■映画鑑賞まとめ■

 

11月、第4週(2024.11.18~2024.11.24)

 


■対外秘

 

■オススメ度

 

選挙活動にまつわる暗躍の話に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.11.19(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:대외비(対外秘)、英題:The Devil‘s Deal(悪魔の取引)

情報:2023年、韓国、116分、G

ジャンル:釜山の国会議員選挙にまつわる裏社会のパワーゲームを描いたスリラー映画

 

監督:イ・ウォンテ

脚本:イ・スジン

 

キャスト:

チョ・ジヌン/조진웅(チョン・ヘウン/전해웅:釜山海運台地域区に出馬する国会議員候補)

 

イ・ソンミン/이성민(クォン・スンテ/권순태:釜山のフィクサー)

キム・ソンフン/김성훈(パク・ヨンシク/박용식:ヘウンの対抗馬に当てられる議員候補、大韓民国党)

 

キム・ムヨル/김무열(キム・ピルド/김필도:ヘウンに資金提供する地域の暴力団)

ウォン・ヒョンジュン/원현준(チョン・ハンモ/정한모:ヘウンの計画に乗る実業家、不動産屋の社長)

 

キム・ミンジェ/김민재(ムン・チャンホ/문장호:住宅開発担当の市役所の本部長)

キム・ユンソン/김윤성(パク・サンマン/박상만:選挙管理委員会の課長)

 

パク・セジン/박세진(ソン・ダナ/송단아:ヘウンを取材する社会部の記者)

チョン・ギソプ/정기섭(社会部の部長、ダナの上司)

 

ソン・ヨウン/손여은(アン・サンミ/안상미:ヘウンの妻)

 

ユ・スンモク/유승목(アン・ギュファン/안규환:検事長、ヘウンの先輩)

パク・ジュンピョ/박정표(キム・グァンドゥ/김광두:検事)

 

■映画の舞台

 

1992年3月、

韓国:釜山&ソウル

 

ロケ地:

韓国:

釜山広域市

 

四川市

 

青州市

青南大学

 

■簡単なあらすじ

 

1992年3月、釜山の海雲台地区では、議員候補のヘウンが力強い演説を行なっていた

ヘウンは再開発が目されるこの地域の地盤を握ろうとしていて、大韓民国党の公認を取り付ける算段になっていた

資金融通のためにヤクザのピルドと手を組み、実業家のハンモを巻き込んでいくものの、突然公認を外されることになった

 

使い勝手の良い新人議員を抱えた党に怒りを覚えたヘウンは、同窓の市役所役員に働きかけ、次なる再開発地域に詳細な決済書を手に入れることになった

これによって、ヤクザはさらに資金を募り、無所属として選挙を戦うことになった

だが、結果は僅差の敗退で、ヘウンは借金が焦げ付いてしまう

 

ヘウンは一連の首謀者が誰かを突き止めようと躍起になり、そして釜山のフィクサーことスンテに辿り着く

スンテはヘウンに政治のイロハを教えた人間だったが、度重なる妨害に腹を立てて、袂を分つことになった

そして、対外秘と呼ばれる機密文書をリークして、一連の政治への不信を民意に問う手段に出てしまう

だが、様々なところに力を及ぼすスンテには歯が立たず、ヘウンは意を決して、巨悪になろうと考えるのである

 

テーマ:悪には巨悪を

裏テーマ:政治家の資質

 

■ひとこと感想

 

映画を見終わった後に「海雲台」をググるとわかりますが、当時のあの感じがえらいことになっていることがわかります

実際にどうだったかはわかりませんが、今の海雲台を考えると、様々な利権が生まれたのかな、と勘繰ってしまいます

とは言え、これはこの場所だけの話ではなく、どこの世界でも甘い汁を吸っている人がいるのは周知のことのように思えます

 

映画では、万年候補止まりの清廉潔白な男が闇堕ちすると言う内容で、どこまで落ちるのかと思ったら、とことんまで堕ちていきましたね

本人とすれば昇っている感覚だと思いますが、この道をどんな道と捉えているのかが政治家としての資質を表しているとも言えるかもしれません

 

映画は、そこまで複雑な話ではありませんが、公式HPに人物相関図ぐらいは欲しかったですね

パンフレットでもないので困ってしまいますが、鑑賞中に混乱することはないと思います

映画『犯罪都市 PUNISHEMENT』を観ている人ならフフフとなってしまうかもしれません

 

↓詳しいレビューはこちらから

鋭意、執筆中にて、今しばらくお待ちくださいませ

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101544/review/04485996/

 

公式HP:

https://www.taigaihi.jp/


■オアシス

 

■オススメ度

 

幼馴染の団結映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.11.20(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、93分、R15+

ジャンル:幼馴染3人が命か友情かを迫られるバイオレンス映画

 

監督&脚本:岩屋拓郎

 

キャスト:

清水尋也(富井ヒロト:地元のヤクザの構成員)

   (幼少期:深澤幸也

高杉真宙(金森マサト:半グレのメンバー、富井の幼馴染)

   (幼少期:永原諒人

 

伊藤万理華(紅花:富井の幼馴染、記憶障害)

   (幼少期:美音

 

松浦慎一郎(木村:半グレ組織のボス)

杏花(アンナ:木村の娘)

林裕太(三井:木村の手下)

 

小木茂光(菅原組の組長)

青柳翔(菅原タケル:組長の息子)

津田寛治(犬咲:菅原組の幹部)

窪塚俊介(若杉:菅原組の構成員、ヒロトの兄貴分)

 

新井郁(紅花の母)

 

■映画の舞台

 

日本:

愛知県:名古屋市周辺

 

ロケ地:

愛知県:一宮市

料亭菊水

https://maps.app.goo.gl/8bmqCyXCUMj3agm66?g_st=ic

 

愛知県:名古屋市

CLUB  JB‘s

https://maps.app.goo.gl/qiA6mp8CUvLixFrA9?g_st=ic

 

Dear‘s GENTLY

https://maps.app.goo.gl/btZyAheUjhcPiSe49?g_st=ic

 

ジガーバル クラシック

https://maps.app.goo.gl/kuLHeGC8om4m7nPn8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

名古屋近郊を根城にしている菅原組の構成員のヒロトは、縄張りでドラッグを捌いている半グレグループの摘発をしていた

そのグループには幼馴染の金森がいたが、ヒロトは容赦なく締め上げていた

半グレグループは木村という男がまとめ上げていて、金森を筆頭に木村の娘アンナ、血の気の盛んな三井などがいた

特に三井は、菅原組に苛立ちを見せ続け、その機会をずっと窺っていた

 

ヒロトと金森には記憶を失くした幼馴染の紅花がいて、彼女はある事件をきっかけに街を離れていたが、最近になって戻ってきていた

近くのレストランで働いていて、普通の暮らしをしていた

 

ある日のこと、菅原組長の息子タケルを見つけた三井は、無鉄砲にも襲いかかって刺してしまう

中途半端に傷をつけただけで捕まった三井のもとに、金森が詫びを入れに来たが、タケルは許す代わりに手下となって働けという

金森がそれを断ると、タケルは三井を見せしめに殺してしまった

 

テーマ:友情と掟

裏テーマ:居心地を欲する心

 

■ひとこと感想

 

幼馴染がアウトローの世界で再会するというもので、高校ぐらいの時の事件をきっかけに離れ離れになっていたように思いました

その後、ヒロトは菅原組に忠誠を誓うようになり、金森は半グレの連中とつるむようになります

紅花は街を離れていましたが、なぜか戻ってきてしまって、それによって因縁が復活するという内容になっていました

 

生きる道を違えた彼らでしたが、なぜか引き寄せられることになり、それによって再び事件が起きてしまいます

おそらくは避けては今後の人生がうまくいかないというものがあったと思いますが、その起点となる紅花には記憶がないのですね

なので、本能的にこの街で何かをしなければならないと感じていたように思います

 

映画は、いわゆる青春映画で、仲の良かったあの日を取り戻そうとするものですが、取り戻そうと思って動いている人は誰もいないのですね

衝動的にこうしなければならないというものを感じていて、それが突発的な事故を生みだしていきました

記憶がなくても本能的に「敵」を感じ取っていて、それゆえに因果は巡るのですが、それにしても「敵」が弱すぎてびっくりしてしまいました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】オアシス(2024年の日本映画)【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://oasis–movie.com/


■矢野くんの普通の日々

 

■オススメ度

 

子ども向けのラブコメが好きな人(★★★)

主演のファンの人(眼帯外すまで長いよ)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.11.21(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、106分、G

ジャンル:心配性と不運男子の恋愛を描いたラブコメ映画

 

監督:新城毅彦

脚本:杉原憲明&渡辺啓&伊吹一

原作:田村結衣『矢野くんの普通の日々(講談社)』

Amazon Link(原作:Kindle版)→ https://amzn.to/3O62dbC

 

キャスト:

八木勇征(矢野くん/矢野剛:毎日ケガばかりする高校生、美術部)

池端杏慈(吉田さん/𠮷田清子:矢野くんが心配で仕方ないクラスメイト、学級委員)

 

中村海人(羽柴雄大:学校イチのモテ男子、野球部)

白宮みずほ(泉まこと:清子の親友、羽柴の幼馴染)

新沼凛空(柚川メイ:清子の親友)

 

伊藤圭吾(田中晴人:クラスのお調子者、矢野くんの元クラスメイト)

筒井あやめ(岡本瑠璃:矢野くんの秘密を知るクラスメイト、転校生)

 

宮崎莉里沙(𠮷田さやか:清子の妹)

   (幼児期:永谷咲笑

青木凰(𠮷田そうた:清子の弟)

   (幼児期:石塚錬

島村みやこ(清子の母)

 

■映画の舞台

 

神奈川県:鎌倉市

旭星学園高等学校

 

ロケ地:

長野県:富士見市

富士見高原リゾート

https://maps.app.goo.gl/Kf5fY8TYq4B5DFBU9?g_st=ic

 

神奈川県:鎌倉市

報国寺

https://maps.app.goo.gl/v77cTiHxBk15Zwfz9?g_st=ic

 

千葉県:沼津市

延長寺

https://maps.app.goo.gl/33SiSY6TpnYqz8Se6?g_st=ic

 

長野県:原村

八ヶ岳中央実戦高校

https://maps.app.goo.gl/fs9myiPbdd7vrkvG6?g_st=ic

 

長野県:松本市

あがたの森文化会館

https://maps.app.goo.gl/hFiH3croYJSwZ5yq8?g_st=ic

 

群馬県:太田市

カラオケビッグエコー太田店

https://maps.app.goo.gl/SHskRkqVaAzkTX1w9?g_st=ic

 

千葉県:松戸市

光英VERITAS中学校・高等学校

https://maps.app.goo.gl/rW6GkN1XN1q22jZj6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

進学して高校2年生になった清子は、度を越す心配性で、弟と妹にも過度な心配りをしていた

新学年では学年イチのモテ男・羽柴とクラス委員になるものの、同じクラスになったケガばかりする男子・矢野に気を取られぱなしだった

 

矢野くんは登校するたびに怪我をしていて、どうしてそんなにケガをするのか見になった清子は、親友のまこととメイと一緒に後をつけることになった

矢野くんは何もないところで躓いては転び、連鎖的にケガを増やしていく

そして、とうとうダンプカーに轢かれたと聞かされてしまう

 

清子は学校を飛び出して病院に行くものの、致命的なケガは避けていた

そこで清子は、矢野くんの手当をしたいと言い、一緒に過ごす時間を増やすことになった

矢野くんは「普通の学校生活がしたい」と言い、そこで清子は友だちと一緒に、矢野くんと高校生活を満喫することになったのである

 

テーマ:心配性の方向性

裏テーマ:恋の境界線

 

■ひとこと感想

 

少女漫画原作で、おそらくは主演のファンムービーとは分かっていましたが、かなり変な設定なので興味が湧いていました

ケガばかりする矢野くんと心配性すぎる清子との関係がどうなっていくのかという物語ではあるものの、近いところで三角関係がこんがらがっていましたね

原作だともっと尺を取っていると思いますが、映画だとかなり端折らざるを得ない感じになっていました

 

自分と一緒にいると巻き込まれて怪我をすると考えていて、それの発端というものが過去に隠されていましたね

そして、その理由を知る女の子が登場してという感じで、恋のライバルもたくさん登場していました

 

映画は、かなり拗れた関係になっていくものの、誰もが聖人君子のような感じになっていて、思った以上にひどい状態にはならなかったですね

恋がどのようなものか知らない感じに描かれているのですが、見た目大人の中身小学生ぐらいの印象が強くて、かなり頭の中を低学年寄りにしないとついていけないように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】矢野くんの普通の日々【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102029/review/04490944/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/yanohibi-movie/


■ぼくとパパ、約束の週末

 

■オススメ度

 

自閉症スペクトラムに関心のある人(★★★)

ドイツのサッカーリーグが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.11.21(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Wochenendrebellen(週末の反逆者)、英題:Weekend Rebels(週末の反逆者)

情報:2023年、ドイツ、109分、G

ジャンル:自閉症の少年が推しのサッカーチームを探す様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督:マルク・ローテムント

脚本:リヒャルト・クロプ

原作:ミルコ・フォン・ユターセンカ&ジェイソン・フォン・ユターセンカ『Wir Wochenendrebellen: Ein ganz besonderer Junge und sein Vater auf Stadiontour durch Europa』

 

キャスト:

フロリアン・ダービト・フィッツ/Florian David Fitz(ミルコ/Mirco:ジェイソンの父、ハンバーガーチェーン店のスーパーバイザー)

セシリオ・アンドレセン/Cecilio Andresen(ジェイソン/Jason:ミルコのの息子、自閉症、10歳)

   (幼児期:Valentin Andresen

 

アイリン・テツェル/Aylin Tezel(ファティメ/Fatime:ジェイソンの母)

Florina Siegel(ルーシー/Lucy:ジェイソンの妹)

ヨアヒム・クロール/Joachim Król(ゲルトおじいちゃん/Opa Gerd:ミルコの父、ジェイソンの祖父)

ペトラ・マリー・カミーン/Petra Marie Cammin(マヌエラおばあちゃん/Ömchen Manuela:ミルコの母)

 

Leslie Malton(クリスチアーネ・ブリンクハウス/Frau Brinkihaus:ミルコの上司、バーガーショップの社長)

 

Tilo Nest(レインハルト・ジーバー教授/Prof Reinhard Sieben:物理学の教授)

 

■映画の舞台

 

ドイツ:ノルトライン県

ヴェストファーレン州ハーン

https://maps.app.goo.gl/NFMr96fio9LQmx2n7

 

ドイツ:

シュルンベルク&ベルリン&ミュンヘン

 

ロケ地:

ドイツ:ベルリン

フリードリヒ・ヤーン・シュポルトパーク/Friedrich-Ludwig-Jahn-Sportpark

https://maps.app.goo.gl/3KL48TrB7S8L8ZtcA

 

ノルトライン・ヴェストファーレン/Nordrhein-Westfalen

エスプリ・アリーナ/Merkur Spiel-Arena

https://maps.app.goo.gl/C457Gfc7xmjSEEd9A

 

ドルトムント/Dortmund

シグナル・イドナ・パーク/Signal Iduna Park

https://maps.app.goo.gl/AQigwhcQQwWG7JGf9

 

Max-Morlock-Stadion(フランケンシュタディオン)

https://maps.app.goo.gl/xGhdNYyxh9SkDuyQ9

 

■簡単なあらすじ

 

ドイツ北西部の街ハーンに住んでいるミルコは、妻ファティメとの間に息子ジェイソンを授かったが、彼は自閉症スペクトラムと診断されていた

子どものために人生を捧げると誓った二人だったが、自閉症の対応には極度のストレスと日常の制限がかかってしまう

ファティメは通訳の仕事を辞めて子育てに専念するものの、想像以上の激務に悲鳴をあげていた

ミルコは地元のバーガーショップのスーパーバイザーとして各店舗を回っていたが、出張の機会が多く、家庭とのズレが生じていた

 

ジェイソンが10歳になった頃、クラスメイトのヘンリーにからかわれた彼は暴力沙汰を起こしてしまう

担任のフォルケ先生や学長などからも苦言を呈され、特殊学校への編入を打診される

だが、ジェイソンには人生の目的があって、特殊学校には行きたくないと言う

 

そんな折、生徒の間でサッカーチームの推しの話になり、それに興味を示したジェイソンは全てのクラブを回って、この目で確かめたいと言い出す

ミルコは条件を提示し、週末はジェイソンと各クラブを周り、ジェイソンの推しを探すことになったのである

 

テーマ:自閉症との向き合い方

裏テーマ:外の世界が教えてくれるもの

 

■ひとこと感想

 

自閉症スペクトラムの子どもの育て方の大変さを知る一方で、ロードムービーとしての面白さが加味され、さらに会話劇として軽快な部分がありました

会話の噛み合わなさもそうですが、例えやジョークが通じないために真顔で解説するシーンなどは、本人たちは真剣なので笑ってしまいます

 

実際に自閉症スペクトラムの子どもたちと接する機会はなかったのですが、いろんな媒体を通じて知る姿としては大変なことだなと思っています

彼らには独自のルールのようなものがあって、そこから少しでもズレると上手く行きません

コミュニケーションも直球になることが多く、それが諍いのもとになったりしますが、そのあたりがとてもリアルに描かれていたと思います

 

ドイツのサッカークラブに精通していればなお面白いのですが、それがなくても地元のファン贔屓などが起こるのはどこでも同じなのですね

なので、日本だとプロ野球に置き換えた方がわかりやすいかもしれません

ドイツのサッカーにも聖地のような特別なスタジアムがあって、そんな中でルールに則って推し選びをしていく姿はとても愛らしかったと感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ぼくとパパ、約束の週末【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102043/review/04490945/

 

公式HP:

https://bokupapa-movie.com/


■六人の嘘つきな大学生

 

■オススメ度

 

就活関連の映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.11.22(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、113分、G

ジャンル:就活のディスカッションで起こるハプニングを描いたヒューマンスリラー

 

監督:佐藤祐市

脚本:矢島弘一

原作:浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生(KADOKAWA)』

Amazon Link(Kindle版)→ https://amzn.to/41ilGhl

 

キャスト:

浜辺美波(嶌衣織:早稲田大学社会部の学生、洞察力)

赤楚衛二(波多野祥吾:立教大学経済学部の学生、生真面目)

佐野勇斗(九賀蒼太:慶應義塾大学政策学部の学生、リーダーシップ)

山下美月(矢代つばさ:明治大学国際文化の学生、語学堪能)

倉悠貴(森久保公彦:一橋大学社会学部社会学科の学生、公認会計士)

西垣匠(袴田亮:法政大学の野球部の主将、ムードメーカー)

 

中田青渚(波多野芳恵:祥吾の妹)

木村了(鴻上逹章:スピラリンクスの人事部)

渡辺大(石川宣親:スピラリンクスの社員)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

千葉県:千葉市

千葉大学

https://maps.app.goo.gl/4G1gpbZc4bYsn7H77?g_st=ic

 

千葉経済学園

https://maps.app.goo.gl/epng4ojXu7aBaYqw7?g_st=ic

 

居酒屋いなせや幸蔵

https://maps.app.goo.gl/NoyfoKcQpaapPAoD7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

スプラリンクスの企業面接を突破した大学生の嶌衣織、九賀蒼太、波多野祥吾、森久保公彦、袴田高、矢代つばさの6人は、最終面接としてディスカッションを行うことになった

1ヶ月後に控えたディスカッションでは、内容次第では6人全員が合格すると言われる

彼らは定期的に会う機会を作り、6人全員が合格するようにディスカッションの準備を進めた

 

だが、前日の夜にスプラリンクスよりメールが届き、「合格者は一人」と告げられてしまう

そこで彼らはルールを決めて、投票制によって、一番ふさわしい人を選ぶことになった

一回目の投票では九賀に集まるものの、衣織は部屋の異変を感じていた

 

衣織は、部屋の隅に置かれていた封筒を指摘する

そこには六人の名前が書かれた封筒が入っていて、その意図などは一切不明だった

そして、その一つを空けると、そこには参加者のある自分の過去の黒歴史が書かれていたのである

 

テーマ:人の表裏

裏テーマ:嘘は誰のために?

 

■ひとこと感想

 

予告編の印象だけで、あまり何も仕入れずに鑑賞

原作のある作品なので、ネットを漁るだけネタバレが見つかってしまうのは危険でしたね

なので極力スルーでいるように検索ワードを限定していたし、初日の1回目なら何とかなるだろうと考えていました

映画鑑賞前にはレビューが0だったので、試写会もなかったのかなと感じました

 

映画は、就活で仲良くなった6人が暴露話にさらされると言うもので、それによって人間関係がどうなっていくのかを見守る流れになっていました

ディスカッションが90分だったので、まさかそれだけで終わるのではと思ってしまいましたが、実質的にはリアルタイムに近いタイムテーブルになっていたと思います

 

ネタバレは避けた方が良いのでここには書きませんが、映画的な評価はイマイチと言うところでしょうか

悪いわけではないし、緊張感を持って映画と向き合えるのは良いと思いますが、舞台設設定に無理がありましたね

違和感と疑問だらけで、それがオチで払拭されるのかと思いましたが、そんなことはなかったですね

ともかくエピソードのためにキャラ作りをして動かしている感が強いので、物語性はあってないようなものだと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】6人の嘘つきな大学生【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100901/review/04493738/

 

公式HP:

https://6uso-movie.toho.co.jp/


■アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師

 

■オススメ度

 

詐欺師映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2024.11.22(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2024年、日本、120分、G

ジャンル:怒りを溜め込んだ公務員が詐欺師と組んで復讐を果たすミステリー映画

 

監督:上田慎一郎

脚本:上田慎一郎&吉田悠子

原作:ハン・ジョンフン『元カレは天才詐欺師 ~38師団機動隊~(38사기동대)』

 

キャスト:

内野聖陽(熊沢二郎: 真面目な公務員、中野北税務署の職員)

岡田将生(氷室マコト:天才詐欺師)

 

川栄李奈(望月さくら:二郎の部下、国税に栄転予定)

吹越満(安西元義:二郎の上司、署長)

 

森川葵(白石美来:マコトの仲間、スリ)

後藤剛範(村井竜也:マコトの仲間、当たり屋)

上川周作(丸健太郎:マコトの仲間、道具屋)

 

真矢ミキ(五十嵐ルリ子:闇金の元締め)

鈴木聖奈(五十嵐薫:マコトの仲間、狂犬、ルリ子の娘)

 

小澤征悦(橘大和:脱税王、橘コーポレーションの代表)

神野三鈴(酒井恵美子:橘の司法書士)

 

