■キングダム 魂の決戦
Contents
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.7.17(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2026年、日本、134分、G
ジャンル:中華統一を目指す嬴政とそれを支える兵士・信の成長を描いたアクション映画
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉&原泰久
原作:原泰久『キングダム』
キャスト:
山﨑賢人(信:天下の大将軍を夢見る奴隷の少年、最弱の伍に配属→飛信隊の隊長、千人将に昇格)
吉沢亮(嬴政:秦国の若き王、第31代秦王)
【信の飛信隊】
清野菜名(羌瘣:蚩尤の一人、仇討ちのために離脱)
橋本環奈(河了貂:山民族の末裔、信と嬴政の盟友、軍師)
岡山天音(尾平:信と同郷、伍長)
濱津隆之(澤圭:伍長)
真壁刀義(沛浪:伍長)
田中美央(渕:副長)
佳久創(竜川:力自慢)
武田航平(田孝、軍師の補佐)
猪塚健太(松佐、槍の達人)
青木健(爽悅)
栄信三(輝蓮)
久保勝史(幸)
【秦国中枢】
髙嶋政宏(昌文君:嬴政の側近の文官)
加藤雅也(肆氏:嬴政の側近の武官)
佐藤浩市(呂不韋:秦国の丞相)
玉木宏(昌平君:秦軍の猛将)
飯田基祐(李斯:四柱の一人)
笹野高史(蔡沢:秦国の外交官)
前原滉(孝明:秦国の文官)
蒔田彩珠(向:嬴政に仕える宮女)
山下美月(陽:向と仲の良い宮女)
岸田研二(文官)
海老原恒和(文宮)
沖山翔也(文宮)
伊島碧葉(伝令)
福田航(伝令)
開ヒロユキ(伝令)
鈴木信二(伝令)
川野雄平(伝令)
小室裕崇(昌平君の家臣)
千葉誠太郎(昌平君の家臣)
大川泰雅(護衛兵)
【秦国の武将】
大沢たかお(王騎:六大将軍最後の一人)
要潤(騰:王騎の元副官)
高橋光臣(干央:騰軍の将軍)
政修二郎(騰軍の副官)
鳥谷宏之(騰軍の兵士)
三浦誠己(録鳴未:王騎の元将軍)
ジャン・裕一(録鳴未隊の兵士)
河野安郎(録鳴未隊の兵士)
満島真之介(壁:秦国の千人将)
渡辺邦斗(尚鹿:壁軍の将軍)
豊川悦司(麃公:秦国の大将軍)
松角洋平(介道:麃公軍の将軍)
田中隆三(岳雷:麃公軍の将軍)
馬場輝平(南尚:麃公軍の将軍)
山本浩崇(与斗:麃公軍の将軍)
蔵原健(麃公軍の副官)
中條孝起(麃公軍の副官)
ハヤテ真青(麃公軍の伝令)
坂口憲二(桓騎:元野盗の秦国の将軍)
脇知弘(雷土:桓騎軍の将軍)
渡部龍平(ブリュウ:桓騎軍の兵士)
長田拓郎(チョウタク:桓騎軍の兵士)
浅井孝行(センゴウ:桓騎軍の兵士)
奥村知史(ムラジ:桓騎軍の兵士)
敬太(ケイダ:桓騎軍の兵士)
野村祐希(ソンユウ:桓騎軍の兵士)
井上智弘(イジコ:桓騎軍の兵士)
谷田歩(王翳:謎に包まれた秦国の将軍)
坂東彌十郎(蒙驁:白老と呼ばれる秦国の大将軍)
小沼朝生(蒙鶯軍の副官)
渋江讓二(蒙鶯軍の副官)
犬塚マサオ(蒙鶯軍の副官)
平山祐介(蒙武:秦軍の総司令、攻撃強い天才軍師)
生谷一樹(蒙武軍の副官)
村本明久(蒙武軍の副官)
橋本さとし(張唐:50年にわたり戦場に立つ秦国の将軍)
御子神智將(張唐軍の副官)
斉藤淳(張唐軍の副官)
志尊淳(蒙恬:楽華隊の隊長、蒙驁の孫)
堀部圭亮(胡漸:楽華隊の副隊長)
杉江優篤(楽華隊の兵士)
八杉泰牙(楽華隊の兵士)
神尾楓珠(王賁:玉鳳隊の隊長、王翳の息子)
山中アラタ(番陽:玉鳳隊の副隊長)
【合従軍(趙)】
山田裕貴(万極:秦に恨みを持つ将軍)
(幼少期:榎本司)
屋良学(万顔:万極の父)
蒼井旬(万剛:万極の兄)
三木秀甫(万極軍の副官)
中谷太郎(万極軍の兵士)
浦山佳樹(万極軍の兵士)
道井良樹(万極軍の兵士)
平野靖幸(万極軍の兵士)
君嶋麻耶(万極軍の兵士)
中村蒼(慶舎:趙軍の本陣)
松本誠(慶舎の副官)
小栗旬(李牧:趙軍の宰相)
