■片思い世界
Contents
■オススメ度
「片思い」の色んな解釈に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.4(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2025年、日本、126分、G
ジャンル:通じることのない想いを抱えた人々を描いたファンタジードラマ
監督:土井裕泰
脚本:坂元裕二
キャスト:
広瀬すず(相楽美咲:会社の事務員)
(幼少期:太田結乃)
杉咲花(片石優花:美咲のルームメイト、大学生)
(幼少期:吉田帆乃華)
清原果耶(阿澄さくら:美咲のルームメイト、水族館勤務)
(幼少期:石塚七菜子)
横浜流星(高杉典真:スーパーの店員)
(幼少期:林新竜)
田口トモロヲ(加山次郎:高杉の恩師、音楽教師)
小野花梨(桜田奈那子:高杉の彼女)
伊島空(増崎要平:湾岸の作業員)
木村知貴(湾岸の作業員)
鈴木武(金髪の湾岸の作業員)
松田龍平(津永悠木:ラジオの発信者)
西田尚美(木幡彩芽:花屋の店主)
望月章男(木幡啓史:再婚相手)
清水珠愛(木幡海音:彩芽の娘)
尾上寛之(村上直行:水族館のベテラン社員)
諏訪珠理(加村大翔:水族館の新人社員)
川島潤哉(美咲の上司)
影山祐子(美咲の同僚、飲み会の幹事)
名村辰(書類を持ち込む社員)
長谷川ティティ(書類を持ち込む社員)
秋谷郁甫(大原知基:優花が気になる大学生)
金子清文(物理学の大学教授)
河井青葉(岡田:不動産の内覧者)
小久保寿人(岡田:不動産の内覧者)
吉岡睦雄(大岩:不動産屋)
笠松伴助(リフォームの施工業者)
新名基浩(出版社の編集者)
味方良介(事件を語る父親)
土居志典梨(事件を語る母親)
野澤しおり(事件のことを聞く子ども?)
岡本智礼(赤ん坊に気付く男)
一條恭輔(赤ん坊に気付く男)
管勇毅(花屋の客)
上ノ茗真二(落とし物に気づくバスの乗客)
小島梨里杏(飲み屋のトイレに駆け込む女)
赤堀雅秋(井出史生:漁師)
河原楓(釣りをする若者)
鈴木理学(大学の警備員)
鉾久奈緒美(ビデオ映画のお化け役)
高堀耕志(ケイン高堀:ピアニスト)
高松咲空(合唱団のリーダー、幼少期)
澁谷麻美(女刑事?)
くまさかりえ(合唱コンクールの会場アナウンスの?声)
川合諒(社員?)
並木彩華(路上の女子高生?)
清乃あき姫(路上の女子高生?)
桧山ありす (路上の女子高生?)
Hoodie fam(路上のダンサー)
moonrider(ストリートミュージシャン)
■映画の舞台
東京:某所
ロケ地:
茨城県:東茨城郡
アクアワールド
https://maps.app.goo.gl/JNgJhaAb5LTw3Zim9?g_st=ic
千葉県:銚子市
犬吠崎灯台
https://maps.app.goo.gl/XRAwbMJFw6n3eb2x8?g_st=ic
埼玉県:南埼玉郡
進修館(合唱団練習場)
https://maps.app.goo.gl/t2fYANQgQ7TTmHX5A?g_st=ic
東京都:世田谷区
都立駒沢オリンピック公園
https://maps.app.goo.gl/NEwLhSoFe9MznpbcA?g_st=ic
東京都:新宿区
東京オペラシティガリレア
https://maps.app.goo.gl/8BLCuMaVXZpdYwdL9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内の奥まった邸宅に住んでいる美咲、優花、さくらの三人は、かつて同じ合唱団に所属していた仲間だった
訳あって同居生活をしている三人は、それぞれの生活を大切にしていた
美咲は会社員として働き、優花は大学で物理学を学び、さくらは水族館の職員として働いていた
美咲は、いつも同じバスに乗る青年のことが気になっていて、さくらは「早く告白したらいいのに」と焚き付ける
だが、男には恋人がいて、二人は彼らの後をつけて、ピアノコンサート会場に忍び込むことになった
一方その頃、優花は母親を道端で偶然見かけ、彼女の生活を覗き見ることになった
だが、母親はすでに再婚していて、新しい家族と一緒に過ごしていた
切なく思うものの、幸せに過ごしていることを知った優花はホッとして、日常へと戻っていった
ある日のこと、さくらは週刊誌にて、ある記事を見てしまう
それは三人に関係のある過去の事件のもので、彼女はそこに書かれている人物を探そうと考え始めるのである
テーマ:交わらない思い
裏テーマ:伝わる思い
■ひとこと感想
完全ネタバレはダメという作品で、ぶっちゃけると、気になるなら「予告編」以外は見ない方が良いという内容でしたね
このブログは完全ネタバレですが、後半の本記事以外は、決定的なところは避けて書きたいと思います
映画では、三人の姉妹でもな女性が一緒に過ごしているのですが、その理由というのが徐々に判明する流れになっていました
前半から匂わせの演出がたくさんあって、3分の1くらいで彼女たちの正体というものがわかります
これが物語のピークだと考える人もいますが、映画ではさらにその設定を使った物語展開というものがなされていました
ファンタジーっぽさがあると思うものの、一応リアルには考えようとしていましたね
それでも、物理が出てくるのに物理法則無視というところは色々とツッコミたくなってしまいます
時間が過ぎて、本来ならば知らないことまで知ってしまうという世界線があると思うのですが、それが幸なのか不幸なのかは何とも言えないところがありましたね
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
ここはネタバレ感想のコーナーではありますが、何とかして「完全ネタバレ」を避けつつ、観た人にだけわかる感じで書いていきたいと思います
タイトルは『片思い世界』ですが、これには色んな意味が込められていましたね
恋愛のことに限らず「片思い」というものはあって「通じようのない想い」と意味として使われていました
優花の母親の想いもそうですし、高杉が抱える想いというものも交わることはありません
それでも、通じてしまうというところはあって、それがさらなる「何か」というものを生み出していました
実際に、このようなカラクリで何かが動いていくのかはわかりませんが、住んでいる世界が違ったとしても、そこで通じるものは科学では解明されないものばかりでしょう
奇しくも優花が大学で学んだことが後半のベースになっていますが、近い将来にそれが可視化される日が来るのかもしれません
映画では、変わりゆくものと変わらないものを描いていて、作業員の本質というものは変わらないのだと思います
そして、作業員と相対する女も変わらない部分があって、それがさらなる事件を引き起こしてしまいます
彼女がそうしてしまうのは、「想いは交わらないものだ」という思い込みがあるからで、それによって「相手の全てを規定している部分」というものがありました
自分ができることは他人にもできると思えたり、どうしてそれができないのだと思ったりすることもありますが、人をどのように捉えているのかで、その考えも違ってくるのでしょう
訳もなく事を起こした人に訳を聞く意味はなく、そこに自分が欲しい答えがあるわけでもありません
そう言った意味において、その女性の行為は無意味だったと言えるのかな、と感じました
■想いが交わるとは何か
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■世の中のほとんどは片思い
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/99082/review/04952566/
公式HP:
