【映画感想】Mirai 運命の戦士【後半:ネタバレあり】

■Mirai 運命の戦士


■オススメ度

 

インドの神話系アクションが好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.8.21(MOVIX京都)


■映画情報

 

原題:Mirai(劇中における聖なる矢の名前)

情報:2025年、インド、167分、G

ジャンル:世界の危機に立ち向かう神の生まれ変わりの青年を描いたアクション映画

 

監督&脚本:カールティック・ガッタマネーニ

 

キャスト:

テージャ・サッジャー/Teja Sajja(ヴェーダ・プラジャパティ/Veda:のちのスーパー・ヨーダ、生計を立てるために窃盗を繰り返す青年)

   (幼少期:Swastik Bhagat

   (青春期:Ayush Mukherjee

マンチュ・マノージ/Manoj Kumar Manchu(マハービール・ラーマー/Mahabhir Lama:のちのブラック・ソード、冷酷な集団「黒剣」のボス)

   (青春期:Karthikeya Dev

 

シュリヤー・サラン/Shriya Saran(アンビカ・プラジャパティ/Ambica:ヴェーダの母、9番目の不死の書を預かる)

ジャヤラーム/Jayaram(アガスティヤ仙/Agastya:アショーカ王に詳しいヴェーダの師匠的存在)

リティカー・ナーヤク/Ritika Nayak(ヴィバ/Vibha:ヴェーダの想い人、サニヤシ/修行僧)

Raj Zutshi(バンシ/Banshi:ヴィバの師匠、育ての親)

Prashant Tamrakar(アグホーラ/Aghora:ヴェーダの育ての親)

 

ラーナー・ダッグバーティ/Rana Daggubati(エンドロール後に登場する謎の男)

 

プラバース/Prabhas(ナレーション)

 

ジャガバディ・バーブ/Jagapathi Babu(アンガマバリ/Angamabali:タントラ(密教的な呪法)を死守する長老、第1戦士)

Deepak Surya Velisetty(スバフ/Subahu:アンガマバリの息子、幼少期)

   (青春期:Ryan Joy

 

Getup Srinu(メメシュ/Memesh:ヴェーダの友人)

Madee Manepalli(マップ/Mapu:ヴェーダの友人)

 

Raghu Ram(ダース・ダディ/Yesu Daddy:盗賊団のボス)

Gabbarsingh Ramesh Yattelly(ラメシュ/Ramesh:ダディの手下)

Varahalababu(チェラス/Cheras:ダディの手下)

Badal Bhatta(カリカルブ/Karikaludu:ダディの手下)

 

Tanja Keller(ユカ/Yuca:マハービールの手下、チベットの修行僧)

Pawan Chopra(K・N・バグチ/K N Bagchi:歴史学の教授)

Sriram Reddy Polasane(准教授)

 

Thirumala Kishore(アショク/Ashok:警部)

Viva Raghav(セバスティアン/Sebastian:警察官)

 

Venkatesh Maha(ヴィクラム/Vikram:タスクフォースのリーダー)

Muskan Arora(ゾーヤ/Zoya:タスクフォースのメンバー)

Babloo(スンナム/Sunnam:タスクフォースのメンバー)

 

Gaurav Bora(ラーマ王子/Lord Rama:シッダクシュートラムの王子)

Ramesh Konambhotla(ラーマの父)

Laxmi Prasanna(ラーマの母)

Soumya Karthikchari(ラーマの義母)

Rudraraju Mokshagna Sri Varma(ラーマの義理の弟)

Suresh Sharma Peddenti(ラーマの村の僧侶)

Kiran Kumar K(ラーマの村の教師)

 

Manoj Dugireddy(アショーカ王/Ashoka:古代の王)

 

Nidhhi Agerwal(ナーシャ/Nasha:劇中ダンス、公開時カット)

 

Sunil Thapa(ガヤン・プルジャ/Gyan Purja:アンガスバリの守り人)

Rathna Shekar Reddy(カイザ/Kyza:9戦士の1人、アンガスバリに同調する男)

Anji Valguman(ホーラ/Hola:9戦士の1人)

 

Manik Reddy(ミタイ/Mitai:ラブホの社長)

Niranjan Kolanu(カンバ/Kamba:マハービールを知るターバンの男)

Bunny Arumalla(ラティフ/Lateef:路上の少年)

Aarav Gomes(ヴェーダの10代の頃の友人)

Rejina Chaulagain(クキマ・プルジャ/Kukima Purja:商売女)

Ayaan Suchanti(寺院の少女)

Kriti Nandana Boddapati(10代の少女)

Shyaam Gaikwad(エアコンの技術者)

Raichur Rakesh(エアコンの技術者)

Ramana Korapati(僧侶)

Krisha Vijayvwargi(学生)

Daksha Samudrala(ザリーナ:ブルカを着た妊婦)

G Aalok(ザリーナの息子)

Vegi Naidu(靴職人)

Kasturi Subbarao(ナムパル:心の中を覗かれる警官)

Aileni Nithin Kumar(アンガマバリの弟子)

Azeem(アンガバマリの村人)

Rajesh(アンガバマリの村人)

Kiran(アンガバマリの村人)

Rehan(アンガバマリの村人)

Sai(アンガバマリの村人)

Dawa Sherpa(聖典を託される聖人)

Sunil Rai(聖典を託される聖人)

Surinim Rai(聖典を託される聖人)

Jay Prakash Taaj Puriya(聖典を託される聖人)

 

Dolma Yolmo Lama(ドルマ/Dolma:?)

Killi Kranthi(ラルー・チャウベイ/Lalu Chaubey:エンドロール後に登場するゴールドになる男?)

Finley Whisby(オクタヴィアス・マイケルズ/Octavious Michaels:?)

Anil Anand(ビトゥ/Bittu:?)

 


■映画の舞台

 

紀元前232年、

カリンガ国

 

2000年、

インド:ヴィクラム&ハイデラバード

モロッコ

チベット

 

ロケ地:

ヒマラヤ山脈

 

ネパール

 

スリランカ

 

インド:ムンバイ

 


■簡単なあらすじ

 

紀元前232年、アショーカ王はカリンガ国を制圧するものの、多大な犠牲を払ったことにより、この戦争に勝利したのか敗北したのかがわからなくなっていた

その後、アショーカ王は自身に秘められた強大な力を聖典に封印し、悪用されないようにと9人の聖人にその守護を託した

それから何代もの守護者が聖典を守ってきたが、西暦2000年を迎えた頃、予見された危機が訪れようとしていた

 

9番目とされる「不死の書」を守ってきたアンビカは瞑想状態に入り、そこでこれから起こる未来の断片を見てしまう

8冊の聖典を手に入れた何者かが現れ、世界を危機に陥れるというもので、彼女は9戦士の招集を弟子のバンシに告げた

集まった戦士たちはそれぞれに軍隊を持ち、聖典を守れないのはアンビカだけだと切り捨てた

 

アンビカは神の力を借りるべく、身重のままカイテーサ山へと登ることになった

そして、そこに棲んでいるアガスティヤ仙に道を指し示してもらおうと考えた

アガスティヤ仙は生まれくる子どもを犠牲にしなければならないと言い、アンビカはその言葉通りに生まれた赤子を神に託すことになったのである

 

そして、それから24年の歳月が過ぎ、アンビカは行方知れずのまま、その時が足音を立てて近づいてきていたのである

 

テーマ:正義を纏う運命

裏テーマ:未来を託される資質

 


■ひとこと感想

 

インドの古代神話、叙事詩がベースになっている作品で、冒頭から「ラーマーヤナ」「マリーバーラタ」という言葉が踊っていました

この二つは古代インドのサンスクリット語で書かれた世界最大級の二大叙事詩とされ、ヒンドゥー教の重要な聖典とされています

この言葉以外にも随所に古代インドの伝説などを示す言葉が登場し、その方面に詳しくないと意味不明という作品になっていました

 

映画は、世界の危機が近づいていて、その救世主を探すというもので、アンビカという世界を神に託した聖人の息子ヴェーダの覚醒を描いていきます

孤児として育った彼は、やがては窃盗団として生計を立てるようになっていて、仲間のメメシュとマップと仲良く暮らしていました

そんな彼らの元にアンビカの娘とされるヴィバがやってきて、恋仲のような感じになっていきます

映画の中でははっきりと明言されませんが、アンビカの娘みたいなことを言っていたので、ヴェーダからすれば妹ということになるのかな、と思っていました

このあたりの関係性というのは「続編」で明らかになっていくのかも知れません

 

