■免許返納!?


■オススメ度

 

舘ひろしファンの人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.6.20(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

情報:2026年、日本、119分、PG12

ジャンル:免許返納を迫られる元アクション俳優を描いたコメディ映画

 

監督:河合勇人

脚本:林民夫

 

キャスト:

舘ひろし(南条弘:売れっ子俳優、元アクション俳優)

 

西野七瀬(川奈舞:南条のマネージャー、元子役)

   (幼少期:泉谷星奈

吉田鋼太郎(三宅篤:事務所の社長)

 

宇崎竜童(尾崎誠:バイク事故を起こす南条の盟友)

黒川想矢(来宮亮:尾崎の息子)

大地真央(加藤麗子:尾崎の最初の妻、女優)

MEGUMI(来宮ありさ:尾崎の三番目の妻、亮の母)

真矢ミキ(木村暁子:尾崎の二番目の妻、弁護士)

 

八嶋智人(安田康太:デコトラの運転手)

   (幼少期:花谷聡亮

南野陽子(安田しずえ:康太の姉、スナックのママ)

   (幼少期:天野叶愛

 

中山忍(南条遥:南条の妻)

河井青葉(上原純子:南条の娘)

 

斉藤暁(佐伯信二:元助監督)

ベンガル(滝嶋章雄:元撮影監督)

品川徹(城之内肇:「ハーレーライダー」の監督)

新井康弘(元撮影スタッフ)

花ヶ前浩一(元撮影スタッフ)

 

内藤剛志(金子省吾:ありさの愛人、ヤクザ)

ボブ鈴木(金子の手下)

伊藤慶徳(金子の手下)

 

西岡德馬(照屋:元教習所の教官)

 

伊能昌幸(鈴木:亮の親友)

佐藤五郎(佐藤:牧場主、亮の雇い主)

 

長友郁真(いくま:YouTuber)

高尾悠希(ゆうき:YouTuber)

 

國本鐘建(ラスボス役の俳優)

Giacomo Sellar(ハリウッドの監督)

 

【その他の出演者】

谷川昭一朗

政岡泰志

松山歩夢(インタビューを受ける若者、カップル)

藤崎洸香

矢幡晃一(インタビューを受けるおじさん)

白上理桜(インタビューを受ける女子高生)

山下諒(「老人家族」の監督)

内田紳一郎(「返納宣言」するおじさん)

 

松下恵(レポーター)

佐藤菜奈子(インタビューを受ける若者、カップル)

中島けんこう(小野寺真悟:ワイドショーの司会者)

笠兼三(小澤次郎:政治家)

綾乃彩

福津健創

原岡見伍

 


■映画の舞台

 

都内某所

福島県某所

 

ロケ地:

福島県:耶麻郡

猪苗代町営磐梯山牧場

https://maps.app.goo.gl/JRiUfL3R7f9bKH6Q7?g_st=ic

 

福島県:福島市

福島運転免許センター

https://maps.app.goo.gl/ER3pidBKs9bWYCxL7?g_st=ic

 

福島県:二本松市

二本松バイパスドライブイン

https://maps.app.goo.gl/KL7jtGBaUCL1HprA6?g_st=ic

 

磐梯吾妻スカイライン

https://maps.app.goo.gl/gNh5dgKWopfScYZcA?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

アクションスターとして名を馳せた俳優の南条弘は、今や演技派俳優として、大ヒット作品の「老人家族」にて賞を総なめにしていた

その授賞式にて、盟友・尾崎誠が乱入して嫌味を言い放った

南条は大人の対応をして、その場を和ませるものの、内心は憤慨し、控え室で怒りをぶちまけていた

南条の生きがいはフェラーリを運転することで、彼はその車に乗るために人生を捧げてきたと言っても過言ではなかった

 

ある日のこと、尾崎がバイク事故を起こし、それが炎上案件となってしまう

南条もコメントを求められ、「人生訓」を披露するものの、それが一人歩きして「南条、免許返納」と言うニュースになってしまう

その言葉はワイドショーでも取り上げられ、実際に免許返納をする人々も現れてしまう

そして、彼の元に政府広報のCMの依頼が舞い込んでしまう

 

だが、免許返納する気がない南条はCM出演を断ろうとするものの、事務所社長の策略にハマってしまう

そんな折、尾崎の容体が悪化したと言う知らせが入り、そこで彼の元妻・麗子と会うことになった

麗子は尾崎と会ったと言い、彼には心残りがあって、それが3番目の妻との間に生まれた息子・亮に関することだった

そこで南条は、尾崎と息子を引き合わせるために、元妻の

ありさの元へと向かうことになったのである

 

テーマ:人に愛されること

裏テーマ:思惑の中で生きること

 


■ひとこと感想

 

「免許返納」と言うパワーワードが踊っている作品で、有名俳優の事故によって世間の空気が変わり、それに流されてしまう車好きが主人公となっていました

彼が乗っているのが真っ赤なフェラーリで、人生をそれに捧げた人から取り上げることが良いことなのか、と言う側面があったように思います

それでも、免許返納に関する社会的な風潮は前半だけで、中盤からは「元盟友のために動く」と言うヒューマンドラマになっていました

 

ロードムービー的な感じになっていて、尾崎の元妻に会うために福島に行き、そこでトラブルに巻き込まれたりするドタバタが描かれていきます

自分を知る人々に賞賛され、知らない尾崎の息子からは突き放されるのですが、親の愛を知らない少年との関わりの中で、妙に説教に走らないのは良かったと思います

脇役が充て書きのような感じになっているし、過去作のオマージュなどがたくさんあり、『免許がない!』の続編的な作品でもありました

 

そのあたりのメタ要素を楽しむ作品でしたが、「免許返納」に関しても真面目に取り組んでいましたね

ラストのあるシーンに「免許返納」に対する監督の方向性というものが凝縮されていたように思います

個人的には免許返納までまだまだ時間がありますが、どの時点で返納を考えることになるのかは分かりません

ある日突然、その時が訪れるのか、それを無視して自分を誤魔化していくのかは分かりませんが、その頃には社会的な制度も変わっていると思うので、そう言った枠組みができる方が良いのかな、と感じています

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、ロードムービーでありヒューマンドラマであり、社会風刺もあるという感じになっています

お茶の間で楽しめる感じのエンタメ作品で、舘ひろしファン向けのファンムービーだったとも言えます

免許返納に関しては「さすがに返納して終わるんだろう」とは思っていましたが、その心情変化をどのように描くのかは興味がありました

 

その点に関しては不十分な感じで、流れのままに返納させられた、みたいな感じになっていました

世のギリギリの人がこの映画を観て「返納した方が良い」と感じるとは思いませんが、その思考誘導はあえて避けたのだと思います

この映画でセンセーショナルに描いて、返納した方が良いと思わせたとしても、映画と現実を区別できない人は一定数いることを考えると攻めすぎるのも良くなかったのでしょう

 

映画では、「映画だからね」ということを強調するシーンが結構多くて、それがメタ的なメッセージになっていると思います

あくまでも、個々のケースに合わせて自身で答えを出すのが返納であり、それを掻き消すかのようなムーブメントはダメなんだと思います

映画がもたらした光明というものがラストで提示されるのですが、本来のスクリーンの魅力というのは生きる希望を与えることだと思います

希望とまで言うと大袈裟かもしれませんが、スクリーンの中のキャラが魅力的な人生を歩んでいることを目の当たりにて、何かを感じ取ることには意味があるように感じています

 


120分で人生を少しだけ良くするヒント

 

本作のつかみは「免許返納」と言う社会現象となっていて、これは笑い話で終わらせられない問題であると思います

事故を起こしてしまえば人生が終わることもある問題であり、その確率が高くなるゾーンになっていることは事実であると思います

映画では「カッコ悪いから覚えていない」が問題視され、それが「認知症が進んでいる老人に運転させるな」みたいなミスリードになっていきます

 

南条自身も自身のキャリアと過去とのつながりの中で免許返納路線に乗ることになり、自分の意思とはそぐわない形で返納を行なっているように思います

この観点で観ると、映画的には「免許返納反対」にも見えるので、現実的に起こっている返納事案と言うものと向き合った方がリアルに寄ったのだと言えます

それでも、コメディエンタメとして描くことを考えれば、あまりにも凄惨な事件が起きたり、社会的な風潮を動かしてしまうような流れを作るのは良くないと思います

 

免許返納に関しては、個々のケースによってどうするかという問題になっていて、保険料や刑罰が上がるなどの環境的なものと、医学的な見地における選別を厳格化すると言う方面に行くしかないと思います

あとは「車に乗る必要がないと言う環境整備」が重要で、買い物や移動のために必要な人のケアをどこまで行うのかと言うのが問題になるでしょう

低速しか出ないカートが普及しても、電動キックボード問題のように別の事故を誘発するだけなので、いかにして路上を円滑で安全にするか、と言う命題があると言えます

 

今後は高齢化社会はさらにヒートアップするし、高齢でも働き続けると言う社会が続くことは予想されます

それを考えると、車を運転せずにそれらを行えと言うのも無理があると思います

現実的なところだと「自動運転の普及」と言うことになるのでしょう

それでも「運転の楽しさ」とか「車の購入&運転が生きがい」と言うものとはベクトルが違いすぎるので、全てを包括するような解決策はないと言うのが現時点のリアルなのではないでしょうか

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105248/review/06649472/

 

公式HP:

https://menkyohenno-movie.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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