■モータル・コンバット ネクストラウンド
Contents
■オススメ度
ゲームのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.9(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Mortal Kombat II
情報:2026年、アメリカ、116分、R15+
ジャンル:人間界と魔界の運命を握る戦いを描いたアクション映画
監督:サイモン・マッコイド
脚本:ジェレミー・スレイター
原作:エド・ブーン&ジョン・トビアス
キャスト:
カール・アーバン/Karl Urban(ジョニー・ケイジ/Johnny Cage:かつて一世を風靡したアクションスター)
(若年期:Indy Urban)
アデライン・ルドルフ/Adeline Rudolph(キタナ/Kitana:鉄の扇を操る王女)
(幼少期:Sophia Xu)
タティ・ガブリエル/Tati Gabrielle(ジェイド/Jade:緑に輝く棒術使い、キタナの護衛)
マーティン・フォード/Martyn Ford(シャオ・カーン/Shao Kahn:魔界の最凶皇帝)
Steven Cragg(レイコ/Reiko:シャオ・カーンのボディガード/テコンドーの戦士)
ジェシカ・マクナミー/Jessica McNamee(ソニア・ブレイド/Sonya Blade:エネルギー波を放つ特殊部隊員)
メカッド・ブルックス/Mehcad Brooks(ジャックス・ブリッグス/Jax Briggs:鋼鉄の腕を持つ男)
ルディ・リン/Ludi Lin(リュウ・カン/Liu Kang:火龍を操る少林僧)
浅野忠信(ライデン/Lord Raiden:人間界を守る雷神)
ジョー・タスリム/Joe Taslim(ビ・ハン/Bi-Han:絶対零度の殺戮マシーン)
ルイス・タン/Lewis Tan(コール・ヤング/Cole Young:ハサシ・ハンゾウの末裔)
デイモン・ヘリマン/Damon Herriman(クァン・チー/Quan Chi:死者を甦らせる力を持つシャオ・カーンの手下)
チン・ハン/Chin Han(シャン・ツン/Shang Tsung:魂を狙う冷酷な魔術師)
ジョシュ・ローソン/Josh Lawson(カノウ/Kano:眼からビームを放つナイフ使い)
マックス・ファン/Max Huang(クン・ラオ/Kung Lao:刃の帽子を操る少林僧)
アナ・トゥ・グエン/Ana Thu Nguyen(シンデル女王/Queen Sindel:音波を発生させるキタナの母親)
Desmond Chiam(ジェロド王/King Jerrod:キタナの父親、エデニアの王)
真田広之(ハサシ・ハンゾウ/Hanzo Hasashi/スコーピオン/Scorpion:冥界にいる復讐の地獄の炎を操る忍者)
篠原ゆき子(ハサシ・ハルミ:ハンゾウの妻、回想録)
宮川蓮(ジュウベエ:ハンゾウの息子、回想録)
C・J・ブルームフィールド/CJ Bloomfield(バラカ/Baraka:両腕が刃の戦士、タルカタン族の族長)
Ruby Ma(タルカタンの子ども)
Ama Kainano(タルカタンの母親)
Sam Cotton(バーにいるケイジの映画のファン)
Ed Boon(声をかけるバーテンダー)
Zel(バーテンダー)
Marcus Johnson(テコンドーの試合の実況)
Sharon Brooks(エデニアの上流階級の女性)
Florian Delain(エデニアの書記官)
Vanesa Everett(エデニアの詠唱する女性)
Lucy Mansfield(エデニアの女性)
Natyse Chan(エデニアの女性)
Jip Panosot(エデニア人)
Isaac Priest(エデニア人)
Sade Goldsmith(ガーデニアの農民)
Arthur Costa(村人)
Peter Hill(村人)
Tomoka Tsuyuki(村人)
Gabrielle Joseph(ジェイドの従者)
Aristene Kisando(聖歌を歌う女性)
Julian Weeks(ルーク/Luke:インフルエンサー)
Kyle Wyatt(ギャングのリーダーの声、映画)
■映画の舞台
魔界と人間界の運命を決める戦いの場「モータルコンバット」
ロケ地:
アメリカ:クイーンズランド州
ゴールドコースト
ビレッジロード
■簡単なあらすじ
魔界と人間界は神の計らいによって、1対1の戦いを行い、10回連続で勝った世界は相手の世界を支配できるというルールになっていた
人間界のエデニアのジェロッド王が敗れたことにより後が無くなった人間界は、最後の勝負に挑むべく準備を整えていた
だが、戦士が一人足りず、人間界の守護神ライデンは地球に赴き、アクションスターのジョニー・ケイジを選んだ
ケイジは映画の中でだけ強い男で、危険なシーンはスタントに頼っていた
それでも、かつてテコンドーの大会で優勝した経験があり、ライデンは彼には素質があると感じていた
そこでチームに加わることになったのだが、魔界の1番手キタナにあっさりと負けてしまう
その後、元傭兵のソニアが勝って1勝1敗に持ち込むものの、魔界の皇帝シャオ・カーンは死者を甦らせて、かつての人間界の戦士たちを招聘していた
さらにカノウが盗んだシノックの護符を強奪し、それにライデンのパワーを封入することで、どんな傷でも癒える力を得てしまう
その力を得たシャオ・カーンはコール・ヤングを倒し、人間界はさらに窮地に追い込まれてしまうのである
テーマ:智略と戦略
裏テーマ:力の覚醒
■ひとこと感想
前作はハンゾウの悲しい過去みたいな話だと記憶していて、彼がビー・ハンを倒すみたいな話だったと記憶しています
映画はその後の話のようですが、ほとんど前作のことを覚えていないので、どんどん復活してくるキャラに困惑してしまいましたね
モータルコンバットというからには「死ぬこと」は結構大事なのだと思いますが、それがあっさりと復活するし、復活してもゾンビみたいだし、とよくわからない設定になっていました
ライデンの力によって、いろんな世界を行き来できるようですが、人間界の中でもわざわざケイジを選ぶ理由は皆無に等しいでしょう
特殊能力のあるメンバーを揃えているのに、最後の一人がアクション俳優というのは、わざと人間界側を窮地に追い込みたいという作劇上の都合のようにしか思えません
あの戦いの場所もよくわからないところで、地下に洞窟みたいなのがあると言いつつも、タルタカンの住んでるところは思いっきり地上の砂漠で、そこが魔界に制圧されているという雰囲気もなかったりします
映画は、とにかくアクションを楽しむ映画で、ゲームのプレイヤーなら楽しめる系の作品であると思います
どれだけ再現性が高いのか、というところだと思いますが、前作は原作にないキャラを主役にして色々あったと思うのですが、その方向修正を今回で行ったとしても、結構強引だなあと思ってしまいました
ともかく、R15+なので流血必至ではありますが、何せファンタジー感が凄いのと、あっさりと復活しまくるので、その方面の緊張感はないなあと思ってしまいました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画は、グロいのがOKというタイプの人が擬似空間でそれを楽しむ系の作品となっていて、とにかく相手の頭を潰すと復活はできないみたいな設定になっていました
それによって前作の主人公コールが完全退場となってしまうのですが、これからはゲームのキャラだけで世界線を突っ走るという意気込みの表れなのかもしれません
ジョニー・ケイジもちゃんと存在するキャラのようで、コミカルリリーフ的な部分があるのでしょう
キャラとしては面白いと思うものの、切羽詰まった状況で彼を抜擢する意味はわかりませんでした
一応はケイジが主人公的なポジションなのですが、映画の印象だとほぼキタナの物語のように思えます
ラストバトルも彼女が担い、冒頭でも彼女の父親が倒されるシーンから始まっていました
前作でもコールが主人公だったようですが、ハンゾウのことしか覚えていなかったので、このシリーズはこんな感じのキャラ配置になるのかな、と思います
それでも、やはりゲームをプレイしていないと面白さは半減なんだろうなあと思いました
物語としては、父を殺された娘が復讐の機会を得るというもので、スパイとして暗躍するという流れになっていました
そこから裏切りや寝返りが多々あるという感じになっていて、一度負けたと思われた人間界が裏切りによってイーブンになっていたのは無茶だったと思います
後のない殺し合いの舞台で、死人が蘇るというのはアウトだと思いますが、これをやってしまうと「今回死んだ味方は敵側になってしまうのかな」とか余計なことを考えてしまうのですね
それでも魔界の帝王が死んだことで、一旦は完結したことになるのかな、と感じました
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
1対1で戦うというのが売りの作品で、その勝敗によって、人間界と魔界の均衡というものが決まることになっていました
魔界との戦いは一応終わったかのように思いますが、そもそも魔界の人は死ぬのだろうかとか思ってしまいます
ありきたりな続編だと「シャオ・カーンの息子登場」とか、実は人間界の中に「シャオ・カーンの末裔がいる」みたいな展開なのだと思います
こちらも90年代のファンタジーアクションの系譜のような作品で、そのテイストを楽しめるかどうかだと思いました
同時期公開の『マスターズ・オブ・ユニバース』は「王子が立ち上がる話」でしたが、本作は「王女が立ち上がる話」になっていて、ビジュアライズが似た雰囲気だったりするので、どっちがどっちみたいな感じになってしまいました
そういえば、キャスト欄を作っていた時に、映画内映画のギャングの声はキャストにあったのに、バズーカをぶっ放した女の人のキャスティングがなかったように思います
あのキャラは実はソニアだったんだろうか思ったのですが、全く違う女優さんでしたね
ソニアはケイジのことを知っている風な感じだったので、元共演者という設定でもあったのかな、と思っていました
本作で何かを得るということはほとんどないと思いますが、あえて言うならケイジの処世術でしょうか
彼が落ちぶれたアクション俳優という設定で、自分を知らない世界にて「英雄になる」みたいな感じになっていますが、これで良いのかは何とも言えない部分はあります
自分を馬鹿にしてきた連中を救うジレンマのようなものはなく、かと言って使命感を有するキャラでもないのは残念でしたね
このあたりは原作ありきだと思うので、どのように物語を作るかで、原作キャラの命運が決まってしまうように思えました
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105860/review/06609002/
公式HP:
https://mortalkombat-nextround.jp/
