■映画鑑賞まとめ■

 

3月、第3週(2025.3.10~2025.3.16)

 


■フライト・リスク

 

■オススメ度

 

ワンシチュエーションスリラーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.3.10(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Flight Risk(苦肉の策:敵を欺くために自分や味方を苦しめてしまう謀り事)

情報:2024年、アメリカ、91分、G

ジャンル:法廷の証人を移送するチャーター機内で起こるトラブルを描いたスリラー映画

 

監督:メル・ギブソン

脚本:ジャレッド・ローゼンバーグ

 

キャスト:

ミシェル・ドッカリー/Michelle Dockery(マデリン・ハリス/Madolyn:証人移送を任されるアメリカ連邦保安官)

マーク・ウォールバーグ/Mark Wahlberg(ダリル・ブース/Daryl:小型飛行機のパイロット、アラスカ在住のテキサス人)

トファー・グレイス/Topher Grace(ウィンストン/Winston:会計士、元雇用主モレッティー家の密告者)

 

【以下、声の出演】

リア・レミニ/Leah Remini(キャロライン・ヴァン・サント/Van Sant:マデリンの上司)

パール・ベン=ヴィクター/Paul Ben-Victor(コールリッジ/Coleridge:作戦責任者、所長)

 

マーズ・アリ/Maaz Ali(ハッサン/Hassan :飛行機を誘導する管制官)

 

エリーズ・パットン/Eilise Patton(ジャニーン/Janine:連邦保安部の電話交換)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:アラスカ

イグルーモーテル→アンカレジ

 

ロケ地:

アメリカ:ネバダ州

ラスベガス

 

■簡単なあらすじ

 

連邦警察の保安官補のマデリン・ハリスは、マフィアの会計士で密告者のウィンストンを逮捕し、法廷に立たせる任務を負っていた

アラスカで身柄を確保したマデリンは、アラスカの辺境からアンカレジまでチャーター機で移動することになった

 

チャーター機を運転するのは地元のパイロットのダリル・ブースで、彼はとてもおしゃべりな男だった

後部座席にウィンストンを拘束し、助手席に座ったマデリンは、90分ほどのフライトに向かう

 

15分ほど過ぎた頃、ウィンストンはダリル・ブースと書かれた別人のIDを見つけてしまう

なんとかマデリンに伝えようとするものの、パイロットとマデリンはヘッドセットを使っているために、声を上げても届かない

 

そうこうしているうちに飛行機の計器の一部が故障し、現在位置を特定するものが無くなってしまう

ダリルは飛び慣れているというものの、彼の会話にはおかしな部分があった

そして、マデリンは男が本当にダリル・ブースかを確認しようと、いくつかの質問をするのである

 

テーマ:過去にある枷

裏テーマ:苦肉の策

 

■ひとこと感想

 

アラスカの辺境からアンカレジまでの90分をほぼリアルタイムに描く内容で、フライトに入るまでがサクッと説明されていました

基本的に会話劇なのですが、通信相手のフルネームが最初には出ないので、ちょっと混乱してしまいましたね

マデリンの上司は「キャロライン・ヴァン・サント」という名前で、このキャラあ「キャロライン」と呼ばれる時と「ヴァン・サント」と呼ばれる時があったのがややこしさの元凶だったと思います

 

映画は、ほぼ飛行機内で起こることで、そこでどうやってリスクを回避するのか、という流れになっていました

観客側はパイロットが怪しい奴と知っている状態で観ているので、意外なほど正体がバレるのは早めになっていました

むしろ、マデリンの設定を後半まで引っ張っている感じで、彼女の背景というものが今回の任務に少なからず影響を与えていることがわかるようになっていました

 

映画は、緩急をうまく使いこなしている感じで、ふと気を緩めるところでバードストライクが来るとか、ダリルが襲って来るタイミングも緩急演出に支配されていたと思います

物語としてはそこまで劇的なものはないのですが、最後まで明かされない謎というものがありましたね

エンドロールを観るとわかるのですが、その意味を回収しないまま終わるというのは微妙かなと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】フライト・リスク【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103086/review/04864067/

 

公式HP:

https://klockworx-v.com/flightrisk/


■プレゼンス 存在

 

■オススメ度

 

幽霊目線の家族映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.3.11(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Presence(存在)

情報:2024年、アメリカ、84分、PG12

ジャンル:幽霊のいる家に引っ越してきた家族を描いた幽霊目線のヒューマンドラマ

 

監督:スティーヴン・ソダーバーグ

脚本:デビッド・コープ

 

キャスト:

ルーシー・リュー/Lucy Liu(レベッカ・ペイン/Rebekah Payne:ペイン家の母)

クリス・サリヴァン/Chris Sullivan(クリス/クリストファー・ペイン/Chris Payne:ペイン家の父)

