■ザ・レイジ
Contents
■オススメ度
トニー・ジャーのアクションを堪能したい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.7.14(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:惊天大营救(大救出)、英題:Striking Rescue(劇的な救出)
情報:2024年、中国、111分、PG12
ジャンル:妻子を殺された男の復讐を描いたアクション映画
監督:チョン・スーイー&グオ・ユーロン
脚本:グオ・ハイウェン
キャスト:
トニー・ジャー/托尼·賈(バイ・アン/白安:妻子を殺された元ボディガード)
ファン・ユーメン/樊雨萌(バイ・アンの妻)
マ・ルオハン/馬若涵(バイ・アンの娘)
イーソン・ハン/洪波嘉(ウー・ジョン/吴峰:ハー会長の用心棒兼運転手)
リウ・チェン/劉成(アサ/阿萨:ウー・ジョンの手下)
フィリップ・キョン/姜皓文(ハー・インハオ/賀英豪:流通会社の社長、バイ・アンのターゲット)
チェン・ドゥオイー/陳朵怡(ハー・ティン/賀婷:会長の娘、ジアティー中学校の生徒)
ペン・ボー/彭渤(ルー・ピン/路萍:ティンの育ての母、インハオの後妻)
マオ・ファン/毛凡(クレイ/克莱:ブツを奪われた麻薬の元締め)
ユー・ボーリン/于柏林(サン・カン/桑康:クン・タイを探しているクレイの手下)
グゥー・シュアイ/葛帥(ジウ・シュー/九叔:クレイの腹心)
ユー・グオ/余果 (クン・タイ/坤泰:バイ・アンの妻子を殺した男、クレイの手下)
シー・ユー/釋彦能 (ロン・タイ/龍泰:麻薬王の座を狙うクレイの手下)
ワン・チェンシン/王宸心(メヤ/米亞:斧使いの女用心棒、ロン・タイの腹心)
サン・ウェンシエ/孫文雪(クレイの秘書)
ヅー・ハイジュン/朱海軍(麻薬撲滅を訴える議員)
チェン・ナンシー/陳楠熹(ラン:議員の妻)
アレン/艾倫(シャオディー:議員の息子、長男)
ハウ・ミンユー/侯明禹(シャオダー:議員の息子、次男)
ヤン・ダチュアン/楊大川(ビン・ロウを知る男、物流会社のマネージャー)
チェン・シェイウェイ/陳昇衛(ビン・ロウ/槟榔:インハオの物流会社の元従業員)
クイ・ヤンウェイ/崔永偉(ハゲ頭の男、ピン・ロウの手下)
グオ・ハイウェン/郭海文(ハゲ頭の男の手下)
ツォオ・レンギ/趙雷棋(獣医)
チャン・ティアンギ/張天其(偽警察官)
ウー・シャングー/吴翔宇 (巡回警察官)
リャン・チャン/梁嬋(TV番組のホスト)
ワン・グオファ/王国華(中学校の校長先生)
チェン・イーシン/陳益兴(ティンのクラスメイト)
チャン・モーハン/張默涵 (ティンのクラスメイト)
リウ・シーユアン/劉思源(ティンのクラスメイト)
リン・ヅィーリン/林子琳(ホテルの受付の女、ジウの内通者)
ワン・ユーシー/王雨西(フィリピン人の女使用人)
Ike Rernen River(警察)
Hetiar Wumaier(警察)
Kuerban River(カン兄貴の手下のチンピラ)
Mikelban Abuzi(女性レポーター)
ドゥアン・ジンティン/段金婷(クレイのマッサージセラピスト)
リウ・ジュン/劉軍(拷問を受けるバイ・アンの同僚)
■映画の舞台
パリビナ共和国(架空)
ジアティ
ロケ地:
タイ
■簡単なあらすじ
パリビナ共和国ジアティにて、ある男が殺害され、その犯人は指名手配となっていた
ある男は闇組織の一員のクン・タイという男で、彼を探しているサン・カンに犯人はコンタクトを取ることになった
男の名はバイ・アンと言い、妻子をクン・タイに殺されていて、その雇い主である物流会社の会長ハー・インハオを探していた
バイ・アンはサン・カンを血祭りにあげ、インハオの居場所を聞き出そうとした
だが、それは知るのは運転手のウー・ジョンだけだと言われてしまう
そして、ウー・ジョンはジアティ中学校に通っているインハオの娘ティンの用心棒として、学校への送り迎えをしていた
そこでバイ・アンは中学校に出向き、ウー・ジョンとティンを探すことになった
ようやく見つけて、彼らを尾行するものの、彼らは何者かに狙われていた
ひとまず襲われているティンを助けに入ったバイ・アンだったが、父と不仲のティンは事の真相を知るために彼と共闘することを提案する
バイ・アンは中学生は足手纏いだと言うものの、さらに追っ手がやってきて同行せざるを得なくなる
ターゲットの娘を匿うことになったバイ・アンは、方々から狙われているティンを守りながら、事件の深淵にふれていくことになったのである
テーマ:復讐と真相
裏テーマ:たどり着いた先にある孤独
■ひとこと感想
トニー・ジャーが妻子を殺されて暴れまくると言う内容で、中国の映画だけど撮影場所は思いっきりタイでしたね
パリビナ共和国と言う架空の国が舞台となっていて、そこにある富豪が何らかの理由で主人公の妻子を殺していた、と言う流れになっていました
それゆえにハー会長を狙うことになったのですが、そこには様々な思惑があって、麻薬取引のルート拡大問題が様々な人を不幸にしていたと思います
ターゲットの娘を助けると言う展開になり、誰が味方なのかがわからないまま進み、その中で人物相関図が自然と組み立てられると言う内容になっていましたね
パンフレットがないのが残念ですが、こういう人が入り乱れまくる作品は「人物相関図(ネタバレ)」があったほうが良いと思います
メモを取りながら自作しましたが、まあ複雑な関係性になっていました
物流の大手なので「検閲逃れ」をしているのがハー会長の会社で、その物流の中に麻薬が紛れ込んでいて、それが警察に押収されたことが発端となっていました
そして、そのルートの裏側を知る人物がいて、その内通者の告発を止めるために事態が大きく動いていきます
そんな中で、妻子を殺した男はわかったけど黒幕がわからないと言う展開になっていましたが、早々にハー会長が標的となったのは、妻がそこで働いていたから、と言うものになっていました
それでも、それを主導した人物が誰かわからない中で、真相に近づいていくのがバイ・アンなのですが、家庭事情を意外なほどに傾聴していたティンが物事を大きく動かしていました
足手纏いになりそうな中学生だけど、彼女がいれば真相に辿り着けるかもしれないと言う事情があったのですが、ティンは意外と切れ者で、かなりのところまで迫っていったと思います
この二人が共闘関係になっていく中で情が芽生えるのですが、それは娘とティンが重なって見えるシーンがあったからなのでしょう
もう少し娘が大きくなったらティンのような少女になっていたかもしれないと思うようになるエピソードは胸熱な展開になっていたのではないでしょうか
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は、かなりキャラが入り乱れる作品ですが、構造としてはそこまで難しくはありません
物流会社のルートを使いたい麻薬王、その麻薬王の座を欲しがる男、麻薬に経路を使われたくない会長、会長の妻として不遇を感じている後妻
この4人の思惑に翻弄されるのがバイ・アンとその家族ということになります
流通を秘密裏に使っていたことが明るみになり、そのことを知っていたバイ・アンの妻が内部告発をしようとしていて、それを止めたのが「麻薬王になりたい手下と後妻」ということになります
彼らが自分たちがのしあがるために全てを踏み台にしていき、そうして国中の流通インフラを手中に収めながら、麻薬の密売ルートを広げようとしていました
これまでは人間の体の中にブツを詰め込んで、到着したら裁いて取り出すみたいな非人道的なことをしていましたね
バイ・アンのことを知っているロン・タイという男が黒幕になると思うのですが、彼とどのような関係だったのかはよくわかりませんでしたね
おそらくは、クレイのために情報を集める中でバイ・アンの正体に気づいていましたが、バイ・アン自身もちょっとヤバめの仕事をしていたように見えます
元ボディガードということになっていましたが、あまりにも銃火器の扱いが手慣れていたので、元軍人とか傭兵じゃないと、あそこまで強くはないように思えますね
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
本作は、かなりキャラが立っている作品で、ロン・タイのために動いている斧女メヤと、クレイの秘書がかなり屈強な女性として描かれています
ウー・ジョンをあそこまで苦しめるのに役名がないのはかわいそうですが、斧女も最後まで名前を呼ばれないのは何でかなあと思ってしまいました
バイ・アンの妻子にも名前はなく、それでいて議員の家族には名前があったりするのですね
クレジットには書かれていませんが、明確に名前を呼んでいましたね
でも、議員自身には名前がなかったりするのですが、タイの人だったら、彼が出演したインタビュー番組の字幕を読めたりするのかな、と思いました
主人公が無双するという感じではなく、ほぼ肉体のみで突っ走る流れになっていて、結構ダメージを喰らいまくっていました
ラストでも、そこまで強くないはずの相手に苦戦したりするのですが、このあたりのタフさというのはリアリティ寄りになっていました
他にも気合いの入ったシーンが多く、小学生ぐらいの子どもが普通に撃たれて死ぬシーンがあったり、バイ・アンの妻子も結構エグいシーンとして描かれています
そんな中で、倉庫のマネージャーの「英語はわからないネタ」とか、「獣医の顛末」などの笑いを誘うシーンもありましたね
その温度差がなかなか不可思議な感じで、これが中国のノリなのかな、と思いました
特殊能力系のアクションで疲れた人にとっては、ちょっと90年代テイストのノリで楽しめるので、格闘系アクションが好きなら見ても損はないと思います
それにしてもパンフないのはキツいっすね~
ちなみに邦題の『ザ・レイジ(The Rage)』は「怒り」という意味なのですが、どこからその言葉が出てきたんだろうというほどに原題(&英題)とかけ離れいるなあと思いました
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105943/review/06734061/
公式HP:
