキン(乗り込んでくる乗客?)

 


■映画の舞台

 

都内の地下鉄のどこかの駅

 

ロケ地:

東京メトロ&スタジオセット


■簡単なあらすじ

 

仕事を終えて帰宅途上の男は、車内で暴言を吐くリーマンとなじられる母子を認識しながら、何をすることもなく目的の駅で降りた

その時、元カノからの着信があり、とある事実を突きつけられてしまう

男はどう答えて良いかわからないまま、人気の少ない通路へと差し掛かった

そこは電波の悪い場所で、元カノとの会話は途切れてしまう

 

目の前には案内板と「0番」と書かれた構内案内図があり、徐にその先を目指した

角を曲がった先には、左手に幾つかのポスターがあり、右手には幾つかのドアがあった

さらに天井には「8番出口」を示す案内板があり、男はそのまま進んでいく

向こうから来る無口なサラリーマンとすれ違った男は、そのまま次の角を曲がった

そこにはコインロッカーとゴミ、証明写真の撮影機があった

 

そこを曲がると、また同じような景色があり、今度は1番と書かれた案内板が見えてきた

男はさらにその先を進むと、また同じサラリーマンが向こうから歩いてくる

その後も同じような場所を行ったり来たりする中で、男はよくわからないルールに縛られた空間に入り混んでしまったことを理解するのである

 

テーマ:脱出のための手順

裏テーマ:冷静と感覚

 


■ひとこと感想

 

どうやらゲームを映画化した作品のようで、原作ゲームは未プレイのまま鑑賞することになりました

どこまで行っても同じリーマンが現れてくる通路があり、そこには「異変」と言うものを見つけることで、行くか進むかを選ばなければならないと言うルールがありました

おそらく原作も同じような感じだと思うのですが、劇中で起こるエピソードは厳選されているのだと思います

 

映画は、ネタバレなしの方が楽しめる内容ではありますが、ゲーム性に対する姿勢が面白さを分ける印象がありました

要は「同じ空間にいると思って、一緒に異変を探す」と面白いのですが、客観的に男の行動を眺めると面白くない、というところでしょう

男よりも先に「異変」を見つけたいと思って画面の隅々まで観ていくと、あっという間に時間が過ぎると思います

 

個人的には楽しめましたが、脱出ゲームとかが好きじゃないとダメでしょうね

ある程度のドラマ要素がありましたが、どちらかと言えば不要だったと思います

あとは、意外とホラー的な要素があるので、単なるミステリーだと思っているとビックリするかもしれません

とは言え、好みが分かれるワンシチュエーションミステリーだと感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

0番からスタートし、8番出口に辿り着ければOKという内容で、「異変があれば戻る」「なければ進む」というルールがありました

ループ系映画なので、最初の設定を示すために3回ほどループをするのですが、その前提として男の背景というものを描いていました

それは、元カノが妊娠していたことを知らされる、というもので「どうすれば良いか」を訊かれるという内容になっています

 

この前提があるために、最初に「血が流れてきた時」にある程度の「ループに入り込んだ理由」というものがわかり、さらに「少年が何者か」というものがうっすらとわかってしまいます

構造的には2人の主人公となっていて、歩く男も「かつては迷う男だった」ということがわかります

少年との関わりの中で「空間に取り込まれる」ように描かれていて、歩く男にとっての女子高生(歩く女)というのも、迷う男にとっての少年と同じ意味合いなのかもしれません

 

8番出口を出ることになった歩く男ですが、実はそこは出口ではなかったのですね

最終的に逆走する流れになっていて、元カノの元に戻る道を行くことになります

そこには例のリーマンと母子がいるのですが、そこで行動を変えるというのはデフォのように思えました

 


■無機質なゲームにドラマを加える意味

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■各ステージに配置された異変

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103175/review/05503631/

 

公式HP:

https://exit8-movie.toho.co.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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