カリーナ・チャン/Callina Liang(クロエ・ペイン/Chloe Payne:ペイン家の長女)

エディ・マディ/Eddy Maday(タイラー・ペイン/Tyler Payne :ペイン家の長男、クロエの兄)

 

ウェスト・マルホランド/West Mulholland(ライアン・コールドウェル/Ryan Caldwell:タイラーの友人)

 

Julia Fox(シーシー/Cece:不動産業者)

 

Natalie Woolams-Torres(リサ/Lisa:シーシーの知り合いの感じる人)

Lucas Papaelias(カール/Carl:リサの夫)

 

■映画の舞台

 

アメリカのどこかの閑静な住宅街

 

ロケ地:

アメリカ:ニュージャージー州

クランフォード/Cranford

405 Springfield Avenue

https://maps.app.goo.gl/2cRA251EU4qce7mX7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

とある一戸建ての内観に来たペイン一家は、不動産業者のシーシーから「掘り出しものの物件」を見せてもらうことになった

前の住人が引っ越したばかりで内装などは整っていなかったが、母レベッカは立地と学区を気に入り、一家でそこに移り住むことになった

 

長男のタイラーは水泳部で活躍していて、友人のライアンとつるむことが多かった

妹のクロエは親友を亡くしたばかりで、家庭に居場所がなく落ち着ける様子もない

父クリスは心配症で、レベッカは時間が必要だと意見が割れていた

 

クロエは内観の時点からこの家に何かを感じていて、それは住み始めてからも払拭できないものだった

何かがいる気配があるものの見えるものではなく、その話題は家庭内では共有されない

そんな折、ライアンと仲良くなったクロエは、彼を部屋に招き入れた

だがその時、突然クローゼットの中が揺れて、服などが散乱してしまう

クロエはやはり何かがいると思うものの、誰も彼女の話をまともには聞こうとしないのである

 

テーマ:悪意が視える幽霊

裏テーマ:崩壊は予定調和

 

■ひとこと感想

 

幽霊がある家族の崩壊現場を視るというテイストになっていて、移住する前から関係悪化が汲み取れる家族になっていました

レベッカが金融関係の容疑者のようで、クリスは配偶者にも波及するかを心配していましたね

知らなければOKじゃないのと友人に言われていましたが、別れることを念頭に置いてタイミングを図っていたようにも思います

 

兄は水泳の有力選手のようで、レベッカは彼にだけ期待をかけていて、問題を起こしたクロエには冷たいという感じになっています

一応は優しさを見せはするものの、交友関係が悪いから「友人の死に巻き込まれた」みたいに思っていたように思います

タイラーの友人ライアンは、クロエの死んだ友人たちがドラッグをしていたバカな奴だと知っていて、それがさらにレベッカとクロエの距離を遠ざけていたように思います

 

映画は、完全に幽霊目線になっていて、なぜかセックスシーンからは目を逸らすという不思議なキャラになっていました

幽霊の中身は誰かわかりませんが、クロエは友人のナディアだと思い込んでいたり、クロエをライアンから守ろうと考えていたように思えます

クロエだけが幽霊を感じるからなのかはわかりませんが、人の悪意には敏感で、「こそこそしているところは全部見ている」というのも面白かったですね

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】プレゼンス 存在【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103315/review/04866304/

 

公式HP:

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■Playground 校庭

 

■オススメ度

 

子どもたちの世界について知りたい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.3.11(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Un monde(世界)、英題:Playground(遊び場)

情報:2021年、ベルギー、72分、G

ジャンル:ある小学校の校庭を中心に起こる子どもたちだけの世界を描いたスリラー映画

 

監督&脚本:ローラ・ワンデル

 

キャスト:

マヤ・ヴァンダービーク/Maya Vanderbeque(ノラ/Nora:小学校に入学する少女、7歳、いじめの目撃者)

ガンター・デュレ/Günter Duret(アベル/Abel:ノラの兄、10歳、いじめの被害者)

 

Elsa Laforge(ヴィクトワール/Victoire:ノラと仲良くなる少女)

Lena Girard Voss(クレマンス/Clémence:ヴィクトワールの友だち)

 

Simon Caudry(アントワン/Antoine:アベルをいじめる首謀者)

Naël Ammama(イスマエル/Ismaël:いじめの対象になるクラスメイト)

 

カリム・ルクルー/Karim Leklou(アベルとノラの父)

 

ローラ・ファーリンデン/Laura Verlinden(アニエス先生/Mme Agnès:ノラの担任)

 

■映画の舞台

 

ベルギーのどこか

 

ロケ地:

ベルギーのどこか

 

■簡単なあらすじ

 

新学期を迎えた7歳のノラは、新しいクラスになることに恐れを抱いていた

パパにしがみつき、3歳年上の兄アベルを頼るノラだったが、先生によって強引に引き裂かれてしまう

昼休みになって兄のところに行こうとするものの、先生からは「食事中は移動するな」と言われ、アベルからも「こっちに来るな」と言われてしまう

ノラは水泳が大の苦手だったが、その授業を機にヴィクトワールとクレマンスというクラスメイトの女の子と仲良くなることができた

 

ある日のこと、アベルを探しに校内をうろついていたノラは、男子生徒からいじめられているところを目撃する

アベルは「構うな」と言い、「誰にも言うな」と念を押した

 

だが、日を追うごとにいたたまれなくなったノラは、兄との約束を破ってパパに行ってしまう

パパは学校に乗り込んでいじめっ子たちに文句をつけるものの、それはやがて学校を巻き込む事態へと発展していった

 

テーマ:子どもたちのサバイバル

裏テーマ:大人が関与すべき限界点

 

■ひとこと感想

 

子どもの世界におけるいじめの発生と展開を「子ども目線」で追っていく作品で、ほぼドキュメンタリーに近い印象を持ちました

原題は「世界」で、英題は「遊び場」となっていて、邦題は「校庭」となっているのは不思議でしたね

一番内容に即しているのは原題なのですが、「校庭」に限定した邦題担当者は映画を観ていないのかと思ってしまいました

 

映画では、小学校に上がったところで兄がいじめられていたことに気づく妹を描いていて、何とかしてお兄ちゃんを助けたいと考えます

でも、男の子の世界でもあって、女の子が入っていく余地がなかったりします

そして、男の子の世界に入りすぎたことで、今度は女の子の世界からもはみ出してしまうことになります

ノラにとっての世界にはアベルが必要で、彼がいないと世界ではないとも言えるので、男の子の世界も女の子の世界もどちらも欲することはありませんでした

 

そんな子どもたちの世界に「わかった風の大人が入ってくる」と言う展開になり、それが起点として、さまざまな世界がおかしくなっていきます

心配性の父が子どもの世界に介入して親ヅラをしているのですが、昼間から働きもしない男と言うのは、子ども目線では大人と認知されていませんでした

それゆえに父の発言は軽く観られることになっていて、子どもたちの世界における大人の存在理由というのが見えてくる作品でもあったように思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】Playground 校庭【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103057/review/04866305/

 

公式HP:

https://playground-movie.com/


■デビルズ・ゲーム

 

■オススメ度

 

猟奇的ボディチェンジ映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.3.13(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:악마들(悪魔)、英題:Devils(悪魔たち)

情報:2022年、韓国、106分、R15+

ジャンル:サイコパス殺人鬼と体が入れ替わった刑事を描いたクライムスリラー

 

監督&脚本:キム・ジェフン

 

キャスト:

チャン・ドンユン/장동윤(チャ・ジニョク/진혁:サイコパスの連続殺人鬼)

オ・デファン/오대환(チェ・ジェファン/재환:ソウル警察庁広域捜査隊の強力2班の刑事)

 

チェ・グィファ/최귀화(チーム長、ジェファンの上司)

チャン・ジェホ/장재호(キム・ミンソン/민성:ジェファンの後輩)

 

キム・テギョム/김태겸(スンヒョン/승현:殺人鬼に殺されるジェファンの同僚、ジェファンの義弟)

ファンボラ/황보라(ミソン/미선:スンヒョンの妻、ジェファンの妹)

 

シン・スンファン/신승환(チェ・ヒョナ/최현아:ジェファンの娘)

ワン・ジヘ/왕지혜(ジンスク/진숙:ジェファンの妻)

 

キム・ウォンヘ/김원해(ギナム/기남:法医学者)

 

ソン・ジョンハク/손종학(イ・ジュチョル:ジニョクの仲間、ホームレスの老人)

ユン・ビョンヒ/윤병희(イ・ヨハン/요한:ジニョクの仲間、情報提供者)

シン・スンファン/신승환(パク・ソンマン/석만:ジニョクの仲間)

 

■映画の舞台

 

韓国:ソウル

 

京畿道南楊州市

 

ロケ地:

韓国のどこか

 

■簡単なあらすじ

 

ソウルの広域捜査隊のジェファンは、すでに8人もの被害者を出している連続殺人事件を追っていた

ある筋から提供された情報を元に家探しをすることになったジェファンは、後輩のスンヒョンとともに現場に向かったが、スンヒョンは命令を無視して先に建物に入ってしまった

犯人グループに勘づかれたスンヒョンは刺されて殺されてしまった

 

犯人グループに逃げられたジェファンたちだったが、犯人の一人を捕捉することに成功する

ミンソンとともに現場に向かったジェファンは、森の中に犯人を追っていく

だが、ジェファンも犯人らしき人物の姿は見えず、捜索も打ち切られてしまった

 

それから1年後、ソウル警察の玄関先に暴走車が突入する事件が勃発する

その中には、行方不明だったジェファンと犯人とされるジニョクが乗っていた

ジニョクは目覚めると、自分の姿がおかしいことに気づく

それは、ジニョクの中にジェファンがいて、ジェファンの中にジニョクがいるという、人格が入れ替わっていたのである

 

テーマ:目的のための所業

裏テーマ:悪魔を倒すのは悪魔

 

■ひとこと感想

 

体が入れ替わる系のファンタジー映画ですが、後半では「リアルに寄せた設定」というものが登場していました

連続殺人鬼を追う刑事と、その犯人の中身が入れ替わるというもので、それによって警察内部の情報が犯人に知れ渡り、犯人は自分が刑事だと証明するために、犯人探しをすることになりました

後輩のミンソンにだけ入れ替わりを告げて、そうして犯人を検挙させるのですが、その先にはヤバい展開が待っていたことがわかります

 

ボディチェンジ系の映画は、頭をぶつけたとか色んな要因がありますが、本作の場合はかなりぶっ飛んだ内容になっていました

詳しくはネタバレ感想で書きますが、知り合いの医師に聞いたところ、「実在するそれっぽい薬の名前をもじっている」とのこと

自律神経に左右する系の薬なども含まれているそうですね

 

とは言え、本作の魅力はそこではなくて、一人で二役を演じる演者の力量に尽きると思います

弱々しさとサイコパス、誠実な刑事と裏のある悪魔

英題が「Devils」になっているところも見逃せないかなあと思いました

 

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*【映画感想】デビルズ・ゲーム【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

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公式HP:

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■マッドマウス ミッキーとミニー

 

■オススメ度

 

スラッシャー系のホラー映画がOKな人(★)

駄作中の駄作を見たい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.3.13(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:The Mouse Trap(ネズミ捕り)

情報:2024年、カナダ、80分、R15+

ジャンル:あるゲーセンで起きる惨劇を描いたスラッシャー系ホラー映画

 

監督:ジェイミー・ベイリー

脚本:サイモン・フィリップス

 

キャスト:

サイモン・フィリップス/Simon Phillips(ティム・コリンズ/Tim Collins:ゲーセン「ファン・ヘイヴン」の店長)

 

ソフィー・マッキントッシュ/Sophie McIntosh(アレックス・フェン/Alex Fen:ゲーセンの従業員)

 

マデリン・ケルマンMadeline Kelman(ジェイナ/Jayna:ゲーセンの従業員)

 

マッケンジー・ミルズ/Mackenzie Mills(レベッカ/Rebecca:アレックスの友人、殺人事件の生存者)

カラム・シウィック/Callum Sywyk(マーカス/Marcus:アレックスが好きな幼馴染、ホッケー部)

ベン・ハリス/Ben Harris(ライアン/Ryan:アレックスとの関係を深めたい幼馴染、眼鏡男子)

 

James Laurin(ポール/Paul:ジャッキーと関係を持つアレックスの友人、逆さ帽子)

Kayleigh Styles(ジャッキー/Jackie:アレックスの友人、ヤリマン)

 

Mireille Gagné(ジェマ/Gemma:アレックスの友人、一軍女子公言)

Jesse Nasmith(ダニー/Danny:アレックスの友人、タバコ)

アレグラ・ノシタ/Allegra Nocita(マリー/Marie:アレックスの友人)

 

ダミール・コビッチ/Damir Kovic(コール/Cole:事件の事情聴取をする刑事)

ニック・ビスクペック/Nick Biskupek(マーシュ/Marsh:事件の事情聴取をする刑事)

 

Blake Canning(アーノルド・グリアウェルト/Arnnold Grizzwald:著作権の話をするビジネスマン)

Paul Matte(シェーン/Shane:著作権の話をするビジネスマン)

 

Sabrina Knappett(キャロル/Carol:事故で怪我する女の子)

Anthony Sardo(ダビッド/David:キャロルの彼氏)

 

■映画の舞台

 

アメリカのどこかの地方都市

ゲームセンター:ファン・ヘイヴン

 

ロケ地:

カナダ:オンタリオ州

オタワ/Ottawa

 

■簡単なあらすじ

 

アメリカのどこかの田舎町にあるゲーセンでは、閉店間際に大口の貸切予約が入った

店員のアレックスとジェイナは残業を命じられるものの、ジェイナは彼氏のところに行くと言って途中で抜け出してしまった

仕方なくアレックス一人で客の対応をすることになったのが、ネズミのキャラクターのマスクを被った妙な男を見つけてしまう

 

だが、その男はいつの間にか消え、サプライズとしてアレックスの友人たちがパーティーの準備をしていた

アレックスは気を取り直して誕生日会を楽しむことに決めた

パーティーにはアレックスに想いを寄せるホッケー部のライアンとマーカスがいて、ライアンはあることを企んでいた

 

他の友人たちがハメを外す中、パーティー中にこっそりと抜け出したポールとジャッキーが一向に帰ってこない

彼らはジャングルジムで致そうとしていたが、そこにマスク男がやってきて彼らを襲った

さらに男は他の人間も襲い出し、ゲームセンターは血の海となってしまう

 

一方その頃、別荘に遊びにきていたキャロルとその仲間たちのところにもマスク男は現れ、さらにサラリーマン、ライアンの友人たちのところにも現れた

マスク男は有無を言わせずに切り掛かり、死体の数だけが積み上がっていくことになったのである

 

テーマ:悪ノリの果て

裏テーマ:版権フリーの限界点

 

■ひとこと感想

 

冒頭から「ディズニーとは無関係です」を強調しまくるのですが、その説明が思いっきり『スターウォーズ」のあれを彷彿させるものとなっていました

いわゆるパブリックドメインをおちょくっている内容で、劇中では唯一の版権フリーである映像を流したり、著作権について話し合うリーマンなどが登場したりします

ホラー映画としては、怖くないスラッシャー系で、グロ映像がOKなら大丈夫ですが、作り物感が満載なので、あまりグロくも思えないかも知れません

 

映画では、理不尽な殺され方をする人々が描かれますが、最終的に誰が犯人なのかはわからない感じになっていました

生き残った女が警察に証言をしますが、おそらく彼女は共犯者なのでしょう

エンドクレジットでは、殺人鬼を演じたのは店長と同じ役者さんですが、最後には彼でないことがわかるようになっていました

 

ともかく、この手のホラー映画に必要な「理由」というものが最後まで分からず、何をしたいのかもよくわかりませんでした

瞬間移動をするし、無関係なところで殺人も重ねていきます

ホッケー部のつながりはわからないことはないけれど、別荘に来た4人は全くの無関係になっていました

生存者が知っているはずもなく、おそらくはゲーセンの惨劇の後も続いているという時系列になっているのでしょう

大した意味はないと思いますが、深く考える意味もないように思えました

 

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*【映画感想】マッドマウス ミッキーとミニー【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102898/review/04874114/

 

公式HP:

https://hark3.com/mm/


■お嬢と番犬くん

 

■オススメ度

 

主演の美男美女を眺めたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.3.14(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、106分、G

ジャンル:ヤクザの孫娘と構成員の恋を描いたラブロマンス映画

 

監督:小林啓一

脚本:政池洋佑

原作:はつはる『お嬢と番犬くん(講談社)』

 

Amazon Link(原作)→ https://amzn.to/4bs885T

 

キャスト:

福本莉子(瀬名垣一咲:普通の高校生活を送りたい女子高生、祖父が極道)

ジェシー(宇藤啓弥:一咲のボディガード、瀬名垣組の若頭)

 

櫻井海音(田貫幹男:田貫組の息子、一咲のクラスに編入してくる高校生)

飯田基祐(田貫淳之介:幹男の祖父、瀬名垣の兄弟分)

ぐんぴぃ(天馬竜也:幹男のお目付役)

 

香音(勝木友麻:一咲のクラスメイト)

松井遥南(安藤優希:一咲のクラスメイト)

 

井上想良(轟将人:一咲の同級生、生徒会長)

 

杉本哲太(瀬名垣太助:一咲の祖父、瀬名垣組の組長)

 

葵揚(金剛:瀬名垣組の組員)

岩瀬洋志(瑠可:瀬名垣組の組員)

 

佐々木希(関谷香織:クラブのママ)

 

三輪明日美(担任の先生)

 

平川結月(里中:クラスメイト)

景井ひな(栗野:告白する先輩)

 

■映画の舞台

 

関東圏のどこか

音羽高校

 

ロケ地:

神奈川県:藤沢市

湘南学園中学校・高等学校

https://maps.app.goo.gl/fCTdcKV1q8shA5QSA?g_st=ic

 

千葉県:千葉市

千葉市立動物園

https://maps.app.goo.gl/chiWVuEijyJJMAke7?g_st=ic

 

東京都:文京区

RePLACE KOISHIKAWA

https://maps.app.goo.gl/gWLs2nSRSK7tWsNZ6?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

代官山 蔦屋書店

https://maps.app.goo.gl/3Ueafw7PeFbqoVx9A?g_st=ic

 

神奈川県:横浜市

オークウッドスイーツ横浜

https://maps.app.goo.gl/2qNXPGeyvCF33ZnVA?g_st=ic

 

千葉県:八千代市

古民家宿 るうふ遊之家

https://maps.app.goo.gl/ioBHR2Zv8jh6MxWj9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

極道の一家に育った一咲は、高校に入ったら普通の生活をしたいと思っていた

家から少し遠い高校に進学した彼女は、そこで思いっきり青春を謳歌しようと考えた

だが、その目論見は、初日に崩れ去ってしまった

 

それは、組の若頭で世話役の啓弥が「裏口入学でクラスメイトになった」というものだった

もともとコミュ障気味だった一咲は、啓弥がいることでさらにクラスでの立場が悪くなってしまう

それでも、啓弥の計らいでクラス委員になった一咲は、徐々に交流の幅を広げていくことになった

 

ある日のこと、啓弥の成績が悪いことに気づいた一咲は、きちんと勉強をするように申し付けた

一咲の言うことだけは聞く啓弥は、急にスイッチが入ったかのように勉強をし始める

そして、ご褒美が欲しいと言う啓弥は「キスがしたい」と言い出してしまう

一咲は予想しない展開に戸惑うものの、そう言った願いは受け入れないと突き放した

 

そんな折、啓弥が鉄砲玉に撃たれると言う事件が勃発し、組は臨戦体制も辞さないようになってくる

その会合にて、一咲のことを知った田貫組の組長の息子・淳之介は、事もあろうに彼女の高校に転入してしまう

そこから、淳之介のアプローチに戸惑いながら、一咲は文化祭へと突入してしまうのだった

 

テーマ:忠犬の使命

裏テーマ:身分を超えた恋

 

■ひとこと感想

 

思いっきり少女漫画の設定で、組長の孫と若頭がイチャラブすると言う物語になっていました

歳の差10歳ほどあるし、孫に手を出したらどうなるのか、みたいなところは完全無視になっていましたね

ともかく、少女漫画の妄想が爆裂しているのですが、反社をカッコよく描いてしまうのはどうなのかな、と思ったりもします

 

映画は、主演のファンで後方座席が埋まっていて、若い学生たちがたくさん来ていましたね

ジェシーが相手とキスをするのをどう思ったのかはわかりませんが、自分を重ねているので問題ないのかもしれません

てっきりSMチックな展開になるのかなとか思っていましたが、そう言ったところはなかったですね

 

ともかく主演ありきの映画なので、物語に突っ込んだりするのは野暮なのでしょう

高校生になりすますと言うのもファンタジーですが、一咲は高校1年生なので16歳ですよね

そっちのロリ要素の方が気になってしまいましたよ

 

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*【映画感想】お嬢と番犬【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://ojou-movie.toho.co.jp/


■Flow

 

■オススメ度

 

深夜の動物生態系映像が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.3.14(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:Straume(流れ)、英題:Flow(流れ)

情報:2024年、ラトビア&フランス&ベルギー、84分、G

ジャンル:大洪水が起きた世界で生きる動物たちを描いた環境映画

 

監督:ギンツ・ジルバロディス

脚本:ギンツ・ジルバロディス&マティス・カザ

 

キャスト:無音声映画のため演者なし

(Cat/猫:住処から出て冒険をする猫)

(Dog/犬:群れから意識的に離れる犬)

(Secretary Bird/ヘビクイワシ:群れに逆らって孤独になるヘビクイワシ)

(Lemur/キツネザル:やたらと光り物を集めるキツネザル)

(Capybara/カピバラ:気ままに生きるカピバラ)

 

■映画の舞台

 

大洪水になった世界

 

■簡単なあらすじ

 

大洪水が起きて、海面が上昇した世界では、人の気配はなく、動物だけが自由に生活をしていた

そんな中、濃い灰色の猫は辺りをうろついて、木彫りの動物像がある家に出入りを繰り返していた

そこは、かつては木彫り作家がいたようだが、あの時のまま、時間が止まっているように思えた

 

ある日のこと、猫は数匹の犬に出会い、彼らが喧嘩をしている隙に魚を奪ってしまう

追いかける犬を振り切った猫は、空に多くの鳥が飛んでいるのを見かけた

だが、その直後に犬と鹿の群れが何かから逃げるように走ってきた

猫は避けることができずに濁流に飲み込まれたが、さっきまで追いかけられていた犬に助けてもらった

 

その後、はぐれたヘビクイワシと犬とで行動を共にするようになった猫は、彼らを自分の住処へと連れていく

そんな彼らの元に、小舟に乗った犬たちがやってきて、仲良くなった犬は行ってしまう

そこで猫は、彼らを追いかけて、旅をすることになったのである

 

テーマ:それでも命は続いていく

裏テーマ:自然は何も変わらない

 

■ひとこと感想

 

アカデミー賞の長編アニメ部門を制した作品で、『ロズの野生の島』を打ち破ったのはどんな作品なんだろうと思っていました

全編セリフなしの作品で、洪水後の世界を生きる動物たちを描いていました

猫を中心とした物語になっていますが、何かしらの筋を立てているという感じではなかったですね

どちらかと言うと、流れに任せたまま、時間だけが過ぎていくような感覚になりました

 

映画は、深夜帯に流れている動物の生態を眺めるだけの映像に近い印象があって、その絵の美しさに圧倒されます

動物の本能をそのまま切り出したような作品になっていて、本当の意味での鑑賞という感じになっていました

たくさんの動物が出てきますが、個性があって面白かったですね

海に空にと自由に動いていく映像になっていて、物語が無くても見ていられる映画というのは珍しいなあと思いました

 

注意点があるとすれば、ヒーリングに近い印象なので、疲れていたら寝てしまうかも

会話が一切ないのと、仰々しいテーマがある訳ではないのが特徴的でしたね

人のいない世界を描く映画は多いと思いますが、動物だけで完結する作品も珍しいと思います

ところどころに人間の生きた痕跡があるので、人類が滅びても、動物は変わらずに生きていくのかな、と感じました

 

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*【映画感想】FLOW【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

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映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://flow-movie.com/


■ロングレッグス

 

■オススメ度

 

悪魔系スリラーが好きな人(★★★)

ニコラス・ケイジの映画なら観てしまう人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.3.15(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:Longlegs(長靴)

情報:2024年、アメリカ、101分、PG12

ジャンル:未解決事件の捜査に加わる新人FBI捜査官を描いたスリラー映画

 

監督&脚本:オズグッド・パーキンス

 

キャスト:

マイカ・モンロー/Maika Monroe(リー・ハーカー/Lee Harker:未解決事件の捜査を任される新人FBI捜査官)

   (幼少期:Lauren Acala

 

ニコラス・ケイジ/Nicolas Cage(デール・ファーディカル・コブル:「Longlegs」を名乗るシリアルキラー)

 

ブレア・アンダーウッド/Blair Underwood(ウィリアム・カーター/Carter:リーの上司)

アヴァ・ケルダース/Ava Kelders(ルビー・カーター/Ruby Carter:ウィリアムの娘)

カーメル・アミット/Carmel Amit(アンナ・カーター/Anna Carter:ウィリアムの妻)

 

アリシア・ウィット/Alicia Witt(ルース・ハーカー/Ruth Harker:リーの母)

 

ミシェル・チョイ・リー/Michelle Choi-Lee(ブロウニング/Browning:リーの上司)

ダコタ・ダウビー/Dakota Daulby(フィスク/Fisk:リーの相棒)

 

キーナン・シプカ/Kiernan Shipka(キャリー・アン・カメラ/Carrie Anne Camera:ロングレッグスの唯一の生き残り)

   (幼少期:Maila Hosie

ジェイソン・ウィリアム・デイ/Jason William Day(キャリー・アンの父)

リサ・チャンドラー/Lisa Chandler(キャリー・アンの母)

 

■映画の舞台

 

1974年&1990年代半ば

アメリカ:オレゴン州

 

ロケ地:

カナダ:コロンビア州

バンクーバー/Vancouver

 

■簡単なあらすじ

 

1974年のある冬の日、郊外の白い家に一台の車が訪れた

家の中にいた少女は不審に思ってその車の元にいくものの、中は無人だった

そして、家の裏手から何かの物音を聞いて振り返ると、そこには全身白づくめの髪の長い男がいた

男は「見つけた。もうすぐ誕生日だね。今日は長靴を履いてきちゃった」と呟いた

 

それから20年後、新人のFBI捜査官のリー・ハーカーは、先輩捜査官のフィスクとともにある事件の手掛かりを追っていた

ある郊外を訪れた二人だったが、そこでリーは何かを感じてしまう

フィスクにこの家が怪しいというと、彼は一人で行くと言って、戸建てをノックした

だが、その住人は有無を言わさずに発砲し逃げてしまう

 

リーの上司であるウィリアム・カーターは彼女に特別な才能があると感じ、彼女に未解決事件の捜査資料を見せた

その事件は30年で10の家族が惨殺されたというもので、全ての事件に置き手紙が残され、ロングレッグスという署名が書かれていた

リーは、捜査資料を感覚の赴くままに床に並べていく

 

彼女は、そこにある法則を見つけ出し、ウィリアムに告げた

それは、逆三角形をなぞるように事件が起きていて、しかも被害者家族には14日生まれの少女がいて、誕生日の前後6日間に事件は起きていた

残されたピースはあと少し、そこでウィリアムは彼女を助手にして、ブロウニング捜査官と捜査を再開することになった

 