佐久間由衣(カイネ:李牧の護衛)
森岡豊(李牧軍の副官)
原田大輔(李牧軍の副官)
【合従軍(楚)】
斎藤工(春申君:楚国宰相にして軍の総司令、合従軍の総大将)
勝矢(汗明:楚国の巨人、第一軍の将軍)
高橋ヒロム(汗明軍の副官)
錦織聡(汗明軍の副官)
水野直(汗明軍の副官)
一ノ瀬ワタル(臨武君:楚国の将軍)
ドルジ勇大(臨武君軍の副官)
村田直樹(臨武君軍の伝令)
三吉彩花(媧燐:楚国の第二軍の将軍)
今井隆文(バミュウ:媧燐軍の将軍)
佐野和真(媧偃:媧燐軍の将軍)
結木滉星(項翼:楚国の千人将、刀使い)
永沼伊久也(項翼軍の兵士)
三山凌輝(白麗:中華十弓使いの楚国の千人将)
松木研也(白麗軍の兵士)
伊藤凌太郎(楚軍の伝令)
【合従軍(魏)】
田中圭(呉鳳明:魏国の大将軍)
石田佳央(魏軍の副官)
山﨑潤(魏軍の副官)
【合従軍(韓)】
渋谷謙人(成恢:韓国の大将軍)
稲荷卓央(張印:成恢軍の将軍)
根岸拓哉(韓軍の副官)
小宮久(韓軍の武将)
【合従軍(燕)】
宍戸開(オルド:燕国の大将軍)
深澤恒太(燕軍の副官)
【合従軍(斉)】
隈部洋平(斉の文官)
吉永幸一(ナレーション)
伊藤美沙(吹替え)
■映画の舞台
紀元前241年、
秦国:咸陽
函谷関
19年前、
長平
ロケ地:
山口県:山口市
山口きらら博記念公園
https://maps.app.goo.gl/ZoDxHCZhpwH3KdMS8?g_st=ic
きらら浜自然観察公園
https://maps.app.goo.gl/YwSSPMep31qzCzvx8?g_st=ic
山口県:美祢市
秋吉台
https://maps.app.goo.gl/CkVLEPirW2FHrw2h7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
紀元前241年、秦国は趙国と同盟体制にあったが、飛信隊の偵察により、楚国と密会していることが判明した
趙国の宰相・李牧と楚国の軍師・春申君との動きの後、楚国が秦国に攻め入ったという知らせが入った
さらに、魏・韓・斉・燕も加わり、「合従軍」というものが秘密裏に結成されていた
秦国の王・嬴政は各地に散らばった将軍を呼び戻し、函谷関にて布陣を敷き、敵の侵攻を阻止しようと考える
呂不韋、昌文君など、国内で対立構造にあった文官たちも一時的に休戦状態となり、亡国を阻止すべく団結することになった
信が率いる飛信隊は、麃公軍に配属され、外右奥にて慶舎と万極が率いる軍隊と対峙する
信のライバル的存在の千人将の蒙恬、王賁たちもそれぞれの配置について、合従軍に相対することになった
戦の口火は、楚軍の汗明が雄叫びを上げ、臨武君が口上を上げるものの、その隙をついて麃公が動いてしまう
麃公は慶舎狙いに動くものの、相手は全く動く気配がなく、違和感の募る戦いが始まる
慶舎の前には万極がいて、彼は長平で起きた惨殺事件の生き残りとして、秦国全てを滅ぼさんと復讐心に燃えていた
秦軍も合従軍の勢いを止めるために万極を止めなければと考えていたが、慶舎の策略の前に、麃公軍は次なる一手を打てずにいたのである
テーマ:国の在り方と理想論
裏テーマ:感情の行く先
■ひとこと感想
漫画に関してはスルーで、映画デビューとなった『キングダム』シリーズですが、おそらくは「原作の再現度」というものが最も重視されているような印象がありました
なので、原作未読だと面白さは半減というところがあって、原作のファン以外に進める映画でもないように思えます
それでも、戦国系の映画としてはクオリティの高さが半端ではないので、この作品が日本で作られているのは驚異でしかないと思います
映画は、飛信隊を率いる信が成長していく中で、盟友の嬴政のために尽くしていくのですが、本作ではその嬴政にいつの間にか子どもが生まれる!みたいな展開になっていました
原作準拠なのかはわかりませんが、地味系女子が彼の子を身籠ったということで、その友人的存在の宮女・陽の方が王妃っぽさを感じたりします
