■映画鑑賞まとめ■
5月、第3週(2023.5.15〜2023.5.21)
■デスパレートラン
■オススメ度
ワンシチュエーション・スリラーが好きな人(★★★)
ナオミ・ワッツさんを愛でたい人(★★★)
銃社会反対映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
https://youtu.be/DKathSTlrqI
鑑賞日:2023.5.15(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:The Desperate Hour(絶望的な時間)
情報:2021年、アメリカ、84分、G
ジャンル:息子の通う高校で人質事件が起き、その母がスマホ1台でなんとかしようと考えるワンシチュエーションスリラー
監督:フィリップ・ノイス
脚本:クリストファー・スパーリング
キャスト:
ナオミ・ワッツ/Naomi Watts(エイミー・カー:夫を事故で亡くしたシングルマザー、収税課の職員)
コルトン・コボ/Colton Gobbo (ノア:エイミーの引きこもりがちの息子)
シエラ・マルトビー/Sierra Maltby(エミリー:エイミーの娘)
クロストファー・マラン/Christopher Marren(ピーター: エイミーの亡き夫)
デビッド・リール/David Reale(CJの声:自動車整備工場「リライアブルオート」の従業員)
ジェイソン・クラーク/Jason Clarke(グレッグ・ミラーの声:エイミーの同僚)
ミシェル・ジョンストン/Michelle Johnston(ヘザーの声:ノアが出かけたのを見るエイミーの隣人)
ジャックリーン・キング・シラー/Jacqueline King Schiller(スーザンの声:エイミーの友人、ノアのクラスメイトのマッケンジーの母)
Evelyn Wiebe(マッケンジー:現場から逃げ出せたノアのクラスメイト)
レベッカ・フリン=ホワイト/Rebecca Flinn-White(フィッシャー先生の声:エミリーの担任)
アンドリュー・チャウン/Andrew Chown(ロバート・エリス:高校の職員)
ベブラ・ウィルソン/Debra Wilson(ディードラの声:911担当者)
ウッドロウ・シュリーベル/Woodrow Schrieber(ポールソン刑事の声、事件の責任者)
■映画の舞台
アメリカ:インディアナ州
マリオン郡レイクウッド
https://maps.app.goo.gl/uyFunnZXUz5y4CwZA?g_st=ic
ロケ地:
カナダ:オハイオ州
ノース・ベイ/North Bay
https://maps.app.goo.gl/jiDjgtrPFQCz8GZUA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
夫ピーターを事故で亡くしたエイミーは、事故以来ふさぎがちの息子ノアとの関係が悪化していた
郡の収税課で働く彼女は、ノアに気をかけながらも、小学生のエミリーも放ってはおけず、板挟みの中で心身を疲弊させていく
ある日、ノアを起こしにいったエイミーは、「体調が悪いから休む」といわれ、やむを得ずに学校に連絡を入れる
それから日課であるジョギングに向かうものの、休日なのに職場や母からの連絡が途絶えず「おやすみモード」にして走り続けた
家から8キロほど走ったエイミーだったが、突然郡保安局からの緊急通知を受け取る
事態が飲み込めないまま、「住民に自宅待機を命じ、学校には近づかないように」との文言を聞いたエイミーは、一目散に学校を目指そうとする
タクシーの迎車を頼んでも時間がかかり、事態を知るために911や友人のスーザン、隣人のヘザーなどと連絡を取り合う
ヘザーはノアが出かけたと言い、そこでエイミーは学校の近くにある自動車整備工場のCJの協力を得て、少しでも多くの情報を得ようと奮闘する
だが、警察からの電話では、ノアが立てこもり犯であるようなニュアンスの質問が続き激昂する
そして、CJを頼りにノアの車を確認してもらうことになったのである
テーマ:母は強し
裏テーマ:iPhoneの使い方
■ひとこと感想
シナリオの話をしたしたら1週間が終わりそうな程ヤバいのですが、とにかく勢いだけで魅せてくれましたね
ほとんどナオミ・ワッツさんしか出てこない眼福映画ではありますが、本人も協力者も含めて、本当にヤバい奴しか出てきません
収税課勤務ということで、おそらくは公務員だと思うのですが必死とは言え、あれ最後は逮捕されないのかドキドキしましたね
映画は、ちょっとジョギング行ってる間に「息子の高校で銃器を持った犯人による立て籠もり事件勃発」というシチュエーションになっていて、そこからどうやって息子の無事を確認するか、という流れになっています
その過程で「犯人かも?」という疑惑が出てきて、というお約束のような展開を迎えていきます
とにかくに協力的で危険を厭わない人たちがたくさん出てきますので、アホな話だなあと思って、ニコニコしながら眺めるのが良いのではないでしょうか
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386765/review/1b579235-aa77-449d-95d0-b5c507a6df38/
公式HP:
■おとななじみ
■オススメ度
胸キュン系ラブコメが好きな人(★★★)
キャストのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.16(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、113分、G
ジャンル:幼馴染から進展できなかった男女を描いたラブロマンス・コメディ映画
監督:高橋洋人
脚本:吉田恵里香
原作:中原アヤ『おとななじみ(集英社、2019年)』
キャスト:(子役は自信なし)
井上瑞稀(青山春/ハル:恋愛に鈍感な「超残念男子」)
(小学生:高木波瑠)
(幼少期:上野山夢輝)
久間田琳加(加賀屋楓:ハルのことを20年思い続けている幼馴染、オカン系女子)
(小学生:竹澤咲子)
(幼少期:ポン璃菜アメリー)
萩原利久(蓮見伊織:楓を想う超完璧クール男子、ハルの親友)
(小学生:小山一輝)
(幼少期:齋藤潤)
浅川梨奈(小戸森美桜:バリキャリのデザイナー、モテアネゴ女子、ハルと楓の親友)
(小学生:岡本望来)
(幼少期:高乘蒼葉)
岡本夏美(立花恵:ハルの元同僚、あざと系女子)
菊池亜希子(加賀屋香織:楓の母、病気で他界)
穴戸美和公(荻窪美代子:楓の上司)
アンミカ(蝶子:カフェの店主、ハルたちの恋愛アドバイザー)
松金よね子(トメ:カフェの常連)
二階堂高嗣(ハルと楓のアパートの隣人)
■映画の舞台
日本のどこかの地方都市
ロケ地:
神奈川県:横浜市
よこはまコスモワールド
https://maps.app.goo.gl/NquZSm5QadU5GanZA?g_st=ic
横浜みなとみらい万葉倶楽部
https://maps.app.goo.gl/FnPP3yybTu78C2aq9?g_st=ic
千葉県:我孫子市
我孫子第三小学校
https://maps.app.goo.gl/qQZRK93QdXB2bw2m9?g_st=ic
千葉県:成田市
撮影スタジオ ナリタリア 747ハンガー
https://maps.app.goo.gl/oxGFsHhV7ZMWTs6H9?g_st=ic
東京都:台東区
イリヤプラスカフェ@カスタム倉庫
https://maps.app.goo.gl/RS2V8D7QeNsGE7637?g_st=ic
東京都:世田谷区
Bet池尻大橋
https://maps.app.goo.gl/6koiPqoUh6q8Yzsz7?g_st=ic
埼玉県:草加市
じゃぱん亭 長栄店
https://maps.app.goo.gl/ZEgdM39LNTSaYhy68?g_st=ic
■簡単なあらすじ
4歳の頃に隣同士になったハルと楓は、その後同じ進路を歩み、社会人になっても同じアパートの隣同士になっていた
ズボラで残念なハルを「おかん」のように面倒を見る楓だったが、彼女はずっとハルに想いを寄せていた
楓はある弁当チェーン店に就職していたが、それも「その店の唐揚げがハルの好物だから」であり、ハルの母から合鍵を預かって、部屋の掃除やら何から何まで面倒を見ていた
ハルも亡くなった楓の母・香織と約束をしていて、それによって彼自身もある想いを封印している
そんな彼らには幼馴染の伊織と美桜がいて、二人は「いつまでウジウジしているのか」と苛立っていた
だが、伊織は密かに楓を想っていて、楓がハルから離れて自立しようとしているのをきっかけに、その想いを伝えることになったのである
テーマ:想いは言葉にしないと伝わらない
裏テーマ:恋愛の区切り
■ひとこと感想
20年間片思い中の幼馴染ということで、主人公たちの年齢は24歳前後になっていました
少女漫画としては大人の部類に入る年齢設定でしたが、展開される内容は小学生のイチャラブの精神性を超えていないように思います
少女漫画が原作で、対象年齢が低いので、読者層に合った内容になっていました
地雷覚悟で踏み抜くのがジャニーズ映画に対する所作で、今回も「これからブレイクする俳優さん探し」をしていましたが、印象的だったのは立花恵役(ハルの元同僚)の岡本夏美さんと、バイプレイヤーとして荻窪役(楓の店の後任マネージャー)の宍戸美和公さんでしたね
良い意味で脇を固める女優さんとして活躍されると思います
映画は、恋愛偏差値の低い男女のもどかしい恋愛劇なので、楽しめるのは中学生以下かなと思います
とにかく寒い展開が続くので、大人が観る映画ではないのですが、ギャグに関しては大人じゃないとわからないものが多かったですね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385395/review/534ec67a-53c4-4ae6-a7fe-e07ec6cb73fc/
公式HP:
■私、オルガ・ヘプナロヴァー
■オススメ度
大量殺人の裏側にあった事実を知りたい人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.17(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Já, Olga Hepnarová、英題:I, Olga Hepnarová
情報:2016年、チェコ&ポーランド&スロバキア&フランス、105分、
ジャンル:チェコスロバキア最後の死刑囚となったオルガ・へプロナヴァの背景を描いた伝記的映画
監督&脚本:トマーシュ・バインレプ&ペトル・カズダ
原作:ロマン・ツィーレク/Roman Cilek『Olga Hepnarová(2005年、日本語訳:オルガ・ヘプナロヴァー 生き様をさまよい、殺戮に及んだ女)』
キャスト:
ミハリナ・オルシャンスカ/Michalina Olszańska(オルガ・ヘプナロヴァー/Olga Hepnarová:トラックで停留所に突っ込んだ死刑囚)
(吹替:Hedvika Řezáčová&Šárka Vaculíková)
Klára Melísková(レカシュカ:オルガの母親、医師)
Zuzana Stavná(エヴァ:オルガの姉)
Viktor Vrabec(オルガとエヴァの父)
マルタ・マズレク/Marta Mazureková(アレナ:オルガのルームメイト)
(吹替:Eva Josefíková
マリカ・ソポスカー/Marika Šoposká(イトカ:クラブで仲良くなるオルガの同僚、恋人)
Małgorzata Gorolová(ヤナ:イトカのルームメイト、妊婦)
Malwina Turek(マリカ:ジプシー、オルガの恋人)
Petra Nesvacilová(イベタ:オルガのルームメイト)
Martin Pechlát(ミロスラフ・デイヴィッド:酒場で出会う話好きの中年)
■映画の舞台
1973年、
チェコスロバキア:プラハ
https://maps.app.goo.gl/5rWn67GqBgntDZcr8?g_st=ic
ロケ地:
チェコ:
Ústí nad Orlicí/ウースチー=ナド・オルリーチー
https://maps.app.goo.gl/gxSrwfs3UnLipRdy8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
チェコの裕福な家庭に育ったオルガは、登校拒否に陥るものの、それがきっかけで父に暴力を振るわれ、母からは愛想を尽かされていた
ようやく一人暮らしができるようになったオルガは、コテージを借りて仕事も始めた
ある日、会社の同僚であるイトカと恋仲になったオルガは至福の時を過ごすものの、その関係性はあっさりと破綻してしまう
酒場で出会った心理学者と話をしても解決に至らず、徐々におかしな行動を始めてしまう
その後、マリカと出会って恋仲になるものの、やがて生活は乱れ、とうとう「事件」を起こしてしまう
それは、トラックにて歩道に乗り上げ、20数名を無差別に轢いていくというもので、8名もの人が犠牲になってしまった
裁判が始まるものの反省の色もなく、極刑が言い渡されることになるのであった
テーマ:社会と自分との関わり
裏テーマ:主張を語る場所
■ひとこと感想
チェコ最後の死刑囚ということで、どんな犯罪をしたのかと思っていましたが、なかなかエグいシーンが展開して、ちょっと驚いてしまいましたね
その後の裁判のシーンの開き直り具合も相当で、そりゃあ満場一致で死刑になってもやむを得ないと思います
映画は、オルガという女性がどのような人間だったのかを描いていくのですが、演出と説明のなさから、人間関係が非常にわかりにくなっていました
モノクロなので色で分けることもできず、よく似たビジュアルが多かったことから、モブキャラの判別が困難なイメージはありました
とは言え、関係性は強いのが「家族」「イトカ」「マリカ」ぐらいで、酒場の酔っ払いぐらいしか絡んでこないので、このあたりが識別できればOKという感じでしたね
物語の起伏はほとんどなく、オルガの日記や関係者の供述、裁判での記録を元にした再現VTRの趣きも強く、淡々とした流れになっています
聡明なサイコパスという感じなのですが、自分への不遇を無関係者に向けるという暴力性の起点というのはわかりにくい感じになっていましたね
映画が訴えるのは、「こういう人は身近にいるから注意してね」ということになると思うのですが、日常生活で注意をするのは不可能に近いと思います
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】私、オルガ・へプロナヴァー【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/386466/review/e6021c8f-7984-4b2c-a76c-12084131bcf6/
公式HP:
https://olga.crepuscule-films.com/
■フリークスアウト
■オススメ度
どちらかと言えばリアル寄りのファンタジー映画が好きな人(★★★)
少女の自立の物語が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.18(T・JOY京都)
■映画情報
原題:Freaks Out
情報:2021年、イタリア&ベルギー、141分、R15+
ジャンル:ナチスの部下の暗躍に翻弄されるサーカス団を描いたファンタジー映画
監督:ガブリエル・マイネッティ
脚本:ニコラ・グァッリャーネ&ガブリエル・マイネッティ
キャスト:
クラウディオ・サンタマリア/Claudio Santamaria(フルヴィオ:「メッツァ・ピオッタ」の団員:全身毛むくじゃらの怪力男)
アウロラ・ジョビナッツォ/Aurora Giovinazzo(マティルデ:「メッツァ・ピオッタ」の団員、電気を帯びた少女)
ピエトロ・カステリット/Pietro Castellitto(チェンテオ:「メッツァ・ピオッタ」の団員、蜂以外の虫を操れる男)
ジャンカルロ・マルティニ/Giancarlo Martini(マリオ:「メッツァ・ピオッタ」の団員、磁石のように鉄を引きつける男)
ジョルジュ・ティラバッシ/Giorgio Tirabassi(イスラエル:「メッツァ・ピオッタ」の団長)
マックス・マッツォッタ/Max Mazzotta(猫背の男:パルチザンのリーダー)
Francesca Anna Bellucci(チュジーラ:パルチザンの戦う女)
フランツ・ロゴフスキ/Franz Rogowski(フランツ:「ベルリン・サーカス」のピアニスト)
Sebastian Hülk(アモン:フランツの兄)
Anna Tenta(イリーナ:フランツの恋人)
Astrid Meloni(毛むくじゃらの女)
■映画の舞台
イタリア:ローマ
ドイツ:ベルリン
ロケ地:
イタリア:コゼンツァ・スッペツァーノ
Camigliatello Silano/カミリアテッロ・シラノ
https://goo.gl/maps/AjEnEBhWL9d9G4QBA
イタリア:ペルージャ
Castelnuovo/カステルヌオーヴォ
https://goo.gl/maps/qKShUJ8TNjwfyLfB7
イタリア:ローマ
Viterbo/ビテルボ
https://goo.gl/maps/SaULtRpb6ktds9dm7
イタリア:ローマ
Manziana/マンツィアーナ
https://goo.gl/maps/jwM5m8z7tW5qVYL27
イタリア:ローマ
Tiber Island/ティベリナ島
https://goo.gl/maps/983tBVQPxsZ6NgXV8
イタリア:ローマ
Soriano nel Cimino/サリアーノ・ネル・チミーノ
https://goo.gl/maps/4UmjzXy6nAPuTPHDA
■簡単なあらすじ
イタリアの郊外でサーカスを披露していた「メッツァ・ピオッタ」だったが、ドイツ軍の空爆にあって、命からがら逃げ出した
何とか生き残ったものの、観客となる街人は死に絶えてしまう
そこで、新天地を求めて移動するものの、団長のイスラエルが団員たちの金を預かったまま行方をくらましてしまう
フルヴィオはベルリンのサーカスで仕事を見つけると言い、イスラエルを父のように慕っていたマティルデはイスラエルを探すと言い出す
ベルリンに着いたフルヴィオたちは、サーカスに潜り込むものの、そこを管理しているフランツに捕まってしまう
マティルデもドイツ兵に見つかるものの、相手が体にふれたために電気が生じ、それによって逃げることができた
だが、森の中に逃げ込んだものの、発動した力を制御できずに、そのまま意識を失ってしまった
そして、偶然そこを通りかかったパルチザンに保護されることになる
パルチザンはナチス相手にゲリラ活動を展開していて、彼らの多くは戦争で負傷し、体にハンデを抱えた者たちだった
パルチザンは「花火」を上げる計画をしていて、その邪魔になるマティルデにキツくあたる
「電気を出せば助けられた」というものの、ある理由から、彼女はその能力を封印していたのである
テーマ:トラウマの克服
裏テーマ:異形の悲しみ
■ひとこと感想
治ったはずのバイクが乗り出し10分で再度入院になり、その都合で鑑賞できることになった本作
来週に回ると時間的に無理だったので、滑り込みで観ることになりました
こういった場合はハズレなしという感覚があって、そのジンクスは継続されることになりました
サーカスの見せ物だった4人が団長を救う中で、ナチスに虐げられている人々に遭遇するのですが、戦争の本当の姿をいきなり見せられて困惑しているという感じになっていました
冒頭のサーカスからの空爆の流れが物凄くて、このクオリティで突き進んだら凄い映画になるなあと思っていました
さすがにあのテンションで最後までは無理でしたが、ラストの爽快感は久々のものがありましたね
劇中でも「ファンタスティック・フォー」とか普通に言っちゃうので、意識して小ネタとして使っていましたね
地味な能力ばかりかと思っていましたが、やはり主人公だけは別格のように変身を遂げることになりました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/387340/review/6aab55da-d6a2-4345-8ec8-3c44581acd12/
公式HP:
https://klockworx-v.com/freaksout/
■MEMORY メモリー
■オススメ度
リーアム兄さんが活躍する映画が好きな人(★★★)
メキシコ・人身売買カルテルを題材にした映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.19(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Memory
情報:2022年、アメリカ、114分、R15+
ジャンル:若年性アルツハイマーに侵されつつある殺し屋を描いたクライム・ミステリー
監督:マーティン・キャンベル
脚本:ダリオ・スカーダペイン
原作:ジェフ・ヒーラールツ/Jef Geeraerts『De Zaak Alzheimer』
リメイク元:『The Aizheimer Case(2003年、Erik Van Looy、ベルギー)』
キャスト:
リーアム・ニーソン/Liam Neeson(アレックス・ルイス/デヴィッド・マーシャル:メキシコ在住の殺し屋)
ガイ・ピアーズ/Guy Pearce(ヴィンセント・セラ:FBIの児童搾取対策班)
ハロルド・トレス/Harold Torres(ヒューゴ・マルケス:メキシコから派遣された刑事)
タジ・アトウォル/Taj Atwal(リンダ・アミステッド:セラの同僚)
レイ・ファイロン/Ray Fearon(ジェラルド・ヌスバウム:セラの上司)
Ray Stevenson(ダニー・モーラ:エルパソ警察の刑事)
モニカ・ベルッチ/Monica Bellucci(ダヴァナ・シールマン:メキシコシティの不動産王)
Josh Taylor(ランディ・シールマン:ダヴァナの息子)
Daniel de Bourg(ウィリアム・ボーデン:ダヴァナの弁護士、ベアトリス殺害の依頼主)
Natalie Anderson(マリアンヌ・ボーデン:ウィリアムの妻)
Atanas Srebrev(ジョセフ・マイヤーズ:ダヴァナの主治医)
Mia Sanchez(ベアトリス・レオン:パパ・レオンの娘)
Antonio Jaramillo(パパ・レオン:人身売買業者のトップ)
Lee Boardman(マウリシオ:アレックスの旧友、殺し屋)
Scot Williams(エリス・ヴァン・キャンプ:テキサス中央処理施設の責任者、建設業者)
Rebecca Calder(ウェンディ・ヴァン・キャンプ:エリスの妻)
Stella Stocker(マヤ:アレックスとバーで知り合う女)
Doug Rao(アンディ・ヴィラロボス:ジェラルドの上司)
■映画の舞台
メキシコ:ハリスコ州
グアダラハラ
https://maps.app.goo.gl/NqWHt9iQwQTzPA6t6?g_st=ic
アメリカ:テキサス州
エル・パソ
https://maps.app.goo.gl/Sb7SzGtXt7jfo5mk8?g_st=ic
ロケ地:
アメリカ:テキサス州
エル・パソ
ブルガリア:ソフィア
ソフィア
https://maps.app.goo.gl/CuvQ4sNLr993cmeD6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
メキシコ・グアダラハラにて仕事を終えた殺し屋のアレックスは、若年性アルツハイマーが悪化しつつあり、思い出せないことが増えてきた
依頼主でもある旧友のマウリシオに引退の相談をするものの、「俺たちには引退はない」と言われ、生まれ故郷のエル・パソでの仕事を依頼された
その頃、人身売買の内定を行なっていたFBIのヴィンセント・セラは、その元締めであるレオンに接触していた
娘のベアトリスをセラに当てがうレオンだったが、潜入がバレてFBIが乱入し、そのはずみでレオンは窓から転落死してしまう
ベアトリスは保護施設に送り込まれることになったが、セラは良心の呵責から、彼女に肩入れをしてグループホームへの斡旋と特殊ビザを所得させる
それは、彼女が人身売買の証言者になり得るからだった
アレックスがエル・パソで行う仕事は、建設業者のエリス・ヴァン・キャンプの殺害で、依頼人は弁護士のウィリアム・ボーデンだった
彼の依頼通りにエリスを始末し、金庫に入ってあったUSBメモリーを手に入れたアレックスは、次なるターゲットに向かう
それがベアトリスだったのである
テーマ:人身売買の闇
裏テーマ:忘れゆく正義
■ひとこと感想
リーアム・ニーソンさんが主演ということで、いつものを期待していましたが、「アルツハイマーに罹っている」という設定があって、それによって思わぬ展開を迎えていきます
ルールに反する殺しはしないということで、少女には手をかけないのですが、そこから話がややこしくなっていくあたりは「あるある」だと思います
警察と金持ちと人身売買組織という「いつもの」構図になっていて、話の展開はそこまで奇を衒ったものではありません
黒幕も何となく読めてきますが、黒幕なりの手法で周囲を固めていて、それに対抗する警察が一枚岩ではないというのもあるあるではないでしょうか
後半になって、まさかの展開になるのですが、リーアム兄さんもとうとうこの手の役をすることになったのだなあと思いました
人物相関がかなりややこしいのですが、観ている最中はそこまで混乱はしないでしょう
むしろ、映画を観た後にフルキャストを眺めて「こいつ誰?」となることが多いように思えます
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/387128/review/09907026-8ddb-480d-ad17-90904397bc1f/
公式HP:
■最後まで行く
■オススメ度
泥臭い男の喧嘩を見たい人(★★★)
ブラックコメディが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.19(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、118分、G
ジャンル:人を轢き殺した刑事と、それを追う監察官を描いたクライムブラックコメディ
監督:藤井道人
脚本:平田研也&藤井道人
原作:キム・ソンフン『끝까지 간다(邦題:最後まで行く、2014年)→Amazon Prime Videoリンクhttps://amzn.to/3OrqQ4a
キャスト:(わかった分だけ)
岡田准一(工藤祐司:轢き逃げ事件を起こす刑事)
綾野剛(矢崎貴之:祐司を追う監察官)
広末涼子(工藤美沙子:別居中の祐司の妻)
寺田藍月(工藤美奈:祐司の娘)
浅井たみ子(工藤カズエ:祐司の母)
磯村勇斗(尾田創:祐司に撥ねられた男)
清水くるみ(岸谷真由子:創の仲間)
柄本明(仙葉泰:仙葉組の組長)
杉本哲太(淡島幹雄:祐司の上司、刑事課の課長)
駿河太郎(久我山太地:祐司の同僚)
山中崇(梶征士:交通課の警察)
山田真歩(植松由紀子:矢崎の婚約者、県警本部長の娘)
千葉哲也(県警本部長)
■映画の舞台
挨原市(架空)
ロケ地:
愛知県:名古屋市
レイヤード ヒサヤオオドオリパーク ZONE1(カウントダウン)
https://maps.app.goo.gl/kYRoAcxhqMbEqAT46?g_st=ic
ストリングスホテル 名古屋
https://maps.app.goo.gl/TzDAW3Juz7oM56VV6?g_st=ic
スタンザベルデ名古屋 民泊
https://maps.app.goo.gl/TYAeqxWG2KnCPgLS7?g_st=ic
愛知県:知多市
新舞子マリンパーク(検問所&陸橋)
https://maps.app.goo.gl/ffXURdgrN3vWBRiv7?g_st=ic
愛知県:豊田市
妙楽寺の奥(金庫)
https://maps.app.goo.gl/xy4Ux5K1DhDW7yfq5?g_st=ic
愛知県:常滑市
旧常滑市役所(挨原警察署)
https://maps.app.goo.gl/HiQXwUFN7kTjjzVz5?g_st=ic
三重県:四日市市
小牧地区コミュニティープラント(事故現場)
https://maps.app.goo.gl/2bujFBf3Erw3idQ17?g_st=ic
三滝通り交差点(パトカーに追突)
https://maps.app.goo.gl/vZerZwwGFF4nevCq8?g_st=ic
(有)清水自動車工業所(修理工場)
https://maps.app.goo.gl/uHbosWcKnf18kkjAA?g_st=ic
三重県:桑名市
鯉料理 大黒屋(仙葉の自宅)
https://maps.app.goo.gl/EjEDqknGD6fK6rxx9?g_st=ic
メゾンテラモト(美沙子の家)
https://maps.app.goo.gl/Zx7DkKJcZJC25feB6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
挨原署の刑事・工藤祐司はヤクザとの癒着を監察官・矢崎貴之に疑われ、母の介護疲れと借金に追われていた
妻・美沙子から愛想を尽かされて別居し、娘・美奈とも離れて暮らす日々が続いていた
ある雨の夜、母の容体の急変にて病院に呼び出された祐司は、その道中にて轢き逃げ事件を起こしてしまう
目撃者もいなかったため、祐司は死体をトランクに詰めて立ち去り、病院へと向かった
年末に差し掛かっていたために各所では飲酒検問が行われ、祐司もそれに引っかかってしまう
執拗に尋問する交通課の梶と一悶着あった頃、偶然その道を祐司を疑っている矢崎が通りかかった
事なきを得た祐司は、葬儀社のダクトに死体を隠す
その後、矢崎からの聴取を受けた祐司だったが、「何かを隠している事」を看過されてしまう
やり過ごしたと思った矢先、祐司の携帯に一つのメッセージが届く
それは「お前は人を殺した。知っているぞ」というものだった
テーマ:真っ当な人生
裏テーマ:俯瞰できる者が勝つ
■ひとこと感想
韓国映画のリメイクということで、「人を轢き殺した刑事」がそれを隠蔽しようと奮闘する様子が描かれています
ハードボイルド奈刑事ドラマの印象がありますが、色々とぶっ飛んでいて、いわゆるブラックコメディの部類に属するのかなと思いました
不遇と救済の連続の背景にあった「ある男の企み」
映画は前半を祐司目線で語り、後半を矢崎目線で語るという内容になっています
なので、前半の違和感が後半ですっきりと形になるというシナリオですね
日本映画でここまで泥臭くて、俳優陣が大変なことになる映画というのは珍しくて、かっこつけてキレイな顔でアクションをする映画が前時代の異物のように思えてきます
とにかく展開は無茶苦茶なのに、妙なリアリティがある映画という感じに仕上がっていますね
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【映画感想】最後まで行く(2023年の日本映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
Yahoo!映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://movies.yahoo.co.jp/movie/385943/review/7a78ef68-6255-4090-8ab3-5a0b2e7f162e/
公式HP:
https://saigomadeiku-movie.jp/
■ワイルド・スピード ファイヤー・ブースト
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★★)
クルマ好きの人(えらいことになるけど)
■公式予告編
鑑賞日:2023.5.20(MOVIX京都 ドルビーシネマ)
■映画情報
原題:Fast X
情報:2023年、アメリカ、141分、G
ジャンル:かつての倒した敵の息子に付け狙われるファミリーを描いたカーアクション映画
監督:ルイ・レテリエ
脚本:ジャスティン・リン&ダン・マゾー
キャスト:
ヴィン・ディーゼル/Vin Diesel(ドミニク・トレット:元犯罪者のストリートレーサー、ファミリーを束ねるリーダー的存在)
ミシェル・ロドリゲス/Michelle Rodriguez(レティ・オルティス:ドミニクの妻、幼馴染、リトルBの養母)
レオ・アベロ・ペリー/Leo Abelo Perry(リトルB/ブライアン・マルコス:ドミニクとエレナの息子)
ジョン・シナ/John Cena(ジェイコブ・トレット:ドミニクの弟)
ジョーダナ・ブリュースター/Jordana Brewster(ミア・トレット:ドミニクの妹、ブライアンの妻)
リタ・モレノ/Rita Moreno(アブエリタ・トレット:ドミニク、ジェイコブ、ミアの祖母)
タイリース・ギブソン/Tyrese Gibson(ローマン・ピアース:ブライアンの親友、お調子者のストリートレーサー)
リュダクリス/Ludacris(テズ・パーカー:ブライアンとローマンの仲間、チームのメカニック)
ナタリー・エマニュエル/Nathalie Emmanuel(ラムジー:若き凄腕ハッカー)
サン・カン/Sung Kang(ハン・ルー:デッカードと因縁を持つファミリーのメンバー)
ジェイソン・ステイタム/Jason Statham(デッカード・ショウ:元MI6メージェントからファミリーに入った男)
ヘレン・ミレン/Helen Mirren(クィーニー/マグダレーン・ショウ:デッカード、オーウェン、ハッティの母)
ジェイソン・モモア/Jason Momoa(ダンテ・レイエス:麻薬王エルナン・レイエスの息子)
ダニエラ・メルシオール/Daniela Melchior(イザベル・レベス:ブラジルのストリートレーサー、エレナの妹)
ルイス・ダ・シルヴァ・Jr/Luis Da Silva Jr.(ディオゴ:ブラジルのストリートレーサー、ドミニクの仲間)
ブリー・ラーソン/Brie Larson(テス:ミスター・ノーバディの娘)
アラン・リッチソン/Alan Ritchson(エイムス:ミスター・ノーバディの部下、エージェント)
スコット・イーストウッド/Scott Eastwood(リトル・ノーバディ/エリック・リズナー:ミスター・ノーバディの部下)
シャーリーズ・セロン/Charlize Theron(サイファー:ドミニクと対峙する凄腕のハッカー)
■映画の舞台
ブラジル:リオデジャネイロ
イタリア:ローマ
イタリア:ナポリ
ポルトガル
ロケ地:
ポルトガル:
A24 Highway AKA Autoestrada Do Inter Morte
Vila Real/ビラ・レアル
https://maps.app.goo.gl/EPW7sG5JoakQw1YSA?g_st=ic
Viseu/ビゼウ
https://maps.app.goo.gl/n5TvHnX31zpeg7ca9?g_st=ic
Lisboa/リスボン
https://maps.app.goo.gl/qZ5eN1Jb7yoopYQu5?g_st=ic
イタリア:
Turin/トリノ
https://maps.app.goo.gl/fwMf5DicB1d3TzM68?g_st=ic
Rome/ローマ
イギリス:ロンドン
■簡単なあらすじ
かつて麻薬王エルナン・レイエスから金を強奪して葬り去ったドミニクたちのファミリーは、実家で和気藹々と過ごし、次なるミッションに備えていた
次のミッションのリーダーはお調子者のローマンが担うことになり、ハン、テズ。ラムジーが同行することになった
彼らが出発してから数日後、ドミニクの家にかつての敵サイファーが満身創痍で現れた
サイファーは危機が迫っていると告げ、ドミニクたちを狙っているのは、エルナンの息子ダンテだと教える
サイファーの部隊はダンテによって掌握され、彼は復讐を企てているという
ローマン一行はそんなことも梅雨知らず、マイクロチップを積載した装甲車に狙いを定めていた
うまく装甲車に乗り込んだラムジーとテズだったが、装甲車は何者かにジャックされていてコントロールができない
さらに、装甲車にはマイクロチップではなく、巨大な中性子爆弾が積載されていた
なんとかローマンたちに追いついたドミニクとレティは、彼らの装甲車を制止させようとするものの、バランスを崩して転倒した装甲車から中性子爆弾が街中に転げ落ちてしまう
車を薙ぎ倒して街を疾走する球体はテベル川の向こうにある教皇庁を目指して転がっていく
そこで、ドミニクは車でクレーン車に体当たりをして、クレーンで爆弾を川に落とそうと考える
カウントダウンが迫る中、ドミニクは橋から飛び出して、クレーンへと向かっていった
テーマ:ファミリーと覚悟
裏テーマ:復讐の果てにある執念
■ひとこと感想
シリーズをほぼ映画館で観ていたので迷うことなく観戦
スケジュールの都合で公開初日は無理だったけど、2日目にドルビーのスケジュールとマッチできたのは幸運でした
爆音とカーチェイスが売りの映画なので、最前列リクライニングを確保しましたが、やはり重低音を全身で浴びるのは気持ち良いですね
物語はまあ、突っ込んだら負けという流れになっていて、ナポリで死者ゼロという時点で、この映画で死ぬ奴がいるのか?という感じに仕上がっています
予告編で大体のシーンが登場しているのが勿体ないですが、チラ見せだけでは満足できないところを補っているように思えます
今回は「ファミリーを分断させる」という目的があって、それを無理やりシナリオに捩じ込んでいましたね
ナポリで逸れたあとは、シーンの切り替わりが多すぎるし、過去のメンバーを仲間に加えていくための寄り道などが多かったように思います
映画は「ガッツリと後半に続く」という終わり方をするのですが、次作が2025年というのは計画性が無さすぎるように思えます
次回作の前に1週間ほどリバイバル上映をしないと中身を忘れてしまうのではないでしょうか
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【映画感想】ワイルド・スピード ファイヤー・ブースト【後半:ネタバレあり】
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