■私のすべて


■オススメ度

 

親子関係の相互依存に興味がある人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.2.18(アップリンク京都)


■映画情報

 

原題:Mon inséparable(切り離せないもの)、英題:My Everything(私のすべて)

情報:2024年、フランス、95分、R15+

ジャンル:障がいを抱えた息子を育ててきたシングルマザーを描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:アンヌ=ソフィー・バイイ

 

キャスト:

ロール・カラミー/Laure Calamy(モナ・オルティス/Mona:ビューティサロンで生計を立てるシングルマザー)

シャルル・ペッシア・ガレット/Charles Peccia(ジョエル・モラウスキ/Joël Morawski:モナの息子、学習障害)

 

ジュリー・フロンジェ/Julie Froger(オセアン・プジョル/Océane Pujol:ジョエルの恋人、同僚)

 

ジャン・ド・パンジュ/Jean De Pange(クリストフ・モラウスキ/Christophe Morawski:ジョエルの父)

Emie Vannier(ジャンヌ/Jeanne:クリストフの娘、次女)

Amélia Lacquemant(ジャスティン/Justine:クリストフの娘、長女)

 

Elizabeth Dutreilh(モナの母)

 

ヘールト・バン・ランペルベルフ/Geert Van Rampelberg(フランク/Frank:ベルギー人の男性、バーの男)

 

レベッカ・フィネ/Rébecca Finet(ナタリー・プジョル/Nathalie Pujol:オセアンの母)

パスカル・ダンカ/Pasquale D’Inca(ガブリエル・プジョル/Gabriel Pujol:オセアンの父)

アイサトゥ・ジャロ・サニャ/Aïssatou Diallo Sagna(セヴリーヌ・プジョル/Séverine:ガブリエルの妹、ジョエルの世話係)

 

【その他の出演者(ほぼ登場順)】

Véronique Vanonckelen(プールの老女)

Romane Parc(モナのサロンの客)

Madison Maire(オセアンの友達)

Malika Zerrouki(モナの母の担当看護師)

Saadia Bentaïed(ソーシャルワーカー)

Juliette Savary(ESATの心理士)

Véronique Lefort Wagner(ESATの指導員)

William Bonnet(ESATの指導員)

Maïmouna Cissoko(ESATの部門長)

Benoît Deshayes(ESATの所長)

Carima Amarouche(マギー/Maguy:モナとセヴリーヌの友人)

Pauline Lorillard(婦人科医)

Miss Ming(クレープ屋のウェイトレス)

Oranne Ming(クレープ屋の客の少女)

Emilienne Tempels(服屋のレジ係)

Fred De Loof(通行規制を知らせる警官)

André Pasquasy(群衆の中の男)

Johann Barchéchath(パレードの参加者)

Joris Pierot(巨漢の参加者)

Patrick Foucart(葉っぱのコスプレ男)

Éric Paul(ホテルの受付)

Jonas Wertz(ジョエルを保護する警官)

Camille Pistone(ジョエルを保護する警官)

Aude Ruyter(ジョエルとオセアンの新居、アパートの所有者)

Marine Zinelabidine(助産師)

 


■映画の舞台

 

フランス:パリ郊外

 

ベルギー:モンス

 

ロケ地:

上の同じ


■簡単なあらすじ

 

フランスのパリ郊外に住んでいるモナは、ユーティサロンで働きながら、学習障害を持つ息子ジョエルを1人で育ててきた

ジョエルはすでに30代となり、ESAT(社会統合会社)にて働いていた

彼には同僚のオセアンという仲の良い女の子がいたが、彼女との関係は秘密となっていた

 

ある日のこと、ジョエルの職場から呼び出されたモナは、息子がオセアンを妊娠させたと聞かされた

オセアンの父ガブリエルは「性暴力ではないか」と詰め寄るものの、2人は関係性を認め、子どもを産む方向で意思が固まっていた

ジョエルの気持ちを汲み取れず、職場で行為に及んでいたこともあって、モナは動揺を隠せなかった

 

ジョエルの父クリストフは「南極で仕事をしている」と母から言われていて、父に向けての手紙を書き続けていた

だが、その手紙は投函されることはなく、すべてモナが保管していた

モナは保護者という枠組みでジョエルとの関係を保っていて、彼の監督責任者として、常に気を張っていた

そんな関係も翳りが見え始め、大喧嘩をしたのちに、モナはバーで出会ったゆきずりの男フランクを家に連れ込んでしまうのである

 

テーマ:相互依存の先にある未来

裏テーマ:それぞれの自立

 


■ひとこと感想

 

タイトルだけでは何の話か全く分からず、予告編にもあまりふれる機会がないままに鑑賞

キャストを調べていて、障碍者を育てた母親の話だということは分かりましたが、父親はどこに行ったんだろうと不思議でしたね

ジョエルと父が同じ苗字なので、モナとクリストフが離婚したのに母型の姓ではないところはさらっと説明されていましたね

 

映画は、障がいを持った息子が同じ障がいを持つ女性との間に子どもが生まれるという状況を描いていて、一般的に起こり得ることだと思います

両親の何を引き継いでしまうのかは分かりませんが、後半のモナのセリフだと「後天的かつ母親の未熟さで起こったのかも」と匂わせるところがありました

オセアンの母親が娘のことに気づいたのも「壁をじっとみていた」というエピソードになっていて、この2人は同じ苦しみを背負ってきた人物ということがわかります

そんな中、オセアンの父ガブリエルだけがかなり無茶なことを主張していたように思います

 

物語は、障碍者ゆえに手をかけて育ててきた自負があるモナが描かれ、彼女自身が潜在的にジョエルから逃げたかったという本音を描いていきます

その行為に対して、ゆきずりの男があれこれ言うシーンがありましたね

無関係の人に言われる筋合いはないと思うし、そこで吐露されたモナの本音は、彼女の追い込まれ度と言うものが如実に現れていたように思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作におけるネタバレというのは無いに等しく、この関係性の理想的な着地に向かっていったように思えます

いずれは独り立ちをする必要はあるし、何もできないということもないので、ジョエルとしても「息子離れをしてほしい」という気持ちはあったのでしょう

それを面と向かって言うのは相手を傷つけるだけなのですが、それを避けているとズルズルと続いていってしまうように思います

 

この関係は相互依存とまではいかないのですが、モナ側のジョエルへの依存度はかなり高いと思います

それがジョエルの生きづらさを発生させていますが、社会的に見ても「放置」と思われるような距離感では生きていけないのでしょう

何かあれば「責任論」を声高に叫ぶ人もいるので、無関係で他人事の度合いが高い人ほど「自分に不利益がなくて主張する」と言うことが起きているように思います

 

自分がいなければ何もできないと思い込んでいる状態で、実際には「普通よりは手が掛かった」のだと思います

当初は義務感とか使命感のようなものも、いずれは作業的になり、それが生活の一部となることで反動が起きてしまいます

介護に関しても同じ心理状態が働くと考えられ、精神的な束縛(双方の)を解くために、社会的な介入が必要になっていると言えます

責任論を振り翳して、家庭内での封じ込めを行わせると言う風潮もダメだと思うし、それが責務のように抱え込むことも良い結果を産むとは思えません

それでも後を絶たないのは、「恥」の文化もしくは概念があるからなのかな、と感じました

 


■「コヘレトの言葉 第3章」について

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■罪悪感と恥の概念

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103415/review/06193547/

 

公式HP:

https://cinema.starcat.co.jp/myeverything/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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