■映画鑑賞まとめ■
5月、第2週(2023.5.8〜2023,5,14)
■帰れない山
■オススメ度
壮大な自然の中で佇む人の映画が好きな人(★★★)
男の友情物語が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.8(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Le otto montagne(8つの山)、英題:The Eight Mountain
情報:2022年、イタリア&ベルギー&フランス、147分、G
ジャンル:自分の居場所を求める二人の男の友情を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:フェリックス・バン・ヒュルーニンゲン&シャルロッテ・ファンデルメーシュ
原作:パオロ・コニェッティ/Paolo Cognetti『Le otto montagne(2016年
キャスト:
ルカ・マリネッリ/Luca Marinelli(ピエトロ・グアスティ:浮ついた生活を続ける青年)
(幼少期:ルーポ・バルイエロ/Lupo Barbiero)
(10代:アンドレア・パルマ/Andrea Palma)
アレッサンドロ・ボルギ/Alessandro Borghi(ブルーノ・グルエルミーナ:村に住む畜産を営む青年)
(幼少期:クリスティアーノ・サッセッラ/Cristiano Sassella)
(10代:フランチェスコ・パロンベッリ/Francesco Palombelli)
エリザベッタ・マッズッロ/Elisabetta Mazzullo(ラーラ:ピエトロの大学時代の友人)
Iris Barbiero(アニータ:ラーラの娘)
スラクシャ・パンタ/Surakshya Panta(アズミ:ピエトロがネパールで出会う女性)
エレナ・リエッティ/Elena Lietti(フランチェスカ・グアスティ:ピエトロの母)
フィリッポ・ティミ/Filippo Timi(ジョヴァンニ・グアスティ:ピエトロの父、エンジニア兼登山家)
Gualtiero Burzi(ルイージ:ブルーノのおじ)
Chiara Jorrioz(ソニア:ブルーノのおば)
■映画の舞台
北イタリア:トリノ&グラーナ村
ネパール:
ロケ地:
イタリア:ブリュッソン
Brusson, Valle d’Aosta
https://goo.gl/maps/deciptuu4BAgNmto7
イタリア:トリノ
Turin, Piedmont
https://goo.gl/maps/SQVb1AZgnFsGj7bf7
イタリア:エストウル(小屋のあたり)
https://maps.app.goo.gl/pom1KQrb7ybrH7638?g_st=ic
ネパール:コト
Koto, Nepal
https://goo.gl/maps/mepErw4oEbYy8yZ27
ネパール:ヒマラヤ山脈
Himalaya Mountains, Nepal
https://goo.gl/maps/RXzq1ptPpFH3xTGH8
■簡単なあらすじ
北イタリアのトリノに住むピエトロは、夏になると両親と一緒にグラーノ村を訪れていた
父はエンジニアで働きながら、休みには登山をするのが趣味で、そのための別荘を購入している
村は140人程度しかいなかったが、偶然にもピエトロと同じ歳の少年ブルーノがいた
彼は叔父の経営する牧場を手伝っていて、父は出稼ぎに別の街で働いている
友人のいないピエトロはブルーノと仲良くなり、貴重な青春期を過ごすことになった
ある日、父の登山に同行したピエトロは登山の楽しさを知り、今度はブルーノも一緒に連れていくことになった
氷河を登る険しいルートで、山岳ガイドは「子連れは危険」と忠告する
その後、順調に登っていたように思えたが、ピエトロは高山病を発症し、登山はクレバスを越えることなく終わってしまった
父はブルーノに教育を受けさせたいと、彼の叔父たちに話を持ちかけるものの、ブルーノの父はそれを許さずに出稼ぎに連れて行ってしまう
そして、二人は会えない時間を重ね、それぞれの道を歩むことになったのである
テーマ:友としてできること
裏テーマ:人生の愉しみに必要なこと
■ひとこと感想
広大な山岳地帯を舞台に、そこで友情を深める物語で、タイトルの『帰れない山』の意味深さに惹かれて鑑賞を決めました
ガチの友情系で、LGBTQ+ではなく、淡々とした中に、少しずつ生育する友情が描かれていました
村に留まるブルーノと世界を渡り歩くピエトロは、夏にだけ約束の小屋で過ごすことになります
映画の前半は、この小屋を建てるシークエンスになっていて、後半はやや趣が違うヒューマンドラマになっています
前半は青春映画、後半はヒューマンドラマという感じでしょうか
4:3のスタンダードサイズのフィルムになっていて、自然の優雅さと怖さが同居する映像美がありましたね
山に慣れている人たちの物語なので、めっちゃ軽装で登っていくのですが、高所恐怖症だとキツいシーンもいくつかありましたね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386692/review/f1ea7b8c-ff43-4fe9-8f9e-f26a7254726e/
公式HP:
https://www.cetera.co.jp/theeightmountains/
■EO
■オススメ度
ロバ目線に興味のある人(★★★)
社会風刺の映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.9(京都シネマ)
■映画情報
原題:EO
情報:2022年、ポーランド&イタリア、88分、G
ジャンル:サーカスのロバの目線で描かれる人間世界を描いた社会派啓発ドラマ
監督:イエジー・スコリモフスキ
脚本:エバ・ピアスコフスカ&イエジー・スコリモフスキ
キャスト:
Hola&Tako&Marietta&Ettore&Rocco&Mela(EO:サーカスのロバ)
サンドラ・ジマルスカ/Sandra Drzymalska(カサンドラ/マグダ:サーカスのパフォーマー)
Tomasz Organek(ジオム:サーカスの団員)
Lolita Chammah(ドーラ:馬と写真を撮るモデル)
Agata Sasinowska(カジャ:牧場の従業員、子どもたちに童話を読み聞かせる女性)
Michal Przybyslawski(ゼネク:サッカー選手、消防隊員)
マテウシュ・コシチュキェビチ/Mateusz Kosciukiewicz(マテオ:馬運車の運転手)
ロレンツォ・ズルゾロ/Lorenzo Zurzolo(ヴィトー:司祭)
イザベル・ユペール/Isabelle Huppert(伯爵夫人、ヴィトーの恋人)
■映画の舞台
ポーランド:ヴロツワフ
ロケ地:
ポーランド:ブコフスコ
Bukowsko, Podkarpackie, Poland
https://goo.gl/maps/Rf5Q6q6vPWWsonSF9
ポーランド:リマヌフ
Rymanów, Podkarpackie, Poland
https://goo.gl/maps/esxdECBw37n4y7y79
ポーランド:ビスウォチェク
Wisloczek, Podkarpackie, Poland
https://goo.gl/maps/h7taPvWZM8YtWAP5A
ポーランド:ビストシツキエ湖
Jezioro Bystrzyckie, Dolnoslaskie, Poland
https://goo.gl/maps/Rk34d68RQejFUeyk8
ポーランド:ヴィラヌフ宮殿
Palace, Wilanów, Warsaw, Mazowieckie, Poland
https://goo.gl/maps/LnLvwJKt2NiBq1229Wilanów
イタリア:ローマ
Rome, Lazio, Italy
https://goo.gl/maps/1Men3nZbgVnE7xKN8
■簡単なあらすじ
サーカスに所属しているロバのEOは、パフォーマーのカサンドラとともに観客を湧かせる名コンビだった
だが、動物愛護団体の活動によってサーカスは禁止され、EOは没収されてしまう
失意に暮れるカサンドラだったが、現実は容赦なかった
その後、EOは競走馬の厩舎に預けられたり、牧場で飼われたりしていたが、カサンドラとの再会をきっかけに辺りを彷徨うことになってしまう
夜の森ではハンターに遭遇したり、闇の中に潜む何かに怯える時間を過ごしていたが、町に向かった際に消防隊員に保護されてしまう
消防隊員たちがサッカーに明け暮れている中、試合の重要な局面でEOは物音を立ててしまい、負けたチームに腹いせに殴打されてしまう
生死を彷徨う中、EOは懸命に生きて、次なる土地へと向かうことになった
テーマ:動物目線の人間の行動
裏テーマ:エゴと暴力と承認欲求
■ひとこと感想
動物愛護団体の活動の余波を受けて保護されるロバのEOを描いている本作は、彼の目線で人間の愚かな行動を描いていく力作になっていました
赤と黒のコントラストが強烈で、そのシーンの前後でテイストが変わる印象がありますね
保護されたあとは無関心な愛護団体は、EOがどのような顛末を経たのかを知る由もないでしょう
都会に来てからも扱いはそんなに変わることはないのですが、より一層危険な匂いが漂っています
より暴力的になって、むちゃくちゃになるのですが、その煽りを受けたりと散々だったりします
EOを愛する人から剥ぎ取られ、それによって動物以下の扱いを受ける中で、ようやくEOを愛する人が登場しても長続きしません
人間社会において、家畜の幸せとは何かを突きつけてきますが、人間が愚か以外の感想がなかったりしますね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385639/review/0a5dede3-487a-420a-8636-7c0d4b9dc97a/
公式HP:
https://eo-movie.com/
■それでも私は生きていく
■オススメ度
介護疲れ問題が気になる人(★★★)
不倫のドロドロが好きな人(★★)
レア・セドゥさんのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.9(京都シネマ)
■映画情報
原題:Un beau matin(ステキな朝)、英題:One Fine Morning(ある晴れた朝)
情報:2022年、フランス&ベルギー、112分、R15+
ジャンル:介護疲れのシングルマザーの孤独を描いた社会派ラブロマンス映画
監督&脚本:ミア・ハンセン=ラブ
キャスト:
レア・セドゥ/Léa Seydoux(サンドラ・キンツレー:父を介護するシングルマザー、翻訳家)
カミーユ・ルバン・マルタン/Camille Leban Martins(リン:サンドラの娘、8歳)
パスカル・グレゴリー/Pascal Greggory(ゲオルグ:ベンソン症候群を患うサンドラの年老いた父)
フェイリア・ドゥリバ/Fejria Deliba(レイラ:ゲオルグの恋人)
メルビル・プボー/Melvil Poupaud(クレマン:サンドラの旧友、宇宙科学者)
ニコール・ガルシア/Nicole Garcia(フランソワーズ:ゲオルグの元妻、サンドラの母)
ピエール・ムニエ/Pierre Meunier(ミッチェル:フランソワーズの夫)
サラ・ル・ピカール/Sarah Le Picard(エロディ:サンドラの妹)
Jacqueline Hansen-Løve(ジャックリーン:ゲオルグの母、サンドラの祖母)
Elsa Guedj(エスター:ゲオルグの元生徒)
■映画の舞台
フランス:パリ
ロケ地:
フランス:パリ
ドーメニル湖/Lac Daumesnil
https://maps.app.goo.gl/x3TnVJEH64AoHvWU7?g_st=ic
ルイ・ドパントン/Rue Daubenton
https://maps.app.goo.gl/4QzbBHeKGCPMvteHA?g_st=ic
セント・オーガスティン/Rue Saint-Augustin
https://maps.app.goo.gl/2Rh2Wjced747RUhe8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
フランスのパリで通訳士として働くサンドラは、難病の父ゲオルグの介護に勤しんでいた
自分のことは自分でできず、ホームに入ることを余儀なくされていて、費用のなるべく掛からない公営のホームを探していた
ゲオルグに恋人のライラがいて、元妻フランソワーズは再婚している
サンドラは夫と死別していて、娘のリンと二人暮らしをしながら、多忙な日々と過ごしていた
ある日、旧友のクレマンと再会したサンドラは、心がときめくものを感じる
クレマンには妻子がいたが、彼の家庭も複雑なようで、つい魔が差して関係を持ってしまう
そんな中、父の病状は徐々に悪化し、サンドラのことがわからなくなってくるのである
テーマ:心の隙間を埋めるもの
裏テーマ:欲求不満を埋めるもの
■ひとこと感想
タイトルからどんな話かわからなかったのですが、父の介護疲れで行き詰まっている女性の心の解放を描いているようでした
クレマンとの関係がメインで、娘も彼を好意的に受け止めていましたが、不倫問題のグダグダが延々と続いていて、最後の方がかなりダレる感じになっていました
人間関係が結構ややこしめなのですが、ほとんど説明がなく進んでいくので、人物相関を頭の中で展開させるのに苦労が必要な感じになっています
孤独を埋め合う様子が描かれているのですが、単なる肉欲に溺れているだけになっているのはどうなんでしょうねえ
思春期の娘がいるのにイチャラブ全開なのですが、娘はクレマンが妻子持ちだと知らないので仕方ないのかもしれません
映画は、介護施設巡りをしていく中で理想の臨終を探すのですが、フランスの制度とか事情がよくわからないのと、ゲオルグの病気が特殊なので、理解するのにひと手間必要な感じになっています
介護問題も中途半端だし、不倫メインの物語もあっち行ったり、こっち行ったりと落ち着かない内容になっていましたね
介護問題と不倫問題の並行表記はあまりうまく行っていないように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385903/review/76d388bc-eacf-4fb5-98fe-c24453c0100f/
公式HP:
■アダマン号に乗って
■オススメ度
社会派ドキュメンタリーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.10(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
原題:Sur L’Adamant、英題:On the Adamant
情報:2023年、フランス、109分、G
ジャンル:セーヌ川に浮かぶデイケアセンターの日常を切り取ったドキュメンタリー
監督:ニコラ・フィリベール
キャスト:
アダマン号に集まる人々
■映画の舞台
フランス:パリ
セーヌ川に浮かぶ「アダマン号」
ロケ地:
アダマン号
Day Center L’adamant
https://maps.app.goo.gl/iM33n2Lbtvmjze759?g_st=ic
■簡単なあらすじ
セーヌ川に浮かぶ精神医療のデイケアセンター「アダマン号」には、フランス公的精神医療の機関にて治療を受けている患者たちが集う場だった
ワークショップと呼ばれるカリキュラムを自分たちで立案して行なっていて、グループ・ディスカッションからダンス、絵画、歌など、様々なことをして復帰支援を行なっていた
映画は、アダマン号に潜入し、そこで行われているワークショップを捉えながら、それぞれが疾患について考えていることをインタビューする形になっている
インタビュアーと利用者は名前で呼び合いながら交流を深め、それぞれの哲学にふれる中で、人生訓が提示されていく
また、ワークショップの在り方について利用者が問題提起をし、管理者がそれを調整する様子を切り取っていく
テーマ:全体を捉える
裏テーマ:言語化される哲学と思想
■ひとこと感想
「早く出たいと思った」と言う感想を人伝に聞き、「それならばトライしよう」と言うことで急遽参戦
基本的にドキュメンタリーは観ない(映画館では)派なのですが、「そこまで酷評と絶賛が入り混じっているなら」と言うことで興味が湧きました
結論から言えば「退屈」の一言なのですが、それはノーカットだからとか、テーマがわかりにくいからではなく、「ほぼ普通の人に見える人々の日常を眺めても楽しさがわからない」からでしたね
いわゆる「人間観察が好きな人」には刺さるのだと思いますが、その趣味がないので「人のプライベートに切り込んでどうするよ?」と言うものはありました
映画は、言われないとわからないくらいに普通に話したりしているので、映画にできる部分だけを切り取っているように思えます
すべては個人への配慮もあって映せないと思うのですが、編集がなくても「素材の取り捨て」で趣旨がダダ漏れになっているのですね
このあたりの制作意図があまり好意的に思えず、それゆえに「どんな感情で向き合っても監督の思う壺」と言うところに腹立たしさを感じてしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/387279/review/d5520aef-1d56-43de-8a5d-4a59e25be51e/
公式HP:
https://longride.jp/adaman/index.html
■ジュリア(s)
■オススメ度
パラレルワールド系の映画が好きな人(★★★)
人生讃歌の映画が好きな人(★★★)
人生の中で「もしも」を考えたことがある人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.11(T・JOY京都)
■映画情報
原題:Le tourbillon de la vie(人生の旋風)、英題:Julia(s)
情報:2022年、フランス、120分、PG12
ジャンル:偶然起こる人生の分岐点を追うヒューマンドラマ
監督:オリビエ・トレイナー
脚本:オリビエ・トレイナー&カミーユ・トレイナー
キャスト:
ルー・ドゥ・ラージュ/Lou de Laâge(ジュリア・フェインマン:ピアニストとして大成することを期待される娘)
(2歳時:Carmen Trainer)
イザベル・カレ/Isabelle Carré(アンナ・フェインマン:ジュリアの母)
グレゴリー・ガドゥボワ/Grégory Gadebois(ピエール・フェインマン:ジュリアの父、ピアノ工房を経営)
マルクス・グラーザー/Markus Glaser(マルクス・スコンバーグ:ベルリンで出会う男性)
Aliocha Schneider(ナタン・ジェラルド:ジュリアの幼馴染)
エステール・ガレル/Esther Garrel(エミリー:ジュリアの友人)
ラファエル・ペルソナス/Raphaël Personnaz(ポール・ソレル:ジュリアと本屋で出会う物理学の学生)
Iris Monzini(カミーユ:4歳時、ジュリアとポールの娘)
(10歳時:Sienna Morel)
(16歳時:Léa Jousset)
Hugo Treiner(ラファエル:6歳時、ジュリアとポールの息子)
(12歳時:Milo Mazé)
Denis Podalydés(ヴィクトル・マスネ:ジュリアのピアノに惚れ込むマリアのマネージャー、コンクールの審査員)
Kudritskaya Natacha(マリア・オノニエフ:傲慢なピアニスト)
セバスチャン・プードル/SébastienPouderoux(ガブリエル・トウロヌール:マドレーヌの父、母の主治医)
Natacha Krief(マドレーヌ・トウロヌール:ジュリアの生徒)
Sam Chemoul(テオ・ヴァティーヌ:16歳時、絶対音感を持つジュリアの生徒)
(46歳時:Gaspard Brécount)
■映画の舞台
1989年〜2052年
オランダ:アムステルダム
ドイツ:ベルリン
フランス:パリ
日本:東京
ロケ地:
フランス:セーヌ=サン=ドニ
https://maps.app.goo.gl/daXoWJLnoYao6qe99?g_st=ic
フランス:パリ14区
国際大学都市(オランダ館)
フランス:パリ
Cafe Cave La Bourgogne
https://maps.app.goo.gl/Uwo1PqiBhjCAtFDy7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
オランダにあるアムステルダム音楽学校に通う17歳のジュリアは、友人たちとともにベルリンの壁の崩壊を見に行こうと盛り上がっていた
寄宿舎を抜け出そうとするジュリアとエミリーだったが、バスに乗る寸前にパスポートを部屋に忘れていたことに気づく
取りに戻ったジュリアだったが、そこで教師に見つかってしまい、ベルリンに行けなくなってしまった
一方、ジュリアのパスポートが落ちているのに気づいたエミリーはそれを拾い、ジュリアはベルリンに行くことができた
ベルリンの壁の崩壊に感動したジュリアは、そこで屋外のピアノ演奏をして、それが新聞記事になってしまう
その記事を見た父は激怒し、ジュリアと喧嘩になってしまう
ジュリアは家を飛び出し、ベルリンへと向かう
そして、そこで知り合ったマルクスと恋に落ちていく
一方、ベルリンに行けなかったジュリアは本屋に向かい、そこでポールと会う
意気投合したジュリアはポールと恋仲になり、コンクールにも優勝し、両親公認の仲を深めていった
一方、同じくベルリンに行けなかったジュリアは、本屋で誰と出会うこともなくコンクールに出場する
だが、思うような演奏ができずに敗退し、ピアニストの付き人として働くことになった
それぞれの分岐点で「偶然」が重なったジュリアが、それぞれの方向で人生を深めていく
一体、どの人生が彼女の人生だったのか?
1989年から、80歳になる2052年までのいくつものジュリアを同時進行で描いていく
テーマ:偶然の先にある運命
裏テーマ:もしもの先にある幸福
■ひとこと感想
パラレルワールドを同時進行させると言う、脚本と編集が地獄だっただろうなあと言う作品
大きく分けて4つの人生を同時に描き、その分岐点が明確になっています
あらすじだけ聞くとややこしそうですが、映像的にはビジュアルを変化させているので、そこまで混乱はしません
とは言え、さすがに3つに分岐するパリの人生の後半はとてつもなくわかりにくいかなと思いました
映画は、80歳まで生きたジュリアが過去を回想する物語ですが、ひとつの人生が本物で、残りの人生は妄想と言うことになります
なぜ、この分岐の先を彼女が妄想したかまでは描かれませんが、そこは映画的なお約束と言う感じになっています
基本的には髪型で見分けるしかないのですね
金髪ボブ、金髪ロング、ブラウンロング、ブラウンパーマみたいな感じなので、そこまで明確に見分けられるかは何とも言えない感じになっていますね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/388850/review/71b3ad59-9dbe-421a-b74d-bcffa97482de/
公式HP:
https://klockworx.com/movies/13045/
■ウィ、シェフ
■オススメ度
料理が人間関係に寄与する映画が好きな人(★★★)
フランス移民問題に興味がある(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.11(アップリンク京都)
■映画情報
原題:La Brigade(レストランで働く役割分担が決められたチームのこと)、英題:The Kictchen Brigade
情報:2022年、フランス、97分、G
ジャンル:高級レストランのシェフが施設で働く中で変化する様子を描いたヒューマンドラマ
監督:ルイ=ジュリアン・プティ
脚本:ルイ=ジュリアン・プティ&リザ・ベンギーギ=デュケンヌ&ソフィー・ベンサドゥン&トマ・プジョル
キャスト:
オドレイ・ラミー/Audrey Lamy(カティ・マリー/Cathy Marie:人付き合いが苦手なシェフ、モデルはカトリーヌ・グロージャン/Catherine Grosjean)
フランソワ・クリュゼ/François Cluzet(ロレンゾ・カルディ:施設長)
シャンタル・ヌービル/Chantal Neuwirth(サビーヌ:施設の職員)
ファトゥ・キャバ/Fatou mata Kaba(ファトゥ:女優志望のカティの親友)
ヤニック・カロンボ/Yannick Kalombo(ギュスギュス:夢はシェフの少年)
アマドゥ・バー/Amadou Bah(ママドゥ・バー:母と仲良しの青年)
ママドゥ・コイタ/Mamadou Koita(ジブリル:夢はサッカー選手の青年)
アルファ・バリー/Alpha Barry(アルファ・バリー:赤いバンダナのコートジボワール出身の青年)
ヤダフ・アウェル/Yadaf Awel(ヤダフ・アウェル:エチオピアから来た優秀な元学生)
ブバカール・バルデ/Boubacar Balde(ブバガール:説明上手なドレッドヘアの青年)
Charlotte Léo(アン=マリー:福祉担当の役所の職員)
Chloe Astor(リナ・デリト:カティと喧嘩する料理長)
Stéphane Brel(ミカエル:「ザ・コック」のホスト)
■映画の舞台
フランス:ダンケルク
ダンケルク
https://maps.app.goo.gl/9LuewE9dgLFrRiLH6?g_st=ic
ロケ地:
不明
■簡単なあらすじ
高級レストランで働くシェフのカティは、自分のレシピをアレンジされたことに腹を立て、オーナーシェフのリナ・デレナと喧嘩になって飛び出してしまう
色んなところに電話を掛けまくっても働き口は見つからず、ようやく見つけた場所は、移民を保護している施設だった
不本意な職場でも自己流を貫くカティは、施設長のロレンゾと衝突しながらも、少年たちに本物の料理を提供しようとする
だが、人手が足りないことは明白で、そこでロレンゾのアイデアに乗せられて、少年たちを助手にすることに決めた
言葉もロクに知らない料理素人たちだったが、施設職員のサビーヌややる気のあるギュスギュスたちの手を借りる中で料理教室を始めていく
そして、有志を選出してチームを結成し、コース料理の一部を作ることに成功する
だが、移民の少年たちは成人すると母国に強制送還されることが決まっていて、そこでカティはある目論見を持って、招待されていた料理番組に出演することになったのである
テーマ:こだわりを貫く目的意識
裏テーマ:移民問題に対するアンチテーゼ
■ひとこと感想
フランスの移民問題と頑固なシェフと言う組み合わせで、料理素人に教えると言うテイストになっていました
見た目はコメディですが、結構移民問題を深掘りしているので、社会派っぽさも感じます
物語は予定調和に見えますが、後半はややファンタジーに感じる部分がありました
実在する人物カトリーヌ・グローシャンさんのエピソードから着想を得たものですが、施設で料理を教えていき、就職のための技能学校を作ったと言うところが現実パートかなと思います
後半のテレビ番組のシーンが唐突で無茶な流れになっていますが、実に映画的でカティの過去を考えるとアリなのかなと思います
移民問題を解決に導くために何をするかということはありますが、職を手につけることさえできれば、強制送還されたとしても何らかの手立てが生まれたのかなと思わせてくれます
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/388529/review/ec288aa0-1e8d-402d-84aa-e5f969d1f0fd/
公式HP:
■放課後アングラーライフ
■オススメ度
釣りに興じる女子高生を見たい人(★★★)
とにかく可愛い女の子を眺めたい人(★★★)
いじめのリアルを知りたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.11(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、83分、G
ジャンル:都会でいじめられてた女子高生が田舎町に来て人生を撮り戻す青春爆釣映画
監督&脚本:城定秀夫
原作:井上かえる『女子高生の放課後アングラーライフ(KADOKAWA)』
キャスト:
十味(追川めざし:東京でいじめられていた女子高生)
まるぴ(白木須椎羅:めざしのクラスメイト、めざしを勧誘する海釣り同好会「アングラ女子会」の会長)
森ふた葉(汐見凪:クール系女子のメンバー、メガネっ子)
平井珠生(間詰明里:勝気な性格のメンバー、椎羅LOVE)
■映画の舞台
東京のどこか
兵庫県:たつの市
室津漁港
https://maps.app.goo.gl/rwHUvJHs3TPr6Xvv7?g_st=ic
ロケ地:
兵庫県:たつの市近辺
■簡単なあらすじ
かつて東京でいじめられていためざしは、父の転勤によって関西の港町に引っ越すことになった
いじめていたのが元は友達だったこともあり、めざしは「友達を作らない」と言う目標を掲げていた
転校初日、前の方に座っていた二人組から、いきなり「メッセージ」が届き、めざしは「終わった」と思っていた
二人は「アングラ女子会」の会長・椎羅と凪で、めざしの名前を気に入って女子会へと勧誘していた
めざしは「友達を作らない」と言う目標のほかに、「頼まれたら断らない」と言うものも掲げていて、流れに逆らわずに女子会に入ることになった
だが、魚をさわったこともなければ、虫嫌いで餌もつけられない
そんな彼女に懇切丁寧に教える椎羅だったが、別のクラスのメンバー・明里が乱入し、めざしに対して「LikeかLoveかどっちやねん」と迫る
明里は椎羅LOVEで、No2の座も明け渡したくないとこだわりを見せる
だが、カワハギ釣り対決でいきなり大物を釣るなど、めざしは予期せぬ出来事に翻弄されていくのである
テーマ:いじめの怖さ
裏テーマ:一目惚れと徐々に惚れ
■ひとこと感想
城定秀夫監督作品と言うことで、「アンダーグランドだと思いながら」参戦
釣り映画だとは知っていましたが、思った以上にハードな内容になっていました
あまりにも公開規模が少なくて、パンフレットもなければ、情報がほとんどない始末
キャスト欄の主要なものは埋めれましたが、いじめっ子二人に関してはちょっと自信がありません
(本人のSNS発信も事務所発信も皆無なので裏が取れてません)
映画は、都会から田舎に来たいじめられっ子が、その体質から抜けられない苦悩を描いていて、相手の身になって考えると言う次元を超えていましたね
それほどまでに東京でのいじめが堪えていて、実際のいじめもこのような些細なことからエスカレートして、大きな傷を残していくのだなと思います
個人的には魚がさわれない人なので、めざしに共感度MAXで、餌のクローズアップがあったら死んでたかもしれません
釣りは幼少期にやった記憶がありますが、釣った記憶はありません
じっとしているのが嫌なので、向いていると言われますが、じっとしているのが嫌のレベルが違うので無理だと思います
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/388590/review/a6cccdae-4788-4c20-a02b-4f5df12f502a/
公式HP:
https://anglerlife.jp/
■TAR/ター
■オススメ度
ケイト・ブランシェットさんの演技を堪能したい人(★★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.12(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Tár
情報:2022年、アメリカ、158分、G
ジャンル:世界的指揮者の転落を描いたサイコスリラー映画
監督&脚本:トッド・フィールド
キャスト:
ケイト・ブランシェット/Cate Blanchett(リディア・ター:世界的に有名な作曲家兼指揮者)
ニーナ・ホス/Nina Hoss(シャロン・グッドナウ:コンサートマスター&ヴァイオリン奏者、リディアの恋人)
ノエミ・メラン/Noémie Merlant(フランチェスカ・レンティーニ: 副指揮者を目指すリディアのアシスタント)
ソフィー・カウアー/Sophie Kauer(オルガ・メトキナ:ロシアの若きチェリスト)
マーク・ストロング/Mark Strong(エリオット・カプラン: 投資銀行家、アマチュア指揮者、リディアのフェローシップ プログラム「アコーディオン財団」のマネージャー)
Sylvia Flote(クリスタ・テイラー:自殺をするリディアのフェローシップ・プログラムの元メンバー)
Tilla Kratochwil(エレノア:母を介護しているリディアの隣人)
Zethphan Smith-Gneist(マックス:リディアに反発するジュリアードの学生)
Adam Gopnik(本人役、冒頭のニューヨーカーフェスティバルのインタビュアー)
■映画の舞台
ドイツ:ベルリン
タイ:バンコク
アメリカ:ニューヨーク
ロケ地:
ドイツ:ザクセン
ドレステン/Dresden
https://goo.gl/maps/jvpktTs3Br7wqZBP8
ドレステン:コンサートホール
https://goo.gl/maps/1ezcYHmRMxuekQXT7
ベルリン・フィルハーモニー
https://goo.gl/maps/n6oLpqYQqv138G3x5
リヒトハウス/Lichthaus
https://goo.gl/maps/p3yXuSKXfjrpg4Jv7
ドイツ:ポツダム/Potsdam
https://goo.gl/maps/3k1vCt2vWZ8crUY27
アメリカ:ニューヨーク
ザ カーライル ア ローズウッド ホテル/The Carlyle, A Rosewood Hotel
https://goo.gl/maps/VKMc28eSKwJT2pg9A
フィリピン
■簡単なあらすじ
アメリカで指揮者として大成功を収めたリディア・ターは、ドイツのベルリンにあるフィルにて指揮を執ることになった
彼女にはパートナーでコンサートマスターのシャロンがいて、二人は養女ペトラを育てていた
リディアには副指揮者を目指すアシスタントのフランチェスカがいて、彼女に絶大な信頼を置いていた
前任のアンドリスから指揮を受け継いだリディアは、投資家のエリオットとフェローシップ・プログラムを立ち上げていて、彼女は同時にジュリアード音楽学校でも教鞭を振るっていた
作曲をこなし、自伝本の出版も同時進行していく中、あるきっかけをもとに少しずつ綻びが見えてくる
それは、フォローシップ・プログラムの元メンバーであるクリスタの自殺騒動で、個人的な問題が山積していたのである
プライベートなやり取りを消すようにフランチェスカに命令するものの、リディアは不安に付き纏われて幻聴に苛まれたりする
隣人の病気の母の医療機器の音が気になったり、止まっているはずのメトロノームが動いているように思えたり、冷蔵庫のファンの音が気になったりと、少しずつ精神的にもおかしくなっていく
そんな折、プログラムでの一幕が編集されてネット上に上がり、法廷闘争の渦中に放り込まれてしまう
また、財団もリディアを切り捨ている方向に動き出し、それに反発する中で、ある事件を起こしてしまう
彼女の元からどんどんと人が去り、そして致命的な事件を引き起こしてしまうのである
テーマ:傲慢が支える精神
裏テーマ:傲慢が壊す精神
■ひとこと感想
アカデミー賞の主演女優賞で話題になった作品で、ケイト・ブランシェット史上最高の演技とまで言われていましたね
そして、「歴史に残るエンディング」と謳われる宣伝文句も相まって、「ネタバレ喰らう前に観よう」とのことで、初日に突撃して参りました
でも、悲しいかな、連続上映の2回目と言うことで、エンドロールで帰るお客さんが開けたドアから「エンディング」が鳴り響く始末
はい、観た人ならわかると思いますが、これがネタバレになってしまうのですね
幸いなことに「それ」と関わりがなかったので、イメージと違う曲が使われてるなあで済みました
物語は、栄光からの転落と言うわかりやすいもので、あまり深みを感じるところはありません
身から出た錆感が物凄いのですが、予期できる転落になっているので、そこまで驚きを感じないのではないでしょうか
アカデミー賞で話題になったように、ケイト・ブランシェットさんの演技を堪能する映画なので、クラシックが登場する映画ではありますが、あまり音楽映画になっていないように感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/384686/review/0fb83bc4-f1d8-4c16-a601-0f8a6d7b5a4a/
公式HP:
■ブラフマーストラ
■オススメ度
インド版「X-MEN」っぽいのを観たい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.13(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Brahmastra Part One: Shiva
情報:2022年、インド、167分、G
ジャンル:孤児の青年が運命の女性に出会い、内なる力に目覚めるファンタジー・アクション映画
監督&脚本:アーヤン・ムケルジー
キャスト:
ランビール・カプール/Ranbir Kapoor(シヴァ:火のアストラの力に目覚める孤児の青年、DJ)
(幼児期:Nivaan Gupta)
アーリア・バット/Alia Bhatt(イーシャ・チャタジー:ロンドン出身のNRI、シヴァが一目惚れする女性)
アミターブ・バッチャン/Amitabh Bachchan(グル:ブラフマンシュの教祖、指導者)
ナーガールジュナ・アッキネーニ/Nagarjuna Akkineni(アニッシュ・シェティ:アーティスト兼考古学者、ブラフマンシュ、ナンディ・アストラを使う)
Shah Rukh Khan(モーハン・バルガフ:元NASA科学者、ヴァナラーストラを操るブラフマンシュの一員)
モウニー・ロウ/Mouni Roy(ジュヌーン:ブラフマーストラを復活させようとする謎の女)
Saurav Gurjar(ゾール:ジュヌーンの手下)
Rouhallah Gazi(ラフタール:ジュヌーンの手下)
■映画の舞台
インド:ムンバイ
インド:デリー
インド:ヒマチャル プラデシュ
https://maps.app.goo.gl/endgmYTsZ5Ghjeux6?g_st=ic
ロケ地:
ブルガリア:
イギリス:ロンドン
スコットランド:エディンバラ
https://maps.app.goo.gl/NkEmbhq7XXc8oxwp7?g_st=ic
インド:
Varanasi/ワーラーナシー
https://maps.app.goo.gl/LTsgSSwbqywQLy9E7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
インドのムンバイでDJで日銭を稼いでいるシヴァは、1歳の時に母を火事で亡くして以来、孤児として育てられてきた
ある日、ダシェラ祭に参加したシヴァは、そこでイーシャと言う女学生に出会い恋をする
彼女を誘ってパーティに連れ出したシヴァは、面倒を見ている孤児院に彼女を連れてきた
シヴァはイーシャに想いを伝え、彼女の手を握ると、突然炎のような何かが発現し、幻覚に囚われてしまう
どこかの高層ビルの一室で襲われる男を見たシヴァ
その男は自殺と報道されていたが、シヴァは彼を襲った三人組をはっきりと覚えていた
3人組は次なるターゲットに言及し、シヴァはその対象者の名前を覚えていた
シヴァがその名を口にすると、イーシャは報道の男と同じくらい有名人であると言う
そこで二人は、その男アニッシュを救うためにデリーへと向かうことになった
テーマ:破滅と再生の序章
裏テーマ:愛は世界を救う
■ひとこと感想
インドの神々をモチーフにした物語で、英語ウィキで調べているときに「続き物」であることを確認
どこで終わるのかなと思っていたら、きちんと「シヴァの章」として完結させていましたね
物語は、孤児のシヴァの覚醒を描いていて、その運命の発動条件がイーシャと逢うことだったことがわかります
なので、おそらくはイーシャにも何かしらの運命があると思うのですが、本作では全く予兆する見せません
映画は続編ありきではありますが、巨大なインド神話を体系的に紡いでいく感じになっていて、次はデーヴと言う男の物語になりますね
どこまで続くのかは分かりませんが、アクションとCGに金がかかりまくっていて、大作感を醸し出していましたね
ただ、問題は主人公にあまり華が感じられないところでしょうか
今回のキャラには合ってもいても、シヴァ神としての威厳を出せるかは微妙な感じでしょうか
このあたりは次回以降になると思いますが、そもそも「デーヴ編」に出場する機会があるのかは分かりません
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/387134/review/8563a781-a399-4b57-8ed1-ab043085340c/
公式HP:
https://brahmastra-movie.com/