■映画鑑賞まとめ■

 

6月、第2週(2025.6.9~2025.6.15)

 


■見える子ちゃん

 

■オススメ度

 

コメディホラーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.6.9(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、98分、G

ジャンル:幽霊が視えてしまう女子高生の日常を描いたホラー&コメディ映画

 

監督&脚本:中村義洋

原作:泉朝樹『見える子ちゃん』

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キャスト:

原菜乃華(四谷みこ:霊が視える高校生、クラスの副委員、2年C組)

   (幼少期:奈良澪

久間田琳加(百合川ハナ:みこの親友、クラス委員、2年C組)

なえなの(二暮堂ユリア:みこの同級生、写真部、2年D組)

 

京本大我(遠野善:新しく担任になる先生)

   (幼少期:下村洸太

吉井怜(遠野典子: 善の母)

 

堀田茜(荒井先生:産休に入る担任の先生)

   (幼少期:太田結乃

乙訓全希(荒井桂子:赤ちゃん)

 

山下幸輝(権藤昭生:霊のことを語る先輩生徒、生徒会長)

瀧澤エリカ(ヒカリ:文化祭実行委員長)

 

高岡早紀(四谷透子:みこの母)

滝藤賢一(四谷真守:みこの父)

川原瑛都(四谷恭介:みこの弟)

   (幼児期:奈良零杜

 

三原羽衣(山田葵:ピンクのカーディガン、カフェをしたい生徒)

瀬戸芭月(マリコ:お化け屋敷の図面を描くリーダー)

西條妃華(森野千恵:一番前の席の生徒、アオイの親友)

仁科かりん(木下カエデ:ユリアの元クラスメイト、アオイの親友)

平井珠生(古川沙織:浴衣を着たい生徒)

佳音(ミズキ:ツインテールの生徒)

牧野羽咲(佐々木渚:塩を貸してくれる生徒)

みゅう(小川さん:欠席していたクラスメイト) 

 

■映画の舞台

 

群馬県:茶臼山

 

ロケ地:

埼玉県:狭山市

野々宮神社

https://maps.app.goo.gl/gCvkJGfbvmZsMYxT9?g_st=ic

 

群馬県:桐生市

KIRINAN BASE(茶臼高校)

https://maps.app.goo.gl/qSn6XD4tiAbF65am9?g_st=ic

 

桐生南スポーツアカデミー

https://maps.app.goo.gl/RtD6ciJ3tN5Zostu7?g_st=ic

 

桐生厚生総合病院

https://maps.app.goo.gl/1MySmFhrKJvxAJNu5?g_st=ic

 

MrMax 伊勢崎店

https://maps.app.goo.gl/EneMx7X73kVtSr4w8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

群馬県にある茶臼高校の2年生のみこは、ある時から突然、霊のようなものが見えるようになっていた

登下校のルートには事故死したツトムくんの霊がいて、うっかり目を合わせたために彼は家まで付いて来てしまった

みこには仕事を抱えて多忙な母・透子と弟・恭介がいて、父・真守は余計なことを言って、みこにいつも無視されていた

 

みこはクラス委員を務めていて、親友のハナとともに文化祭の準備を始めていた

意見を聞こうにも、カフェ派とダンス派に分かれてしまう

みこは集計を任されて点呼を取るものの、担任の荒井先生から一人多いと言われてしまう

そこでハナと一緒に数え直すものの、やはりみこには一人多く見えてしまっていた

 

みこは自分にだけ見えているものをなんとかしようとして、動画などを漁るものの、的確な答えは返ってこない

だが、その中の一つに神仏の力を借りるというものがあり、試しにハナを連れて近くの神社に入った

実はハナの右肩にも青い手が見えていて、それが原因なのか、文化祭の出し物の抽選でハナは悉く負けてしまっていた

元々ハナはそう言った運試しには強かったのだが、親戚の葬式に出席してから、その力が弱まっていたように思えていた

そして、みこがハナを連れて鳥居をくぐると、何かの霊のようなものが鳥居で置き去りにされていた

 

それから数日後、臨月を間近に控えた荒井先生は産休に入り、代わりに若い男性の遠野先生が赴任することになった

女生徒たちは色めき立つものの、みこだけは彼の後ろに何かを感じていた

そこには女の霊のようなものがいて、その霊は「見るな!」と警告を発していく

そんな折、みこの特殊な能力に気づいた別のクラスのユリアが接近してきた

彼女は「霊が見える」と言ってドン引きされている生徒で、彼女は除霊できる能力があると言い放つ

さらに生徒会長の権藤までが絡んできて、みこの学園生活はどっぷりとオカルト色に染まってしまうのである

 

テーマ:霊の存在認知

裏テーマ:視えることへの制御方法

 

■ひとこと感想

 

原作漫画がエロ要素満載ということは聞いていましたが、このキャスティングなら健全な方に傾くんだろうなあと思っていました

視えてしまうみこの周囲がざわつくという内容で、ラストでは驚きのネタバレというものがありました

何となくそうなのかな、と思いながら見ていましたが、2段階目のサプライズは気づかなかったですねえ

 

映画は、ふとしたきっかけで霊が見えるようになった女子高生を描いていて、見えている人と見えていない人を混同させつつも、うまくリードしていったように思います

演者さんは大変だろうなあと思いますが、演技指導をする方も相当気を使ったんじゃないかな、と思いました

隣で話しているのに聞こえていないふりというのはなかなか難しいと思います

 

物語は、高校2年生の文化祭を中心に描いていて、これは映画オリジナルのようですね

わかりやすい青春ものの「あるある展開」なのですが、恋愛に一切振っていないところも、最後まで見ればわかるようになっています

従来のオカルト系ホラーとしては新しいジャンルなのですが、霊が何もしてこないというところはリアルテイストでしたね

彼らを認知すると寄ってくるという感じで、それでも無視し続けるのは難しいだろうなあと思ってしまいます

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】見える子ちゃん【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102671/review/05193062/

