■映画鑑賞まとめ■
6月下旬(2026.6.21~2026.6.30)
Contents
■プリティ・クレイジー 悪魔が引っ越してきた
■オススメ度
骨太なラブコメが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.22(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:악마가 이사왔다(悪魔が引っ越してきた)、英題:Pretty Crazy(可愛くて狂ってる)
情報:2025年、韓国、113分、G
ジャンル:奇妙な隣人に関わることになった青年を描いたラブコメ映画
監督&脚本:イ・サングン
キャスト:
イム・ユナ /임윤아(チョン・ソンジ/선지:フランス留学を夢見るパン屋の店員、13階に引っ越し)
(8歳時:イ・ヒョビ/이효비)
(15歳時:キム・イナ/김예나)
(20歳時:パク・ソミン/박수민)
イム・ユナ /임윤아(ムニョン/문양:凄惨な過去をもつ少女)
(幼少期:ハン・ジェア/한재아)
アン・ボヒョン/안보현(イ・ギルグ/길구:ソンジに恋する休職中の青年、14階)
(幼少期:キム・ドヒョン/김도현)
(少年期/卓球:チョ・ハンミン/조항민)
(少年期/テニス:チョン・デヒョン/정대현)
(少年期/バトミントン:キム・ドンヒ/김동해)
(少年期/サッカー:パク・ジヌ/박진우)
(少年期/バスケ&バレー:キム・ミョンボ/김명부)
(少年期/剣道:チョン・ヨンソン/전윤성)
ソン・ドンイル/성동일(チョン・ジャンス/장수:ソンジの父)
(幼少期:ソン・ドクホ/송덕호)
チュ・ヒョニョン/주현영(チョン・アラ/아라:ソンジの従妹、パン屋手伝い)
シン・ヒョンソ/신현수(ヨンシク/영식:ソンジの前に出没する謎の男)
コ・グンハン/고건한(ヒボム/희범:ギルグの友人)
■映画の舞台
韓国:ソウル&済州島
ロケ地:
韓国:ソウル&済州島
■簡単なあらすじ
職場が合わずに退職したギルグは、母に小言を言われながらも、少し休むことに決めた
夜な夜なクレーンゲームに出掛けては景品を取り、いつしか部屋全部を埋めるまでになっていた
そんな彼のマンションの下の階にある家族が引っ越してきて、彼らは近くにパン屋さんをオープンさせていた
ある夜のこと、外出したギルグはベンチで座っているきれな女性を見かけ恋に落ちた
だが、別に夜には、同じ女性が髪型もメイクも変えて暴力的になっていたところに遭遇する
訳のわからないギルグだったが、彼女のことが気になって、半ばストーカーのように彼女を追い回した
彼女こそが、新しく引っ越してきたチョン一家の娘ソンジであり、従姉妹のアラとともにパン屋さんを切り盛りしていた
ソンジはフランス留学のために語学教室に通っていたが、父もアラも夜になると豹変するソンジをフランスには行かせたくなかった
そして、ある日のこと、ソンジをおぶって帰ろうとしていたところに遭遇し、彼女の父からソンジの秘密を聞いてしまうのである
テーマ:憑依の理由
裏テーマ:憎しみの連鎖
■ひとこと感想
隣に引っ越してきたヤバい女と関わる青年というぐらいの知識で鑑賞
これはこれは意外な掘り出し物という感じで、とても完成度の高い作品になっていました
一人で三役を演じることになったイム・ユナの技量も凄いですが、その他の脇役も「濃い」キャラが多かったですね
すぐに覚えられる感じで、キャラ設定もうまく機能していました
中でも、冒頭のクレーンゲームのシーンがのちに機能してくるところも上手いなあと思ってしまいますね
映画は、恋した女性は悪魔に乗っ取られているというもので、父親がぎっくり腰になってしまったので、その代わりをするという内容になっています
悪魔に憑依されている好きな人との深夜デートなのですが、これがまたキュン死(死語)しそうなほどに「幼い」のですね
これにも理由があるところが面白いなあと思ってしまいました
多くの設定に無駄がなく、うまく機能していて、最後まで「その細部を回収するの?」という感じになっています
ヤバい女とのドタバタ恋愛だと思っていたら、結構重めの話になっていくのは韓国映画のパターンですね
そこでもとある島が登場するのですが、史実的なところだと70年代まで猛威を振るっていた象皮病とかが関連しているのかもしれません
ともかく、そこで起きたことというのが連鎖的に現代につながっているのですが、それをどのように断ち切るのかは興味深いものがありましたね
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】プリティ・クレイジー 悪魔が引っ越してきた【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105794/review/06659426/
公式HP:
https://gaga.ne.jp/pretty_akuma/
■マジカル・シークレット・ツアー
■オススメ度
実話ベースの映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.23(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2026年、日本、116分、G
ジャンル:生活に困窮する女性3人があるツアーをきっかけにゴールドの密輸を始める様子を描いたクライムスリラー
監督:天野千尋
脚本:天野千尋&熊谷まどか
着想元:2017年に中部国際空港で起きたゴールド密輸事件
キャスト:
有村架純(小川和歌子:夫の横領を知り、金の密輸を思い立つ平凡な主婦、二児の母)
黒木華(角田清恵:奨学金600万の借金を抱える非正規雇用の大学の研究員)
南沙良(日野麻由:未婚のキャバ嬢、妊娠5ヶ月)
塩野瑛久(小川高志:和歌子の夫、くも膜下出血で入院)
吉里紀汰(小川奏太:和歌子の息子、幼稚園児)
才真(小川才真:和歌子の息子、0歳児)
中島ひろ子(小川美代子:高志の母)
峯村リエ(佳代:和歌子の母)
大友律(和歌子の兄)
赤司ステファニー(来栖ミラ:和歌子の義理の姉)
田村泰二郎(和歌子の祖父)
青木柚(椎名:清恵の後輩研究員、推し活仲間)
佐野史郎(内野:清恵の勤める大学の教授)
三河悠冴(三浦:清恵の後輩研究員)
早瀬憩(奈々:真由の妹、高校生)
篠原ゆき子(ありさ:真由の母)
栗原颯人(ポチ:シンガポールの謎の男)
斎藤工(田ノ上:高志の上司)
吉岡睦雄(シンガポールの闇バイトの管理人)
綾田俊樹(渡辺:質屋)
■映画の舞台
都内某所&シンガポール
ロケ地:
シンガポール各所
■簡単なあらすじ
平凡な主婦として、夫を支え、幼い息子二人を育てている和歌子は、ある日、夫がくも膜下出血で倒れたことにより、生活が激変してしまう
見舞いに訪れた夫の上司から会社の金を横領していたと知らされ、さらに借金の督促状を見つけてしまう
口座の残高もスズメの涙ほどで、夫の母は動揺して話にならず、実の母も工場の資金繰りと祖父の介護で疲弊していて、聞く耳を持たなかった
そんな彼女の元に怪しいバイトの勧誘の電話が入り、わか子は子どもを連れてシンガポールへと向かった
そこは現地から日本へ金塊を運ぶ闇バイトが集められたホテルで、外出は禁じられていた
真面目に言伝を守っていた和歌子だったが、同室になった清恵は勝手に外出し、さらに別の部屋で彼氏に追い出された麻由と一緒に過ごすことになった
彼女たちは首尾よく税関のチェックを潜り抜けて金塊の密輸に成功し、一人当たり10万の報酬を得ることになった
続けてやりたいと思う和歌子だったが、闇バイトは数ヶ月1回しか声が掛からないと言い、そこで彼女は自分たちで密輸をすれば良いと言い出す
見つかっても税金を払うだけという低リスクの犯罪だったが、金塊を買う元手がなかった
そこで和歌子は祖父が大事にしていた絵を質屋に入れて金を作り、そこで裏通りの怪しい店で金塊を購入して持ち込んだ
それから密輸を繰り返す3人だったが、徐々にお金が必要な事態になり、大掛かりな密輸計画を立てようと模索し始めるのである
テーマ:主婦の主張
裏テーマ:犯罪に至る背景の複雑さ
■ひとこと感想
2017年に実際に起きた金塊密輸事件をベースにした作品で、平凡な主婦が闇バイトで密輸のことを知り、お金欲しさのために「自分たちで購入から密輸までを行う」という流れになっていました
当時の情勢がそのまま描かれているので、現時点で同じことを行なってもうまくは行かないでしょう
いわゆる「金塊購入に消費税がかかる」という日本の独特なシステムが悪用されていて、税関的にも税金を納めればOKという風潮がありました
今では、犯罪の温床になっているので窓際作戦が強固なものになっていると思いますが、平凡さゆえに見逃されやすいというのがどの程度なのかはわかりません
そもそも、主婦(素人)が金塊が本物かどうかわかるのか問題があって、偽物や混ぜ物を掴まされたり、足元を見られて安く買い叩かれるのがオチでしょう
また、そう言った筋では裏社会の怖いお兄さんたちがたくさん絡んでくるので、あっさりと身バレして捕まってしまうように思えます
映画は、彼女たちが犯罪に向かう前段階をきちんと描いていて、和歌子は家族の誰にも理解されないし、麻由は毒親で苦労していて、清恵は上司に手柄を取られて心の休む間がありません
そう言った屈辱的な生活の末に「脱出するためには何をやっても良い」という方向に舵を切るのですが、1回目が無事に終わったあたりからの肝の座り方は尋常ではないと思います
特に主犯格である和歌子の逝ってしまった感は凄くて、後半のあるものの強奪シーン後の表情は何とも言えない部分がありました
まさしく解放されたという感じで、あの後に彼女が真っ当な生活をしていくのかは微妙なように思えましたねえ
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】マジカル・シークレット・ツアー【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105486/review/06661482/
公式HP:
https://magicalsecrettour.asmik-ace.co.jp/
■君は映画
■オススメ度
妙な構造の映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.23(TOHOシネマズ二条)
■映画情報
情報:2026年、日本、68分、G
ジャンル:映画の中に入り込んだ男女の交流を描いたコメディ映画
監督&脚本:上田誠
キャスト:
伊藤万理華(マドカ:下北沢の劇作家、『下北沢エクソダス』に入り込む女)
井之脇海(カズマ:三軒茶屋のバンドマン、『三軒茶屋エスケープ』に入り込む男)
藤谷理子(シホ:ドラマ出演に悩む劇団員)
前田旺志郎(カンバヤシ:劇団員)
菊池日菜子(ユウナ:劇団員)
金丸慎太郎(ミコシバ:出来心で金を盗むバンドマン)
金子鈴幸(タマル:サポートミュージシャン)
三河悠冴(セノオ:サポートミュージシャン)
今井隆文(チンバラ:金を盗まれる半グレ)
角田貴志(ソネザキ:金を盗まれる半グレ)
尾関高文(刑事)
高佐一慈(刑事)
石田剛太(グッドヘブンズのマスター)
酒井善史(演劇ファン)
土佐和成(三日月ロックの店長)
諏訪雅(ヤマモト:映画館「トリウッド」の受付)
永野宗典(作業員)
■映画の舞台
東京:下北沢
映画館「トリウッド」
ロケ地:
東京都:世田谷区
下北沢トリウッド
https://maps.app.goo.gl/TCwUrUg9ZRfew2Kp6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
劇作家として作品を生み出しているマドカは、ある日の午後、下北沢の映画館に出向いた
そこではとある男性が目の前にいる空間で、その男性・カズマもマドカが映っているスクリーンを眺めていた
二人は、相手が映画の中にいると言い出し、それがリアルタイムで行われていることを知る
マドカの物語は、劇団員シホたちの相談を受けて次回の公演を中止するかどうかを悩むもので、カズマの物語はバンドメンバーの窃盗によって半グレに絡まれるというものだった
お互いは映画のチラシを見ながら「この後に起きること」を共有しあうのだが、事態はあらぬ方向に向かってしまうのである
テーマ:協力し合う未来の改変
裏テーマ:アクシデントが連れてくる本音
■ひとこと感想
奇妙な構造の映画を作るのが特徴の「ヨーロッパ企画」で、これまでにも『ドロステのはてで僕ら』『リバー、流れないでよ』なども鑑賞してきました
基本的にワンシチュエーションで作られる物語で、今回は映画館を含むとある雑居ビルが舞台となっていました
そこでは「同時に相手を映画の中に見る」という奇妙な現象を描いていて、双方が起こっているヤバい出来事を回避するために協力し合う様子が描かれていきます
68分という一気見できる内容なので、あまり書きすぎると全部書いてしまいますね
なので、長さに比例してレビューの分量も少なくなると思いますが、意外と語ることの多い内容だと思います
個人的には「とんでも展開」になってからの方が退屈に感じていて、そっち方面に行ってしまうのかあ、と思ってしまいました
普通に日常のピンチを回避するというのでも良かったと思うのですが、最終的にどう整合性を取るのかは難しかったのかもしれません
着地点のアイデアは色々とあったと思いますが、現実路線だと「すべてが映画だった」みたいな陳腐なものになりがちなのですね
それを避けるために色々と模索した結果なのだと思いますが、映画と映画がぶつかって、新しい映画が生まれたというのは、ある意味無難に映ってしまうのかもしれません
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105232/review/06661483/
公式HP:
https://www.europe-kikaku.com/kimiei/
■急に具合が悪くなる
■オススメ度
運命的な邂逅を描いた作品に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.24(TOHOシネマズくずはモール)
■映画情報
仏題:Soudain(突然に)、英題:All of a Sudden(突然に)
情報:2026年、日本&フランス&ドイツ&ベルギー、196分、G
ジャンル:介護施設の施設長と舞台演出家の邂逅を描いたヒューマンドラマ
監督:濱口竜介
脚本:濱口竜介&ルディムナ玲亜
キャスト:
ヴィルシニー・エフィラ/Virginie Efira(マリー=ルー・フォンテーヌ/Marie-Lou Fontaine:「自由の庭」の施設長)
岡本多緒(森崎真理:癌と向き合う演出家)
長塚京三(清宮吾朗:俳優)
黒崎煌代(窪寺智樹:吾朗の孫)
Jean-Charles Clichet(オリヴィエ/Olivier:副施設長)
Marie Bunel(ソフィー/Sophie:ベテラン看護師)
Marie Denarnaud(ロランス/Laurence:看護師長)
Romain Cottard(ダミアン/Damien:劇に感銘を受けるアニマーター)
Héloïse Janjaud(ヴァネッサ/Vanessa:アニマーター、「ヴァネッサの部屋」)
Gabriel Dahmani(ジブリル/Djibril:ラップ好きの新人介護士)
Séphora Pondi(アディジャ/Adidja:猫を飼っている介護士)
Heidi Becker-Babel(マリオン/Marion:自宅で介護を始めたい介護士)
Lazare Gousseau(クロード/Claude:ユマニチュードの指導員)
Jérôme Chappatte(フィリップ・ムラーノ/Philippe Murano:かつて高圧的だった利用者)
Geneviève Emanuelli(ミシュリーヌ・ランデ/Micheline:当直中にコールする利用者、元パン屋さん)
Evelyne Istria(ミレーネ/Mireille:タバコをふかしている車椅子の利用者)
Guvlène Péan(アガタ・ベッケル/Agatha:元パイロットの利用者)
Charisitamne Molénmat(ルイーズ・ファルコン/Louise:元教師、元体操選手の利用者)
Patrice Melmann(ループ・レナート/Loup Reichart:転倒する利用者)
Elisabeth Tamaris(シモーネ・デュリス/Simone Duris:利用者、指人形の老女)
■映画の舞台
フランス:パリ郊外
介護施設「自由の庭」
ロケ地:
フランス:パリ
ビュット・デュ・シャポー・ルージュ公園
https://maps.app.goo.gl/HvmLqPte1uxcHjNe8?g_st=ic
テアトル13/Théâtre 13
https://maps.app.goo.gl/GAQ9egWz6wrEsCcT7?g_st=ic
京都府:南丹市&京丹波町
■簡単なあらすじ
フランスのパリ郊外にて、モデル施設「自由の庭」の施設長を務めるマリー=ルーは、ユマニチュードの技法を浸透させようとしていた
だが、その手法は利用者一人にかかる時間が増え、現場からは反対の声が上がっていた
マリー=ルーは「全員が習得すれば楽になる」と言うものの、受講を終えていない半分の職員は懐疑的だった
ある日のこと、休日にトラムに乗っていたマリー=ルーは電車を追いかけてくる奇妙な少年を見つけた
少年はシャポー・ルージュ公園の方に消えていき、心配になった彼女は彼を探すために行方を追った
彼はGPS付きの防犯ベルを持っていて、そのスイッチと押してみる
雨が上がり、程なくして、彼の祖父・吾郎と、彼の仕事仲間の舞台演出家・真理がやってきた
真理は「テアトル13」で吾郎の一人芝居をしていると言い、しわくちゃのチラシを渡した
その後、舞台を観にきたマリー=ルーは奇抜な芝居に没頭して、質問タイムにてプライベートな心情を吐露する
真理は彼女が日本語で質問してきたことで、彼女だけにわかるように答えを紡いだ
ほどなく、プライベートでも会うことになったのだが、真理は末期癌に侵されていて、その余命は宣告を過ぎてもかろうじて繋がっていることを知ってしまうのである
テーマ:最期に感じる生命力
裏テーマ:命の感じ取り方
■ひとこと感想
宮野真生子と磯野真穂に捧げると言う文言が映画のラストに示され、劇内の哲学的かつ人類学的な考察というものが、この二人の学者から影響を受けていることがわかります
ユマニチュードに関しては、冒頭では「技法」が紹介されるのですが、後半には「革新的な実践意図」というものがマリー=ルーからスタッフに示されます
やってみればわかるというものから、自身の体験を通じて感じたことを「現時点でもわかるように伝える」という流れになっていて、その必要性というものを真理を通じて感じていくことになりました
映画は3時間超えの作品ではありますが、私の鑑賞回では30人ほど高齢者も含めていましたが、誰一人トイレに立つという人がいませんでした
長さはそこまで感じず、若干ラストが間延びしているかな、と感じる程度で、みなさんエンドロールの中盤まで耐えておられました
個人的にも食い入るように観る展開になっていて、それはどちらかと言えば施設目線(職業的な感じ)になっていたと思います
物語は、余命わずかな真理とマリー=ルーの交流を描く作品で、それぞれが自身の世界の中でもがいている様子が描かれます
特にマリー=ルーの問題は複雑で、いわゆるモデルケースとしての施設として、彼女に全権委任されている部分があります
それでも、国の補助などは頼りなく、負担に乗じた賃金の支払いをしたいというジレンマもありました
そこでエマニテュードを実践していこうという中で、その衝突は避けられないものとなっていて、理屈はわかるけど現場はそれどころではないという衝突が生まれていました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
http://Eiga.com/movie/103908/review/06664384/
公式HP:
https://www.bitters.co.jp/soudain/
■遺愛
■オススメ度
サイコホラーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.25(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2026年、日本、90分、G
ジャンル:要介護の母親の異変を感じる娘を描いたホラー映画
