■ブルーロック
■オススメ度
原作&キャストのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.8.10(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2026年、日本、128分、G
ジャンル:最強のエースストライカー育成のために招集された青年たちを描いたスポーツ映画
監督:瀧悠輔
脚本:鎌田哲生
原作:金城宗幸&ノ村優介『ブルーロック』
キャスト:
高橋文哉(潔世一:自分の強みがわからない高校生、チームZ所属、一難高校)
【チームZ】
櫻井海音(蜂楽廻:性格軽めのドリブラー)
高橋恭平(千切豹馬:赤髪の俊足)
橘優輝(我牙丸吟:お団子ヘアーのサイドバック)
石川雷蔵(雷市陣吾:熱血漢のリーダー的存在)
岩永丞威(伊右衛門送人:ジャンケンに負けてゴールキーパーをさせられる元ストライカー)
浅野竣哉(久遠渉:くせ毛のミディアムヘアー、ミスの多いディフェンダー)
櫻井佑樹(今村遊大:チャラ男)
野村康太(國神錬介:オレンジヘアーのミドル得意のFW)
青木柚(五十嵐栗夢:代表になれなかったら寺を継がなければならない男)
西垣匠(成早朝日:兄弟多いムードメーカー)
倉悠貴(吉良涼介:松風黒王高校のストライカー、世一の高校大会の対戦相手、チーム主体主義)
【チームX】1戦目
東啓介(馬狼照英:自称キングの得点王)
【チームY】2戦目
富本惣昭(二子一揮:司令塔)
木田佳介(大川響鬼:黄色いモヒカン)
【チームW】3戦目
三浦獠太(鰐間淳壱:連携プレイが得意な双子)
三浦獠太(鰐間計助:連携プレイが得意な双子)
【チームV】4戦目
綱啓永(御影玲王:チームVの司令塔)
K/&TEAM(凪誠士郎:天才的ストライカー)
樋口幸平(剣城斬鉄:トップスピードの速いメガネ)
【日本フットボール連合】
畑芽育(帝襟アンリ:新入職員)
窪田正孝(絵心甚八:「ブルーロック」を発案するコーチ)
春海四方(不乱嶌宏俊:連合の会長)
【その他】
山時聡真(多田友也:世一の高校のチームメイト、一難高校)
平山祐介(友部一心:世一の高校の監督、一難高校)
野波麻帆(潔伊世:世一の母)
野間口徹(潔一生::世一の父)
【エンドロール後に登場】
八木勇征(糸師凛:2ndに登場するランキング1位のプレイヤー)
渡邉圭祐(蟻生十兵衛:2ndに登場するオシャなプレイヤー)
夏生大輔(時光青志:2ndに登場するフィジカル強いプレイヤー)
■映画の舞台
日本のどこかの施設「ブルーロック」
ロケ地:
福島県:双葉郡
Jヴィレッジ
https://maps.app.goo.gl/SHVMseE1ixbeJXhj7?g_st=ic
長野県:松本市
美ヶ原スカイライン
https://maps.app.goo.gl/Aym9kK5X976HNLqC7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
全国出場をかけた埼玉県大会にて、シュートではなくパスを選択して負けた潔世一は、失意のまま、帰途に着くことになった
そんな世一の元に、日本フットボール連合から「選抜試験」の招集通知が届いた
指定された場所に向かうと、そこには県大会の決勝の相手・吉良をはじめとした、見たことのある顔がチラホラ散見された
その施設は「ブルーロック」と呼ばれるストライカーを育成する施設で、全権を牛耳るコーチの絵心は、この中から5人を選んで、次期ユース大会に推薦すると言う
参加者は全てFWで、いくつかのエリアの中に5つの集団があてがわれていた
世一は「Z」というチームに所属することになり、そこには吉良もいた
そんな彼らの最初の試験は「鬼ごっこ」というもので、136秒の間に「最後にボールにさわっていたものが脱落」というものだった
寺を継ぎたくない五十嵐から始まった鬼ごっこは、蜂楽の言葉で様相が一変する
それは「一番上手い選手を脱落させれば生き残れる」というもので、吉良は他のメンバーから集中的に狙われることになったのである
テーマ:ストライカーに必要な資質
裏テーマ:役割
■ひとこと感想
原作もアニメも知らないまま鑑賞
予告編から「キャラ映画だろうなあ」と思っていましたが、まさしく「若手俳優を使ったキャラ映画」でしたね
現実のサッカー関係者に喧嘩を売るような内容ですが、サッカーファンの心の中を体現しているようでもあります
一応高校生ということになっていますが、見えないというのはスルーするしかないと思います
映画は、日本のサッカーに足りないのは「圧倒的存在感のストライカーだ」ということで、どんな局面でも責任を請け負って、自分で決めるというエゴイストでないとダメだと語られていました
個人的にも「わかるわあ」という感じで、「なんでそこで打たねえんだ」みたいなことって思ってましたね
最近の日本代表はそこまで弱気な感じはしませんが、あれだと「俺が代表になったる!」と思う人は多かったように思えてしまいます
映画は非現実な設定になっていて、キャラの区別のために「これでもか」と言った感じに印象付けるものがまとわりついていましたね
そんな中で一番地味な見た目なのが主人公ということで、これは原作の設定通りなのでしょう
でも、全チームを見ているはずのコーチは結構チームZのところに出てきましたね
これはおそらく「最下位から這い上がる」というところに面白さを感じているのだと思いました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
原作がどうなのかは知りませんが、おそらくは意図的に最下位に訳ありメンバーを組み込んでいる感じになっていて、彼らが勝ち上がる中で吸収するものが「日本がW杯で勝つために必要なもの」と絵心が考えているのだと思います
常勝の中に成長はなしという感じで、下から煽ることで全体を底上げしようとする意図があって、そのためにチームZが仕組まれているように思います
絵心が世一を買っているのかはわかりませんが、彼の強みというものが必要だと感じていて、それを覚醒させたいように思えました
世一の持っている強みというのは「空間認識能力」であり、「ゴールへの嗅覚」というもので、同じものを凪も持っていました
彼も感覚でそれを行なっている同類で、彼らのような嗅覚が共鳴して、どこからでも「計算通りにゴールを奪えるチーム」というものを目指しているように見えます
いわゆる「再現性の重要性」というもので、「たまたまうまく行った」ということは意味がないことと言えます
強いチームというのは、それなりに戦術が固定されていて、その黄金パターンのようなものはあります
それでも、チームVのように凪と御影、剣城の3人だけだと試合を支配することはできません
この黄金パターンを幾重にも戦術として持ち、その手数のだけ決め手を発揮することができれば、それが真の強さになり得ると思います
そして、どの決め手を発揮するのかを「感覚的に共有するセンス」というものを有することで、相手の反応を凌駕することができると言えるのでしょう
絵心が目指しているものが何なのかは本作だけではわかりませんが、おそらくは「それができても1人では意味がなかった」という過去があるのかな、と感じました
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
サッカーのようなチーム競技だと、どのメンバーが何をできて、それをどのように組み合わせて攻撃を作るかということが試されると思います
なので、サッカーに詳しい人がいたら、選手交代とその配置で何を意図しているのかわかるのでしょう
先のW杯の解説を聞いていると、そう言ったものの意識を分析できて言語化できる人と、感覚でそれを指摘する人がいました
どれが誰とは言いませんが、わかる人にはわかると思うし、代表に必要なのはアナライザー(分析屋)だけではなく、感覚に優れたものの集合体として、まるでテレパシーで語りあっているようなゾーンに入れる人物であると思います
映画では、何もできそうにないけど、潜在能力はピカ1という主人公がいて、彼が成長する過程で「ストライカーに必要な必須項目を積み上げる」という流れになっていました
まずは「自分の強みを言語化する」ということで、空間認識能力、選手の個性を知り尽くした動きの予測などが挙げられていました
チームZでは、自分自身の強みを言い合うというシーンがあり、それは言語化して共有し合うという目的があります
この方法はこのチーム以外にも流用できるもので、無論ビジネスの世界でも強みとなります
物語では、「役割」というワードが登場し、絵心は「日本人は与えられた役割をこなすのが上手い」という風に評価していました
でも実際には「それぞれの個性を把握し、目的のために個々ができることを共有し、それぞれが自発的に自分の役割を認識し、行動すること」が求められていきます
絵心がFWだけを集めたのは、点を取れる嗅覚を持つ選手を最低でも5人育てるという意味があり、おそらくは「中盤、ディフェンダー、キーパー」などのポジションでも同じような「ブルーロック」を行うのだと思います
そうした先に「それぞれのポジションで必要なもの」が具現化し、そしてW杯を勝てるようなチームが出来上がると考えているのかな、と感じました
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104707/review/06825988/
公式HP:
