■CROSSING 心の交差点


■オススメ度

 

トランス女性と関わる家族の葛藤を描いた映画に興味がある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.1.15(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:Crossing(交差点)

情報:2024年、スウェーデン&デンマーク&フランス&トルコ&ジョージア、106分、PG12

ジャンル:行方不明の姪を探す叔母を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:レバン・アキン

 

キャスト:

ムジア・アラブリ/Mzia Arabuli(リア/Lia:退職した教師、ジョージア出身)

ルーカス・カンカバ/Lucas Kankava(アチ/Achi:リアと共にイスタンブールに来る青年、ザザの弟)

デニズ・ドゥマンリ/Deniz Dumanli(エヴリム/Evrim:トランスジェンダーの支援者)

 

Tako Kurdovanidze(テクラ/Tekla:行方不明のリアの姪)

 

Levan Bochorishvili(ザザ/Zaza:リアの元教え子)

Nino Karchava(ルソ/Ruso:ザザの妻)

Nino Tedoradze(ノナ/Nona:近所の子ども)

Giga Shavadze(ギガ/Giga :近所の子ども、バラの少年)

 

Bunyamin Deger(イゼット/Izzet:イスタンブールのギター少年)

Sema Sultan Elekci(ギュルペンペ/Gülpembe:イゼットが連れている少女)

 

Metin Akdemir(アフメット/Ahmet:エヴリムの友人)

Soner Yalçin(ムスタファ/Mustafa:エヴリムの恋人)

Ziya Sudancikmaz(オメル/Ömer:白タクの運転手)

 

Oksan Büyük(ギュルセン/Gülsen:娼館の女)

Mehtap Ozdemir(アイヌール/Aynur:娼館の女)

Beril Soydan(アリア/Arya:娼館の女)

Bergüzar Mercan(ジェイラン/Ceylan:娼館の女)

 

Sevval Kiliç(セヴァル/Seval:トランスの女性?)

Yasmin Ada(若いトランスの女の子)

Suzan Fadil(もう一人の若いトランスの女の子)

 

Mehmet Isyar(エロール/Dr. Erol:医師)

 

Derya Günaydin(オズゲ/Özge:イスタンブールを訪れるチェルケス民族の女性)

 

Levan Gabrichidze(ラマズ/Ramaz:リアを気にいるレストランの客)

 

Bulut Sezer(ブルット/Bulut:テクラの居場所を知る男性)

 

Salome Nadaraia(国境警備隊の女性)

Murat Aşar(両替商の男)

Nino Agladze(両替商の女)

Gönol Altûrk Bûyûkizgi(チケット売り場の女性店員)

Sopho Pheradze(バスの乗客の女性)

Mehtap Sezer(隣人の女性)

Adem Akar(ジェイランアパートの大家)

Selver Görem(ジェイランアパートの料理人)

Yaren Asem Yoldaş(ジェイランアパートのトランスの女性)

Lorena Soykan(ジェイランアパートのトランスの女性)

Serpil Coşkun(ジェイランアパートの隣人女性)

Mustafa Baġci(ジェイランアパートのマッチョな男)

Fatma Can(アパートの近隣女性)

Gülay Demircioġlu(アパートの近隣女性)

Menekşe Yilmaz(アパートの近隣女性)

Yaġmur Köse(アパートの近隣女性)

Gamze Apaydin(看護師)

Murat Coşkun(医療秘書)

Erdem Dogan(オズゲの友人)

Şirin Sultan Saydamili(オズゲの友人)

Umut Risvali(オズゲの友人)

Ismet Köroglu(レストランのウェイター)

Basicdisarm(パーティーのDJ)

Ömur Ílkan Atalay(ベーカリー店の店員)

Cansu Yildiz(ドアの近くにいる女)

Ferhat Çiftci(ストリートミュージシャン)

Samet Özdemir(ストリートミュージシャン)

Serhat Arslan(ストリートミュージシャン)

Yusuf Abak(ストリートミュージシャン)

Halil Demir(警官)

Selçuk Karahan(警官)

Doġa Karahan(美容室の店長)

Efruz Kaya(美容室の客)

Sanem Adar(美容室の客)

Celal Savalk(美容師)

Enes Akyurek(花婿)

Buse Nur Acar(花嫁)

Anil Şahin(結婚式のミュージシャン)

Kazin Ayvazoġlu(結婚式のミュージシャン)

Neriç Ergin(結婚式のミュージシャン)