物語は、いわゆる「覚醒の序章」というもので、その覚醒のために危機があるという感じになっています

今回の敵はブラックソードを持つマハービールという男なのですが、彼がどのような経緯で聖典を知り、その力を得ようとしていたのかは描かれません

あくまでも、予言の通りみたいな感じになっていて、8番目の書まで奪われるのは既定路線だった、みたいになっていましたね

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作は、覚醒までの物語として、自身の運命を自覚したヴェーダがスーパーヨーダとしての第一歩を進むという流れになっています

凡人が実は凄い人物だった系のヒーロー物語で、この手の設定は枚挙にいとまがない感じになっています

母親の利他的な精神を知って、それを受け継ぐことで覚醒することになりますが、アンビカが「息子が帰ってくる時には私も帰ってくる」と言っていたので、そのまんまやんと思ってしまいました

 

映画はVFXが凄いというふれ込みで、確かに凄い映像はたくさん出てくるのですが、物語があまりにも淡白で進まないので3時間がかなり長く感じられます

キャラも多過ぎて、途中から誰が誰だか把握するのが困難という感じで、特にアンガスバリ(呪術使いでマハービールの師匠)とアガスティヤ仙(アンビカを導いた仙人)のビジュアルがよく似ていて少々混乱してしまいました

どちらも9戦士だったと思うのですが、彼らが守っていた聖典はあっさり奪われていましたねえ

 

相手の強さを見せるために日本の忍者とかが登場しますが、キャスト欄を見てもあの忍者を誰が演じていたのかよくわかりませんでした

ググってもよく似た名前の俳優が多過ぎて、絞り込みが不可能に近いように思えました

人物相関図はそこまで複雑ではないのですが、IMDBでも情報がまだまとまっていない作品で、とにかく誰が誰を演じているのかを調べるのに苦労する作品となっていました(数人、役者名でググっても写真すら出てこずに詰んでいたりします)

 


120分で人生を少しだけ良くするヒント

 

本作は、叙事詩や神話を組み込んだ作品で、ヴェーダが使う武器は孫悟空が使ってそうな杖だし、マハービールの使う変幻自在の剣もVFXのなせる技のように思います

それでもアクションシーンはスローモーション多用で、サムパーティ(鷹)との飛行シーンなどで動きがあるなあという感じになっています

物語が単調な割にはなかなか進まず、いろんなところを行き来するのですが、土地勘がないとどこに向かっているのかわからなかったりします

インド(主にヴァラナシ=ヴェーダの居場所、ハイデラバード)、チベット(殺し屋のユカがいたとこ)、モロッコ(音の書があったところ)あたりをうろうろしている感じでしたね

 

冒頭のカリンガ国がどこなのかわからなかったのですが、今で言う北部インドのあたりにあった王朝のようですね

アーショカ王はマウリヤ朝と言うマガダ国を中心とした勢力で、カリンガ戦争によって、いくつかの国を統治したと言う歴史がありました

このあたりの歴史に詳しいとすんなり入ってくるのだと思いますが、鑑賞中はほぼ意味不明で、地図とか示してくれたら親切なのになあと思いました

アショーカ王の力を9つの聖典に分離させて代々守ってきたと言う流れの中で、最終的にはアジアとかヨーロッパっぽいあたりの人々が聖典を守っていました

劇中でキャラの名前をあんまり言わないタイプの作品なので、キャストロールが流れても誰が誰かわからなかったりします

 

と言うよりも、エンドロールが流れるのが早過ぎて読めなかったのですが、何が書いてあったのかはIMDBで分かりますね

それでも、重要そうな人物が数人わからない(日本の忍者とか、音の書を守っていた人とか)のですが、パンフレットで人物相関完全版とか載っていたら嬉しかったですね

制作サイドも無理と判断したのかも知れませんが、全貌を知るには「脚本が公開されるのを待つ」より他ないのかな、と思いました

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105951/review/06867675/

 

公式HP:

https://mirai-movie.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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