そんな折、彼らは新たな事件に呼び出される

それはかなりの期間放置されていたもので、隣人は旅行に行って気づくのが遅れていた

その家族もこれまでと同じような共通点があることが判明する

リーは、一連の事件をチャールズ・マンソンの事件に酷似していると言い、共犯者がいるのではないかと考えた

 

テーマ:時を止める方法

裏テーマ:盲信の先にある所業

 

■ひとこと感想

 

10年に一度の怖い映画というふれ込みがありましたが、そこまで怖くないという定番のスリラーでしたね

冒頭のキャストロールで「ロングレッグスはニコラス・ケイジ」と書かれていましたが、じっくり見ても彼だとは分かりません

犯人は誰かを明示した上で展開するパターンではありますが、推理に関してはそこまで難しいものではありませんでした

 

映画は、雰囲気は抜群なんだけど、結局はそれかい!というオチになっていて、ぶちゃけると日本で怖いと思う人はほとんどいないんじゃないかな、と思ってしまいます

民族や宗教によって恐怖の対象となるものが変わるのですが、それが日本ではあまりないと言えば、わかる人にはわかるかもしれません

 

物語としては、冒頭の少女は何者なのかとつながる物語になっていて、パート1の段階でかなり犯人との距離が近いことがわかります

犯人はリーに気づかせるためにヒントを出しますが、彼の狙いは「共犯者」を再び作り出すためだったように思いました

 

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*【映画感想】ロングレッグス【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102089/review/04881110/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/longlegs/


■モノノ怪 火鼠

 

■オススメ度

 

前作を観ちゃった人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.3.15(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、74分、G

ジャンル:大奥に潜むモノノ怪を退治する薬売りを描いたアクション映画

 

監督:中村健治

脚本:新六角

 

キャスト:

神谷浩史(薬売り/神儀:「退魔の剣」を携える謎の男)

 

日笠陽子(時田フキ:天使様の寵愛を受ける町人出身の御中臈)

戸松遥(大友ボタン:老中大友の娘、御年寄)

 

梶裕貴(時田三郎丸:時田家の三男、フキの弟)

チョー(時田良路:フキと三郎丸の父)

 

細見大輔(坂下:大奥の警備・広敷番)

 

黒沢ともよ(アサ:公文書管理を務める御祐筆)

青木瑠璃子(勝沼マツ:老中・勝沼の娘、御中臈)

 

入野自由(天子:幕府の最高位)

榊原良子(水光院:天子の母、大奥のトップ)

 

堀内賢雄(老中大友:ボタンの父)

楠見尚己(勝沼:マツの父、老中の一人)

 

杉山里穂(スズ:20年前に亡くなった御中臈)

 

■映画の舞台

 

江戸:大奥

 

■簡単なあらすじ

 

前作にて、大奥に棲むモノノ怪を倒した薬売りは、いまだに大奥に何かが潜んでいると感じていた

広敷番の坂下は目を光らせるものの、薬売りは問答無用とばかりに大奥にズケズケと入って言った

 

大奥では、時田フキが天子様の寵愛を一手に引き受けていたが、新しく御年寄となった大友ボタンはしきたりに従って、連日の奉仕を辞めるように伝えた

 

そんな折、フキが天子様の子どもを授かったことが判明し、大奥は騒然となる

老中の勝沼は「火種」を消さねばならぬと考え、ある計画を秘密裏に動かしていく

だが、その行為は大奥に潜むモノノ怪を呼び覚ますことになってしまうのである

 

テーマ:子を育てる意義

裏テーマ:大奥と母親

 

■ひとこと感想

 

前作の唐傘は分かったようなわからないような物語でしたが、本作はとてもわかりやすい内容になっていました

前作にて、大奥の内情がなんとなく理解できたことが余計な思考を生まなかったのですが、物語的にも起承転結がはっきりしていたと思います

 

映画では、大奥には様々なモノノ怪を呼び起こすものがあって、今回は「懐妊」にまつわる物語になっていました

一心に寵愛を受けるフキは町人の出身で、大奥に巣食う良家が割を食うのを

良しとせず、その妨害をするというものになっています

そして、20年前にも同様のことがあって、そこで生まれたモノノ怪が再度蘇るという感じに描かれていました

 

薬売りは「形」「真」「理」の三つが揃えば退魔の剣を使える神儀になれるようで、今回もそれを揃えるまでは太刀打ちできないという感じになっていました

キャラクターはたくさん登場しますが、お家争いが大奥の中で起こっていることさえわかれば問題なく、前回の主人公クラス二人はほぼお飾りになっていました

なので、続編ではまた別のキャラクターが中心になっていくのではないかと思います

 

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*【映画感想】モノノ怪 火鼠【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102185/review/04881121/

 

公式HP:

https://www.mononoke-movie.com/special/chapter2.html

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投稿者 Hiroshi_Takata

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