【映画感想】怪速急行◼️◼️行き【後半:ネタバレあり】

■怪速急行■■行き


■オススメ度

 

YouTuber系ホラーが好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.8.4(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:괴기열차(怪奇列車)、英題:Ghost Train(幽霊列車)

情報:2025年、韓国、95分、G

ジャンル:曰くつきの駅の怪談を傾聴するYouTuberを描いたホラー映画

 

監督:タク・セウン

脚本:キム・ヨンミン

 

キャスト:

チュ・ヒョニョン/주현영(キム・ダギョン/Da-kyeong/다경:再生数が伸びないホラー系YouTuber「ホラー・クイーン・ダギョン」)

 

チョン・ベス/전배수(光臨駅の駅長)

ユン・ジョンロ/윤정로(ジェゴル/재걸:線路の見回りをする駅員)

 

チェ・ボミン/최보민(ウジン/우진:ダギョンが所属する映像コンテンツ会社のプロデューサー)

チョン・ハンビット/정한빛(チェ・リナ/최리나:ダギョンのライバル、美容系インフルエンサー)

 

キム・ウギョン/김우겸(ハン・ヤン/한양:ソウル大を目指す学生、酔っ払い)

イ・ユリ/이유리(頭を打ちつける女)

  (ボディダブル:オ・ユンジ/오윤지

 

キム・ジイン/김지인(ヘジン/혜진:コンビニの店員)

シム・ウソン/심우성(コンビニの店長)

 

チン・ソンチャン/진성찬(キム/김:自販機に心を奪われるホームレス)

ユン・ヨンギュン/윤영균(キムにまとわりつく露天商)

オ・チャンソン/오창선(自販機の被害者)

パク・チャンヒョン/박창현(自販機の被害者)

キム・ヒョンソク/김현석(自販機の被害者)

 

キム・ナヨン/김나연(イ・ミジュ/이미주:包帯女に襲われる女子中学生)

パク・ソンヒョン/박성현(包帯女)

チョン・スンウォン/정승원(ヨンミン/영민:ミジュの元家庭教師)

イ・ユジ/이유지(ジイン/지인:ヨンミンの彼女)

キム・ソジョン/김소정(整形の広告のモデル)

 

ユン・ジョンビン/윤종빈(キム/김:プロデューサー、ウジンの同僚)

 

ヒョン・ボンシク/현봉식(パク・ジュオ/박주오:麻浦警察の刑事)

イム・チョルス/임철수(刑事)

 

パク・ジェワン/박재완(リナを診察する医師)

 

キム・チャギャン/김차경(ダギョンに声を掛ける謎の女性、光臨教を知る女)

キム・サンヒョク/김상혁(教祖)

 

【映像会社YOUNIVの社員】

キム・サンヒョク/김상혁

キム・ウネ/김은혜

パク・ジュヒ/박주희

イ・ドンギ/이동기

イ・アユル/이아율

ハン・ミョンジ/항명지

ホン・ジナ/홍진화

 

イ・ギョンア/이경아(案内放送)

パク・オク/박옥출(ハン・ヤンの母の声)

ソン・チョルホ/송철호(緊急通報の警察の声)

 

【地下鉄の利用者】

ヤン・ドンジン/양동진

イ・ハンスタ/이한별

ソン・ミンジョン/송민종

ノ・スンヒョン/노승현

キム・スンミン/김승민

ソン・デヒョン/손대현

イ・ダヒョン/이다흰

ヤン・ミンソ/양민서

ソ・ヨンジュン/서용준

カン・チェヨン/강채연

オ・ウンス/오은수

チョ・ホンイル/조홍일

イ・セピョル/이샛별

キム・ジョンス/김정수

キム・スオク/김수옥

ユ・ヨンジュ/유연주

アン・テソン/안태성

チェ・ガンウォン/최강원

ソン・グノ/손근호

パク・オニュ/박온유

キム・ジョンギュ/김정규

イ・ドンジュン/이동준

チョ・ソヨン/조소연

イ・スファン/이수환

イ・ジョンシン/이정진

オ・イェダ/오예다

キム・テヒョン/김태형

ク・ムニョン/국무영

パク・ジュヒ/박주희

チョン・スンヒョン/정승현

シム・チェワン/심채은

ユン・ソンファン/윤성환

ソン・ヨンイン/송영인

ヤン・ヒョミン/양효민

チョン・ジェグン/정재근

イ・ジェスン/이재승

キム・ジュヨン/김주영

キム・ミンソク/김민석

パク・ヒョンジュン/박형준

パク・ミョンジュン/박명준

アン・ヨンジュン/안영준

チェ・ジェウォン/최재원

キム・ヘヒョン/김해현

キム・ジュンソン/김준성

パン・ジノ/반진호

イ・ヘラ/이혜라

チェ・ヒョンソ/최현서

カン・ソンギョン/강선경

ホ・ヨハン/허요한

チョ・ヨンレ/조영래

 


■映画の舞台

 

韓国:ソウル

グァンリム駅/光臨駅

ヨンダン駅/龍談駅

シンナム駅/新談駅

 

ロケ地:

韓国:ソウル

広州地下鉄

 


■簡単なあらすじ

 

韓国ソウルにて、ホラー系YouTuberとして活躍しているキム・ダギョンは、ブームの終焉からオワコン状態になっていて、今では再生数100回が限度となっていた

所属しているコンテンツ会社からも対応策を講じるように言われ、そこで光臨駅にまつわる都市伝説を検証することになった

駅長にアポイントを取ったダギョンは、彼から話を聞き出そうと、祖父母の作った絹酒を手土産に訪れた

 

駅長は渋々と話を始め、それは予備校生とドアに頭を打ちつける謎の女の話だった

ダギョンは食い入るようにその話を聴き、そしてそれをまとめた動画をアップロードする

それでも、まだバズるというレベルには届かず、駅長からもっと怪談話を引き出すことになった

 

駅長は、この駅で起きていることを語り、そこには彼女のライバル的な存在であるリナのエピソードもあった

そして、徐々に動画はバズり始め、30万再生のレベルにまで達してきた

憧れの存在のプロデューサー・ウジンから褒められることもあり、ダギョンはますます動画制作にのめり込んでいく

そして、駅長はさらにヤバい話を語り出し、動画を観た視聴者からは「警告」とも取れる申し出などが出てくる

それでもダギョンは動画を撮ることを辞めず、事態はさらにおかしな方向へと向かっていくのである

 

テーマ:承認欲求の成れの果て

裏テーマ:語り部が語る理由

 


■ひとこと感想

 

韓国の動画配信者系のホラーということで、タイトルが伏せ字になっていましたね

映画館でどのようにアナウンスをするのかと思っていましたが、鑑賞した映画館では「怪速急行」とだけ言っていたように聞こえました

パンフレットを買う時も「怪速急行」で通じるので、あえて「ほにゃらら」みたいなことは言わなかったりします

 

映画は、バズりから遠ざかったホラー系YouTuberが都市伝説にのめり込んでヤバいことになるというもので、既視感満載の流れになっていました

6章くらいから成るオムニバスのような感じですが、それらはある時期にまとまって起こっていた、という感じになっていましたね

現実パートと回想パートの切り替わりはそこまで難しくはありませんが、時系列は細かなところでシャッフルしている感じだったので、理解するのに時間がかかるタイプの作品だったように思えました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、モノローグ的な章として、「駅員が駅長の指示で線路内を捜索する」というシーンから始まり、ダギョンが駅長に会いにいくシーンへと切り替わっていきます

そこからはほぼ時系列という感じですが、どちらかと言うと、ほぼ同時に起こっていたみたいな感じになっています

予備校生と頭突き女、女子中学生と包帯女、自販機とホームレス、ライバルと謎の液体という感じに話が進んでいきましたね

そして、謎の警告を受けてから駅長に問いただす「教祖」関連のことを聞くことになり、実際に「3時34分の列車に乗って会いにいく(実際には駅長の事件をそばで見る)」というシークエンスへと向かっていきます

 

