【映画鑑賞まとめ】2026.7.11→2026.7.20【映画紹介】

■映画鑑賞まとめ■

 

7月中旬(2026.7.11~2026.7.20)

 


■ドゥランダル作戦

 

■オススメ度

 

史実ベースの犯罪映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.7.11(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Dhurandhar(剛の人)

情報:2025年、インド、206分、R15+

ジャンル:パキスタンの裏社会に潜入するインド人エージェントを描いたクライムミステリー

 

監督&脚本:アディティア・ダール

 

キャスト:

ランヴィール・シン/Ranveer Singh(ハムザ・アリ・マザーリー/Hamza Ali Mazari=ジャスキラット・シン/Jaskirat Singh:ドゥランダル作戦を敢行するインド人の男)

 

【バローチ人組織】

アクシュイ・カンナー/Akshaye Khanna(レヘマーン・バローチ/レへマーン・ダカェート/Rehman Dakait:バローチ人組織のトップ、後の人民平和委員会の党首)

Saumya Tandon(ウルファット/Ulfat:レヘマーンの妻)

Hitul Pujara(ナイーム・バロック/Naieem Baloch:レへマーンの長男)

Azinkya Mishra(ファイザル・バローチ/Faizal Baloch:レへマーンの次男)

 

Danish Pandor(ウザイル・バローチ/Uzair Baloch:レヘマーンの従弟、バローチ人組織のナンバー2)

 

Naveen Kaushik(ドンガ/Donga:ウザイルの手下、偽造武器の管理人)

Rohollah Ghazi(シヤヒ/Siyahi:ウザイルの手下)

ナディム・カーン/Nadeem Khan(アクラーク/Akhlaq:レへマーンの料理人)

 

【パキスタン関連】

サンジャイ・ダット/Sanjay Dutt(チャウドリ・アスラム/S.P. Choudhary Aslam:復職する警視)

Sanjay Mehta(アブドゥル・ブットーヴィ/Abdul Bhuttovi:ラシュカル・エ・タイバ(LeT)の創設者、チャウドリの特殊部隊)

 

アルジュン・ラームパール/Arjun Rampal(イクバール少佐/Major Iqbal:統合情報局(ISI))

Ankit Sagar(ジャヴェード・ハナニ/Javed Khanani:RAPの支援者、イクバール少佐の仲間、ジャミールの支援者、実業家)

Mushtaq Naika(アルターフ・ハナニ/Altaf Khanani:ジャヴェードの弟)

 

サーラ・アルジュン/Sara Arjun(ヤリーナ・ジャマリ/Yalina Jamali:ハザムの恋人、ジャミールの娘)

ラーケーシュ・ベーディー/Rakesh Bedi(ジャミール・ジャマリ/Jameel Jamali:ヤリーナの父、パキスタンの大衆党議員(PAP)の議員)

 

Bimal Oberoi(シラニ・アフマド・バローチ/Shirani Ahmad Baloch:バローチ連合軍(BUF)、反政府勢力の指導者、武器提供)

Sanjay Mehandiratta(アキブ・アリ・ザルワリ/Asif Ali Zarwari:パキスタンの大統領)

 

【インド関連】

Madhavan(アジャイ・サニヤル/Ajay Sanyal:ハムザを利用するインド情報局長)

Manav Gohil(スシャント・バンサル/Sushant Bansal:IB副局長、アジャイの右腕)

 

Gaurav Gera(モハメド・アーラム/Mohammad Aalam:ジュース店の店主、ハムザの世話役)

Mustafa Ahmed(リズワン・シャー/Rizwan Shah:アルシャドに潜入している捜査官)

 

Aliraza Namdar(K・S・ブラール/K.S. Bhullar:R&AW特別長官)

Akash Khurana(ジャスワント・シン/Jaswant Singh/デヴァラット・カプール:外務大臣)

 

【パターン人組織】

Asif Ali Haider Khan(バーブ・ダカェート/Babu Dakait:レヘマーンの父、パターン人組織のトップ)

Ashwin Dhar(アルシャド・パップー/Arshad Pappu:パターン人組織、バーブの仲間)

 

【テロ関連】

Vinod Tharani(アザーム・チーマ/Azam Cheema:ラシュカル・エ・タイバ(Let)の情報部長、ムンバイテロ事件の計画者)

Vivek Sinha(ザフール・ミストリ/Zahoor Mistry/Zahid Akhund:ハイジャック犯のリーダー)

 

■映画の舞台

 

1999年、

カンダハル空港

 

2001年、

ムンバイ国会議事堂

 

2004年、

アフガニスタン:トルハム(国境)

 

2004年~

パキスタン:カラチ

リヤリ

 

ロケ地:

インド:パンジャーブ州

ヒマーキャルプラ・デシュ州

 

インド:ムンバイ

インド:ラダック地方

タイ

 

■簡単なあらすじ

 

1999年、インドのカンダハル空港にて、インディアン航空のハイジャック事件が勃発した

交渉の末、インド情報局のアジャイ・サニカルが現場に出向き、犯人の要求通りに囚人の解放と、1000万ルピーの支払いに応じることになった

国際社会からはテロに屈したとなじられるものの、現行のインドの体制ではこれ以上は難しかった

 

この事件を受け、サニカルはパキスタンに潜入捜査員を派遣する「デュランダル作戦」を決定し、そのエージェントとして、ハムザという男を派遣することになった

アフガニスタンからパキスタンに入ったハムザは、そこで指定されたジュース店に行き、店主のアラームにコントタクトを取ることになった

ハムザはそこで1年近く店の手伝いをしながら、リアリの情勢を観察していく

 

そこでは、バローチ人とパターン人による権力闘争が勃発し、バローチの獅子として名高いレへマーンは、パキスタン大衆党(PAP)のジャミール・ジャマリ議員を支援していた

だが、その選挙を控えた最中、パターン人の抵抗勢力がレへマーンの息子ナイーム殺害を計画していたことがわかる

ハムザとアラームはケータリング業者に扮して潜入し、ナイームを助けることでレへマーンへ近づこうと考える

だが、相手の攻撃は想像以上に強く、ナイームは命を落としてしまう

だが、息子たちを救おうとしたハムザたちを評価し、ハムザはパターン人組織の一員として迎えられるようになった

 

だが、そこで彼が見たものは、想像を絶するインドへのテロ計画の一部だったのである

 

テーマ:正義のための忍耐

裏テーマ:懐に入る方法

 

■ひとこと感想

 

実は続編がある作品なのですが、本作だけで200分を超える超大作となっていました

10分間のインターバルがあり、前半はChapter1~5、後半は6~8(Final Chapter)という構成になっていました

映画サイトなどではハムザの正体があっさりとバラされていますが、映画本編だとFinal Chapterの後に「2002年の出来事」として、ハムザの正体というものが描かれていましたね

 

映画は、1999年の航空機ハイジャック事件、国会議事堂襲撃事件を経て、ムンバイ同時多発テロ事件の裏側を描いていきます

登場する人たちにはモデルがいますが、ハムザのような男がいたのかはなんとも言えません

それでも、戦争状態の両国なので、何があってもおかしくないように思えました

 

相変わらず誰が誰か識別困難な映画になっていましたが、公式HPにて大まかな人物相関図が載っていましたね

頭に入れるのは難しいと思いますが、ある程度わからないとついていけない部分があるように思います

とは言え、パキスタンのリアリという街の派遣争いをしていることがわかれば何となくついていけるし、テロリストの支援をしているとされるパキスタンをこれでもかという感じに悪として描いていました

 

さすがにパキスタンでロケはできず、インド国内、タイなどで撮影されていましたね

ほとんどがパキスタン内の話になっていて、画面越しにインドのテロが「実際の映像と音声を使って再現される」というドキュメンタリーのような構成で描かれていきます

ハムザの回想シーンでは、母と妹らしき人が登場し、惨殺されているというイメージになっていて、このあたりの流れが続編で描かれるのだと思います

そして、ポストクレジット的な映像では、おそらくは次作の主人公になる人物が登場していましたね

IMDBなどで調べるとわかってしまうのでアレですが、今年インドで続編が公開され、日本での配給も決まっているので、最後まで見届けることができるのは良かったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ドゥランダル作戦【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105207/review/06724399/

 

公式HP:

https://dhurandhar.jp/


■ユースフル・ゴースト

 

■オススメ度

 

一風変わった幽霊映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.7.13(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:ผีใช้ได้ค่ะ(役に立つ幽霊)、英題:A Useful Ghost(役に立つ幽霊)

情報:2025年、タイ&フランス&シンガポール&ドイツ、130分、R15+

ジャンル:病死した妻が掃除機の姿で夫の元に戻ってくる様子を描いたブラックコメディ映画

 

監督&脚本:ラッチャプーム・ブンパンチャーチョーク

 

キャスト:

ダビカ・ホーン/Davika Hoorne(ナット/Nat:掃除機に憑依して戻ってくるマーチの亡き妻)

ウィットサルート・ヒンマラート/Wisarut Himmarat(マーチ/March:ナットの夫、スーマンの息子)

    (幼少期:Udon Chayanon Akaradumrongdej

 

アパシリ・ニティポン/Apasiri Nitibhon(スーマン/Suman:マーチの母、工場の相続人)

 

ウィサルット・ホームファン/Wisarut Homhuan(自称「アカデミック・レディボーイ」:掃除機の購入者)

ワンロップ・ルングクムジャド/Wanlop Rungkumjad(クローン/Krong:掃除機の修理業者、語り手)

 

Gandhi Wasuvitchayagit(ポール博士/Dr. Paul:ナットと関わりを持つ大臣)

Ornanong Thaisriwong(ポールの妻)

Thityanan Phoungbut(ポールの母)

 

Katanyu Swangsri(モス/Mos:マーチの兄)

    (幼少期:Chattajak Krongsinsaowapak

Kritpahat Srimangkornkaew(ダン/Dann:モスの息子)

Dhyan Ho(テッド/Ted:モスのパートナー)

Laksanayaporn Sriutta(ビー/Bee:スマーンのメイド)

 

Wachara Kanha(ピン/Pin:工場の従業員、タトゥー)

Krittin Thongmai(トック/Tok:工場で亡くなる従業員)

Supravee Jantanasavedol(フア/Hua:ピンの同僚)

 

Karuna Looktoomthong(エイム/Aim:ナットの叔母)

Viyada Givanon(ナットの叔母)

Kamonpun Subsaendee(ナットの叔母)

Ekwikorn Kotpet(ナットの叔父)

Sirichai Phongsirithaworn(ナットの叔父)

 

■映画の舞台

 

タイ:バンコク

 

ロケ地:

タイ:バンコク

 

■簡単なあらすじ

 

タイのバンコクにて、民主記念塔の撤去に伴う粉塵に部屋を汚された青年は、掃除機を購入することになった

部屋の掃除を終えて眠りについた青年は、夜中に咳き込む音を聞き、さらに翌朝には掃除機がゴミを吐き出しているのを見つけてしまう

彼が修理業者に連絡すると、即座に男が訪れ、掃除機には異常がないという

そして彼は、青年に奇妙な物語を語り始める

 

それは、工場経営者の次男であるマーチは、最愛の妻ナットを亡くして悲しみに打ちひしがれていた、という物語で、その工場では幽霊が暴れたことによって操業停止状態になっていた

そんな彼の元に、掃除機の姿をしたナットが戻ってきてしまい、彼の母スマーンは息子がおかしくなったと思い込んだ

彼を病院に連れて行って色々と調べてもらうものの、異常は見当たらなかった

 

そこでスマーンは、幽霊であるナットにある提案を持ちかけ、手伝ってくれるならマーチと一緒にいても良いと言い出す

それは、工場に悪さをしている幽霊をなんとかするというもので、ナットは全従業員の夢に入り込み、幽霊の正体を探すことになったのである

 

テーマ:魂が残る理由

裏テーマ:消えない記憶

 

■ひとこと感想

 

ポスタービジュアル&映画のチラシの情報のみで鑑賞

亡くなった妻が掃除機に憑依して帰ってくるという内容で、ホラーなのかコメディなのかどっちなんだろう、という感じで挑みました

結果として、どっちでもない感じで、社会派の問題提起作品に近い印象を受けました

 

タイの情勢に詳しいと色々と「背景」が見えると思いますが、そこまで詳しくないと冒頭の彫刻のシーンから意味不明になると思います

パンフレットを読んでから意味がわかったのですが、これ以外にもあるキャラクターの内面には「2010年の大虐殺」が関わっていたりします

これらの解説はパンフレットに載っているので、ググるよりはまとまっていると思います

 

映画は、ある男(アカデミック・レディボーイ)が購入した掃除機がおかしくて修理を依頼すると、修理業者だという男が現れるというもので、その修理業者が「物語の語り手」となっています

彼は「とある工場で起きた幽霊騒動」について語ることになり、さらにその後に起きた事件にも関与していました

これら一連のことをアカデミック・レディボーイに伝える中で、記憶というものが継承される様子が描かれていきます

冒頭で「民主記念塔」が撤去され、それが破壊されてしまうのですが、これらのタイの歴史に関しても、語り部が途絶えない限り、継承されていくという意味もあるのだと感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ユースフル・ゴースト【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105993/review/06732096/

 

公式HP:

https://sundae-films.com/useful-ghost/


■鍵(2026年の映画)

 

■オススメ度

 

奇妙な夫婦愛を描いた作品に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.7.13(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、94分、R15+

ジャンル:余命宣告された夫が妻を不倫させようと考える様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督:いまおかしんじ

脚本:松本稔&いまおかしんじ

原作:谷崎潤一郎『鍵』

 

キャスト:

吹越満(剣持耕三:余命宣告を受けた工務店の社長)

菅野恵(剣持郁子:耕三の妻、駆け出しのインテリアデザイナー)

小出恵介(木村:郁子の浮気相手に指名される耕三の部下)

 

丸純子(トシコ:耕三の元妻、占い師)

 

那波隆史(石崎:工務店のクライアント)

佐倉萌(澄江:石崎の妻)

 

新藤まなみ(紗理奈:木村の知り合いの女性)

 

釜國まひろ(アパートの住人)

 

治田敦(耕三を迎えにきた死神)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

千葉県:富津市

https://maps.app.goo.gl/E8L6Rgj7SNYDpepq6?g_st=ic

 

千葉県:木更津市

野際公園

https://maps.app.goo.gl/hDxgiyTXw8MJqhxP6?g_st=ic

 

東京都:渋谷区

代々木八幡宮

https://maps.app.goo.gl/Xt3qdf5e4QoaYC336?g_st=ic

 

東京都:中野区

りんりんりん

https://maps.app.goo.gl/37Z4F9AN8mUpjwqC6?g_st=ic

 

東京都:港区

えん

https://maps.app.goo.gl/a2BZ1Q1vnB2wtvyw6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

工務店の社長である剣持耕三は、膵臓癌のステージ4と診断され、余命半年の宣告を受けていた

妻・郁子にどうしても伝えることができず、部下の木村と石崎邸の施工を進める中でも、うわの空の日々を過ごしてきた

彼にはすでに死神が取り憑いていて、早くあの世へ連れて行きたいと考えていた

 

ある日のこと、死神のイタズラでとある店に入った耕三は、そこで占い師をしている元妻のトシコと再会することになった

トシコに病気のことを告げ、郁子との関係をどうしたら良いかと相談するものの、彼女に告げないわけにはいかないだろうと言われてしまう

そして、ある時に冗談混じりで出た言葉を間に受けることになり、耕三は郁子に浮気をさせたいと思うようになった

 

郁子が他の男で関係を持つことことで、死に対する恐怖が薄らぐと考えたのだが、どんな男と浮気をさせれば良いのかと悩んでしまう

そんな折、部下の木村の郁子への想いを知った耕三は、彼に「郁子の浮気相手になってほしい」と言い出す

木村は困惑するものの、郁子が良いならと言って、その話を受けることになった

それから二人は、耕三の目の前でいちゃつき始め、彼は嫉妬に駆られて、感情を抑制するのに苦労し始めるのである

 

テーマ:生きる原動力

裏テーマ:死にたくないと思えるまで

 

■ひとこと感想

 

余命宣告された夫が妻の次の相手を見つけるのかと思いきや、まさかの「浮気されたら嫉妬して、それで死の恐怖を忘れるのでは?」という理由になっていました

その相手が自分の部下なのですが、自分と妻を結びつけた男でもありました

ここまで近くて知っている男だとどうなんだろうと思いますが、自分の会社を任せようと思える人物なので、女性関係で色々あったとしても信頼できる人物だったのだと思います

 

映画は、死神が囁きかけるというファンタジーもありますが、耕三は彼の声が聞こえていないみたいでしたね

あくまでも、耕三を早く連れて行きたいのに、なかなかこっちの世界に来ないと苛立っていたりします

彼は第三者的な視点で耕三たちを見ている存在で、ある意味、映画の観客と同じポジションで眺めていることになります

彼が一連の流れを見ていうセリフは観客のツッコミに近いのですが、死神という視点もあるので、少しばかりズレた視点になっていたりしました

 

映画のタイトルは「鍵」なのですが、どこで出てくるんだろうなあと思っていたら、意外なところで登場していましたね

原作では、「読まれることを期待しながらも隠す日記」というものがあって、それは「鍵つきの保管場所」に隠されていたりします

映画では、わざとらしく「隠す場所」を見せているし、すぐに出せないような場所には保管していませんでしたね

なので、アパートの合鍵という意味合いの方が強く感じてしまうように思いました

 

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【映画感想】鍵(2026年の映画)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104980/review/06732097/

 

公式HP:

https://legendpictures.co.jp/thekey/


■ザ・レイジ

 

■オススメ度

 

トニー・ジャーのアクションを堪能したい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.7.14(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:惊天大营救(大救出)、英題:Striking Rescue(劇的な救出)

情報:2024年、中国、111分、PG12

ジャンル:妻子を殺された男の復讐を描いたアクション映画

 

監督:チョン・スーイー&グオ・ユーロン

脚本:グオ・ハイウェン

 

キャスト:

トニー・ジャー/托尼·賈(バイ・アン/白安:妻子を殺された元ボディガード)

 

イーソン・ハン/洪波嘉(ウー・ジョン/吴峰:ハー会長の用心棒兼運転手)

リウ・チェン/劉成(アサ/阿萨:ウー・ジョンの手下)

 

フィリップ・キョン/姜皓文(ハー・インハオ/賀英豪:流通会社の社長、バイ・アンのターゲット)

チェン・ドゥオイー/陳朵怡(ハー・ティン/賀婷:会長の娘、ジアティー中学校の生徒)

ペン・ボー/彭渤(ルー・ピン/路萍:ティンの育ての母、インハオの後妻)

 

マオ・ファン/毛凡(クレイ/克莱:ブツを奪われた麻薬の元締め)

ユー・ボーリン/于柏林(サン・カン/桑康:クン・タイを探しているクレイの手下)

グゥー・シュアイ/葛帥(ジウ・シュー/九叔:クレイの腹心)

ユー・グオ/余果 (クン・タイ/坤泰:バイ・アンの妻子を殺した男、クレイの手下)

シー・ユー/釋彦能 (ロン・タイ/龍泰:麻薬王の座を狙うクレイの手下)

ワン・チェンシン/王宸心(メヤ/米亞:斧使いの女用心棒、ロン・タイの腹心)

サン・ウェンシエ/孫文雪(クレイの秘書)

 

ヅー・ハイジュン/朱海軍(麻薬撲滅を訴える議員)

チェン・シェイウェイ/陳昇衛(ビン・ロウ/槟榔:インハオの物流会社の元従業員)

 

 

■映画の舞台

 

パリビナ共和国(架空)

ジアティ

 

ロケ地:

タイ

 

■簡単なあらすじ

 

パリビナ共和国ジアティにて、ある男が殺害され、その犯人は指名手配となっていた

ある男は闇組織の一員のクン・タイという男で、彼を探しているサン・カンに犯人はコンタクトを取ることになった

男の名はバイ・アンと言い、妻子をクン・タイに殺されていて、その雇い主である物流会社の会長ハー・インハオを探していた

 

バイ・アンはサン・カンを血祭りにあげ、インハオの居場所を聞き出そうとした

だが、それは知るのは運転手のウー・ジョンだけだと言われてしまう

そして、ウー・ジョンはジアティ中学校に通っているインハオの娘ティンの用心棒として、学校への送り迎えをしていた

そこでバイ・アンは中学校に出向き、ウー・ジョンとティンを探すことになった

ようやく見つけて、彼らを尾行するものの、彼らは何者かに狙われていた

 

ひとまず襲われているティンを助けに入ったバイ・アンだったが、父と不仲のティンは事の真相を知るために彼と共闘することを提案する

バイ・アンは中学生は足手纏いだと言うものの、さらに追っ手がやってきて同行せざるを得なくなる

ターゲットの娘を匿うことになったバイ・アンは、方々から狙われているティンを守りながら、事件の深淵にふれていくことになったのである

 

テーマ:復讐と真相

裏テーマ:たどり着いた先にある孤独

 

■ひとこと感想

 

トニー・ジャーが妻子を殺されて暴れまくると言う内容で、中国の映画だけど撮影場所は思いっきりタイでしたね

パリビナ共和国と言う架空の国が舞台となっていて、そこにある富豪が何らかの理由で主人公の妻子を殺していた、と言う流れになっていました

それゆえにハー会長を狙うことになったのですが、そこには様々な思惑があって、麻薬取引のルート拡大問題が様々な人を不幸にしていたと思います

 

ターゲットの娘を助けると言う展開になり、誰が味方なのかがわからないまま進み、その中で人物相関図が自然と組み立てられると言う内容になっていましたね

パンフレットがないのが残念ですが、こういう人が入り乱れまくる作品は「人物相関図(ネタバレ)」があったほうが良いと思います

メモを取りながら自作しましたが、まあ複雑な関係性になっていました

 

物流の大手なので「検閲逃れ」をしているのがハー会長の会社で、その物流の中に麻薬が紛れ込んでいて、それが警察に押収されたことが発端となっていました

そして、そのルートの裏側を知る人物がいて、その内通者の告発を止めるために事態が大きく動いていきます

そんな中で、妻子を殺した男はわかったけど黒幕がわからないと言う展開になっていましたが、早々にハー会長が標的となったのは、妻がそこで働いていたから、と言うものになっていました

 

それでも、それを主導した人物が誰かわからない中で、真相に近づいていくのがバイ・アンなのですが、家庭事情を意外なほどに傾聴していたティンが物事を大きく動かしていました

足手纏いになりそうな中学生だけど、彼女がいれば真相に辿り着けるかもしれないと言う事情があったのですが、ティンは意外と切れ者で、かなりのところまで迫っていったと思います

この二人が共闘関係になっていく中で情が芽生えるのですが、それは娘とティンが重なって見えるシーンがあったからなのでしょう

もう少し娘が大きくなったらティンのような少女になっていたかもしれないと思うようになるエピソードは胸熱な展開になっていたのではないでしょうか

 

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【映画感想】ザ・レイジ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105943/review/06734061/

 

公式HP:

https://therage-movie.com/


■家族という病

 

■オススメ度

 

一風変わった群像劇に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.7.15(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、96分、G

ジャンル:複数の歪な家族を描いた群像劇

 

監督&脚本:大山千賀子

原作:下重暁子『家族という病』

 

キャスト:

【エピソード1:エロ小説家】

小出恵介(藤田森:薮木賞受賞作家、受賞作『裸体の神秘』の原作者)

廣井若葉(黒木玲子:AV女優&キャバクラのホステス、まりあの母)

 

永島あゆみ(木村留美:藤田森のインタビュアー)

 

【エピソード2:蝶々網の男】

寺泉憲(松原雄二:退職後も出勤する元重役)

服部妙子(雄二の妻)

田村翔子(雄二の娘)

風間晋之介(松原幸生:雄二の息子、引きこもり)

門井美枝子(雄二の祖母)

 

鈴木桂一郎(テレビのキャスター)

若井尚子(テレビのお天気キャスター)

 

【エピソード3:ニセお嬢様】

椿原愛(黒木まりあ:母の仕事でいじめられる白百合学園の女子高生)

 

谷川功(パパさん:仕事熱心なホームレス)

豊島心桜(坂脇恵里奈:まりあのクラスメイト)

 

【エピソード4:マンネリ小説家】

藤本隆宏(田原純一郎:ミステリー小説『刑事コンロン』の小説家)

友近(田原麻里子:純一郎の妻)

斎藤さらら(田原優花:純一郎の娘)

 

岡慶吾(歯医者)

 

外園ゆう(松原涼子:純一郎の担当編集者)

 

【エピソード5:ホームレス】

渡辺えり(ホームレス)

 

小山蒼海(公園の少年)

戸部結彩(公園の少女)

 

■映画の舞台

 

関東圏某所(東京&神奈川)

 

ロケ地:

東京都:町田市

沢谷戸自然公園

https://maps.app.goo.gl/cni4EXZXTJ5Sw94P9?g_st=ic

 

東京都:中央区

銀座 J-Vogue

https://maps.app.goo.gl/EyBeJnPvTmKaMMJA7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

都内某所には、いくつかの形をした「家族」がいた

退職後も出勤を装って蝶々集めに苦心する夫とそれを支える家族、マンネリ小説をバカにされながらも家族の生活のために書き続ける小説家一家は、彼に敬意を払っていない

母親がAV女優ということがバレた女子高生は、母親との衝突が絶えず、逃避行動を繰り返している

そして、家族を持たずに、ひたすら女体に興味だけ抱く小説家のモノローグにて、物語は始まりを迎える

 

エロ小説家と揶揄されながらも、藪木賞を受賞した藤田森は、テレビのインタビューにて「幸せな家族などいない」と豪語し、裸体に込められた神秘的なものについて語り出す

インタビュアーがこれまでの人生、家族のことを訊いても、壮絶さを語るだけで、具体的なことを語ることはなかった

そんなインタビュー番組を見ていた重役のふり夫の家族は、祖母の急変によって、家族の形を変えてしまう

一家のお荷物的な存在の長男は、そんな家族を横目で見ながら、ある動画に傾倒するようになっていた

 

その動画を撮影していたのは、母がAV女優として有名な女子高生で、彼女はそれが周囲にバレて、悲惨な高校生活を送っていた

母は自分の仕事にプライドを持っていて、それなりの生活ができていたが、娘はそれを嫌い、ある行動に出てしまうのである

 

テーマ:家族の中心となるもの

裏テーマ:家族を繋ぎ止めているもの

 

■ひとこと感想

 

5章から成るオムニバス形式で、第1章「エロ小説家」、第2章「蝶々網の男」、第3章「ニセお嬢様」、第4章「マンネリ小説家」、第5章「ホームレス」というふうに続いていきます

冒頭では、ある森の大木の写真を撮るまりあが描かれ、その動画を見ているのが引きこもりの幸生でした

まりあは母・玲子がAV女優とキャバクラで大金を稼いでいることを知っていて、それを嫌悪していました

クラスメイトの恵里奈からいじめを受けていたまりあは、そのことを苦にしていて、どこか知らない街で暮らそうというものの、それが叶わないためにある行動に出てしまいます

そのニュースを知った幸生が呆然とするシーンなどがあり、意外なところで人物関係が構築されているように描かれていました

 

エロ小説家とマンネリ小説家は、受賞者と大衆作家という対象的な関係にあり、後半ではキャバクラで鉢合わせた結果、事件が起きてしまいます

マンネリ小説かもベストセラーで稼いでいるものの、それだけでは満足しておらず、家族は尊敬の念を持っていないことが起点としてありました

どのような方法で家族を幸せにするかというところがあって、両親との関係から歪んだ作風になったエロ小説家と、マンネリ打破のために路線を変える小説家がいて、そのきっかけとなるのが衝突というのは面白いところだと思います

 

全体的に何を描いているのか分かりにくいところがあり、人間関係が繋がっていくところを楽しめるかどうかだと思います

これらの関係性が微妙に繋がったことで、それぞれの家族というものが変化する、という構造があるものの、その変化は実に分かりにくいようにも思えます

象徴的に描かれる大木は「家族の大黒柱」のメタファーだと思いますが、それを「ファインダー越しに見るまりあ」「映像として見る幸生」があって、「縋りつくマンネリ小説家」までは理解できますが、エロ小説家との絡みはあまりないし、蝶々男も別の物語になっているので、一貫性がないように見えてしまいますね

 

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【映画感想】家族という病【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/99520/review/06738467/

 

公式HP:

https://www.kazokutoiuyamai.com/


■大統領のケーキ

 

■オススメ度

 

イラクのかつての体制に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.7.16(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:مملكة القصب(葦の王国)、英題:The President‘s Cake(大統領のケーキ)

情報:2025年、イラク&アメリカ&カタール、105分、PG12

ジャンル:大統領のケーキ作りを任された9歳の少女を描いた社会派ヒューマンドラマ

 

監督&脚本:ハサン・ハーディー

 

キャスト:

バニーン・アハマド・ナーイフ/Baneen Ahmad Nayyef(ラミア・アルマド・ナーイフ/Lamia:大統領のケーキの材料を探す少女、9歳の孤児)

ワヒーダ・サーベト/Waheed Thabet Khreibat(ビビ/Bibi:ラミアの祖母)

 

サッジャード・モハンマド・カーセム/Sajad Mohamad Qasem(サイード・ムハンマド・カシム/Saeed:ラミアの友人)

Rahim AlHaj(ジャシム/Jasim:郵便配達人)

 

■映画の舞台

 

1990年代のある年の4月26日(誕生日2日前)

イラク:バグダッド郊外

 

ロケ地:

イラク:バグダッド

 

■簡単なあらすじ

 

イラクのバグダッド郊外に住んでいる9歳の少女ラミアは、両親を亡くして以来、祖母と一緒に過ごしていた

隣人のサイードは足の悪い父と母と暮らしていたが、経済状況は共によくなかった

彼らは川縁に葦を組み込んだ家を建てて住んでいて、小学校へはボートを漕いで通っていた

 