Nejdet Aporin(結婚式のミュージシャン)

Rasim Kurt(結婚式のミュージシャン)

Saffet Sekeroġlu(結婚式のミュージシャン)

Yasin Kurt(結婚式のミュージシャン)

 


■映画の舞台

 

ジョージア:バトゥミ

https://maps.app.goo.gl/j8GYZGMyjopCpTeWA?g_st=ic

 

トルコ:イスタンブール

https://maps.app.goo.gl/xn9hJZ8bogdU7UMQ7?g_st=ic

 

ロケ地:

トルコ:イスタンブール


■簡単なあらすじ

 

ジョージアにて長年教師を務めてきたリアは、妹の死に伴って、姪のテクラを探すことになった

元教え子のザザの元を訪ねたリアは、彼の弟アチから住んでいた場所のことを教えてもらう

一路、イスタンブールに向かうことになったが、アチは執拗に一緒に連れて欲しいと絡んできた

 

やむを得ずにアチを連れていくことになったリアは、トランスジェンダーたちの集まる娼館へと足を運んだ

だが、手掛かりになる情報は見つからず、仕方なく近くの宿屋に泊まることになった

アチはテクラの捜索には興味がなく、この地で働く場所を探し始める

そんな中で、外国から訪れていた音楽隊の一味と酒を交わすことになった

 

一方その頃、トランスジェンダーとして弁護士資格を取ろうと奮闘しているエヴリムは、街に住むマイノリティたちの支援を行なっていた

自身も恋人やゆきずりの男と関係を持つものの、いまだに偏見は強く残っていた

そんな折、エヴリムは家族を探しに来ているジョージア人の存在に気づいていく

だが、民族的な対立も残っていて、彼女は積極的に関わろうとはしなかったのである

 

テーマ:届けられない想い

裏テーマ:交わりの場所に遺されたもの

 


■ひとこと感想

 

事前情報はあまり入れなかったのですが、各種のあらすじなどを見ていると、リアとアチが現地で活躍しているエヴリムの助けを借りるとなっていました

なので、どんな感じで絡んでいくのかな、と思っていたのですが、絡みが生まれるのはかなりの後半になっていましたね

 

それまでは、リアとアチによるイスタンブール探検記のような感じになっていて、ジョージアなどから逃げてきたトランスジェンダーたちの溜まり場のような場所を捜索していくことになりました

ジョージア(旧グルジア)は元々はソビエト連邦の一部であり、LGBTコミュニティに対しては保守的な傾向があるとされています

 

トルコに関しては、2025年の段階でLGBTIを犯罪化する動きが出ていて、法律的な保護が低くなりつつあると言います

映画の中の年代がどのあたりかはわかりませんが、そう言った厳格化に向かおうとしている矢先のようにも思えます

映画では、コミュニティの存続危機のような社会的な方向性はあまり感じられず、家族間における不寛容というものがメインになっていました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画の構成は、リアとアチ、エヴリムの三者における群像劇のようなテイストになっていて、それぞれが違う目的の中で生きている様子が描かれていきます

リアは姪を探す動機があり、それに便乗して仕事探しをするのがアチでしたね

そして、エヴリンはイスタンブールにおいて、トランスジェンダーなどのマイノリティに対する立場の改善を訴える側となっていました

 

それぞれの思惑は絡むことはなく、性的マイノリティが結びつけた縁であると思います

テクラはトランスジェンダーとして生きる場所を目指してイスタンブールに来たようですが、事情を知る現地の仲間は「生きていないだろう」と感じています

それが彼らの想像通りのものかはわかりませんが、少しの荷物だけを残しての失踪となると、良い予後を思い浮かべることは難しいように思えました

 

ラストにおいて、リアはテクラと再会するという幻覚を見ることになりますが、これはアチとの別れ際のセリフを思い出したからだと考えられます

「もし会えたら何というのか」というアチの質問は、そのまま自分自身の実家からの失踪に向けられているとも言えます

兄弟の仲は悪いようで、両親も他界しているようですが、アチのことを思ってくれる人というのはリアしかいないのかもしれません

それを考えると、テクラが登場したシーンにおけるリアとアチの会話は、それぞれの亡き者を目の前にした「自身の心を平穏に保つための方法」だったように感じられましたね

 


■すれ違う想いの先にあるもの

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■交わりから向かうそれぞれの未来

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105056/review/06061134/

 

公式HP:

https://mimosafilms.com/crossing/

アバター

投稿者 Hiroshi_Takata

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA