■モブ子の恋


■オススメ度

 

原作ファンの人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.6.5(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

情報:2026年、日本、122分、G

ジャンル:取り柄がないと思い込んでいる女子大生と素朴な男性との静かな恋愛を描いた青春映画

 

監督:風間太樹

脚本:倉光泰子

原作:田村茜『モブ子の恋』

 

キャスト:

桜田ひより(田中信子:自分をモブだと思い込んでいる女子大生、立明大学の大学生)

 

木戸大聖(入江博基:スーパーの先輩店員)

 

早瀬憩(安部陽菜:後輩の店員)

唐田えりか(篠崎幸:先輩の店員、就活中)

草川拓弥(金子優也:先輩の店員、バイトリーダー的存在)

荒木飛羽(大野陽:後輩の店員)

古舘寛治(折原智則:スーパーの店長)

 

蒼戸虹子(恋愛ドラマの女優)

 

占部房子(起業面接の面接官)

 

中村優子(公務員模擬面接の担当者)

小澤雄志(公務員模擬面接の担当者)

 

吉田ウーロン太(スーパーの客、値引シール)

 

田中寛人(四葉のクローバーを探す子ども)

麻絵(少年の母)

 

夏目ひより(コロッケを買う少女)

 

The Worthless(祭りのパフォーマー)

 

【その他の出演者】

しのへけい子(宅配希望の客)

山岡樹

増留優梨愛

ゆづき

及川莉乃

橘律花

忠海蓉子(荷物を運んでもらう老女)

永瀬美陽

𠮷田萌果

竹内達麒

小西有也

橋本乃慧瑠

山上碧

三宅克幸

濱仲太

小鳥遊可奈

望月妙夏

古川さら

一条凛太

島崎ミサキ

橋本則行

まつだそふと

藤咲栞

宮園莉桜

美登利

橘茉依

布袋田雅

古川雅大

東鶴周平

ランディ井上

チャリティ石川

 


■映画の舞台

 

広島県:広島市(原作の舞台設定)

 

ロケ地:

埼玉県:上尾市

ヤオヒロ東店

https://maps.app.goo.gl/CxBXRwQLnaeoe4RY8?g_st=ic

 

神奈川県:綾瀬市

マルエツ綾瀬店

https://maps.app.goo.gl/DfNixPsWFTCeJ4Rz6?g_st=ic

 

埼玉県:川越市

川越大正浪漫通り

https://maps.app.goo.gl/7282Jc2DJoJmgZ7j6?g_st=ic

 

埼玉県:秩父市

秩父ミューズパーク展望台

https://maps.app.goo.gl/xyQjUB4LxYLcuwvB7?g_st=ic

 

妙見の森公園

https://maps.app.goo.gl/FtJLBu6xPme5YGjSA?g_st=ic

 

東京都:八王子市

ガスト八王子宇津木店

https://maps.app.goo.gl/NQk4mS8A1U8oet527?g_st=ic

 

東京都:豊島区

サンシャイン水族館

https://maps.app.goo.gl/KRDnMDeo9yn6otnu9?g_st=ic

 


■簡単なあらすじ

 

自分のことを脇役(モブ)と思っている女子大生の信子は、あるスーパーの店頭にて、シロツメクサを避けてカートを運んでいる店員の入江を見かけた

その後信子は、そのスーパーのアルバイトの面接に訪れ、無事採用され、入江と一緒に働くようになった

商品の品出し、レジなどを教わる中で、1年後には後輩を指導するようになっていた

 

信子が教えるのは、活発な安部と言う女の子で、彼女はとてもキラキラしていて、思ったことをすぐに口にできるタイプだった

入江にも積極的に話しかけ、「タイプの女性は?」などと聞いてくる

安部は信子が入江に恋をしていることに気づいていて、お節介ながらも、信子の代わりに色々と聞いているようにも思えた

 

だが、その関係を深く追求された信子は、思わず「入江くんは苦手」と言ってしまい、それが彼の耳に入ってしまった

信子はそれを否定しようとするものの、なかなか話しかけられず、タイミングを見誤った末にそれを口にしてしまう

そんなすれ違いを繰り返す中、みんなで水族館に行くことになった二人は、海月の展示水槽の前で二人きりになってしまうのである

 

テーマ:特別ではない人へ

裏テーマ:些細なことも誰かに影響を与える

 


■ひとこと感想

 

予告編から気になっていた作品で、自分をモブキャラだと思っている隠キャ二人の静かな恋が描かれていました

二人の間をかき乱す後輩がいて、彼女自身は自身の過去を悔いていて、同じような後悔をしてほしくないと感じていました

そんな後輩が二人を接近させるのですが、その後も「ゆったりとしか進まないけど、ゴールはそこなのね」と言う恋愛映画になっていましたね

 

就職活動が差し迫っている大学生と言うことで、おそらくは2年生ぐらいになるのだと思います

フリーランスでバイトをしている先輩が巣立っていく中、自分も社会に出る順番が巡ってきます

彼女は公務員になろうと考えていましたが、どうしてそれをしたいのかはわからないまま進めていくことになりました

 

模擬面接で「自分の話ができないこと」を自覚するのですが、それは彼女自身が自分の日常に特別感を感じていなかったからだと言えます

それは他人の目から見るととても特別なことで、それを彼女が知るシーンでは、涙腺崩壊は避けられないように思えます

自分をちゃんと見てくれている人がいる、と言う安心感は「守る」と言う強い言葉よりも、より深い愛情を示しているものだと感じました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

他人を羨んでいるわけではないけれど、どこかで自分は主人公ではないと思ってしまう人がいるのですが、本作における信子も同じような感覚を有しているように思えます

他人の眩しさは自分がスポットライトを当てているからなのですが、当てられている人は他人に当てられていることを認識していないと思います

むしろ、スポットライトを認知できている人は、自分で自分に当てていると言う人が大半のように思います

 

映画では、モブというよりはコミュ障に近い感じの二人が描かれていて、自分の気持ちの確認と相手との距離感をどうやって取っていくのか、という命題があったと思います

自分はコミュ障ではないので、彼らの感じる怖さというのは体感できないのですが、変化をあまり望まないことを考えると、今の流れが心地よくて変えたくないという気持ちはわからないことはありません

でも、人は一つの難題がクリアされるたびに新しい何かを感じてしまうもので、現状維持で満足できなかったりします

 

物語は、内面の動きを自分自身で止めてしまっている二人を描いているのですが、それは意識的に止めているわけではないのですね

信子は自分が誰にも認知されていないモブだと感じていて、実は入江にしっかりと見られていたことを知ることになります

自分では何気ないと思っていたことも、入江にとっては特別なことだったというエピソードがあって、それは自分自身も入江を見てきたからわかることだと言えます

ある意味、自分の行動を他人の行動で知るという流れになっていて、それは他人を羨ましがることと表裏一体になっているところが面白くもあるかな、と感じました

 


120分で人生を少しだけ良くするヒント

 

映画は、自分自身には語るべきものが何もないと思っている信子が描かれ、それが入江の視点によって壊され、そして自分の世界を再認識する様子が描かれていました

模擬面接で答えられなかった質問に答えられるようになり、それが彼女の変化だったと言えます

そこでは特別なことは話さないのですが、特別ではないように思えることから何を感じ取るかというのは人間性を表していて、それが行動に結びついているというのが信子という人間だったと言えます

 

入江の言葉を受けて変化する人は二種類いて、自分の物語に気づいた時に「これは武器になる思う人」と、「その根幹にあるものを感じ取る人」であると言えます

信子は後者として、自分の特別なエピソードを語ることはなく、それらを通じて「自分の内面の何が変化したのか」を表現することになります

これは面接官が一番知りたい答えでもあり、自分の変化にいかに能動的で肯定的であるかというのは、採用基準の最上級の項目であると言えます

組織に入って、いろんな知識を得ると思いますが、それによって「知識が増えるだけの人」と「それを行動に落とし込める人」がいます

そのどちらになるのかは「事象に対する姿勢」が決めると言え、信子にはそれを客観的に捉える能力があると感じました

 

映画にて、何度か面接が登場するのですが、これが彼女の不安の根本と変化を如実に表していましたね

このような体験は強制的に自問自答を強いることになるのですが、極限下だからこそ見えてくるものもあります

これらの体験をどう捉えるのかというものも人生に寄与すると思うので、それがわかる人間になったということだけでも、価値があったと言えるのではないでしょうか

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/99526/review/06591060/

 

公式HP:

https://mobukoi-movie.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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