原作未読なのでアレですが、彼女がそう言った存在にこれからなっていくのかな、と思わせるシーンがラストにあったりします
とにかくキャラが死ぬほど多い作品で、かつ文字変換が地獄のような作業になっていますね
できるだけ主要キャラ以外は名前を出さないように頑張って書くみたいなことになりますが、本当に「読めない」のと、普通に変換で出てこない字が多すぎます
ある程度有名なキャラ(史実)だと変換候補に入っていたりするものですが、とにかくキャスト欄は骨が折れる作業になっていました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は原作ありきなのでネタバレもあったものではないと思いますが、原作未読の身からすると、どうなるんだろうとワクワクできる案件だと思います
前作にて王騎が倒れ、その矛を信が受け取るという展開になっていて、その王騎軍の生き残りたちが信と手を組んで戦うことになります
今回の見せ場は、騰VS汗明、信VS万極ということになりますが、なかなか熱い戦いが繰り広げられていました
原作の通りとのことで、羌瘣が離脱し、楊端和などの出番はないのは残念で、いわゆる華的な存在が今回は薄めとなっていました
女性キャラで動くのがカイネぐらいしかおらず、媧燐は顔と自慢のバディを見せるだけで終わっていました
今回は1日目ということでしたが、次作以降では毒矢とか、巨大な投石機みたいなものが登場しそうでしたね
この戦いが何部作になるのかはわかりませんが、とりあえずはついていこうかと思います
映画は、信が大将軍から何を学ぶかとものがメインだと思いましたが、今回は信が誰かに学びを与える場になっていましたね
それだけ彼が成長したということなのだと思いますが、今後も立場が変わると言葉も変わってくるのでしょうか
部下もどんどん増えてきて、責任も重くなっていくと思いますが、世は戦国の世の中なので、理屈よりも感情優先なんだろうなあ、と感じました
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
『キングダム』に限らず、昔の戦争というのは、リーダーが先陣を切るという感じで、両軍の雌雄を決する戦いに手出しないというルールがあったりします
それでも、敵軍には狡猾な者もいて、背後からでも倒せばOKという戦い方をするキャラもいます
それで勝ったとしても、どのようにして敗れたのかというのは意味が大きく、前作でも李牧は信たちを深追いはしませんでした
この戦いでも、その基盤となる万極の悲劇では、兵だとしても手足を縛って生き埋めにするという所業は、戦争だからと言って肯定されるものではないでしょう
万極は恨みあって殺し合うのが人間だと言いますが、彼の生きてきた世界はそれが正論で、目的を有した戦士の強さというものは計り知れないものがあると思います
戦局を語る上で、人の感情の動きをどう読むかというのは大事で、それが軍師たるものが見定めなければならない空気なのだと思います
全体を通して見える布陣の歪さとは別のところで、麃公が感じる「戦いの温度」というものはあって、それは突き詰めると感情の強さであると思います
彼と相対する慶舎はその温度を見せないタイプの武将であり、それは信にも無いもののように思えます
今後は、このような冷静沈着で何を考えているかわからないという相手と戦っていくことになると思いますが、熱量で突き抜ける信がどこまで通じるのかはわかりません
原作もどこに向かうのかはわかりません(秦国が統一するのは間違いないと思います)が、その中で信という人物がどのような成長を遂げるのかは興味があります
そう言った意味でも、どこまでも続いてほしいと思いますが、それもそろそろ限界なのかな、と感じました
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104266/review/06742740/
公式HP:
