■ChaO
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■オススメ度
ちょっとヘンなノリのアニメが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.8.21(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2025年、日本、89分、G
ジャンル:人魚王国の姫に告白されるしがないサラリーマンを描いたファンタジーアニメーション映画
監督:青木康浩
脚本:木ノ花咲
原案:アルゼンチンの御伽噺「人魚姫」
アニメーション制作:STUDIO4℃
キャラデザ:小島大和
キャスト:
鈴鹿央士(ステファン:船舶会社「超凡船舶会社」のサラリーマン)
(幼少期:田中あいみ)
山田杏奈(チャオ:人魚王国の姫、レイティン3号)
山里亮太(シー社長:ステファンの上司)
シシド・カフカ(マイペイ:ステファンの友人)
梅原裕一郎(ロベルタ:ステファンの友人、発明家)
三宅健太(ネプトゥーヌス国王:人魚王国の国王、チャオの父)
太田駿静(ジュノー:ステファンを取材する記者)
土屋アンナ(編集長:ジュノーの上司)
くっきー!(オメデ大使:人間と魚をつなぐ大使)
岡野友佑(ステファンの父)
川上ひろみ(ステファンの母)
猪股速十(ホーミイ:ステファンの幼少期の友人)
【その他の声】
内野孝聡
若林佑
神楽千歌
石井いずみ
長岡龍歩
ユルドゥズ香音
望田ひまり
青木古風
【演者不明キャラ】
(冒頭のナレーション)
(ステファンの叔父)
(ステファンの叔母)
(看護師)
(陰口を叩く男性社員)
(ユウ:ステファンの同僚)
(ヒロ:ステファンの同僚)
(ヤス:ステファンの同僚)
(ステファンを追うレポーター)
(ホーミイの連れ)
(ウォータージェットのクライアントの社長)
(執拗に追うレポーター)
(タクシー運転手)
(ステファンの少年時代のいじめっ子たち)
■映画の舞台
20XX年、
魚と人間が交流を持つ近未来の香港
■簡単なあらすじ
20XX年の香港では、人魚と人類の共存に向けての取り組みが行われていた
新人記者のジュノーはスクープを命じられていたが、乗るはずの船に乗り遅れてしまう
だが、別に船に見覚えのある男を見つけ、彼はその漁船に忍び込んだ
その船の主はステファンと言い、今の世界を形作る縁を作った男だった
数年前、ステファンは超凡船舶の社員として働き、シー社長にこき使われていた
ステファンは船舶のスクリューが魚を傷つけていることを懸念していて、ウォータージェット方式の船舶を作ることを夢見ていた
だが、コストに見合わないと却下され、新しく完成した客船の掃除を押し付けられてしまった
ステファンはそこで人類との話し合いを終えた人魚王国のネプトゥーヌス国王を見かける
そして、彼が海に帰ろうとしたその時、大波が彼を襲ってしまった
病院のベッドで目覚めたステファンだったが、知らぬ間に「人魚姫と結婚する流れ」に巻き込まれてしまう
姫は「あなたが一生一緒にいたいと言った」と言うものの、ステファンには心当たりがなかった
だが、街はすでに祝福ムードになっていて、ステファンの夢も軌道に乗ろうとしていた
引くに引けないまま、ステファンは姫と関係を築いていくことになったのである
テーマ:記憶の伝承
裏テーマ:異文化共生
■ひとこと感想
人魚姫をベースにしたオリジナル脚本ということで、どんな話なのかを頭に入れずに鑑賞
冒頭から白雪姫のパチモンのような童話が登場したと思ったら、別の童話が始まるという流れになっていました
エンドロールにキャラ名のついていない声優さんが10人ほどいましたが、マニアの人なら誰がそのキャラを演じていたのかわかるのかもしれません
映画は、いつの間にか人魚との結婚が決まっていたステファンが描かれ、否定しつつも時間を過ごしていく中で縁と言うものを築いていく様子が描かれます
それでも、政略結婚のような部分があり、根底では人魚との結婚には否定的でした
それでもシャワーを覗こうとしたりと、かなり下世話で共感性の低いキャラとなっていました
映像的には凄いなあと思いながら、不要なシーンが多くて、力を入れるところを間違っているようにも思えます
トイレットペーパーがカラカラするシーンとか、技術は凄いけど必要?という小ネタが満載でしたね
主要っぽいキャラも「その他の声」扱いになっていましたが、それで良いのかは何とも言えません
そのうちマニアがWikiを作って埋めそうに思いますが、執筆時点では日本語版Wikiはなく、英語版Wikiがあるという不思議なことになっていましたねえ
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
ネタバレというものはほとんどなく、あえて言うなら「幼少期に縁があった」というもので、それをステファンが忘れていたことが原因となっています
それでも、チャオが言えばそれで済んだ話ですが、無理やり二人の危機を作るための設定になっていたと思います
この恋愛(結婚)を阻むものを作るという構成になっていて、認知、周囲、過去などのさまざまな要素を盛り込んでいたと思います
これで面白くなれば良いのですが、個人的には「シナリオが酷く、不要な演出が多いので集中できない」という感想がありました
公開1週間も経っていないのにまさかの貸し切りで、「鬼滅の刃」にぶつけるという配給の自爆も効いていますね
おそらくは一瞬で終わってしまうと思うので、地雷を踏むのが趣味の人は外せない作品でしょう
『ポッピンQ』を超えるのかどうか、推移を見守りたいと思います
■異文化共生を描いているのか?
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■勝手にスクリプトドクター
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103247/review/05476076/
公式HP: