【映画感想】トイ・ストーリー5【後半:ネタバレあり】

■トイ・ストーリー5


■オススメ度

 

シリーズが好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.7.4(MOVIX京都)


■映画情報

 

原題:Toy Story 5

情報:2026年、アメリカ、102分、G

ジャンル:タブレットの登場で価値を失うと恐れるおもちゃたちを描いたファンタジー映画

 

監督:アンドリュー・スタントン

脚本:アンドリュー・スタントン&マッケナ・ハリス

 

キャスト:

トム・ハンクス/Tom Hanks(ウッディ・プライド/Woody:カウボーイの人形)

ティム・アレン/Tim Allen(バズ・ライトイヤー/Buzz Lightyear:スペースレンジャーのアクション人形)

 

グレタ・リー/Greta Lee(リリーパッド/Lilypad:ボニーの元に来るタブレット)

 

ジョーン・キューザック/Joan Cusack(ジェシー/Jessie:カウガールの人形)

 

コナン・オブライエン/Conan O’Brien(スマーティー・パンツ/Smarty Pants:トイレトレーニング用のおもちゃ)

シェルビー・ラバラ/Shelby Rabara(スナッピー/Snappy:デジカメのおもちゃ)

クレイグ・ロビンソン/Craig Robinson(アトラス/Atlas:デジタルマップのおもちゃ)

 

トニー・ヘイル/Tony Hale(フォーキー/Forky:ボニーが幼稚園で作った手作りのおもちゃ)

ジョン・ラッツェンバーガー/John Ratzenberger(ハム/Hamm:豚の貯金箱)

ウォーレス・ショーン/Wallace Shawn(レックス/Rex:ティラノサウルスの人形)

ブレイク・クラーク/Blake Clark(スリンキー・ドッグ/Slinky Dog:バネでできた犬の人形)

ジェフ・バーグマン/Jeff Bergman(ミスター・ポテトヘッド/Mr. Potato Head:ジャガイモ頭の人形)

アンナ・ヴォチーノ/Anna Vocino(ミセス・ポテトヘッド/Mrs. Potato Head:ジャガイモ頭の人形)

ボニー・ハント/Bonnie Hunt(ドーリー/Dolly:紫色の髪の毛のぬいぐるみ)

メリッサ・ヴィルアセノーラ/Melissa Villaseñor(カレン・ビバリー/Karen Beverly:ボニーが幼稚園で作った手作りのおもちゃ)

ジョン・ホプキンス/John Hopkins(ミスター・プリックスパンツ/Mr. Pricklepants:ハリネズミのぬいぐるみ)

クリスティン・シャール/Kristen Schaal(トリクシー/Trixie:トリケラトプスの人形)

アラン・カミング/Alan Cumming(ブルズアイ/Evil Bullseye:ジェシーの愛馬)

アーニー・ハドソン/Ernie Hudson(コンバット・カール/Combat Carl:迷彩服を着た軍人の人形)

バッド・バニー/Bad Bunny(サングラスを掛けたピザ/Pizza with Sunglasses)

 

Matty Matheson(ドクター・ナットケース/Dr. Nutcase:電子機器が嫌いなピーナッツのおもちゃ)

 

アニー・ポッツ/Annie Potts(ボー・ピープ/Bo Peep:陶器製の羊飼いの人形)

キアヌ・リーヴス/Keanu Reeves(デューク・カブーン/Duke Caboom:カナダのスタントマンの人形)

 

【人間界】

スカーレット・スピアーズ/Scarlett Spears(ボニー・アンダーソン/Bonnie:内気な少女)

Lori Alan(ボニーの母)

Jay Hernandez(ボニーの父)

 

マイカル=ミシェル・ハリス/Mykal-Michelle Harris(ブレイズ/Blaze:ジェシーが迷い込む牧場主の娘)

Krys Marshall(ブレイズの母)

 

演者不明(チェルシー:ダンス教室の子ども)

演者不明(キャラ:ダンス教室の子ども)

演者不明(ハイディ:ダンス教室の子ども)

演者不明(ジョーダン家の双子)

演者不明(トレバー:ナットケースの持ち主)

 

演者なし(ダファテイル:ブレイズの愛馬)

演者なし(ジミー・ディーン:ブレイズの家の飼い豚)

 

【Additional Voices(その他の声の出演者)】

Paxton Andrews

Ashley Bell

Michael Bell

Bob Bergen

Comic Con Los Angeles

Daniel Mk Cohen

Terri Douglas

Barbara Goodson

Sarah Hollis

Keston John

Paul Karmiryan

Brian Larsen

Lucy Lowe

Mona Marshall

Anndi McAfee

Amari McCoy

Scott Menville

Sailor Mae Money

Brad Norman

Jamieson Price

Jerome Ranft

Kayleigh Rayne

Cheyah Rukavina

Hazel Shea

Andrew Stanton

Tara Strong

Jordan Sunshine

Fred Tatasciore

Lucie Vuong

Hynden Walch

Kari Wahlgren

Shelby Young

 

【日本語吹替版】

唐沢寿明(ウッディ)

所ジョージ(バズ)

日下由美(ジェシー)

広瀬アリス(リリーパッド)

佐野勇人(スマーティー・パンツ)

竜星涼(フォーキー)

松井ケムリ(アトラス)

井上和(スナッピー)

三ツ矢雄二(レックス)

辻親八(スリンキー・ドッグ)

遠藤純一(ミスター・ポテトヘッド)

松金よね子(ミセス・ポテトヘッド)

戸田恵子(ボー・ピープ)

沢城みゆき(ドーリー)

南真由(カレン・ビバリー)

落合弘治(ミスター・プリックルパンツ)

許綾香(トリクシー)

三宅健太(コンバット・カール)

森川智之(デューク・カブーン)

松尾駿(ダッキー)

ふくまつ進紗(バターカップ)

天野叶愛(ボニー)

白山乃愛(ブレイズ)

 

【その他の日本語吹替】

木村昴

花江夏樹

諏訪部順一

小島よしお

佐々木梅治

江口拓也

朴璐美

佐倉綾音

子安武人

神谷浩史

上坂すみれ

雨宮天

上田麗奈

高橋李依

塩﨑太智

𠮷田仁人

 


■映画の舞台

 

アメリカのどこかの町

 


■簡単なあらすじ

 

前作にて、持ち主を失ったおもちゃのためにボニーの元を去ったウッディは、その役割をジェシーとバズに託していた

8歳になったボニーはいまだに友だちができず、隣に住んでいる双子に声を掛けることもできなかった

 

ある日のこと、友だちができずに苦しんでいるボニーを見た両親は、誰もが持っているタブレット型のデバイス「リリーパッド」を彼女に買い与えることになった

その日から、ボニーの生活はリリーパッドが中心になり、ジェシーたちは役割を失ってしまう

そこでボニーはウッディに助けを求め、彼はジェシーたちのために外界から戻ることになった

 

リリーパッドはボニーのためにネットを経由して友だちを作って見せるものの、ボニーはそこでもうまく友だちができなかった

やがて、リリーパッドも自分の間違いに気づき、ボニーの元に去ろうと決心するのだが、ジェシーたちはリリーパッドの力で、ボニーが友だちを作れることに気づく

そして、彼女のために、対立していたおもちゃたちは力を合わせることになったのである

 

テーマ:おもちゃの役割

裏テーマ:おもちゃの使命

 


■ひとこと感想

 

シリーズは見ていると思いますが、ほとんど覚えていない感じで、前作は結構評価が割れていたなあという思い出がありますね

おもちゃが人にバレないように動くというファンタジーで、それぞれが人格を持って、自身の自由意志で動いているという設定になっています

自分たちが遊ばれないことを悲しむというよりも、ボニーが孤独になっていることに耐えられない、という感じになっていました

 

新しいおもちゃの出現で立場が危うくなるということの連続がおもちゃ界では起きるのですが、おもちゃが本来戦うべきはデバイスではなくソフトのように思います

おもちゃとソフトの大きな違いは「遊び方に幅がない」というところで、ソフトの集合体であるデバイスも、そのひとつひとつのソフトの制約からは逃れられないと言えます

そして、その無限性の中には「創造性を育てるソフト」というものもあるのですが、それもソフト内に限定されたものに過ぎないと言えます

 

映画では、おもちゃを使って創造性を発揮するという感じになっていて、そこにあるおもちゃに性格や設定を与え、自分自身で物語を作っていきます

これが一人でできるものではありますが、やがては想像の限界点に辿り着いて飽きてしまうのですね

そこに他の人が加わることで、その遊び方に価値を見出していると、自分では思いつかないようなことが出てきます

それはヒントであり、また新たな創造性を発揮することに繋がっていました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、友だちの作り方が変わった現代において、直接会うこともなく画面上で友だちになるという冒頭があり、その後にジェシーがブレイズと出会ったことによって、彼女ならボニーの友だちになれるのではないかと思い始めます

リリーパッドの友だちの増やし方と決定的に違うのは、単なる繋がりの申請を許諾するのではなく、性質合いそうな相手を実際に見て確かめるところだと思います

そう言った役割をリリーパッドもできると思いますが、彼女はネットワーク上にアップロードされた情報のみでそれを判断せざるを得ないのですね

その奥にある「友だち申請を行なっている人のことはわからない」という中でも、繋がりがあれば誰でも良いのではないかというふうに、申請を受け付けたりしていました

 

この流れは実に現代的であり、いわゆる「観念上の友だち」というものは多数存在するのですね

顔を見たことも話したこともないけど、共通の話題で実際に何らかのやり取りをしているという関係性は確かにあって、それはジェシーたちが考える友だちとは違っていると思います

あくまでも、同じ空間で、同じものを使って、同じ価値観で楽しむという概念があって、それを可能にするためには多くのハードルがあると言えるのでしょう

 

現代では、ネットワークによって、その関係性を広げることはできますが、同時に相手が「同じ価値観」だとしても、同じ世代かどうかもわからなければ、性別、国籍などもわからなかったりします

実際に会おうとしても不可能な距離感だったりするのですが、それを解決しつつあるのが、対面型映像対話によるコミュニケーションの発達であると言えます

コロナ禍において、この技術はかなり発展し、これまでは1対1でしか難しかった対面型対話が複数人数で行えるようになったりします

映像を介することで、相手のことがより理解しやすくなり、距離感も近づいていきます

リリーパッドに欠けていたのは、そういったリアルの部分であり、それをどのように繋ぎ合わせるのかという手順を踏み誤ったことのように思いました

 


120分で人生を少しだけ良くするヒント

 

映画は、おもちゃの進化と共に同じ難題を抱えていて、それを描いていくことになります

当初はバズが新しいおもちゃで、それで遊ぶのは男の子でしたが、ジェシーがメインになると女の子が主体となっていきます

デバイス時代になると、この性差というものがなくなってしまうのですが、それは遊び方の本質が全く違うからだと思います

 

いわゆる「ソフトに遊ばされている」という感じで、あるルールに則ったゲームにおける、その操作性を競うというものになっています

それはおもちゃがデジタル化していスマーティパンツの段階で訪れていて、単調な繰り返しのゲームは、自身の過去と競り合うという流れになっていきます

そして、ネットワーク上でその技術を競うというものになっていて、この遊び方が創造性を生む可能性は低いと言えるのでしょう

ソフト内での工夫が見られても、その世界の外側には出られないので、むしろデバイス自体をどのようにカスタマイズするのか、という方向にシフトするようにも思えます

 

映画は、おもちゃが自分の存在の危うさに立ち向かうというものが変質し、どんなおもちゃでも良いから「ボニーを笑顔にしたい」と思うようになっていきます

それがリリーパッドができるなら、喜んで箱の中で眠るし、必要になったら彼らの前に現れるのだと思います

そして、今はAIの時代となり、今度は「友だち」というものの人間か否かという時代に突入していきます

『トイ・ストーリー』のシリーズで描く内容なのかは分かりませんが、今では「人間が友だちでないとダメなのか」という命題もあったりするのですね

そう言った意味において、続編がどんなテーマになるのかは興味深いなあ、と思いました

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104002/review/06700704/

 

公式HP:

https://www.disney.co.jp/movie/toy5

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投稿者 Hiroshi_Takata

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