■映画鑑賞まとめ■
8月、第4週(2023.8.21〜2023.8.27)
■高野豆腐店の春
■オススメ度
ほんのりとした人情系が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.21(MOVIX京都)
■映画情報
情報:2023年、日本、120分、G
ジャンル:老舗豆腐店を舞台に、出戻りの娘と頑固な父を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:三原光尋
キャスト:
藤竜也(高野辰雄:職人気質の豆腐店の店主)
麻生久美子(高野春:出戻りの辰雄の娘)
中村久美(中野ふみえ:辰雄と親しくなる女性、患者仲間)
赤間麻里子(坂下美野里:ふみえの姪)
宮坂ひろし(坂下豪志:美野里の夫)
徳井優(金森繁:辰雄の悪友、理髪店店主)
竹内都子(金森早苗:口が軽い繁の妻)
山田雅人(横山健介:辰雄の悪友、タクシー運転手)
日向丈(山田寛太:辰雄の悪友、英語学校の講師)
黒河内りく(田代奈緒:演劇部の高校生、寛太の知り合い)
菅原大吉(鈴木一歩:辰雄の悪友、定食屋店主)
桂やまと(西田道夫:駅ナカの新任管理者)
小林且弥(村上ショーン務:イタリアンシェフ)
■映画の舞台
広島県:尾道市
ロケ地:
広島県:尾道市
尾道本通り商店街
https://maps.app.goo.gl/KyHCRq5aAjp9gxui6?g_st=ic
絵のまち通り(ストリートピアノ)
https://maps.app.goo.gl/Zj2AGZBggSLEdPE98?g_st=ic
尾道渡し船フェリーのりば
https://maps.app.goo.gl/HHbTiw75EZ1dpfrm6?g_st=ic
向島(ふみえの実家)
https://maps.app.goo.gl/ebVtzzHoqqsfAncz6?g_st=ic
浄土寺(芝居の稽古場)
https://maps.app.goo.gl/ZJcnEa1exeXP3yJG7?g_st=ic
ホテル・α-1 尾道
https://maps.app.goo.gl/pCazV57ydqnMmAto9?g_st=ic
Café しましま
https://maps.app.goo.gl/7P87znq6gigvTvia8?g_st=ic
CHOKO TOKO
https://maps.app.goo.gl/PYPGGf1d3wLTxGxGA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
広島の尾道で豆腐店を切り盛りしている高野辰雄徒その娘・春は、毎日のように丹精を込めて豆腐に向き合っていた
春は東京に嫁いでいたが、ある理由で出戻りになっていて、その理由はタブーのようになっている
辰雄は春に多くのことを教えているが、ニガリを投入する作業だけはまだやらせてはいなかった
春はもうすぐ50歳になり、辰雄は娘の今後が気になってしまう
そこで、悪友たちと偶然を装うマッチングを企画し始める
春はそんなことはつゆ知らず、父の豆腐を多くの人に届けたい一心で、卸し先の駅ナカの担当者・西田と新しい方法を模索していた
ある日、辰雄は定期検診で訪れた病院で、心疾患を患う婦人・ふみえと出会う
身寄りのない彼女を不憫に思う辰雄は、なんとか彼女の支えになれないかと考え始める
だが、辰雄自身もカテーテル処置を勧められていて、手術が怖い辰雄は前向きに考えられなかった
そんな折、ふみえに手術の話が舞い込んでしまう
テーマ:父と娘を繋ぐもの
裏テーマ:支えあう男女に必要なもの
■ひとこと感想
広島・尾道が舞台になっている本作は、土地の景色を映し出し、まるでその場所にいるような気持ちにさせてくれます
個人的に豆腐は食べるけど、豆乳は苦手というタイプで、毎日のように出来立ての豆乳を飲む生活ができるかどうかはわかりません
鑑賞動機は麻生久美子さんでしたが、アラフィフ出戻り設定というところに訳ありが潜んでいましたね
映画は、二人の日常を描きながら、春の将来を思うおっさんたちが暗躍するというもので、シェフ役の小林且弥さんが大学時代の友人にそっくりで驚いてしまいました
西田の扱いが雑だったのですが、それが妙な伏線になっていましたね
ちんちくりんは言い過ぎだと思いますが、彼が信念を語るシーンはとても良かったと思います
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■関連リンク
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公式HP:
https://takanotofuten-movie.jp/
■星くずの片隅で
■オススメ度
コロナ禍の香港に興味がある人(★★★)
底辺の生きづらさを描く作品に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.22(アップリンク京都)
■映画情報
原題:窄路微塵(狭い路地の小さな埃)、英題:The Narrow Road(狭い道)
情報:2022年、香港、115分、G
ジャンル:コロナ禍の香港を舞台に理不尽な生活を強いられる男女を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:ラム・サム/林森
キャスト:
ルイス・チョン/张继聪(チャン・ザク:「ピーターパン・クリーニング」の店主)
パトラ・アウ/区嘉雯(ウェン・イン:リウマチを患うザクの母)
アンジェラ・ユン/袁澧林(キャンディ:ド派手な服のシングルマザー)
トン・オンナー/董安娜(ジュー:キャンディの娘)
■映画の舞台
2020年、香港
ロケ地:
香港のどこか
■簡単なあらすじ
コロナ禍の香港にて、廃業した店舗の清掃業を営んでいるダグは、リウマチを患っている母ウェン・インと一緒に暮らしていた
仕事量はそこそこあるものの、実入り自体は大したことがなく、財を構えるほどではなかった
ある日、彼の元にキャンディという名の若い女性がやってきた
彼女は仕事を探していて、なんでも良いから働きたいと申し出る
彼女には幼い娘ジューがいて、それから3人はまるで家族のように親しくなっていった
そんな折、顧客唐クレームが入り、役所の立ち入り検査が始まってしまう
偽物の薬剤を使ったことを問い詰められるダグには覚えがなかったが、市民を危険に晒したとのことで起訴されてしまう
ダグは荒れ、キャンディも真相を話さない
そして、三人は離れ離れになってしまうのであった
テーマ:狭い世界で寄り添う意味
裏テーマ:社会に置き去りにされた人々
■ひとこと感想
コロナ禍の香港を描いた作品で、初めはSARSの頃かなと思っていましたが、舞台は思いっきり2022年になっていましたね
特殊清掃を生業にする主人公ダグは、公認の薬剤を使うことで閉鎖された店舗などの洗浄を行なっていて、なかなかリアルな日常を切り取っていきました
映画は、まるで姉妹のようなキャンディ母娘との生活を描いていて、生きるために必死にもがいていく様子を描いていきます
劇中で起こる事件は防げたとは思いますが、発端とリカバーを間違った結果の因果応報な感じに描かれていました
ダグにとっては幸運の女神だったキャンディですが、それが彼の生活を激変させます
とは言え、人生の転換を考えるにあたって、そのこと自体が運命を変えるかどうかはわからないという感じになっていました
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公式HP:
https://hoshi-kata.com/
■ふたりのマエストロ
■オススメ度
親子の確執の映画に興味のある人(★★★)
クラシックが好きな人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.23(アップリンク京都)
■映画情報
原題:La Scala(スカラ座)、英題:Maestro(s)
情報:2022年、フランス、88分、PG12
ジャンル:諍いを抱える親子指揮者を描くヒューマンドラマ
監督:ブリュノ・シッシュ
脚本:ブリュノ・シッシュ&ヤエル・ラングマン&クレモン・ペニ
原作:ヨセフ・シダー『הערת שוליים(邦題=フットノート、2011年、イスラエル)
キャスト:
イバン・アタル/Yvan Attal(ドニ・デュマール:高明な賞を受賞する指揮者)
ピエール・アルディティ/Pierre Arditi(フランソワ・デュマール:ドニの父、指揮者)
ミュウ=ミュウ/Miou-Miou(エレーヌ:ドニの母)
ニルス・オトナン=ジラール/Nils Othenin-Girard(マチュー・デュマール:料理が好きなドニの息子)
パスカル・アルビロ/Pascale Arbillot(ジャンヌ:ドニの元妻、マチューの母、音楽プロデューサー)
キャロライン・アングラード/Caroline Anglade(ヴィルジニ:ドニの恋人、聴覚障害を持つヴァイオリニスト)
Caterina Murino(レベッカ・マルティネリ:メイヤーが見出したヴァイオリニスト)
André Marcon(アレクサンドル・メイヤー:「スカラ座」の総裁)
Valentina Vandelli(カルラ:重大な失敗を犯すメイヤーの秘書)
Benoît Moret(アントワーヌ:サウンドエンジニア、ドニの仕事仲間)
■映画の舞台
フランス:パリ
イタリア:ミラノ
ロケ地:
イタリア:ミラノ
スカラ座
https://maps.app.goo.gl/hPtLCn6qsaHMmSUZ8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
フランスのパリで指揮者として活躍しているドニ・デュマールは、栄誉あるヴィクトワール賞を受賞し、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍の場を広げていた
彼の父フランソワも同じ指揮者で、40年のキャリアを誇るベテラン
だが、二人はライバル関係にあるため不仲で、まともに口を利くこともなくなっていた
ある日、フランソワの元に一本の電話が入る
それは、「イタリア・ミラノにあるスカラ座の音楽監督にならないか」という打診で、誕生日パーティーは一変して、スカラ座の話題で持ち切りになっていた
だが、フランソワが何度電話してもスカラ座の総裁マイヤー氏は電話に出ない
そんな折、ドニの方にマイヤー氏から呼び出しの電話が入った
マイヤー氏は「秘書のカルラが電話する相手を間違った」と言い、ドニから父にその事実を伝えてほしいと言うのである
ただでさえ不仲で、フランソワはスカラ座でタクトを振るう気になっていて、とても言い出せるような状況ではなかったのである
テーマ:確執と憧憬
裏テーマ:人生が滲むタクト
■ひとこと感想
予告編でほとんどネタバレ状態で、しかもポスターヴィジュアルも結構なネタバレありの雰囲気になっていましたね
物語はほぼ予定調和でしたが、色々と複雑な設定がかなり盛り込まれていました
物語は、同じ仕事をしている父と子の仲違いを描いていて、その理由はわかりやすいすれ違いになっています
フランソワと妻エレーヌの関係、ドニと元妻ジャンヌとの関係など、監督が元妻を出演させているので、さらにややこしい感じになっていましたね
基本的に音楽映画ですが、登場する楽曲は多いものの、まともに演奏される楽曲が少なかった印象があります
ドラマ部分に多くの時間を割いていることが原因ですが、せめてあと2、3曲はきちんと見せても良かったように思えました
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■ブギーマン
■オススメ度
古典的なホラー映画が好きな人(★★★)
スティーヴン・キング原作のファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.24(T・JOY京都)
■映画情報
原題:The Boogeyman(悪い子どもを拐っていくと言われる民間伝承の鬼的存在)
情報:2023年、アメリカ、98分、PG12
ジャンル:セラピストの父が奇妙な患者と出会ったことで、一家に不可思議な出来事が舞い込んでしまうホラー映画
監督:ロブ・サベッジ
脚本:スコット・ベック&ブライアン・ウッズ&マーク・ヘイマン
原作:スティーヴン・キング『The Boogeyman(1973年)』
キャスト:
ソフィー・サッチャー/Sophie Thatcher(セイディ・ハーパー:母の事故死を引きずったままの高校生)
クリス・メッシーナ/Chris Messina(ウィル・ハーパー:セイディとソーヤーの父、セラピスト)
ビビアン・ライラ・ブレア/Vivien Lrya Blair(ソーヤー・ハーパー:セイディの妹)
Shauna Rappold(カーラ・ハーパー:事故死したセイディたちの母)
リサゲイ・ハミルトン/LisaGay Hamilton(Dr.ウェラー:ウィルが相談する精神科医)
Madison Hu(ベサニー:セイディの元親友)
Maddie Nichols(ナタリー:セイディにキツく当たる元友人)
デビッド・ダストマルチャン/David Dastmalchian(レスター・ビリングス:ウィルの元に当然現れる謎の男)
マリン・アイルランド/Marin Ireland(リタ・ビリングス:レスターの妻)
Maisie Bogert&Eille Bogert(アニー・ビリングス:レスターの娘)
■映画の舞台
アメリカのどこかの田舎町(ロケ地はニューオーリンズ)
ロケ地:
アメリカ:ルイジアナ州
New Orleans/ニュー・オーリンズ
McDonogh 35 College Preparatory High School
https://maps.app.goo.gl/ZzV6rVrzBLXtQjH87?g_st=ic
■簡単なあらすじ
母を事故で失ったセイディと幼い妹ソーヤーは、傷が癒えぬまま、通常の生活に戻ることを余儀なくされていた
事故以来、セイディは高校でハブられていて、唯一声をかけてくれるのは「元」親友のベサニーだけだった
父ウィルはセラピストとして、自宅を診療所代わりにしていて、家族のために仕事を再開させていた
ある日、予約もせずに一人の男が現れ、彼はレスリーと名乗った
「家族を失ったあなたなら理解できる」と言い、ウィルは仕方なくセラピーを始める
初回の人は会話を録音するというルールに従い、話し始めるレスリーだったが、情緒不安定で何をしでかすかわからない状態だった
ウィルは席を外し、緊急通報をするものの、部屋に戻った時、レスリーは首を吊って死んでいたのである
警察が駆けつけて事情を聞くものの、ウィルには心当たりなどなく、レスリーは妻カーラのクローゼットで首を吊っていた
そして、その日を境に、ソーヤーは奇妙な音を聞き、全身黒ずくめの謎の物体と遭遇することになる
だが、誰もがソーヤーの話を信じることができず、事態はさらに不可思議で恐ろしい現象を引き連れてくるのである
テーマ:子どもを信じる心
裏テーマ:恐怖に侵食される人間の弱さ
■ひとこと感想
スティーヴン・キング作品は大好きで、彼の小説作法の本なども書棚に陳列されています
かなり古い小説の映画化になっていて、どうしてこのタイミングなのかはよくわかりませんでした
映画は、かなり古典的な感じになっていて、いわくつきの家族と関わったことで恐怖の伝染を起こっていく様子が描かれていきます
ブギーマンは民間伝承のような存在ですが、今回はガッツリと姿を見せるに至っていますね
主人公は姉妹で、ヤバいと分かっていながらも単独行動をしてしまうホラー映画あるあるを踏襲していますね
ちょっと暗いシーンが多めで、凝視する分出てきた時に怖いという感じになっていますが、光の演出が面白くて、フラグが立ちまくっていたところはコミカルに思えてしまいます
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【映画感想】ブギーマン(2023年の映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
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公式HP:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/boogeyman
■クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
■オススメ度
カルト系の映画が好きな人(★★★)
内臓とか大丈夫な人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.24(T・JOY京都)
■映画情報
原題:Crimes of the Future(未来の犯罪)
情報:2022年、カナダ&ギリシャ、108分、PG12
ジャンル:臓器摘出パフォーマーと彼らを取り巻く闇の組織を描いたスリラー映画
監督&脚本:デヴィッド・クローネンバーグ
キャスト:
ビゴ・モーテンセン/Viggo Mortensen(ソール・テンサー:「加速進化症候群」にて体内で新しい臓器を成長させる男)
レア・セドゥ/Léa Seydoux(カプリース:テンサーのパートナー、臓器摘出パフォーマー、元外科医)
クリステン・スチュアート/Kristen Stewart(ティムリン:テンサーに関心を持つ国立臓器登録機関の女)
ドン・マッケラー/Don McKellar(ウィペット:国立臓器登録機関の男)
スコット・スピードマン/Scott Speedman(ラング・ドリティス:不慮の死を遂げた息子を持つ父)
リヒ・コルノフスキー/Lihi Kornowski(ジュナ・ドリティス:息子を手にかける母)
ソゾス・ソティリス/Sozos Sotiris(ブリッケン・ドリティス:プラスチックを食べる8歳の少年)
ウェルケット・ブンゲ/Welket Bungué(コープ刑事)
ヨルゴス・ピルパソプロス/Yorgos Pirpassopoulos(ナサティア博士:元美容外科医)
タナヤ・ビーティ/Tanaya Beatty(ベルスト:「Life Form Ware」のエンジニア)
ナディア・リッツ/Nadia Litz(ダニ・ルーター:「Life Form Ware」のエンジニア)
デニス・カペッツァ/Denise Capezza(オディール:カプリースの友人、肉体損壊パフォーマー)
タッソス・カラハリオス/Tassos Karahalios(クリネック:全身に耳をつけた男)
エフィー・カンツァ/Ephie Kantza(エイドリアン・ベルソー:クリネックの施術士)
ジェイソン・ビター/Jason Bitter(ター:ラングの仲間)
■映画の舞台
痛みと感染症の消えた近未来
ロケ地:
ギリシャ:
Piraeus/ピレウス
https://maps.app.goo.gl/WnCjRcKKshgiM5S37?g_st=ic
Athens/アテネ
https://maps.app.goo.gl/AkcVfyGEwTdAuCJGA?g_st=ic
Elefsina/エレフシーナ
https://maps.app.goo.gl/4ULGhs95nxQ7AcL57?g_st=ic
Iris Film Theatre(Summer Sinema)
https://maps.app.goo.gl/qPWePYq1Zyb9TCJaA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
痛みと感染症が消えた近未来
海岸で遊んでいた少年ブリッケンは、普通の食べ物は食べず、プラスチックを主に食していた
母ジュナは溜まりかね、彼を窒息死させ、その遺体の引き取りを夫ラングに投げた
その世界では、体内で未知の臓器を作り出せるソールと、その臓器にタトゥーを入れて、それを摘出するパフォーマンスをしているカプリースがいた
二人は「ビューティ・スパ」と呼ばれるサロンで公開臓器摘出をパフォーマンスとして行っていて、他にも全身に耳をつけた男がダンスをしたり、顔中に切り傷を入れて模様を作る女などもいた
臓器登録局も彼らのパフォーマンスを注視し、サロンに足を運ぶ
法律では、未知の臓器にはタトゥーを入れて管理する決まりになっていて、カプリースはそれに倣って彫っていた
ある日、息子を妻に殺されたラングがソールの元を訪れ、息子を公開解剖してほしいと言い出す
新しいパフォーマンスの提案に心が騒ぐふたりだったが、遺体を前にしてカプリースはできないと言い出す
テーマ:人類に必要な進化とは何か
裏テーマ:生物の正常化バイアス
■ひとこと感想
試写会で退場者続出という謳い文句に「どれどれ」と思って臨みましたが、医療現場にいると感覚が麻痺していますね、はい
臓器摘出とか、皮膚切開とかの写真は診察室のそこらへんに貼ってあるので耐性がついてしまっていたようです
映画は、そのグロを楽しむというよりは、痛覚の消失によって変化した人類の欲望というものを描いています
「手術はセックス」というキャラも登場し、ぶっ飛んでいる価値観が次々と重なっていきます
いくつかの組織が登場しますが、どれもが胡散臭い感じになっていて、その関係性の説明はほとんどありません
観客が少ないのにあっさりとパンフが売り切れていましたが、意味がわからなかった人が救いを求めて買っているのかなと思ってしまいます
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】クライムズ・オブ・ザ・フューチャー【後半:ネタバレあり】
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■春に散る
■オススメ度
ボクシング映画が好きな人(★★★★)
ヒューマンドラマが好きな人(★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.25(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2023年、日本、133分、G
ジャンル:後がない人生に挑むボクサーとトレーナーを描いたスポーツボクシング映画
監督:瀬々敬久
脚本:瀬々敬久&星航
原作:沢木耕太郎『春に散る(朝日新聞社)』
キャスト:(わかった分だけ)
佐藤浩市(広岡仁一:40年ぶりに故郷に戻った元ボクサー)
横浜流星(黒木翔吾:一度ボクサーを断念した男)
橋本環奈(広岡佳菜子:仁一の姪)
坂東龍汰(大塚俊:東洋チャンプ)
尚玄(郡司:大塚のセコンド、ジムのトレーナー)
松浦慎一郎(山下裕二:「山の子ボクシングジム」のトレーナー)
坂井真紀(黒木和美:翔吾の母、ガソスタ勤務のシングルマザー)
奥野瑛太(原田:和美の彼氏)
窪田正孝(中西利男:世界チャンプ)
小澤征悦(巽会長:中西のジムの会長)
片岡鶴太郎(佐瀬健三:仁一の旧友、元ボクサー)
哀川翔(藤原次郎:仁一の旧友、元ボクサー)
山口智子(真田令子:亡き父からボクシングジムを継いだ仁一の旧友)
■映画の舞台
東京:荒川周辺
大分:大分市
ロケ地:
千葉県:船橋市
ハレカフェ
https://maps.app.goo.gl/cVPKizXVuDTUY84R9?g_st=ic
千葉県:松戸市
テラスモール松戸
https://maps.app.goo.gl/mFu7a427tCCccREb6?g_st=ic
東京都:江戸川区
UNITED BOXING GYM
https://maps.app.goo.gl/xJ66BPmNP8dzRVRw7?g_st=ic
東京都:練馬区
三迫ボクシングジム
https://maps.app.goo.gl/TKcc73jucKQDyYUi7?g_st=ic
東京都:世田谷区
カネコボクシングジム
https://maps.app.goo.gl/dYpcjc2U2pagdJpJA?g_st=ic
東京都:文京区
後楽園ホール
https://maps.app.goo.gl/hrCo876PyZvVBiS17?g_st=ic
東京都:北区
王子ビアガーデン 集っこ
https://maps.app.goo.gl/aYTfUrvf9kbigt7r7?g_st=ic
神奈川県:平塚市
平塚総合体育館
https://maps.app.goo.gl/ag4ZpnohaW97x3Qt7?g_st=ic
大分県:大分市
早吸日女神社
https://maps.app.goo.gl/ALtQ86nmqkg6ytaP6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
かつて世界王者を目指してアメリカに渡ったプロボクサーの広岡仁一は、夢破れて、そのまま現地の日系人に拾われてホテルマンとして活躍していた
40年ぶりに日本に戻った仁一は、かつてのボクシング仲間を探しまわっていた
ある居酒屋で周囲の迷惑を顧みないグループを注意した仁一だったが、路上で売られたケンカを見事に捌いて見せる
その様子を見ていた黒木は、彼に殴りかかり、あっさりとカウンターを受けて沈んでしまう
その後、旧友たちと再会を果たした仁一は、都内の事故物件を借りて住むことになった
そして、そこに黒木は現れ、「ボクシングを教えてくれ」と頼み込む
黒木はかつてプロボクサーとして活躍していたが、ある理由でリングから遠ざかっていて、この出会いを運命だと感じていた
だが、仁一はボクシングを教える気などさらさらなく、それでも黒木は必死にしがみつくことになったのである
テーマ:運命が紡ぐ一瞬
裏テーマ:美しく散ると言うこと
■ひとこと感想
ボクシングシーンが話題の本作は、物語の筋はだいたいセオリー通りになっていて、ステータスをボクシングシーンに全振りしているような内容になっています
老いた天才ボクサーの元に若手の無鉄砲がくると言うテンプレートですが、家庭背景などもそこまで変わった設定にはなっていません
帰国した仁一も体を患っている設定で、いつ倒れるか? 今でしょ!と言う感じになっていました
人間関係の説明を悉く省いているので、時間が経つとともに深まる関係性というのは唐突感は否めません
特に、いつの間にか良い仲になった黒木と佳菜子の感情の変化はほぼスルーになっていて、気がつけば同棲しているみたいな感じになっていました
物語はあっさりとしていますが、ボクシングのシーンだけはコッテリと言う印象で、練習シーンを含めても本物感というものがありました
ボディダブルを使わずにガチでシーンを撮っているようで、死闘を演出する技術はすごいものがあったと思います
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公式HP:
https://gaga.ne.jp/harunichiru/
■MEG ザ・モンスターズ2
■オススメ度
ステイサム映画が好きな人(★★★★)
サメ映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2023.8.26(MOVIX京都 ドルビーシネマ)
■映画情報
原題:Meg 2: The Trench(海溝)
情報:2023年、アメリカ、116分、G
ジャンル:海溝7000m強の深海から脱出するサバイバル・パニック・アクション映画
監督:ベン・ウィートリー
脚本:ジョン・ホーバー&エリック・ホーバー&ディーン・ジョーガリス
原作:スティーブ・オルテン/Steve Alten『The Trench(1999年)』
↓前作リンク Amazon Prime Video
キャスト:
ジェイソン・ステイタム/Jason Statham(ジョナス・テイラー:深海救助専門のベテラン潜水士)
ウー・ジン/Wu Jing(ジウミン・ジャン:メイインの叔父、海南海洋研究所の研究員)
スーヤ・ソフィア・カイ/Shuya Sophia Cai(メイイン・チャン:好奇心旺盛なジウミンの姪、14歳)
ペイジ・ケネディ/Page Kennedy(DJ:「Mana One」の陽気なエンジニア)
スカイラー・サミュエルズ/Skyler Samuels(ジェス:「Mana One」の作業員)
クリフ・カーティス/Cliff Curtis(マック/ジェームズ・マックライド:「Mana One」のオペレーション・マネージャー)
メリサリティ・マハット/Melissanthi Mahut(リガス:「Mana One」のセキュリティガード)
ウーピー・ヴァン・ラーム/Whoopie Van Raam(カーティス:「Mana One」の潜水士)
キラン・ソニア・サワール/Kiran Sonia Sawar(サル:「Mana One」の潜水士)
フェリックス・マイヤー/Felix Mayr(ランス:「Mana One」の潜水士)
シエンナ・ギリリー/Sienna Guillory(ヒラリー・ドリスコル:「Mana One」の投資家)
Sergio Peris-Mencheta(モンテス:海洋資源採掘者)
■映画の舞台
マリアナ海溝
ファン・アイランド(架空)
ロケ地:
タイ:
Phuket/プーケット
https://maps.app.goo.gl/U9z5MPteJaMgKvT96?g_st=ic
アメリカ:カリフォルニア州
ロサンゼルス
中国:香港
■簡単なあらすじ
前作にて、海洋研究所やリゾート地でメガロドンと死闘を繰り広げた潜水士のジョナスは、今回もマリアナ海溝の奥底への探検に同行していた
友人の研究者ジウミンとその姪にあたるメイインたちは、「Mana One」からマリアナ海溝のある地点を目指していた
目的のエリアに着いた彼らだったが、そこで未知の熱源を感知する
危険を顧みずに向かったその先には、誰の所有物かわからない海底ステーションがあった
だが、その場所にはメガロドンが数匹いて、他にも未知の獰猛な生物がたくさんいた
また、その海底ステーションは違法発掘の基地になっていて、採掘者たちの追っ手も迫ってくる
ジョナスたちは海の生物、謎の集団の両方から追われるようになり、それによって犠牲も出てしまうのであった
テーマ:自然界の掟
裏テーマ:人間の敵は人間
■ひとこと感想
前作『MEG』のラストバトルがしょぼいという思い出しかなく、内容に関しては1ミリも覚えていませんでした
それでも、前半の早い段階でメイインとジョナスの関係あたりをサラッと説明していて、海洋ステーションが襲われていた記憶だけは覚えていましたね
あの時の幼児が成長したのが今回のメイインのようですが、生育環境が最悪なので、抑えの効かない性格になっていました
映画は、マリアナ海溝に謎の施設があって、レアアースを掘っている連中と遭遇するというもので、そこで仲間を犠牲にして逃げ出すモンテスが登場していました
彼がジョナスと戦う理由はほとんどなく、邪魔された腹いせのようになっています
また、中盤で判明する採掘員の背景なども、いつものパターンのようになっていました
結構人が死ぬ感じに進んでいきますが、ジョナスたち主要数名は無傷といういつものパターンになっていますね
メガロドンのみならず、いくつかの巨大生物&水陸両用(しかも深海も行ける!)は登場するので「モンスターズ」になっていました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】MEG ザ・モンスターズ2【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
公式HP:
https://wwws.warnerbros.co.jp/megthemonsters/index.html