監督:酒井善三
脚本:酒井善三&宮崎圭祐
キャスト:
山下リオ(藤井佳奈:母の介護で疲弊する娘)
小川あん(松永杏里:佳奈の妹)
藤井京子(藤井晶子:佳奈と杏里の母)
山下ケイジ(佳奈の父)
瀬戸さおり(岡安恵理子:佳奈の高校の同級生)
関口アナン(松永大地:杏里の夫)
市野叶(松永勇太:杏里の息子)
マキタスポーツ(熊谷太一:精神科医、佳奈たちの相談役)
一ノ瀬竜(肥後寛太:恵理子の不倫相手)
清瀬やえこ(寛太の妻)
小島叶誉(肥後カオル:寛太の娘)
■映画の舞台
関東圏某所
ロケ地:
東京都:町田市
鶴川記念病院
https://maps.app.goo.gl/SFF7Eph7Y3mbHi9C9?g_st=ic
埼玉県:越谷市
越谷市斎場
https://maps.app.goo.gl/Kz1rCho9mbxKYJD36?g_st=ic
埼玉県:戸田市
オネスト北戸田
https://maps.app.goo.gl/NmsvwKCiDminYDpa9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
父の死をきっかけに家族のもとに帰ってきた長女の佳奈は、認知症を患っている母の介護を引き受けることになった
妹の杏里には家庭があることもあり、当初は実家を売ったお金で施設に入れようと考えていたが、それでも佳奈は頑なに母の世話をすると譲らなかった
その後も、入浴などの生活介助を続けていたが、ある日のこと、血相を変えて杏里の自宅を訪れた
佳奈は母親の中に何かがいると言い出し、母の中にいる何かは恐ろしいことを始めていると言い出す
杏里は困惑するものの、鬼気迫る訴えを信じ、とりあえず外出している夫と息子を家に呼び戻すことになった
佳奈が言うには、母は粘土細工を始めてから落ち着くようになったが、その粘土細工に人の写真を貼り付けていると言う
そこには高校時代の友人・恵理子の顔写真もあり、佳奈は不吉な夢を見ることになった
そこで恵理子に忠告をしようとするものの、彼女は肥後と言う男と不倫関係にあり、彼の妻によって殺害されてしまうのである
テーマ:空洞に棲むもの
裏テーマ:風が連れてくる何か
■ひとこと感想
母の介護を始めたら、様子が少しおかしいと言う感じで、奇妙な夢が現実となってしまったことで「何かがいる」と確信していく様子が描かれていきます
母の中に何かがいるのか、介護疲れから佳奈が何かを見てしまっているのかが曖昧で、その因果を紐解くことになっていきました
最終的には答えらしきものがあるように思えますが、それに関しては人それぞれに違うようにも思えてしまう
自分の周りで奇妙な出来事が続き、それらに意味づけをしようとしているのですが、繋がりようのないものを無理やり繋げてしまっていたりします
自分の知り得ない因果が後に提示されたりするのですが、その事と向き合わずに、自説のようなものに没頭している様子が描かれていました
狂気的な展開を迎えますが、直接描写はそこまでではないのでグロさと言うものはありません
基本的にはサイコスリラーの部類になりますが、妄想の部分と現実の部分が曖昧に思えたりします
一応は「ここからは夢」と言う感じには区別がつきますが、母親の呪いと言うものが本物なのかはわからないと思います
あくまでも、偶然の結果として起こったことを無理やり関連づけている節があるのですが、それにしても重なり過ぎと言うふうにも思えてしまいましたね
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105509/review/06673365/
公式HP:
■さよなら、僕の英雄
■オススメ度
兄弟の絆系の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.25(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Den sidste viking(最後のバイキング)、英題:The Last Viking(最後のバイキング)
情報:2025年、デンマーク&スウェーデン、116分、PG12
ジャンル:15年ぶりに再開した姉兄弟を描いたクライムスリラー
監督&脚本:アナス・トマス・イェンセン
キャスト:
マッツ・ミケルセン/Mads Mikkelsen(マンフレル・アナスン/Manfred:自分をジョンレノンだと思い込んでいる男)
(幼少期:Joel Hesse Johansen)
ニコライ・リー・コス/Nikolaj Lie Kaas(アンカー・アナスン/Anker:15年ぶりに出所してきたマンフレルの弟)
(幼少期:Alfred Røssel Læsø)
Lars Ranthe(兄弟の父)
Rikke Louise Andersson(兄弟の母)
Bodil Jørgensen(フレイヤ/Freja:兄弟の姉)
(幼少期:Nomi Bodnia)
ニコラス・ブロ/Nicolas Bro(フレミング/Flemming:アンカーの犯罪仲間)
ソーレン・マリン/Søren Malling(ヴェアナ/Werner:民泊を営む夫婦、元ファッションデザイナーの絵本作家)
