【映画感想】だぁれかさんとアソぼ?【後半:ネタバレあり】

■だぁれかさんとアソぼ?


■オススメ度

 

清水崇作品が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.7.24(MOVIX京都)


■映画情報

 

情報:2026年、日本、109分、G

ジャンル:してはいけない遊びでヤバいことに巻き込まれる高校生たちを描いたホラー映画

 

監督:清水崇

脚本:角田ルミ&清水崇

 

キャスト:

鎮西寿々歌(平瀬小春:学校に招聘されたカウンセラー)

(高校時代:内田奈那、写真)

星乃あんな(平瀬菜々美:小春の妹)

   (幼少期:沢田優乃

 

大西利空(千葉丈太郎:菜々美を心配するクラスメイト)

オクイシュージ(田中勝:バスケ部の顧問)

染谷隼生(飯田:丈太郎の後輩部員)

 

向井怜衣(西野マキ:菜々美の友だち)

菜葉菜(西野千絵:マキの母)

 

小國舞羽(奥山衣緒理:菜々美の友だち、推し活仲間)

室はんな(黒滝だいあ:菜々美の友だち、推し活仲間)

 

早瀬憩(三浦瞳:カセットレコーダーのことを知る同級生、中学時代に「タカヤサマ」事件に遭遇)

 

マキタスポーツ(権田継俊:バッティングセンターの客)

穂紫朋子(高谷さな:死の直前の音を集める少女)

 

阪本/マユリカ(バッティングセンターの従業員)

 

染谷翔太(七尾悠馬:高谷さなを知る青年、児童養護施設「あじさい園」の職員)

 

松長里依(久保さとみ:カウンセリングを受ける生徒)

阿部南愛(ダンス部の部長)

里元咲夏(美弥:施設の子ども)

嶋田鉄太(直哉:施設の子ども)

松本孟徳(拓海:施設の子ども)

 

佐々木志帆(高谷詩織:さなの母)

松木大輔(高谷洋一:さなの父)

 

並木愛枝(久保の母)

吉見茉莉奈(吉住:小春の同僚カウンセラー)

瓜生和成(校長先生)

重岡漠(担任)

村山朋果(学校の先生)

犬塚マサオ(小春と菜々美の父)

松本享子(小春と菜々美の母)

いいくちみほ(スナックのママ)

木場明義(スナックの客)

山城秀之(スナックの客)

岡崎ゆう(介護士)

 

まぁ(高谷トヨ:さなの祖母、回想)

堀桃子(川松良江:さなの担任、回想)

南山莉來(糸井茂美:さなのクラスメイト、回想)

今森茉耶(小日向まり:瞳の同級生、回想)

渋谷凪咲(君島ほのか:さなの担当の臨時教師、写真)

 

小笠原寧秀

野々垣翔

西村優作

久保詠心

石津央成

瀧川祥弘

堀口カンナ

藍沢きらり

三宅凛

村岡紗羽

戸田みさき

岡田みどり

まつむらかおな

來知鮎里

徳山華乃

三島武洋

幸村聡

二宮加奈子

吉村紅緒

熊倉涼音

今井沙織(写真)

今井伊織(写真)

斉河希美(インスタで使われる写真)

高橋海圭

佐々木勝己(声)

江藤あや(声)

忠地沙織(声)

山田竜弘(声)

岡雅史(声)

安藤愛子(声)

市川伊里子(声)

 


■映画の舞台

 

関東圏のどこか

 

ロケ地:

神奈川県:川崎市

パブ・マーメイド

https://maps.app.goo.gl/RqS4qnxx3nE6kg7v8?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

とある高校にて、「タカヤサマ」という遊びが流行り、その影響で心を病んでいる生徒がいた

心理カウンセラーの小春が彼女から話を聞くと、「カセットテープに名前を吹き込まれた人は死ぬ」と聞かされる

その情報を元にネット検索をしても、確からしい情報は得られなかった

 

その後、小春の妹が通う高校にて、バスケ部の顧問・田中が体育館で死ぬという事件が起こった

小春は生徒たちのカウンセリングのために高校に出向くことになり、生徒たちと話を聞いていくうちに、この学校でも「タカヤサマ」の遊びを行ったものがいることがわかった

そして、菜々美の友人の衣緒理とだいあが揃って教室から身投げをするという事件も起こってしまった

 

その後、菜々美は吹き込んだカセットデッキを探しに音楽準備室に向かうと、一連の事件を知る三浦瞳という生徒が接触してきた

彼女は中学時代に同じような事件に遭遇し、「高谷さな」という女生徒が事件の引き金になっていると語る

そこで小春たちは、「高谷さな」を知る七尾という人物に会うために、彼の職場に出向くことになったのである

 

テーマ:魂の連鎖

裏テーマ:成仏の方法

 


■ひとこと感想

 

『ミンナのウタ』『あのコはだぁれ?』と同じ世界線にあたる作品で、高谷さなが起こした事件が1992年、三浦瞳が中学時代に遭遇したのが2023年、そして彼女が高校に入った2026年の7月が本作の時系列ということになります

学校で流行っている遊びが「タカヤサマ」というものでしたが、彼女たちが持っていたデッキには「SANA」のシールが貼っていたので、これまでのシリーズを観ていた人は瞬時に続編なのかな、とわかったと思います

個人的にもシリーズはずっと観てきたので、舞台を映して「高谷さな」が暴れる映画なんだなあと思って鑑賞していました

 