この駅では、何らかの宗教のようなものが絡んでいるという感じなのですが、実際にはそこまでのことはない感じでしたね

教祖という謎の存在をでっち上げたのが駅長という感じで、冒頭で駅員を殺したのは主人公のようにも思えます

後半になって、ウジンの元に警察が来て、配信に映っているのは「3ヶ月前に死んだ人間だ」みたいなことを言われていて、その時点ではダギョンは行方不明のような感じになっています

その段階では、駅長に教祖の話を聞いているあたりになると思いますが、その彼女は行方不明から3ヶ月くらい経っているみたいな感じになっているように思えました

 

個々のエピソードはそこまで時系列シャッフルではなく、自販機ホームレスの後に頭突き女が登場し、その後に包帯女、ライバルへと続いているようでしたね

100回再生時代に「ウジンとリナが仲良くしているシーン」があり、30万再生でダギョンがチヤホヤされるのを観ているリナがいました

リナの事件はその直後という感じで、彼女が花に殺されている間に包帯女あたりのエピソードで100万回再生を得ていたと思います

この時点で、ダギョンはウジンの誘いを断るほどに増長していて、そこで聞かされるのが、リナの死ということになると考えられます

 

その後、警告があってからダギョンが聞く話は「プロローグで起きていたこと」になるのですが、このあたりの時系列がかなりあやふやな感じになっています

駅員を殺したのは黒髪ストレートの女なのですが、この女性のクレジットはないので、おそらく主人公なのだと思います

なので、主人公は冒頭の時点で「あっち側にいる」という感じで、駅長はダギョンが絡んだ事件を当事者に話していることになるのでしょう

教祖というのはおそらくは仮面を被った何者かをそう思い込んだというもので、主人公が関係しているのかはよくわからない感じになっていたように思いました

 


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韓国語版Wikiを見ると、合計6つのエピソードのオムニバスになっていて、ラストでは「あっちの世界を観てきたダギョンがウジンに話す」というシーンで終わりを告げます

この後に「ホームで自販機に頭を打ちつけているリーマン」というものが登場し、彼は最終的にホームレスの最初の犠牲者となっていました

このリーマンがウジンのように思えるのですが、そうなるとどういう時系列になるのか意味がわからなくなってくるのですね

とは言え、映画全体が「ダギョンが作り出した映像コンテンツ」という可能性があり、全ては彼女の仕業だったとも考えられるように思いました

 

ダギョンは動画でバズるために「架空の駅長」を作り出し、彼が語った怪談を映像コンテンツに印象していたとも考えられます

実際には、駅長を知っているのは殺された駅員とダギョンだけで、彼が本当に駅長だったのかもよくわからなかったりします

それゆえに、語り手を偽装する手法を取って、あたかもモキュメンタリーの如く、怪談を展開していったのかな、と思いました

実際に動画がリアリティを付随してバズっていくことになり、それによってダギョン自身も人格がおかしくなっていくのですが、それだけではないように思えてしまいます

 

ダギョンが教団の内部の人だとしたら、怪談話をコンテンツとして配布することで、さらに駅に人を集めることができます

そこで「人々を消していく」のですが、実際には洗脳して教団員に仕立て上げている、みたいな感じなのかもしれません

とは言え、教団自体も本当にあったのか疑わしく、全てがバズるための虚構だった、としてもおかしくはないように思えます

その目的が単なるバズりなのか、ウジンを振り向かせるためなのかまでは分かりませんが、彼女はウジンを取り込むことを切望していたように思います

 

結局のところ、これらの仮説を立証する手立てというものがなく、映画全体は「ダギョンの変質」を描いていたりします

これに関しては、承認欲求が拗れたらヤバいよとか、本性を隠していた女が再度バズったことによって、それを露出させたとも言えます

動画配信の際にヴァンパイアのようなコスプレをしていましたが、そのキャラを選ぶというところに彼女なりの哲学があるように思えます

それを踏まえると、他人の命で生きながらえるという意味合いにもなると思うので、やはりダギョンは加害者側の人間だったのかな、と感じました

あくまでも個人の感想ではありますが

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/106065/review/06805586/

 

公式HP:

https://ghosttrain.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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