ソフィー・グロベル/Sofie Gråbøl(マグレーデ/Margrethe:民泊を営む夫婦、元モデル)
ラーシュ・ブリグマン/Lars Brygmann(ローター/Lothar:ビートルズ再結成に命を賭ける精神科医)
カルド・ラザーディ/Kardo Razzazi(ハムダン・F・シューベリ/Hamdan:自称「ポール・マッカートニー」「ジョージ・ハリスン」の男、デンマークの北ストックホルム入院中の精神病患者)
ピーター・デュリング/Peter Düring(アントン・W・エルパスン/Anton:自称「リンゴ・スター」の男、スウェーデンの精神病院入院中の精神病患者)
■映画の舞台
デンマークのどこか
ロケ地:
デンマーク:
フュン島/Funen
https://maps.app.goo.gl/8XTCpqt2EZcJHJ2t8?g_st=ic
スウェーデン:
トッレド/Tollered
https://maps.app.goo.gl/S33qrU5wem4kL7yw9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
デンマーク在住のアンカーは、フレミングと共に強盗を行なって大金をせしめたが、あっさりと警察に包囲されて逮捕されてしまった
アンカーは兄のマンフレルに「ロッカーの鍵」を託し、ほとぼりが覚めた頃に、その中にあるバッグを実家の近くに埋めるように伝えた
それから15年後、模範囚として仮出所することになったアンカーは、マンフレルと姉フレイヤと再会を果たした
だが、マンフレルはある時から「自分のことをジョン・レノンだ」と言い出していて、決して「マンフレル」とは呼ばないようにと言われてしまう
意味がわからないまま、マンフレルと共に実家を目指すことになったがアンカーだったが、忠告を無視して「マンフレル」と読んでしまい、彼は走っている車から飛び降りてしまった
幸い軽傷だったものの、救急医は精神病を含めた観察入院が必要だと言う
そんなことをしている暇のないアンカーは、策を練ろうとバーに向かったところ、そこで精神科医を名乗るローターと言う男で出会った
弟の話をしながら盛り上がったものの、アンカーは泥酔して、彼の家で目を覚ますことになった
ローターはマンフレルを治すには本当にビートルズを復活させるしかないと言い、スウェーデンとデンマークにメンバーを自称するものたちがいると言う
だが、アンカーはその申し出を無視して、ローターを置き去りにして実家に戻ることになった
実家は別の所有者に渡っていて、そこではマグレーデとヴェアナと言う夫婦が民泊に改造していた
アンカーはそれらをも無視し、実家の裏山を隅から隅まで探し始めるのである
テーマ:記憶の底に封印したもの
裏テーマ:思い出の地が蘇らせたもの
■ひとこと感想
映画は、あるバイキングのアニメーションにて始まり、そこではバイキングの王が息子可愛さのあまりに無茶な行動を起こす様子が描かれていました
息子が左腕を失って肩身の狭い思いをしていると、バイキング全員の左上で切断すると言った感じで、その世界では誰しもが「平等」に扱われると言うものでした
本編との関連性がよくわからないまま始まったのですが、この寓話が何なのかが最後にわかるようになっていましたね
物語は、弟が出所してきて金を探そうとしたら、兄は解離性同一性障害になっていて、自分をジョン・レノンだと言い出していて困惑する様子が描かれていきます
本名と呼ぶと場所を問わずに窓から飛び出すと言う反応を見せていて、これによってアンカーの計画は根底から覆ってしまいます
その後も、なんとか実家にたどり着いたかと思えば、その家は売却されて、知らない夫婦が民泊を経営したりしていました
この二人もかなりの変わり者で、アンカーは構うことなく宝探しを始めるものの、どこを探しても見つからないのですね
さらに、途中の酒場で出会った自称精神科医の変な男が「ビートルズを再結成するために自称する他の男たちを連れてくる」と言うカオスな状態になっていました
どこに向かうかわからない中で、後半には強盗仲間のフレミングも姉もやってきてしまって、さらにカオスな状態になっていきました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105852/review/06673404/
公式HP:
https://cinema.starcat.co.jp/goodbye-myhero/
■スーパーガール(2026年の映画)
■オススメ度
DCコミックが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.26(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:Supergirl
情報:2026年、アメリカ、108分、G
ジャンル:星を追われた女と家族を殺された少女の邂逅を描いたアクション映画
監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:アナ・ノゲイラ
原作:オットー・バインダー&アル・ブラスティーノ&トム・キング
キャスト:
ミリー・オルコック/Milly Alcock(スーパーガール/Supergirl/カーラ・ソー=エル:23歳の誕生日を酔って過ごすクリプトン人)
(幼少期:Imogen Turner)
デヴィッド・コレンスウェット/David Corenswet(スーパーマン/Superman/クラーク・ケント:地球で生活するクリプトン人、カーラの従兄)
イヴ・リドリー/Eve Ridley(ルーシー・メアリー・ノール/Ruthye:家族を殺された復讐に燃える少女、ダナスティア族)
ジェイソン・モモア/Jason Momoa(ロボ/Lobo:ツァーニア出身の賞金稼ぎ)
マティアス・スーナールツ/Matthias Schoenaerts(クレム/Krem:イエローヒルズのブリガンズのリーダー)
ディアメイド・マータグ/Diarmaid Murtagh(ドロム・バクストン/Drom Baxton:クレムの副官、ロボが探している賞金首)
フェルディナンド・キングズレー/Ferdinand Kingsley(イライアス・ノール/Elias Knoll:ルーシーの父)
デヴィッド・クラムホルツ/David Krumholtz(ゾー=エル/Zor-El:カーラの父)
エミリー・ビーチャム/Emily Beecham(アルーラ・イン=ゼ/Alura Zor-El:カーラの母)
Thalissa Teixeira(マレク・ヴァラン/Mareck Vran:ビルキーのパブのウェイター、ボマの妻)
Kadiff Kirwan(ボマ・ヴァラン/Bomar Vran:ビルキーのパブの店主)
■映画の舞台
惑星ホルツヘル(太陽:赤)
惑星ビルキー(太陽:黄)首都エヴェリー
惑星クリプトン(回想)
惑星バレントン(太陽:緑11時間&黄1時間)
ロケ地:
アイスランド
イギリス&スコットランド
■簡単なあらすじ
クリプトン人のカーラは、母国で両親を亡くし、たった一人で地球へと送り込まれていた
母の願いを実践することなく、自身の能力が弱まる惑星で酒に入り浸り、23歳の誕生日を自分で祝っていた
彼女には愛犬クリプトがいて、彼は自由奔放に走り回っていた
一方その頃、彼女がいる惑星ホルツヘルにて、復讐相手を探す少女ルーシーがいた
彼女の家族はイエロー・ヒルズのクレムという男に殺され、彼らは宇宙船を失ったために、まだこの星にいると考えていた
そして、ルーシーはカーラが飲んだくれているパブに到着し、そこで客相手とひと悶着を起こしてしまう
カーラはやむを得ずに仲裁に入り、その強さに心酔したルーシーは、彼女に復讐の手伝いをしてほしいと懇願する
だが、カーラは復讐には興味がなかったのだが、惑星を脱出するための宇宙船を探しにきたクレムたちの襲撃に遭ってしまう
クレムは歯向かうクリプトに毒矢を放ち、昏睡状態に陥ってしまった
クリプトを助けるにはクレムの持つ解毒剤が必要で、カーラはクレムを探す旅に出かける
そしてルーシーも彼女の後を追っていくことになったのである
テーマ:善き人になるための儀式
裏テーマ:復讐を為すべき者
■ひとこと感想
今までに数多くの映像化がされた作品で、スーパーマンのいとこぐらいの情報しか頭に入れずに鑑賞
予告編で大体何が起こるのかわかるストーリーで、自身の目的と同じターゲットを有する少女とのバディ映画のように展開していきます
クリプトン人の性質は映画内で説明されていますが、ある程度は知っている方がスッと入り込めると思います
映画は、復讐を誓うルーシーに巻き込まれるカーラという図式から、カーラ自身にもクレムを追いかける理由というものが生まれてきます
それでも、ルーシーは足手纏いにしかならないのですが、最後までくっついてきちゃいます
実力もないのに態度はデカいの典型で、やかましくてウザいキャラみたいな感じになっていましたね
初日鑑賞だったからかは分かりませんが、特典のようなものを貰えましたね
ちょうど、カーラとルーシーが出会うアメコミ版みたいな感じで、これが原作(原案)なのかな、という感じでしたね
その内容は結構、映画と違うので、それはそれで続編が気になってしまいますねえ~
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】スーパーガール(2026年の映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105221/review/06670938/
公式HP:
■ロング・ウォーク
■オススメ度
デスゲーム系の映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.6.29(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:The Long Walk
情報:2025年、アメリカ、108分、R15+
ジャンル:最後まで歩き続ければ勝者になる催しに参加する若者たちを描いたサバイバルスリラー
監督:フランシス・ローレンス
脚本:J・T・モルナー