 

公式HP:

https://movie-mierukochan.jp/


■年少日記

 

■オススメ度

 

若者の深刻な悩みを描いた作品に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.6.12(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:年少日記(子ども時代の日記)、英題:Time Still Turns the Pages(時はページをめくり続ける)

情報:2023年、香港、95分、PG12

ジャンル:無記名の生徒の遺書に想いを馳せる中学校の教師を描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:ニック・チェク

 

キャスト:

ロー・ジャンイップ/盧鎮業(チャン先生/鄭先生:無記名の遺書を発見する中学校の先生)

   (若年期:カーティス・ホー/何珀廉)

 

タイ・ユッキ/戴玉麒(チャン・ヤウジョン/鄭有俊:厳格な家庭で育てられた小学生)

ショーン・ウォン/黃梓樂(チャン・ヤウギッ/鄭有傑:人形遊びが好きな10歳の少年、ヤウジョンの兄弟)

 

ロナルド・チェン/鄭中基(チャン・フンチェン/鄭自雄:ヤウジョンとヤウギッの父、弁護士)

ローザ・マリア・ベラスコ/韋羅莎(ヘイディ・チェン/チェンライ・ガーヤン/鄭黎嘉欣:ヤウジョンとヤウギッの母)

 

ハンナ・チャン/陳漢娜(ラム・シュッイー/林雪兒:チャン先生の妻、声優)

   (若年期:ナンシー・クワイ/歸綽嶢

 

ヘニック・チョウ/周漢寧(ヴィンセント/梵高:チャン先生の生徒)

サブリナ・ン・ピン/吳冰(ウォン・ガーイー/黃家怡:チャン先生の生徒、クラス委員)

 

ルナ・チャン/邵美君(ハーさん/蝦姐:中学校のソーシャルワーカー)

 

ジェシカ・チャン/陳苡臻(チャン先生/陳先生:ヤウギッのピアノの先生)

チャン・チャムマン/陳湛文(サイモン/Simon:ヤウギッの2番目のピアノの先生)

 

レイチェル・レオン/梁雍婷(ゾーイ/Zoey:フンチェンの秘書)

Aloha Lalen Velasco(リナ/菲傭:チャン家のメイド)

 

ローレンス・ラウ/劉國昌(校長)

ジョーイ・レオン/梁祖堯(副校長)

 

■映画の舞台

 

香港:モンコック/旺角

https://maps.app.goo.gl/6miEiXxrUV4G8QRn7?g_st=ic

 

ロケ地:

香港各所

 

■簡単なあらすじ

 

香港の都市部に住むチャン先生の学校にて、無記名の遺書が発見された

校長を交えて緊急の会議が行われるものの、副校長はネットで拾ったものだと軽んじ、チャン先生は憤りを覚えた

カウンセラーのハーさんのアドバイスを受けて「信頼できる生徒」に話を聞くことになったチャン先生は、クラス委員長のウォンに話をすることになった

その後も色んな生徒に聞くものの有力な情報は得られないまま、中学校は最後の試験の日々が近づいていた

 

現在のチャン先生には声優活動をしている妻ラムがいたが、今は仲が冷え切っていて、離婚間近となっていた

そのことは生徒の中にも知れ渡っていて、いじめられていた生徒ヴィンセントのことを気にかけても「先生の方が先でしょ」と言われてしまっていた

 

チャン先生はその遺書に書かれていた言葉に覚えがあり、押入れの中から昔の日記を見つけ出す

そこには彼らの過去を想起させる出来事が綴られていて、チャン先生は想いを馳せることになった

 

テーマ:教育の先にある孤独

裏テーマ:直接話すことの意味

 

■ひとこと感想

 

年少と言う言葉は関西圏では「少年院」のことを言うのですが、そんな訳はないよなと思いながら鑑賞していました

香港の富裕層が舞台となり、一代で成り上がった父の鬼のようなしごきに耐える小学生を描いていて、中盤であっと驚くサプライズが待っています

キャスト欄を見ただけでもネタバレになりそうなので気を使いましたが、曖昧な表記になっているのはその為だと思っていただければ幸いかと思います

 

映画は、中学校の先生が生徒の遺書によって過去を思い返すと言うもので、小学校高学年ぐらいの兄弟とその両親が描かれていきます

出来の悪い兄となんでも器用にこなす弟がいて、父は成り上がり弁護士として、努力すれば報われると信じていたりしまう

自分ができたことは子どもにもできると考えている親で、不出来だったら容赦ない体罰が課せられます

妻にも罵声を浴びせるし、本人の前で「クズ」と吐き捨てたりするので筋金入りのように思えました

 

物語は、遺書の持ち主探しをする中で過去を想起し、自分自身が教師になったきっかけと、離婚に発展しかけている夫婦関係の馴れ初めが描かれていました

妻の高校時代と現在の姿が驚くぐらいに雰囲気が似ていて、一瞬同じ人が演じていたのかなと思ってしまうほどでしたね

チャン先生の高校時代は別人が演じていましたが、あまり似せていないのには意味があったのだと思います

ともかく、「何も知らずに観るのは良い映画」なので、興味のある人は「ネタバレ」は避けたほうが良いと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】年少日記【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/100364/review/05196026/

 

公式HP:

https://klockworx.com/nensyonikki


■MaXXXine マキシーン

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.6.11(T・JOY京都)

 

■映画情報

 

原題:MaXXXine

情報:2024年、アメリカ、103分、R15+

ジャンル:ポルノ女優からハリウッドに駆け上がる女優と暗躍する事件を描いたミステリー&ゴアホラー映画

 

監督&脚本:タイ・ウェスト

 

前作『Pearl パール』

 

前々作『X エックス』

 

キャスト:

ミア・ゴス/Mia Goth(マキシーン・ミンクス/Maxine Minx:映画のオーディションに合格するポルノ女優、「ピューリタン2」のベロニカ役の女優)

 

Charley Rowan McCain(マキシーン・ミラー/Maxine Miller:女優になりたい少女)

Simon Prast(アーネスト・ミラー/Ernest Miller:テレビの伝道師、カルト信者の神父、マキシーン・ミラーの父)

 

エリザベス・デビッキ/Elizabeth Debicki(リズ/ エリザベス・ベンダー/Elizabeth Bender:映画「ピューリタン」シリーズの監督)

 

ジャンカルロ・エスジポート/Giancarlo Esposito(テディ・ナイト氏/Teddy Night, Esq.:マキシーン・ミンクスのエージェント、TNA Agentの社長)

Uli Latukefu(シェパード・トゥレイ/Shepard Turei:テディの友人、ポルノ映画の監督)

Susan Pingleton(エンジェル/Angel:テディの秘書)

 

Chloe Farnworth(アンバー・ジェームス/Amber James:マキシーン・ミンクスの友人、ポルノ女優)

ホールジー/Halsey(タビー・マーティン/Tabby Martin:マキシーン・ミンクスの友人、ショービズの女優)

 

モーゼス・サムニー/Moses Sumney(レオン/Leon:マキシーン・ミンクスの親友、ビデオ店の店長)

 

リリー・コリンズ/Lily Collins(モリー・バネット/Molly Bennett:  ハリウッド女優、前作「ピューリタン」の主演女優)

ソフィー・サッチャー/Sophie Thatcher(FXアーティスト、特殊メイク担当者)

 

ケヴィン・ベーコン/Kevin Bacon(ジョン・ラバト/John Labat:マキシーンを執拗に追う私立探偵)

 

ミッシェル・モナハン/Michelle Monaghan(ウィリアム刑事/Detective Williams:ロス市警の女刑事)

ボビー・カナヴェイル/Bobby Cannavale(トレス刑事/Detective Torres:役者志望だったロス市警の刑事)

 

Zachary Mooren(バスター・キートンののコスプレ男)

Kristin Carey(ダイアン・マッティングリー/Dianne Mattingly:TVショーのホスト)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:カリフォルニア州

ロサンゼルス

 

ロケ地:

アメリカ:カリフォルニア州

ロサンゼルス

 

■簡単なあらすじ

 

ポルノ女優からの脱却を図りたいマキシーン・ミンクスは、映画「ピューリタン2」のオーディションを受けることになった

キャスティングディレクターのエレインを抑えて彼女を抜擢した監督のベスは、業界でも「怖い」ことで有名だった

 

一方その頃、ハリウッドでは猟奇的な殺人事件が続いており、被害者の体には悪魔崇拝を匂わせる焼印が押されていた

ロス市警のトレスとウィリアムズが捜査にあたるものの、有力奈手がかりは得られていない

そんな折、続けてポルノ女優が犠牲になり、二人ともがマキシーンの仲間だった

 

トレスとウィリアムズはマキシーンの元に向かい協力を打診するものの、警察嫌いのマキシーンはそれを拒んでいく

だが、彼女の元にも不審な出来事が重なり、ある依頼者の命令で彼女を追っていた私立探偵のジョン・ラバトが立ちはだかった

ジョンは依頼人が会いたいと言っていると言い、ここから先は仕事ではないと続け、「会うべきだ」と結んだ

 

その後、マキシーンはエージェントのテディに相談し、彼の友人でポルノ映画監督のシェパードとともに、ジョンを確保し、依頼人にプレッシャーを掛けようと考える

だが相手は動じることなく、マキシーンは約束の場所で単身で乗り込むことになったのである

 

テーマ:スターになるための覚悟

裏テーマ:自分らしく生きること

 

■ひとこと感想

 

『Pearl』『X』と観てきたからには観なきゃ行けない第三弾ということで、いわゆる『X』の正式な続編になります

公式パンフレットには「時系列」が載っているのでわかりやすいですが、同じページに本作のネタバレもあるので「取扱注意」という感じですね

ともかく、思いっきり続きなので、『X』のあらすじネタバレぐらいは頭に入れていかないとついていけないと思います

 

映画は、80年代のハリウッドの一幕を描き、同時にカルト信仰とか、表現の自由の暴走時代とその弾圧が描かれていました

劇中で公開された『ピューリタン』が過激な内容だったようで、その続編制作に対する抗議などが起こっていました

その辺りの背景も伏線になっていて、さらに冒頭の少女とその父親というのも意味ありげに描かれていました

 

ぶっちゃけ、知った上で観るというところもあって、約束事を楽しむ内容のように思います

あの時代のファッションとか文化が好きな人ならOKですが、物語的にはあまりサプライズもなく単調でしたね

中盤あたりで意識を持っていかれそうになりましたが、総じて退屈よりの話だったように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】MaXXXine マキシーン【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102041/review/05200976/

 

公式HP:

https://happinet-phantom.com/maxxxine/


■We Live in Time この時を生きて

 

■オススメ度

 

生活の質について考えたい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.6.12(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:We Live in Time(私たちは時間の中で生きている)

情報:2024年、フランス&アメリカ、108分、G

ジャンル:余命宣告を受けた料理人の家族との関わりを描いたヒューマンドラマ

 

監督:ジョン・クロウリー

脚本:ニック・ペイン

 

キャスト:

アンドリュー・ガーフィールド/Andrew Garfield(トビアス・デュラント/Tobias:朝食用シリアル「ウィータービックス」の担当者)

フローレンス・ピュー/Florence Pugh(アルムート・ブリュール/Almut:バイエルン料理のシェフ、トビアスの妻)

グレース・デラニー/Grace Delaney(エラ/Ella:トビアスとアルムートの娘、3歳)

 

リー・ブライトウェイト/Lee Braithwaite(ジェイド/Jade:料理コンクールの助手(コミ))

 

アダム・ジェームズ/Adam James(サイモン・マクソン/Simon Maxson:アルムートの元同僚、UK代表の監督)

Marama Corlett(アドリエンヌ・ドゥヴァル/Adrienne Duvall:アルムートの元同僚、ルームメイト)

 

Douglas Hodge(レジナルド/Reginald:トビアスの父)

 

Lucy Briers(ケリー・ウィーバー/Dr. Kerri Weaver:ガン治療の専門医)

Robert Boulter(ヘルナンデス/Dr. Hernandez:救急医)

 

Nikhil Parmar(サンジャヤ/Sanjaya:ガソスタの店員)

Kerry Godliman(ジェーン/Jane:ガソスタの店員)

 

■映画の舞台

 

イギリス:ロンドン

イタリア:「ボキューズ・ドール」会場

 

ロケ地:

イギリス:

ハスクーム/Hascombe

https://maps.app.goo.gl/EzFK7WWDmqrV6rfWA?g_st=ic

 

ブロックウェル・パーク/Brocwell Park

https://maps.app.goo.gl/3LeobzFUtNv1oUWG8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

バイエルン料理のシェフとして活躍するアルムートは、ある日事故を起こしてしまう

轢いたのはホテルに泊まっていた出張中の男で、シリアル商品の大手に勤めていた営業マン・トビアスだった

アルムートはお詫びにトビアスと妻を店に招待するものの、トビアスは一人で店にやってきた

トビアスは「法律的にはまだだけど、すでに離婚している」と言い、そこから二人の交際が始まることとなった

 

アルムートはシェフとしての時間を大切にしていて、子どもは欲しくないと言う

トビアスは価値観が違うと悩んでいて、それを告白することになった

だが、先を読み過ぎていたトビアスの暴走で、彼はアルムートに謝罪をして、交際を続ける事になった

 

だが、その矢先、アルムートの体に異変が起きる

感染症だと思われたものは卵巣がんで、アルムートは無事な卵巣を残そうと考えた

その後、二人は出産に向けての努力を重ね、そして、ようやく念願の第一子を授かる事になったのである

 

テーマ:人生の質

裏テーマ:家族と分かりあう意味

 

■ひとこと感想

 

時系列シャッフルが起こっている作品で、物語が始まって比較的早い段階で「アルムートが病気であること」がわかるようになっていました

その後は、出産前、出産間近、出産後などが入れ替わりますが、そこまで混乱することはないと思います

どうしても時系列で知りたい人は英語版Wikiを読めば、時系列通りのあらすじが書かれています

 

映画は、難病ものではなく、余命宣告ものとなっていて、二人の夫婦生活がどのようなものだったのかを読み解く物語となっていました

早い段階で娘が生まれていることがわかるのですが、物語のメインは娘の出産と闘病中の大会参加で、それぞれの葛藤というものがきちんと描かれていました

子どもが要るかどうかとか、闘病と料理のどちらを摂るのかという価値観の違いで衝突していました

 

トビアスの考える家族観とアルムートの人生観が衝突するのですが、話し合いが浅いために隼人ちりになっている感じでしたね

時系列のシャッフルになっていますが、子ども云々の喧嘩の後に「出産後の誕生日のお祝いで返事をするシーン」に切り替わるなど、意味のあるシャッフルになっていました

 

映画は、残された時間をどう生きるかと言うものですが、彼女が取ったのは料理だけではなく、もっと深いものでした

こういったことも話さないとわからないものなので、いかにして本質的な対話が大事だと言うことを思い知らされます

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】We Live in Time この時を生きて【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102750/review/05202502/

 

公式HP:

https://www.wlit.jp/


■リロ&スティッチ

 

■オススメ度

 

ディズニー映画が好きな人(★★★)

ディズニーのポリコレにうんざりしている人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.6.12(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Lilo & Stitch

情報:2025年、アメリカ、108分、G

ジャンル:宇宙人と孤独な少女の邂逅を描いたコメディ映画

 

監督:ディーン・フライシャー・キャンプ

脚本:クリス・ケカニオカラニ・ブライト

リメイク元:クリス・サンダース/Chris Sanders『Lilo & Stitch (2002)』

原作:Dean DeBlois『Lilo & Stitch franchise』

 

キャスト:

マイア・ケアロハ/Maia Kealoha(リロ・ペレカイ/Lilo:両親を亡くした孤独な少女、6歳)

シドニー・アグドン/Sydney Agudong(ナニ・ペレカイ/Nani:リロの姉、18歳)

 

クリス・サンダース/Chris Sanders(スティッチ/Stitch:破壊を目的に作られたエイリアン、試作品626号)

 

ザック・ガリフィアキナス/Zach Galifianakis(ジュンバ・ジュキーバ/Jumba:スティッチを生み出した悪の天才科学者)

ビリー・マグヌッセン/Billy Magnussen(ウエンディ・プリークリー/Pleakley:銀河連邦に所属する地球に詳しいエージェント、626号の追跡者)

 

コートニー・B・ヴァンス/Courtney B. Vance(コブラ・バブルス/Cobra Bubbles:特別捜査官)

 

ティア・カレル/Tia Carrere(ケコア夫人/Mrs. Kekoa:AANHPIの社会福祉士)

 

エイミー・ヒル/Amy Hill(トゥトゥ/Tutu:ハワイの先住民、リロの隣人)

カイポ・デュドイト/Kaipo Dudoit(デイヴィッド・カウェナ/David:ハワイ先住民の青年、コミュニティカレッジの学生、トゥトゥの息子)

 

ハンナ・ワディンガム/Hannah Waddingham(議長/Grand Councilwoman:銀河連邦会議のリーダー)

 

ジェイソン・スコット・リー/Jason Scott Lee(「Lu’au」のマネージャー、ナニの上司)

 

Celia Kenney(AJ:シェルター「ナメアオラ・アニマル・レスキュー」の職員)

 

【日本語吹替版】

山寺宏一(スティッチ)

永野柚乃(リロ)

MOMONA(ナニ)

中村海人(デイヴィッド)

長谷川忍(ジャンバ博士)

三ツ矢雄二(プリークリー)

渡辺えり(トゥトゥ)

手塚秀彰(コブラ・バブルス)

 

■映画の舞台

 

ケルティアン銀河のどこか

アメリカ:ハワイ

 

ロケ地:

オーストラリア:シドニー

アメリカ:ハワイ

 

■簡単なあらすじ

 

ハワイ島に住んでいる少女リロは、破天荒な性格が周囲から浮いていて、いつも問題ばかり起こしていた

彼女の姉ナニは働きながらリロを育ててきたが、福祉局は現状を良しとはしていなかった

オープンレストランで働いているものの収入はわずかで、督促状が積もるばかりだった

ナニたちの隣には面倒見の良いトゥトゥと彼女の息子デイヴィッドがいたが、ナニは人の世話になることを拒んでいた

 

一方その頃、銀河の果てにあるケルティアン銀河では、危険な試作品626号を生み出したとして、ジュキーバ博士が捕まっていた

博士は626号には大きな可能性が残されていると言うものの、評議会の議長は危険であると判断し、追放してしまう

そして、626号は、リロたちが住む島に墜落してしまった

議長はジュキーバに探索させ、地球に詳しいエージェントのプリークリーが監視役として派遣されることになった

 

墜落後、動物保護局に連れてこられた626号は、そこに貼られていたポスターから、人間のペットになればやり過ごせるのでないかと考える

そして、そこに保護犬たちに餌をやりにいたリロがやってきた

そして、626号は懐く仕草を見せ、保護犬としてリロの元にやって来ることになったのである

 

テーマ:家族とは何か

裏テーマ:心の距離

 

■ひとこと感想

 

アニメ版は観たことがないのですが、キャラは知っていると言う体で鑑賞

予告編で流れまくっていたので、なんとなく想像はできましたが、意外とハートフルな内容になっていました

宇宙の果てで作られた凶暴な宇宙人が地球にやってきて騒動を起こすと言うもので、追いかけてきた宇宙人との鬼ごっこが始まってしまいます

 

両親を亡くした姉妹の物語で、母親代わりになろうとするナニと、お姉ちゃんのままでいてほしいリロとのすれ違いがありました

ナニは勘の鈍い女性ですが、大学に受かるほど優秀で、リロの生活のためにそれを諦めようとしています

おそらくは、両親を亡くした直後の話で、まだ色々と整理がついていない時期のように思えました

 

映画では、追放されたスティッチが地球で生きていくためにリロを利用するのですが、徐々に感化されていって、本当のペットのようになっていきます

スティッチには家族と言う概念がないのですが、大切なものを守りあう仲だと言うことは理解しているのでしょうその先に粋な計らいがあるのですが、ほっこりとする内容になっていたと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】リロ&スティッチ【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102991/review/05202507/

 

公式HP:

https://www.disney.co.jp/movie/lilo-stitch


■フロントライン

 

■オススメ度

 

ダイヤモンド・プリンセス号で何が起きていたのかを知りたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.6.13(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、129分、G

ジャンル:未曾有のウイルスにて下船不能となったクルーズ船内を描いたヒューマンドラマ

 

監督:関根光才

脚本:増本淳

 

キャスト:(わかった分だけ)

小栗旬(結城英晴:DMAT/災害派遣医療チームのリーダー)

窪塚洋介(仙道行義:DAMTの事務局、局次長)

 

池松壮亮(真田春人:DMATの隊員、岐阜の中核病院の救急センターの救急医)

前田亜季(真田絵美:春人の妻)

渡邉愛乃(春人の娘?)

 

小松和重(西:謝罪させられる医師)

三浦䝤太(高野:岐阜DMATの看護師)

 

松坂桃李(立松信貴:厚生労働省の医政局医事課の役人)

重利剛(平沢:神奈川県警の責任者)

 

森七菜(羽鳥寛子:クルーズ船のクルー、フロントデスク)

Ness Roque(アリッサ:クルーズ船のフィリピン人クルー)

 

美村里江(河村さくら:クルーズ船の乗客、糖尿病患者)

二ノ宮陸登(河村海翔:さくらの息子)

 

Richard E. Wilson(レナード・ブラウン:コロナに罹患する70歳のアメリカ人男性)

Louise Heal Kawai(バーバラ・ブラウン:レナードの妻)

BenjaminVétu(ノア:藤田病院に搬送された兄)

Matheo Vétu(ジャック:ノアの弟)

 

桜井ユキ(上野舞衣:中央テレビの報道センターのニュースキャスター)

光石研(轟:中央テレビ報道センターの責任者)

 

滝藤賢一(宮田:藤田医科大学の中堅医師)

奥野瑛太(田島:検疫官)

 

吹越満(六合承太郎:クルーズ船で起きたことを動画で話す感染症の専門医)

 

芦那すみれ(永井紗耶香:岐阜DMATの看護師)

三田はな(永井彩乃:沙耶香の娘)

 

■映画の舞台

 

日本:横浜港

ダイヤモンド・プリンセス号

神奈川県庁:新型コロナ感染症対策本部

 

ロケ地:

神奈川県:横浜港

 

■簡単なあらすじ

 

2020年2月3日、大型クルーズ船が横浜港に停泊し、船内の新型コロナ感染者の対応を迫られていた

厚生労働省の医政局は、横浜県警を通じてDMATの招集を依頼した

DMATは災害時に集まる医療従事者たちのボランティアのような部隊で、本部を統括する結城医師と、乗り込んで現場で指揮を執る仙道医師が中心となって事態の収拾にあたることになった

 

現場ではすでにかなりの感染者が報告され、初動が遅れていたことが判明する

そこで仙道は、PCR検査の結果に関わらず、リスクの高い者から順番に対応病院への移送を試みることになった

現場には、医政局から立松が派遣され、受け入れ病院などへの交渉を行なっていく

だが、次々と増える感染者に医療は逼迫し、クルーズ船は排水と給水のために沖合に出なくてはならなくなった

 

一通りの重症者を移送するものの、ストレスと疲労から軽症者の苛立ちが増えるようになり、SNSなどへの書き込みや、船外のマスコミに向けてのメッセージを書き出す者まで現れてしまう

そんな折、アメリカ人老夫婦の夫の容態が悪くなり、妻は船内に取り残されることになった

行き先もわからないまま、自分が旅行に誘ったせいだと思い込む妻は、バルコニーに出て自殺をしようと考える

フロントデスクの羽島が気づいて止めるものの、夫の状況を知らせたいとDMATに掛け合う

だが、現場はそれどころではなく、残された家族の負荷はピークに達しようとしていた

 

さらに、すぐに下船することになった感染症の専門家が告発動画をアップロードしたことにより、現場のストレスは増え、離脱する者も増えてしまう

そして、医療従事者の家族にまで風評被害が及んでしまうのである

 

テーマ:病気よりも怖いもの

裏テーマ:疾る悪意と語られぬ善意

 

■ひとこと感想

 

もう5年になるのかと思いながら、今となってはあれはなんだったのかと思ってしまうような騒動でした

個人的には、コロナ患者受け入れ病院で勤めていたので、煩雑な書類とかの問題、移送の問題などでややこしかったことを覚えています

特に夜勤専従だったので、夜中に重症患者を隔離病棟に移送させるなどもあって、映画ほどではないものの、当直者判断で行政(主に保健所)と直談判するようなこともありました

 

当時は、感染症の届出を保健所に送らないと受け入れ病院のOKをもらえず、バイトで来ている医師に見慣れない書類を書いてもらうということがありました

初期は紙ベースで、少し落ち着いた頃からPDFベースでダウンロードできるようになっていましたね

色々と書くところがあったのは覚えていますが、医師にはサインしてもらうだけという感じで、その他は事務が行うというものもありました

移送に関しては、保健所が指定した民間救急車(専属契約のタクシーなど)を手配してもらわないと、市の救急車は使えないなどの不具合もありました

 

映画は、あくまでもクルーズ船の中の話になっていますが、その搬送先であるとか、国内でも感染が広がりつつあった頃なので、テレビの向こうは他人事ではなあったことを思い出します

医療従事者と言っても、医師や看護師などは完全防護なのですが、その他のスタッフはそんなものが用意されていませんでしたね

しかもマスク不足も相まって、医療用のマスクは限られていて、自分で用意しろみたいな感じになっていて、使いまわさなければ足りないというような状況になっていました

限りある資源を一番必要なところに入れるしかないので、軽症患者受け入れ病院などは後回しになっていたのはやむを得なかったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】フロントライン【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103120/review/05204910/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/frontline/


■ドールハウス

 

■オススメ度

 

人形系オカルトが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.6.13(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、110分、G

ジャンル:娘の喪失を癒すために買った人形が曰くつきだったというホラー映画

 

監督&脚本:矢口史靖

 

キャスト:

長澤まさみ(鈴木佳恵:5歳の娘を亡くした母)

瀬戸康史(鈴木忠彦:佳恵の夫、総合病院の看護師)

(アヤ:ドールセラピーの人形)

 

池村碧彩(鈴木真衣:新しく生まれてきた娘)

本田都々花(鈴木芽衣:5歳で亡くなった娘)

風吹ジュン(鈴木敏子:忠彦の母)

 

田中哲司(神田:呪禁師)

今野浩喜(寺嶋:お焚き上げを行う住職)

品川徹(池谷宗伯:人形収集家)

 

安田顕(山本:私服警官)

 

西田尚美(竹内良子:精神科医)

 

原金太郎(お焚き出しの住職)

有福正志(温泉宿の店主)

朝夏まなと(笠原:佳恵のママ友)

川島潤哉(救急医)

星野卓城(安元浩吉:人形師)

河野知美(浩吉の妻)

 

■映画の舞台

 

都内某所

新潟県:神無島

 

ロケ地:

 

東京都:日野市

市民の森スポーツ公園

https://maps.app.goo.gl/HaPbZX13eZ95YpcRA?g_st=ic

 

神奈川県:横須賀市

夕日の丘

https://maps.app.goo.gl/ycpq7ehBdqF2GAN67?g_st=ic

 

鹿児島県:指宿市

知林ケ島

https://maps.app.goo.gl/HyBciL8c6MPiEzZd8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

5歳の娘・芽衣を授かった専業主婦の佳恵は、ある日、ママ友たちの子どもを家に上がらせて、その間に買い物に出かけた

子どもたちは家の中で鬼ごっこをして遊んでいたが、佳恵が帰宅した時にはみんな家路に着いていた

佳恵は芽衣の姿が見えないことを心配し、ママ友たちの家にお邪魔していないかを確認しにいく

だが、芽衣はどこにもおらず、警察に捜索願を出すことになった

 

夫・忠彦と自宅にて待機することになった佳恵だったが、不安が先走ってしまい、ついコップをテーブルクロスにこぼしてしまった

仕方なく洗濯に出そうと考えた佳恵が洗濯場に行くと、芽衣はドラム式洗濯機の中で息絶えていたのである

 

それから5年後、芽衣を失った悲しみは癒えることなく、精神科に通いながら、セラピーを受けていた

同じように子どもを失った人たちの声を聞くものの、佳恵の状態は一向に良くならない

そんな折、佳恵は「お焚き出し」のチラシが示す先へと足を運んでいく

そして、そこには等身大の子どもの人形があり、佳恵はそれを購入し、まるで娘のように可愛がり始めた

 

テーマ:呪いと愛情

裏テーマ:人形に込められた邪念

 

■ひとこと感想

 

娘の代わりに人形に愛情を注いだら、その人形は実はヤバい代物だったというホラーで、某洋人形のように歩き回るのかと思っていました

映画では、捨てたと思ったのに戻ってくるとか、いつの間にか移動しているというテイストで、わかりやすいホラーになっていましたね

最終的には、この人形はどうして動くのかとか、どこから来たのかを紐解くミステリー仕立てになっていました

 

物語は、娘の死の悲しみから脱却するためにドールセラピーを行うのですが、人形が彼女を導いたように描かれています

夫の方は妻の変な行動に合わせるしかなく、そういった先に「呪い」があって、それを解こうという流れになっていきました

あるあるに近い内容で、この手の差別化はほぼ無理というくらいには出尽くしている感がありました

 

映画では、親子関係がテーマのようになっていますが、母親の行動を娘は許さないという感じにも思えますね

芽衣がああなったのに佳恵の落ち度があるとは思えませんが、あのタイミングで買い物にいくことはリスクでしかありません

家中をくまなく探したとは思いますが、それでもあんなところに居るとは思いもしなかったのでしょう

映画的には、そこに居ますよというのがわかるアングルになっていて、いつ見つけるのかなとドキドキしてしまいましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ドールハウス【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103114/review/05204908/

 

公式HP:

https://dollhouse-movie.toho.co.jp/


■リライト

 

■オススメ度

 

タイプリープ系が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.6.14(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、127分、G

ジャンル:ある20日間を繰り返す未来人との約束を交わす小説家を描いたSFミステリー映画

 

監督:松井大悟

脚本:上田誠

原作:法条遙『リライト』

 

キャスト:

池田エライザ(大槻/石田美雪:保彦と秘密を共有する高校3年生、小説家志望)

 

阿達慶(園田保彦:300年後から来た未来人、転校生)

倉悠貴(酒井茂:クラスのまとめ役)

 

橋本愛(雨宮友恵:文学女子)

久保田紗友(林鈴子:美雪の友人、ソフト部でのちのタウン誌のライター)

山谷花純(長谷川敦子:クラスのマドンナ、脚本家志望の元女優)

大関れいか(増田亜由美:天真爛漫な愛されキャラ、小説を挫折する介護士)

森田想(桜井唯:クラス委員の優等生、地方紙の記者)

 

福永朱梨(西山晴子:部活に全力投球、結婚して理容師)

晃平(土井翔:春子の夫)

久保響(晴子の息子)

 

前田旺志郎(室井大介:ムードメーカー)

 

尾美としのり(細田先生:美雪たちの担任)

 

石田ひかり(大槻和美:美雪の母)

篠原篤(石田章介:美雪の夫)

 

長田庄平(佐野邦洋:美雪の編集者)

マキタスポーツ(多岐川:編集者)

 

若林元太(安達大地:今はラーメン屋)

池田永吉(坂東功太:今は地元の出版社)

八条院蔵人(金髪の子)

 

■映画の舞台

 

広島県:尾道市

 

ロケ地:

広島県:広島市

理容西山

https://maps.app.goo.gl/jSh3dBYiPM92mL3Q8?g_st=ic

 

広島県:尾道市

喫茶キツネ雨

https://maps.app.goo.gl/HvoJNRg2EcpyyUM9A?g_st=ic

 

おのみちロープウェイ

https://maps.app.goo.gl/5531wTwpk8vSjfjT8?g_st=ic

 

瀬戸田高等学校

https://maps.app.goo.gl/bhEqKFS4SUvb9S3Y9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

2019年を生きる作家の美雪は、ある瞬間に過去の自分が目の前にやってくると言われていた

それは10年前の自分が来るというもので、そこで彼女は過去の自分に「小説を書くように仕向けないとダメ」だった

高校生の美雪は図書委員をしていて本のことは好きだったが、いざ小説を書くとなるとハードルが高い

だが、美雪は無事に書き上げて編集部に持ち込むと、良い作品だと言われたが、出版はされなかった

 

その後、ヒット作に恵まれた美雪は、念願が叶って処女作を描き直して出版することになった

だが、その矢先に「別人の書いた小説と酷似している」と言われてしまう

出版されるかわからないまま、来るはずの過去の自分も来ないまま、美雪は実家に居続けるしか無かった

 

10年前のこと、美雪のクラスに転校生の園田保彦がやってきた

彼は300年前からやってきた未来人で、ある小説を読んだことがきっかけで、この時代に来ることになった

その小説を書いたのは美雪だと思っていたが、彼の指定するループに入ることができず、誰かが過去を書き換えているようだった

美雪は、その原因を突き止めるべく、夫の章介とともに、色々と調べ回ることになる

そんな折、元クラスメイトが書いた小説の書きかけが見つかり、美雪はその人物に会いに行くことになったのである

 

テーマ:書き換えられる過去

裏テーマ:連続ループの先にある脱出点

 

■ひとこと感想

 

未来からきた高校生との関わりを描く作品で、そこにほのかな恋愛があるという感じに描かれています

高校生と10年後なので、全てのキャラが同一人物を演じていて、高校生に

見えるところがすごいと思います

広島の尾道が舞台となり、3分の1ぐらいが東京に出ているクラスで、それらを全部集めようと頑張る幹事がいました

それには理由があって、という感じですが、映画の冒頭ではそこまで重要視されていないエピソードになっていました

 

美雪が300年後から来た未来人と恋愛をするのですが、それはわずか20日間のことで、その10年後に「過去の自分がやってくるので待っている」という導入になっています

でも、過去の自分が一向に来なくて、さらにキーとなる小説の出版が危うくなっていくところから、物語は大きく舵を切っていくことになりました

 

どこからがネタバレになるかの線引きは非常に難しいのですが、個人的にはみゆきのエピソード以外は全てネタバレになってしまうように思えます

映画のタイトルが出るところも秀逸で、美雪の元に自分が来なくなって、「誰かが書き換えている」と気づくところでタイトルが挿入されていました

 

映画は、何も知らずに観た方が面白い作品で、それぞれのキャラの20日間が描かれていくことで全体像が見えるようになります

実際にあんなことができるのかは何とも言えないのですが、何とも言えない部分がきちんと伏線になっていたのも良かったと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

 

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103038/review/05208752/

 

公式HP:

https://rewrite-movie.jp/


■きさらぎ駅 Re:

 

■オススメ度

 

前作を見ちゃった人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.6.14(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、82分、G

ジャンル:恩人を助けるために再びきさらぎ駅に向かう生還者を描いたホラー映画

 

監督:永江二朗

脚本:宮本武史

 

キャスト:

本田望結(宮崎明日香:きさらぎ駅から生還した女性)

 

恒松祐里(堤春奈:明日香の命の恩人)

 

芹澤興人(花村貴史:帰還後に自宅に引き篭もる男)

 

寺坂頼我(飯田大輔:3年前にきさらぎ駅に来た大人しい男)

大川泰雅(ハヤト:ホスト)

柴田明良(鎌田氏:喪服の夫婦)

中島淳子(鎌田夫人:喪服の夫婦)

 

奥菜恵(角中瞳:ドキュメンタリーディレクター)

 

佐藤江梨子(葉山純子:きさらぎ駅に行ったと思われる女性)

瀧七海(葉山凛:純子と同居する姪)

 

坪内守(ドキュメンタリーの語り手/公務員のようなおじさん)

野口雅弘(謎の老人)

 

高橋かすみ(春江:明日香の母)

 

■映画の舞台

 

静岡県:浜松市

きさらぎ駅とその周辺

 

ロケ地:

静岡県:浜松市

さぎの宮駅

https://maps.app.goo.gl/a9wgw7y8LeARSs3w6?g_st=ic

 

長野県:上田市

八木沢駅

https://maps.app.goo.gl/QXz592B3R3hvfZGj6?g_st=ic

 

アクアモール

https://maps.app.goo.gl/uPjTuCPHXBYLW3Pw7?g_st=ic

 

浜松市役所

https://maps.app.goo.gl/dqiceuGDo5p7d6R89?g_st=ic

 

カフェテラス サイモン

https://maps.app.goo.gl/jSaeihazQTkwgawW6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

3年前にきさらぎ駅経由で起きた奇妙な事件から生還した明日香は、現実世界に戻ると20年の時が過ぎていた

そのためか、多くのバッシングを受けるようになり、母親もいつの間にか認知症のような状態になっていた

明日香は生きづらさの中でも懸命に生き、その様子を収めたドキュメンタリーも制作されるようになる

だが、バッシングを恐れて局側が放送を差し替えてしまい、明日香は人生の打開策として、自分を助けてくれた春奈の元へ行こうと考える

 

手順通りに電車を乗り継いだ明日香は、かつて恐怖のどん底に追いやられたきさらぎ駅へと足を踏み入れる

同じ車両には、3年前から戻れていない飯田、チャラいホストのハヤトがいて、喪服を着た鎌田夫妻も巻き込まれていた

そして、隣の車両には、あの時と同じように春奈がそこにいたのである

 

二人は協力してトラップをかい潜るものの、いきなり爆発する老人がいたり、容赦なく殺しにかかる二人を見てドン引きする

しまいには同じように鎌田やハヤトに扮した化け物も登場し、何度かのチャレンジののちに最後のステップへと足を踏み入れる

校庭の向こう側に出口である金の扉が登場するものの、校庭に足を踏み入れた瞬間に巨大な目玉のような怪物が襲ってきた

明日香たちは試行錯誤を繰り返すものの、誰かが犠牲にならなければ、扉の前には行けないことがわかってしまうのである

 

テーマ:試される自己犠牲

裏テーマ:信じることの強さ

 

■ひとこと感想

 

前作のことをすっかり忘れた状態で鑑賞していましたが、まさかの前半で振り返りのダイジェストのようなドキュメンタリーが流れるとは思いませんでしたガッツリとイオンシネマって書いていましたね

あれ、他の劇場だと変わるんでしょうか

 

映画は、見て行くうちに前作を思い出すという感じで、クリアするまで帰れませんゲームをやっているような感覚になります

きさらぎ駅に棲んでいる魔物と戦うというよりは、その思惑の斜め上を目指すというもので、前作の前の世界にて葉山は春奈を騙して生還していて、前作はそれを知っている春奈が明日香を騙して生還させていました

そして、本作は恩人である春奈をどうやって助けるかという物語になっていましたね

 

冒頭のドキュメンタリーの語りが「坪内守」なのですが、彼は車で駆けつける公務員のようなおっさんの役をやっていますね

どういった世界観なのかわかりませんが、ある意味、あの世界の仕掛け側と結託して獲物を誘い込もうとしているようにも思えます

それがわかるのはラストのオチなので、そこをしっかり観ていくと面白みも増すのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】きさらぎ駅 Re:【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103201/review/05208750/

 

公式HP:

https://kisaragimovie-re.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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