カセットテープに名前が吹きまれた人は死ぬということで、前半ではバスケ部の顧問・田中先生が「もしかしたら丈太郎が犯人?」という感じで殺されていましたね

その後も、お互いに名前を吹き込んだ女生徒が飛び降りをしたりしていましたが、どうやら「吹き込まれた人を殺そうとした人も巻き込まれる」という感じになっていましたね

丈太郎もマキも「他人の名前を吹き込んだけど殺された(殺されかけた)」みたいな感じになっていました

 

自分の名前を吹き込んだ「菜々美」を誰がどのように殺すのかと思っていたましたが、なかなか強烈な方法で狙われていましたね

このあたりの整合性を考えたらダメなタイプだと思いますが、一連の「吹き込む遊び」というのは「高谷さなにこの人が次のターゲットですよ」と教える役割をしていたように思います

そして、誰も殺す人がいない菜々美だけが「別の方法」で殺されようとしていた、と解釈すれば良いのかな、と感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作のネタバレは過去2作にかなり関係のある話で、単体で楽しむのは無理という作品になっています

高谷さなの事件から34年経過していて、当時少年だった俊雄は「七尾悠馬」という名前で別の生活を送っていました

その彼が両親と再会することによって、姉がどうなったのかを知る、という内容になっています

いわゆる「呪いの起点」を探る後半になっていて、そこで七尾が起こした行動によって、菜々美たちが救われることになりました

 

これにて高谷さなのシリーズは終わりのように見えますが、エンドロール後には「高谷さな」が登場し、エンディング曲は「だぁれかさんとアソぼ?」という楽曲になっていました

これは「高谷さな」は登場しないけど、カセットテープ関連の都市伝説は続いていくという感じになっているので、今回登場したキャストの誰かが「高谷さな」を受け継ぐのかな、と思いました

候補的には施設の少女のように思いますが、それは今後の楽しみのように思えます

 

映画では、向けられた殺意を高谷さなの超常的な能力に感化された別人が実行するという内容になっていて、彼女自身は手を下さないけど、間接的に下している感じになっています

この流れが良いのかはわかりませんが、彼らの中にある殺意がカセットテープに吹き込むことで明確になり、それが自分自身を動かしているようにも思えます

田中先生を殺したい丈太郎、母親を殺したいマキ、衣緒理とだいあの関係性は推し活仲間だけど歪(衣緒理が一方的に想っている感じ)で、それを拒否しただいあが衣緒理を突き飛ばし、衣緒理がだいあを一緒に連れていく、みたいな構図になっていました

 

その中で菜々美だけは自分自身の名前を吹き込んでいて、それを可能にするのは自分だけのようになっています

でも、彼女は自己嫌悪を持っているけど、死ぬほどの勇気はないのですね

なので、高谷さなが自ら手を汚すという感じになっていて、これが少しばかりズレてしまっているように思います

自分自身を高谷さなに差し出す場合にどうなるのか、というところは難しい描写になると思いますが、高谷さな自身が何かをしたらダメなんじゃないかな、と思ってしまいました

 


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一応は、高谷家に来て自殺をするように見える菜々美なのですが、実際にはそのコードを引っ張っている人物がいて、それはさなの両親だったりします

なので、時空を超えて菜々美を殺す人というのがいて、あの瞬間だけは「さな=菜々美」のような感じになっていました

この表現が良いのかは何とも言えないのですが、殺意に誘発されて「吹き込んだ本人が行動に移す」という起点があるので、それを可能にするにはあの場所の「呪い」しかなかったようにも思えます

 

姉に殺意があるはずもなく、クラスメイトも彼女にそれを抱く人もいません

それゆえに「自分を殺そうとするには自分が行動を起こすしかない」のですが、それを可能にするためには「自己嫌悪をさらに増幅させる」しかないと思います

何も思っていないはずの姉が自分を罵倒する幻覚を見るとか、両親から「お前のせいで死んだ」と言われる幻覚を見るなどになると思いますが、映画ではその方面には行きませんでしたね

菜々美自身は過去の行動を悔いてはいると思うのですが、それに対して誰も責めなかったのかということはなかったと思うし、葬式の場所で「親族が何かを言っている」みたいな場面はあったと思います

 

あの年代の子どもが「自分のせいで両親が死んだ」というふうに思い込むロジックがあった方が良くて、その際に姉は同乗していたのにどうなったのかは描かれません

写真を見るからには高校生ぐらいで両親を亡くしていると思うので、未成年であるはずの二人がどのようにして今の生活に行き着いたのかはわかりません

親族が引き取って育て、成人したのちに姉が面倒を見ることになったと思うのですが、小学生の妹をどうやって育てたのかとか、そのあたりの背景がバッサリとないのですね

なので、その時代に菜々美がどのように事故を理解し、その中で高校生に至るまでにどのように心情が変化していったのかは、本作を語る上では必要な情報だったように思います

 

これらを尺を取って入れると微妙なので、フラッシュバックの段階で「誰かしらに育てられている(里親か親戚との生活)」「葬式の場に置いて原因が自分だと知る」みたいなシーンがあった上で、「妹を守る姉がいて、それが重荷になっていく」という流れが必要だったのでしょう

そのあたりが全くふれられないので、後半は「高谷さなをいかに成仏させるのか」という物語にフォーカスされてしまいました

ある意味、映画の中で軸が一気に変化した、という感じになっているので、それはちょっと違うんじゃないかな、と思ってしまいました

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105899/review/06767140/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/darekasantoasobo-movie/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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