原作:スティーヴン・キング『The Long Walk』
キャスト:
クーパー・ホフマン/Cooper Hoffman(レイ/レイモンド・ギャラティ/Raymond Garraty #47:開催地が地元の参加者)
デヴィッド・ジョンソン/David Jonsson(ピーター・マクヴリーズ/Peter McVries #23:レイと親しくなるムードメーカー的な参加者)
ギャレット・ウェアリング/Garrett Wareing(ビリー・ステビンズ/Stebbins #38:一匹狼のアレルギー持ちの参加者)
トゥット・ニュオット/Tut Nyuot(アート・ベイカー/Arthur Baker #6:南部出身の陽気な参加者)
チャーリー・パルマー/Charlie Plummer(ゲイリー・バーコヴィッチ/Gary Barkovitch #5:嫌味なことを言う参加者)
ベン・ウォン/Ben Wang(ハンク・オルソン/Hank Olson #46:ルールを熟知している参加者)
ジョーダン・ゴンザレス/Jordan Gonzalez(リチャード・ハークネス/Richard Harkness #49:体験記執筆を考えている参加者)
ジョシュア・オジック/Joshua Odjick(コリー・パーカー/Collie Parker #48:寡黙なロングヘアーの参加者)
ローマン・グリフィス・デイビス/Roman Griffin Davis(アダム・カーリー・ホワイト/Adam ‘Curly’ White #7:足がつる最年少の参加者)
マーク・ハミル/Mark Hamill(少佐/The Major:冷酷な権力者)
ジュディ・グリア/Judy Greer(ジニー・ギャラティ/Mrs. Ginnie Garraty:レイの母)
ジョシュ・ハミルトン/Josh Hamilton(ウィリアム・ギャラティ/Mr. William Garraty:レイの亡き父)
■映画の舞台
近未来のアメリカ
フリーポート近郊
ロケ地:
カナダ:マニトバ州
バークヒルズ州立公園
■簡単なあらすじ
近未来のアメリカでは、戦争によって国は分断状態となり、その統治が行われていた
戦争によってダメージを受けた経済を立て直すため、国は「ロングウォーク」と言う競技を開催し、それを中継して国民に見せることで士気を高めようとしていた
各州から若者が一人ずつ選出され、合計50名がスタートラインに立つと言うもので、その開催地の州ではレイ・ギャラティと言う若者が選出されていた
レイは母にスタートラインまで送ってもらい、そこで参加者たちと交流を深めることになった
最初に声をかけたのはピーター・マクヴリーズと言う青年で、彼は陽気な性格をしていて、誰にでも気軽に接していた
その後、スタート地点に競技の管理者である少佐が登場し、彼らは「最後の一人になるまで」歩き続けることになった
ルールは「時速4.8キロを下回らない」「下回ると警告」「警告3回で射殺」「車道外に逃避しても射殺」と言うもので、警告記録を消去するためには「1時間警告なしで歩く」必要があった
参加者は、それぞれの想いを胸に抱き、サバイバルデスウォークを始めることになったのである
テーマ:自己決定的人生への賛歌
裏テーマ:生と言う瞬間
■ひとこと感想
スティーヴン・キングがデビュー前に完成させていた小説を映像化したもので、若者たちがひたすら歩くだけと言う地味な内容となっていました
どうやったら飽きさせずに面白く映像化するんだろうと思っていましたが、意外なほどに間延びすることもなく、緊迫感を保ってエンディングまで突き進んでいきました
主人公は特別な何かを持っているわけではなく、開催地の地元の州の出身の若者となっていて、彼が最初に声をかける若者と関係を深めていくことになります
競技の性質上、女性の参加はゼロで、主人公の母親、沿道の地元民ぐらいしか女性の存在はありません
エンタメ全開だと女性がいそうだし、昨今のポリコレ云々を考えると「何者か」をぶっ込んできそうに思いますが、そういったものが一切なかったのは良かったと思います
もし、女性が出場してたらどうなっていたのかとか思ってしまいますが、ここまでリアルだと演じたい女優さんもいないと思いますねえ
映画は、歩きながら話しているうちにそれぞれの背景が見えてくると言うもので、家族が登場するのは主人公のレイだけとなっています
その他の参加者は軒並みひとり者と言う感じで、一人だけ既婚者がいることが判明します
どうして彼が参加したのかはわかりませんが、勝てる算段があるような参加者に見えなかったので、その意図までは汲むことができません
それでも、劇中のセリフにあるように、「自由だけど強制」と言う側面があって、参加せざるを得ないような空気感がこの世界にはあったんだろうなあと思わせてくれますね
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■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104619/review/06686197/
公式HP:
https://klockworx-v.com/longwalk/