矢柴俊博(岡本:熊沢の元同僚)

 

■映画の舞台

 

東京都:中野区近辺

 

ロケ地:

東京都:中野区

中野税務署

https://maps.app.goo.gl/7vs3zmLKfiNgDDgU7?g_st=ic

 

神奈川県:横浜市

THE BAYS

https://maps.app.goo.gl/FraCRvjCEESqvpHx6?g_st=ic

 

東京都:八王子市

八王子日本閣

https://maps.app.goo.gl/DqYgfnTXUmewbNpw6?g_st=ic

 

東京都:杉並区

ザムザ阿佐ヶ谷

https://maps.app.goo.gl/EuESGacSAp3RvwJw7?g_st=ic

 

東京都:中央区

銀座 尹家

https://maps.app.goo.gl/wXFpSTjEpTRjPo6J8?g_st=ic

 

東京都:新宿区

PABLIC LOUNGE SHINJYUKU

https://maps.app.goo.gl/H5F7S6mBCi9eatj4A?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

Dining&Kitchen KITSUSNE

https://maps.app.goo.gl/QP88cugzEg7dmyPQ7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

中野北税務署に勤める熊沢は、妻の尻に敷かれながら日々をつつがなく生きてきた

部下の望月は国税への栄転が決まっていて、署長の顔色を疑いながら、時には納税者に助け舟なども出していた

 

ある日のこと、妻に頼まれて中古車を買うことになった熊沢は、なりすましの詐欺に引っかかってしまう

友人の刑事・八木に助けを求めると、相手は有名な詐欺師であることがわかった

金を取り返せればと思うものの、相手は先手を打って熊沢に会いにきた

彼の名は氷室と言い、脱税王として名高い橘をターゲットにしていると言う

 

氷室はある闇金に金を返す必要があり、そのために橘と面識のある人物を探していた

そこに現れたのが熊沢で、彼は熊沢の過去の因縁についても調べ尽くしていた

当初は気が進まなかったものの、部下の栄転の邪魔をしたり、過去の出来事を覚えていなかったことなどから、氷室の誘いに乗ることになったのである

 

テーマ:詐欺師と復讐

裏テーマ:人道を越えるもの

 

■ひとこと感想

 

韓国の人気ドラマのリメイクということで、今流行りの地面師ネタをぶっ込んでいる内容になっていました

脱税王から取り立てるというための仕込みをしていて、どこまで事態を想定していたのかは巧妙に隠していたように思います

 

映画は、『カメラを止めるな!』の上田監督の得意のスタンスになっていて、どうしてそうなったかを暴露するパートが後半に存在していました

映画を最後まで観るとタイトルの意味がわかるのですが、アクシデントをどこまで読み込んでいたのかは何とも言えない感じに調節していましたね

全てを紐解くよりは、余裕を持たせて考察する隙を与えている、という感じになっていました

 

物語としても面白くて、全てのk楽りを知ってから観ると、意外なところにネタが仕込んでありました

伏線の張り方も面白くて、それがそこで出てくるのかという面白みもあります

前半で貯めるだけヘイトを貯めているので、後半のネタバラシがスッキリする感じになっています

ラストで熊沢が語る言葉こそ、橘を奈落に突き落としたのかな、と感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101788/review/04493739/

 

公式HP:

https://angrysquad.jp/


■ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US

 

■オススメ度

 

ハーレクイン的な恋愛ドラマが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2024.11.23(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:It Ends With Us(私たちでそれを終わらせる)

情報:2024年、アメリカ、130分、G

ジャンル:過去にトラウマを抱える男女が出会い、おかしくなっていく様子を描いた恋愛映画

 

監督:ジャスティン・バルドーニ

脚本:クリスティ・ホール

原作:コリーン・フーヴァー『It Ends with Us』

 

キャスト:

ブレイク・ライブリー/Blake Lively(リリー・ブルーム/Lily Bloom:花屋の経営者)

   (若年期:Isabela Ferrer

ジャスティン・バルドーニ/Justin Baldoni(ライル・キンケイド/Ryle Kincaid:リリーに恋する脳外科医)

 

ジェニー・スレイト/Jenny Slate(アリッサ/Allysa:リリーの店の店員、ライルの妹)

ハサン・ミンハジ/Hasan Minhaj(マーシャル/Marshall:アリッサの夫)

 

ブランドン・スクレイナー/Brandon Sklenar(アトラス・コリガン/Atlas Corrigan:レストラン「ルート」の料理長、リリーの元カレ)

   (若年期:Alex Neustaedter

 

Kevin McKidd(アンドリュー・ブルーム/Andrew Bloom:リリーの父、元市長)

Amy Morton(ジェニー・ブルーム/Jenny Bloom:リリーの母)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:メイン州

プレソラ

 

アメリカ:マサチューセッツ州

ボストン

 

ロケ地:

アメリカ:ニュージャージー州

ジャージーシティ/Jersey City

https://maps.app.goo.gl/zV1ZrQ6MVGoS2Q5J8

 

プレインフィールド/Plainfield

https://maps.app.goo.gl/DXtoR2wEgm6ftFqs6

 

アメリカ:ニューヨーク

 

■簡単なあらすじ

 

花屋を夢見ているリリーは、父の葬儀を終えた後、ボストンにて本格的に動き始めることになった

ようやく店舗を見つけて準備を始めていたところに、アリッサと言う女性が雇って欲しいと売り込んでくる

予定にはなかったが、人手が欲しかったこともあり、彼女を雇うことに決めた

 

アリッサには投資会社で働いている夫マーシャルがいて、兄を交えて食事をしたいと言い出す

仕方なく同席することになったが、アリッサの兄はライルと言う男性で、実は顔見知りの存在だった

 

彼は、父の葬儀後に戻ったボストンのアパートの屋上で出会った人物で、あれこれ話してはいたものの、関係を進めることなく終わらせていた

ライルは再会を歓迎し、そして二人の距離が「友達」へと接近することになった

 

リリーには高校時代に恋人のアトラスがいて、彼は隣の空き家に侵入して暖を取っていた

それに気づいたリリーが手を差し伸べて関係が始まるものの、父にバレてしまい、彼は病院送りになってしまっていた

それ以来会うことは許されず、そんな彼との思い出のオークのハート飾りは、今も宝箱に大事にしまわれていたのである

 

テーマ:過ちを許せぬ根源

裏テーマ:連鎖を断ち切る意味

 

■ひとこと感想

 

イケメンの脳外科医とラブゲームをする元市長の娘と言う漫画のような設定で、いわゆるハーレクインロマンス的な内容になっていました

過去にトラウマを抱える者同士が出会い、良い感じになった時に過去の恋愛が顔を出す感じになっていて、原作が実は私小説と言うホントなのかと勘繰ってしまい内容になっていました

映画では「インスピレーション」みたいな感じになっていて、かなりロマンティックに盛りまくっているのだと思われます

 

映画では、対抗馬として登場するホームレス青年が成功してボストンで1位になってたりするのですが、取り上げられている雑誌のインタビュー記事の内容は強烈でしたね

それを声に出して読ませるのもどうかと思いますが、色々とヤバい人ばかり出てきているように思いました

一番マシなのがアリッサの夫なのかもしれません

 

物語は、恋愛の障壁は過去のトラウマと言う感じになっていますが、リリーの抱えるものとライルの抱えるものは質も違いますね

冒頭の屋上で語られる伏線が初対面にすることかよと思ってしまいますが、そのあたりもモリモリになっている感じがしました

監督が夫役で、葬儀の参列者にリリーの実の姉がいたりと、色々と小ネタが満載の映画になっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ふたりで終わらせる / IT ENDS WITH US【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102261/review/04496823/

 

公式HP:

https://www.itendswithus.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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