ある日のこと、フセイン大統領の誕生日のケーキを任される抽選会が行われた

サイードは果物係となり、ラミアはケーキを準備する役目を司ることになった

ビビはラミアを知り合いのラフマのところに連れて行き、2日間をそこで過ごすように命じる

だが、自分がケーキを作らなかったことで先生に迷惑が掛かると考えるラミアは、その材料を探すために街へと繰り出してしまった

 

店を回って材料を揃えようとするものの、元手がなく買うこともできない

そんな折、窃盗を働いていたサイードを見つけ、二人は逃亡することになった

そして、二人で知恵を出し合いながら、ケーキの材料探しを始めるのである

 

テーマ:奉仕精神の行き先

裏テーマ:消え去る日常

 

■ひとこと感想

 

イラクがフセイン政権だった時代において、大統領の誕生日を祝うために奮闘する小学生が描かれていました

ケーキの材料を買うお金すらないので、家にあるものを売ってお金にするとか、少しの労働で対価を得るとか、それでも埒が開かないので「借りる」という方法を取っていきます

大人たちも子どもだからといって優しくするようなこともなく、普通に金銭の交渉をするかと思えば、少ない偽札を渡すという人物までいました

弱肉強食の世界において、容赦なく、取れる奴から取るというのが徹底していたように思います

 

映画は、一国の大統領を全国民が祝うのが義務という世界なので、教育に関してもかなり強烈なシーンがありました

この体制が崩れて今どうなっているのかはわかりませんが、そう簡単に変わるものでもないように思えてしまいます

両親を亡くしたラミアと、怪我しているけど父は健在で優しい母もいるサイードは対称的な家庭のように描かれています

ラミアは祖母が育てているけど、健康上の理由でもう世話をするのは無理と感じていました

 

そんな中で、里親に出そうとするのですが、ラミアは教育の犠牲に見えるほどに大統領のケーキに固執します

それが制裁を受けた家族のようになりたくないというよりは、先生が困るからという理由になっていたのは衝撃的でしたね

国に仕えるものに対する敬意というものは教育によって培われているのだと思いますが、小学生が大統領に宣言を捧げたりすることに疑いを持たないというのは怖いことだなあと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】大統領のケーキ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://youtu.be/meGVb3T2SEU?si=h9bIam_92qg7GzKD

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/presidentscake/


■GOOD BOY グッドボーイ

 

■オススメ度

 

犬目線のホラーに興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.7.16(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

原題:Good Boy(いい子)

情報:2025年、アメリカ、73分、G

ジャンル:飼い主を助けようと奮闘する愛犬を描いたホラー映画

 

監督:ベン・レオンバーグ

脚本:アレックス・キャノン&ベン・レオンバーグ

 

キャスト:

インディ/Indy(インディ/Indy:レトリーバー犬、トッドの飼い犬)

シェーン・ジェンセン/Shane Jensen(トッド/Todd:慢性肺疾患を持つ飼い主)

 

スチュアート・ルーディン/Stuart Rudin(リチャード・ダウンズ/Richard:隣人)

 

アリエル・フリードマン/Arielle Friedman(ヴェラ/Vera:トッドの妹)

 

ラリー・フェセンデン/Larry Fessenden(トッドの祖父)

マックス/Max(バンディット/Bandit:祖父の飼い犬)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク郊外

 

ロケ地:

アメリカ:ニュージャージー州

アメリカ:ニューヨーク州

 

■簡単なあらすじ

 

肺疾患を患っているトッドは、患者扱いされるのが嫌で、都会から離れて暮らそうと考えていた

祖父の家に辿り付いたトッドだったが、その家は代々住んだ人が死んでしまうとされる呪いの家と呼ばれていた

だが、死の淵にいるトッドは気にすることもなく、そこで祖父が残したビデオテープなどを見ながら、ゆっくりと過ごそうと考える

 

愛犬のインディと少しの荷物以外は持ち込まず、祖父が亡くなった時のまま放置されている家に住むトッド

だが、インディはやたらと吠え、何もなさそうなところをじっと見ていたりする

そんな折、祖父とも交流があった隣人リチャードが彼らの元にやってきた

今はキツネ狩りのシーズンだから、そこらじゅうに罠があるから注意しろと言われた

 

その後、泥まみれのインディを洗っている際に吐血してしまったトッドは、なんとかして病院へと駆け込んだ

主治医はこれ以上の治療はないと言い、臨床検査も適応外だと言う

トッドはなす術もないまま、その時を迎えることになったのだが、やがては精神的に衰弱し、奇妙な行動を取り始める

インディもトッドの異変を感じていて、彼を助けるために何かできないかと奮闘し始めるのである

 

テーマ:犬にだけ見える違和感

裏テーマ:臨終の際に見えてしまうもの

 

■ひとこと感想

 

全編犬目線のホラーということで、冒頭から「何者かに殺されたかも」というテイストで話は進んで行きました

あっさりと「病気」ということがわかってしまうのですが、この設定を最後にバラす展開になっていたら、総スカンを喰らっていた案件のように思います

何かしらの殺人鬼みたいな存在からご主人様を守るのと、得体の知れない恐怖と戦うのとでは、物語の展開も違うからと言えます

とは言え、どちらの方が面白かったかと言えば、殺人鬼系の方が良かったし、病気設定もそのまま使えたと思います

 

犬目線とは言いつつも、神様視点があったりするので、もう少し完全犬目線の方が斬新だったかも知れません

このあたりは犬の演技を映したいという願望があったので、俯瞰映像が多いのはそのためなのでしょう

完全に犬目線一人称で統一すれば神映画になったように思いました

特に、ほとんど登場人物の顔を映さないという演出になっているので、そのあたりをこだわっても良かったのかも知れません

 

とは言え、犬はあんなに人の顔を見ないのか?という疑問がついて回る作品で、犬の視野の広さとかを体感できる感じではなかったのは残念でしたね

そこが売りの作品だと思うので、どうしてここまで人の顔を映さないのかは気になりました

犬の習性がこのような感じなのかはわからないのですが、飼い主が犬の顔を見ようとすることも多いと思うので、そう言ったところできちんと人物を映した方が良かったように思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】GOOD BOY グッド・ボーイ【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104818/review/06740834/

 

公式HP:

https://goodboymoviejp.com/


■キングダム 魂の決戦

 

■オススメ度

 

シリーズのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.7.17(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、134分、G

ジャンル:中華統一を目指す嬴政とそれを支える兵士・信の成長を描いたアクション映画

 

監督:佐藤信介

脚本:黒岩勉&原泰久

原作:原泰久『キングダム』

 

キャスト:

山﨑賢人(信:天下の大将軍を夢見る奴隷の少年、最弱の伍に配属→飛信隊の隊長、千人将に昇格)

吉沢亮(嬴政:秦国の若き王、第31代秦王)

 

【信の飛信隊】

清野菜名(羌瘣:蚩尤の一人、仇討ちのために離脱)

橋本環奈(河了貂:山民族の末裔、信と嬴政の盟友、軍師)

岡山天音(尾平:信と同郷、伍長)

濱津隆之(澤圭:伍長)

真壁刀義(沛浪:伍長)

田中美央(渕:副長)

佳久創(竜川:力自慢)

 

髙嶋政宏(昌文君:嬴政の側近の文官)

加藤雅也(肆氏:嬴政の側近の武官)

 

佐藤浩市(呂不韋:秦国の丞相)

玉木宏(昌平君:秦軍の猛将)

飯田基祐(李斯:四柱の一人)

笹野高史(蔡沢:秦国の外交官)

前原滉(孝明:秦国の文官)

 

蒔田彩珠(向:嬴政に仕える宮女)

山下美月(陽:向と仲の良い宮女)

 

大沢たかお(王騎:六大将軍最後の一人)

 

要潤(騰:王騎の元副官)

高橋光臣(干央:騰軍の将軍)

三浦誠己(録鳴未:王騎の元将軍)

 

満島真之介(壁:秦国の千人将)

渡辺邦斗(尚鹿:壁軍の将軍)

 

豊川悦司(麃公:秦国の大将軍)

坂口憲二(桓騎:元野盗の秦国の将軍)

谷田歩(王翳:謎に包まれた秦国の将軍)

坂東彌十郎(蒙驁:白老と呼ばれる秦国の大将軍)

平山祐介(蒙武:秦軍の総司令、攻撃強い天才軍師)

橋本さとし(張唐:50年にわたり戦場に立つ秦国の将軍)

 

志尊淳(蒙恬:楽華隊の隊長、蒙驁の孫)

神尾楓珠(王賁:玉鳳隊の隊長、王翳の息子)

 

山田裕貴(万極:秦に恨みを持つ将軍)

   (幼少期:榎本司

屋良学(万顔:万極の父)

蒼井旬(万剛:万極の兄)

 

中村蒼(慶舎:趙軍の本陣)

 

小栗旬(李牧:趙軍の宰相)

佐久間由衣(カイネ:李牧の護衛)

 

斎藤工(春申君:楚国宰相にして軍の総司令、合従軍の総大将)

勝矢(汗明:楚国の巨人、第一軍の将軍)

一ノ瀬ワタル(臨武君:楚国の将軍)

三吉彩花(媧燐:楚国の第二軍の将軍)

結木滉星(項翼:楚国の千人将、刀使い)

三山凌輝(白麗:中華十弓使いの楚国の千人将)

田中圭(呉鳳明:魏国の大将軍)

渋谷謙人(成恢:韓国の大将軍)

宍戸開(オルド:燕国の大将軍)

 

吉永幸一(ナレーション)

 

■映画の舞台

 

紀元前241年、

秦国:咸陽

 

函谷関

 

19年前、

長平

 

ロケ地:

山口県:山口市

山口きらら博記念公園

https://maps.app.goo.gl/ZoDxHCZhpwH3KdMS8?g_st=ic

 

きらら浜自然観察公園

https://maps.app.goo.gl/YwSSPMep31qzCzvx8?g_st=ic

 

山口県:美祢市

秋吉台

https://maps.app.goo.gl/CkVLEPirW2FHrw2h7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

紀元前241年、秦国は趙国と同盟体制にあったが、飛信隊の偵察により、楚国と密会していることが判明した

趙国の宰相・李牧と楚国の軍師・春申君との動きの後、楚国が秦国に攻め入ったという知らせが入った

さらに、魏・韓・斉・燕も加わり、「合従軍」というものが秘密裏に結成されていた

 

秦国の王・嬴政は各地に散らばった将軍を呼び戻し、函谷関にて布陣を敷き、敵の侵攻を阻止しようと考える

呂不韋、昌文君など、国内で対立構造にあった文官たちも一時的に休戦状態となり、亡国を阻止すべく団結することになった

 

信が率いる飛信隊は、麃公軍に配属され、外右奥にて慶舎と万極が率いる軍隊と対峙する

信のライバル的存在の千人将の蒙恬、王賁たちもそれぞれの配置について、合従軍に相対することになった

戦の口火は、楚軍の汗明が雄叫びを上げ、臨武君が口上を上げるものの、その隙をついて麃公が動いてしまう

麃公は慶舎狙いに動くものの、相手は全く動く気配がなく、違和感の募る戦いが始まる

 

慶舎の前には万極がいて、彼は長平で起きた惨殺事件の生き残りとして、秦国全てを滅ぼさんと復讐心に燃えていた

秦軍も合従軍の勢いを止めるために万極を止めなければと考えていたが、慶舎の策略の前に、麃公軍は次なる一手を打てずにいたのである

 

テーマ:国の在り方と理想論

裏テーマ:感情の行く先

 

■ひとこと感想

 

漫画に関してはスルーで、映画デビューとなった『キングダム』シリーズですが、おそらくは「原作の再現度」というものが最も重視されているような印象がありました

なので、原作未読だと面白さは半減というところがあって、原作のファン以外に進める映画でもないように思えます

それでも、戦国系の映画としてはクオリティの高さが半端ではないので、この作品が日本で作られているのは驚異でしかないと思います

 

映画は、飛信隊を率いる信が成長していく中で、盟友の嬴政のために尽くしていくのですが、本作ではその嬴政にいつの間にか子どもが生まれる!みたいな展開になっていました

原作準拠なのかはわかりませんが、地味系女子が彼の子を身籠ったということで、その友人的存在の宮女・陽の方が王妃っぽさを感じたりします

原作未読なのでアレですが、彼女がそう言った存在にこれからなっていくのかな、と思わせるシーンがラストにあったりします

 

