■安楽死特区


■オススメ度

 

安楽死問題について考えたい人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.1.29(MOVIX京都)


■映画情報

 

情報:2026年、日本、129分、G

ジャンル:安楽死が法整備された日本にて、その制度と向き合う人々を描いた社会派ヒューマンドラマ

 

監督:高橋伴明

脚本:丸山昇一

原作:長尾和宏『安楽死特区』

 

キャスト:

毎熊克哉(酒匂章太郎:余命半年のラッパー、若年性アルツハイマーに罹患)

大西礼芳(藤岡歩:章太郎の恋人、ジャーナリスト)

 

加藤雅也(尾形綋:安楽死特区の特命医)

鈴木砂羽(尾形のどか:鉱の妻)

 

平田満(池田和行:末期癌の診断を受けた男)

筒井真理子(池田玉美:和行の妻)

 

余貴美子(澤井眞矢:認知症の元漫才師「おまや」)

友近(たまや:真矢の妹、姉妹漫才師)

 

gb(章太郎のラップ仲間)

田島令子(京町綾乃:歩の取材相手、施設入所者)

 

奥田瑛二(鳥居幸平:池田の主治医、安楽死特区の特命医)

板谷由夏(三浦由香:安楽死特区の特命医)

下元史朗(竹ノ内淳:安楽死特区の特命医)

鳥居功太郎(鈴川史郎:安楽死特区の特命医)

 

【その他の出演者】

影山祐子(看護師)

海空

宇乃徹

山﨑翠佳(葉山百合:看護師)

 

長尾和宏

外波山文明

三木美加子(コンシェルジュ)

田口萌

真中了(声の出演)

 

くらんけ(エンドロール後に出演)

 

柴田常吉

谷麻帆(看護師)

清原愛

すわいつ郎

石川ともみ

藤原邦章

青木一馬

イブ・L(海外の医師)

DJ KOJI NAKAM(クラブのDJ)

 

市川えり(立ち会いの看護師)

遥みちる(看護師)

駒宮怜奈

海老塚遼

池上由希

齋藤友加

横山拳吾

リュウ・ロブン

朝陽舜(看護師)

 


■映画の舞台

 

関東圏のどこか

政府公認の安楽死特区「ヒトリシズカ」

 

ロケ地:

東京都:三鷹市

三鷹げんき

https://maps.app.goo.gl/st2796MGUB7xLyub6?g_st=ic

 

東京都:江東区

ホルモンナカジ

https://maps.app.goo.gl/GVhBtz2Uk5NhMCus5?g_st=ic

 

東京都:台東区

浅草東洋館

https://maps.app.goo.gl/CgstGjwLCg88asfP9?g_st=ic


■簡単なあらすじ

 

近未来の日本では、安楽死が法整備され、政府公認の施設を特区として設定していた

チベットなどで医療ボランティアをしていたラッパーの章太郎は、ジャーナリストの恋人・歩とともに、その施設への入所希望を申し立て、その内部構造を調査しようとしていた

章太郎は26歳の時に若年性アルツハイマーを発症し、これまでに幾度となく命の危険に晒されており、その入所は妥当と評価されていた

 

日に日に弱っていく章太郎を介助しながら、歩は施設内を取材して周り、多くの人々と接点を持っていく

隣の部屋には元漫才師の高齢女性が入所し、末期癌の老人とその妻も施設を利用していた

施設では、政府方針によって、都合3回の面談が義務付けられていて、最終的には医師5人の協議によって、安楽死が適用されるかを審査することになっていた

 

ある日のこと、章太郎は主治医となる尾形医師を含めた3人の特命医と面談をすることになった

章太郎は安楽死に対する持論を展開し、尾形たちが特命医に就いている本質を問うていく

歩もこの流れには反発していたが、ある出来事をきっかけとして、章太郎は本気で安楽死を望むようになってしまったのである

 

テーマ:安楽死が生まれる背景

裏テーマ:個人主義と全体主義の弊害

 


■ひとこと感想

 

個人的には安楽死制度に対しては賛成の立場で、それでも日本で制度化するのは無理だと思っています

そんな中、もし今の日本で安楽死が制度化されたらというスタンスの仮説映画にはとても興味を持っていました

映画によって、何らかの結論が出るのかと心配していましたが、このスタンスだとフラットで「考えるきっかかけになる」というものだったと思います

 

映画には5人の特命医がいて、ベテランから若手、女性までいて、さらに海外の医師がアドバイザーになっていたりします

そんな中で、未熟で議論を尽くされていないと国民が感じている制度というものに身を投じていて、そのスタンスもバラバラとなっています

患者側も「家族に告知をした人」「告知をしなかった人」「安楽死が妥当かどうかわからない人」などがいて、一定のバランスを保っていたと思います

 

個人的な感覚だと、安楽死制度は条件が厳格化されるべきだと思っていて、それは「死にたい人が死ぬべき時を得られる自由」というものとは違うと感じています

なので、制度だけが一人歩きしてしまうと、健全な若者から中年層の方が利用する人が増えると思うのですね

なので、高齢であっても一定の条件をクリアできないと利用はできないと何でもありとなってしまいます

最終的には本人の意思確認をしますが、それが取れない(意識混濁)とか、安楽死に使用される薬剤を自分で飲めない(介助が必要)などの多くの問題が残っていると考えられます

まっ先に思い出したのは『海を飛ぶ夢』という映画作品なのですが、興味のある人は鑑賞してみても良いのではないか、と感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作のネタバレは、最後にまさかの展開が待っているということと、エンドロール後に貴重なインタビューシーンがあることでしょう

監督とくらんけという名義で活動している「実際に安楽死制度利用のためにスイスに行った人」が登場し、安楽死制度の諸外国の取り組みとか、実際にその利用に際した時の心情などがリアルに語られます

ここでも結論というものはなくて、最終的には個々の事情や価値観によって意見が分かれるとも取れ、それでも「選択肢としての制度の必要性」が人を救うこともあるのかな、と感じました

 

映画では、認知症の元漫才師が「自分だけが認知している息子の存在」を大事にしていて、この記憶が無くなる前(覚えているうち)に死にたいと考えていました

また、末期癌の夫は「妻に介護をさせる苦痛」をあらわにしていて、章太郎も「パートナーの時間を奪うこと」を懸念としていました

ラストでは、安楽死という行為が自分のために行なっているのか、自分を支えてくれている人のために行なっているのか微妙なラインを迎え、制度に反対する歩はキスをしながら窒息死させる、という方法を選びます

あの後どうなったんだろうと心配になりましたが、殺人罪で捕まってはいないようでしたね

 

ラストでは、章太郎に関わった人々(認知できるのはラッパー仲間ぐらい)が出棺の場面に立ち会い、そこで章太郎が作っていた楽曲で見送る、という場面が展開されます

ある意味、章太郎が基となって、歩を含めた周囲の人々によって制作されたのですが、この場面が映画の雰囲気を壊してしまうという意見が出るのも仕方のないことでしょう

それでも、個人的には最高の葬送曲だと思うし、安楽死云々に関わらず、章太郎が成仏できたというのは良かったのかな、と感じました

 


■現在の安楽死制度議論

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■ゆくゆくは起こり得る未来

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104474/review/06112416/

 

公式HP:

https://anrakushitokku.com/

 

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投稿者 Hiroshi_Takata

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