とにかくキャラが死ぬほど多い作品で、かつ文字変換が地獄のような作業になっていますね

できるだけ主要キャラ以外は名前を出さないように頑張って書くみたいなことになりますが、本当に「読めない」のと、普通に変換で出てこない字が多すぎます

ある程度有名なキャラ(史実)だと変換候補に入っていたりするものですが、とにかくキャスト欄は骨が折れる作業になっていました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】キングダム 魂の決戦【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104266/review/06742740/

 

公式HP:

https://kingdom-the-movie.jp/


■デッドマンズ・ワイヤー

 

■オススメ度

 

実録系映画に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.7.20(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:Dead Man‘s Wire(死のワイヤー:ショットガンを固定した犯人が自作した武器)

情報:2025年、アメリカ、105分、G

ジャンル:1977年に実際に起きた人質事件を描いた犯罪映画

 

監督:ガス・ヴァン・サント

脚本:オースティン・コロドニー

 

キャスト:

ビル・スカルスガルド/Bill Skarsgård(トニー/アンソニー・キシリス/Tony Kiritsis:人質を取る犯人)

 

デイカー・モンゴメリー/Dacre Montgomery(ディック/リチャード・ホール/Richard Hall:M・L・ホールの息子、人質)

Katie Kinman(イビー/Ibby:ディックの妻)

 

アル・パチーノ/Al Pacino( M・L・ホール/M.L. Hall:ローン会社「メリディアン・モーゲージ」の社長)

Kelly Lynch(マーベル・ホール/Mabel Hall:リチャードの母)

 

コールマン・ドミンゴ/Colman Domingo(フレッド・テンプル/Fred Temple:ラジオ曲MCYCのDJ、インディアナポリスの声と称される有名DJ)

Maresha Robinson(フレッドの妻)

 

Vinh Nguyen(ジェームズ/James:ラジオ局の若いプロデューサー)

 

マイハラ/Myha’la(リンダ・ペイジ/Linda Page:「Action News」「チャンネル12」のリポーター)

John Robinson(ジョン/John:帯同カメラマン)

Dean Coutris(髭を生やしたプロデューサー、「チャンネル13」)

 

ケイリー・エルウィズ/Cary Elwes(マイケル・グレイブル/Michael Grable:事件の担当刑事)

Todd Gable(ユージン・ギャラガー/Chief Gallagher:警察署長)

Mark Helms(フランク・ラブ/Frank Love:副署長、交渉人)

Michael Ashcraft(ジョージ・マーツ/George Martz:マリオン郡の検事補)

Neil Mulac(パトリック・マラニー/Patrick Mullaney:FBI捜査官)

 

Andy S. Allen(クリフォード・チャップマン/Clifford Chapman:声明を読み上げる「メリディアン・モーゲージ」の副社長)

 

Daniel R. Hill(ジミー・キシリス/Jimmy Kiritsis:トニーの兄)

 

■映画の舞台

 

1977年2月8日~10日

アメリカ:インディアナポリス

 

ロケ地:

アメリカ:ケンタッキー州

ルイビル

 

■簡単なあらすじ

 

1977年2月8日、未だ雪が残るインディアナポリスにて、ローン会社に騙されたと主張するトニーは、融資元のメリディアン・モーゲージ社を訪れた

CEOのM・L・ホールとアポを取っていたはずだったが、フロリダにいるために不在だと言われた

彼の代わりに息子のディックが対応することになり、M・L・ホールのオフィスに通された

 

トニーはそこで「銃の設計図」のようなものをディックに見せ、そして拳銃で脅しながら、ワイヤーをつけたショットガンを彼に突きつけた

それは、ワイヤーで細工されたものので、そのワイヤーに何らかの衝撃が加わると発砲するというものだった

トニーは警察に通報し、警察は特別の捜査チームを配することになった

 

マイク刑事が事にあたる事になったが、トニーの要求を受けて、ギャラガー署長、交渉人などが集い、群検事補のマーツまで来ることになった

トニーに要求は「M・L・ホールによる直接の謝罪」と「一連の事件における不起訴の覚書」、そして「損をしたとされる500万ドル」というものだった

金と不起訴の件は動いたものの、M・L・ホールは表には出てこず、副社長が声明を発表するだけ

そこでトニーは、ディックと父親を電話させ、そこに自分が割り込もうと考えるのである

 

テーマ:恨みの発散

裏テーマ:社会的制裁

 

■ひとこと感想

 

実際に起きた事件がベースとなっていて、パンフレットには裁判記録によるトニーの部屋の再現図などが載っていました

かなり忠実に再現したようで、犯人がお喋りすぎる、というところぐらいが映画的な誇張になっているように思います

ある土地を購入し、そこにショッピングモールを建てようと思っていたトニーが、ローン会社から融資を受けていて、そのテナントが入ってこないことに恨みを持っているという事になります

実際にテナントが入らなかった理由はわかりませんが、妨害工作があって入らず、それによってビジネスが頓挫したことを恨んでいました

 

実際の事件では、屋外で発砲したとのことですが、映画ではよりセンセーショナルな感じで、密室での発砲という感じになっています

マスコミがしゃしゃり出てくる感じとか、事件を軽く見て行動するなどがリアルで、トニー自身の挙動不審さなどの再現性も高そうに思います

実際の映像なども登場しますが、あの時代の雰囲気を出すために、かなり粗めの映像になっていました

 

物語は、逆恨みかどうかはわからないけど、という感じで、その後のローン会社の命運を考えると、あながち嘘ではなかったのかも、と思わせるところがあります

それでも、裁判の結果は意外なものでしたね

さすがに刑事が「見ておれんな(What a Shit Show)」と言ってしまうだけのことはあるなあと思ってしまいました

 

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【映画感想】デッドマンズ・ワイヤー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105873/review/06755972/

 

公式HP:

https://movies.kadokawa.co.jp/deadmanswire/

 

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投稿者 Hiroshi_Takata

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