【映画鑑賞まとめ】2026.8.1→2026.8.10【映画紹介】

■映画鑑賞まとめ■

 

8月上旬(2026.8.1~2026.8.10)

 


■モアナと伝説の海

 

■オススメ度

 

どうしても実写で観たい人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.1(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

原題:Moana

情報:2026年、アメリカ、115分、G

ジャンル:海に選ばれし少女の冒険を描いたミュージカルアドベンチャー映画

 

監督:トーマス・カイル

脚本:ジャレド・ブッシュ&ダナ・ルドゥ

原作:ロン・クレメンツ&ジョン・マスカー『Moana』

 

キャスト:

ドウェイン・ジョンソン/Dwayne Johnson(マウイ/Maui:変身能力を持つ半神半人)

キャサリン・ラガイヤ/Catherine Laga’aia(モアナ/Moana:海に選ばれた村長の娘)

   (8歳:Amaya Masoli

   (4歳:Emma Puahi-Shapazian

   (幼少期BD:Arya Kasarla

 

レナ・オーウェン/Rena Owen(タラ/Gramma Tala:モアナの祖母、トゥイの母)

 

ジョン・トゥイ/John Tui(トゥイ/Chief Tui:モアナの父、村長)

フランキー・アダムス/Frankie Adams(シーナ/Sina:モアナの母、トゥイの妻、モトゥヌイの女族長)

 

ジェマイン・クレメント/Jemaine Clement(タマトア/Tamatoa:モンスター王国ラロタイ出身の邪悪な宝物収集家のヤシガニ、声)

 

■映画の舞台

 

ポリネシア:モトゥヌイ島

 

ロケ地:

アメリカ:ジョージア州

アトランタ

 

アメリカ:ハワイ州

 

■簡単なあらすじ

 

ポリネシアにあるモトゥヌイ島では、母なる島テ・フィティの伝説が語り継がれていた

幸せに暮らしていた民だったが、ある時、半神半人のマウイがテ・フィティの心を盗んでしまい、それによってテ・カァという悪魔が生まれてしまった

1000年経ってもテ・フィティの心は海の底に沈んだままで、マウイの姿も消えたままだという

そして、世界のためにテ・フィティの心を戻さなければならないと伝えられていた

 

その話を聞いた島の村長の娘・モアナは、成長するにつれて、外海への憧れを抱くようになっていた

そんな様子を見ていたタラおばあちゃんは、彼女を密かに秘密の場所へと連れていく

そこには、見たことのない大きな船があり、モアナの先祖たちは「海の民」だったことがわかった

島はテ・カァの力によって、徐々に生命力を失いつつあり、テ・フィティに心を返さねばならぬ時が近づいていた

 

タラおばあちゃんは幼少期のモアナの不思議な出来事を知っていて、彼女こそが海が選んだ人間であると確信していた

そこでモアナはカマカウに乗って外海に出て、マウイを探し出し、テ・フィティの心を返すための旅に出た

そして、その旅には、なぜか雄鶏のヘイヘイまでついてきてしまい、荒れ狂う海と対峙することになったのである

 

テーマ:選ばれし者の行動

裏テーマ:因果応報と行動の対価

 

■ひとこと感想

 

アニメ版を実写化するという作品で、マウイ役は声を当てていたドウェイン・ジョンソンがそのまま演じ、モアナ役にはキャサリン・ラガイヤが抜擢されることになりました

どのような改変があるのかな、と思いましたが、まんまトレースしたような作品になっていましたね

なので、物語はそのまま、人間のキャラだけは実写化になっていて、元々CGキャラだっとヘイヘイなどは妙にリアルになっていてキモかったなあ、と思ってしまいました

 

選ばれしモアナがマウイを見つけ出して、一緒にテ・フィティの心を返しにいくという内容で、お馴染みのヤシガニのタマトア、ココナッツ海賊のカカモラなどが登場します

海もほぼCGなので、2016年のアニメ版との違いがほとんど感じられず、妙にリアルになっただけのように思います

物語の本筋も変えるわけにいかないし、まさかの恋愛展開をブッコむこともできなかったと思うので、本当に無難な作品になってしまいましたね

 

本作を実写でする意味合いはほとんど感じられず、CG技術が進んだという感じもしないのは残念でしたね

見比べればやはり違うと思うのですが、思い出の中にあるアニメ作品と比べるという感じになるので、そう言ったものには勝てないように思います

ミュージカル映画ではありますが、そういった演出もかなり薄めになっていて、ピークが船出というのは何とかならなかったのかな、と感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】モアナと伝説の海(実写版)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104003/review/06793486/

 

公式HP:

https://www.disney.co.jp/movie/moana-movie


■怪速急行■■行き

 

■オススメ度

 

YouTuber系ホラーが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.4(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:괴기열차(怪奇列車)、英題:Ghost Train(幽霊列車)

情報:2025年、韓国、95分、G

ジャンル:曰くつきの駅の怪談を傾聴するYouTuberを描いたホラー映画

 

監督:タク・セウン

脚本:キム・ヨンミン

 

キャスト:

チュ・ヒョニョン/주현영(キム・ダギョン/Da-kyeong/다경:再生数が伸びないホラー系YouTuber「ホラー・クイーン・ダギョン」)

 

チョン・ベス/전배수(光臨駅の駅長)

ユン・ジョンロ/윤정로(ジェゴル/재걸:線路の見回りをする駅員)

 

チェ・ボミン/최보민(ウジン/우진:ダギョンが所属する映像コンテンツ会社のプロデューサー)

チョン・ハンビット/정한빛(チェ・リナ/최리나:ダギョンのライバル、美容系インフルエンサー)

 

キム・ウギョン/김우겸(ハン・ヤン/한양:ソウル大を目指す学生、酔っ払い)

イ・ユリ/이유리(頭を打ちつける女)

  (ボディダブル:オ・ユンジ/오윤지

 

キム・ジイン/김지인(ヘジン/혜진:コンビニの店員)

 

チン・ソンチャン/진성찬(キム/김:自販機に心を奪われるホームレス)

 

キム・ナヨン/김나연(イ・ミジュ/이미주:包帯女に襲われる女子中学生)

パク・ソンヒョン/박성현(包帯女)

チョン・スンウォン/정승원(ヨンミン/영민:ミジュの元家庭教師)

 

ヒョン・ボンシク/현봉식(パク・ジュオ/박주오:麻浦警察の刑事)

 

パク・ジェワン/박재완(リナを診察する医師)

 

キム・チャギャン/김차경(ダギョンに声を掛ける謎の女性、光臨教を知る女)

キム・サンヒョク/김상혁(教祖)

 

■映画の舞台

 

韓国:ソウル

グァンリム駅/光臨駅

ヨンダン駅/龍談駅

シンナム駅/新談駅

 

ロケ地:

韓国:ソウル

広州地下鉄

 

■簡単なあらすじ

 

韓国ソウルにて、ホラー系YouTuberとして活躍しているキム・ダギョンは、ブームの終焉からオワコン状態になっていて、今では再生数100回が限度となっていた

所属しているコンテンツ会社からも対応策を講じるように言われ、そこで光臨駅にまつわる都市伝説を検証することになった

駅長にアポイントを取ったダギョンは、彼から話を聞き出そうと、祖父母の作った絹酒を手土産に訪れた

 

駅長は渋々と話を始め、それは予備校生とドアに頭を打ちつける謎の女の話だった

ダギョンは食い入るようにその話を聴き、そしてそれをまとめた動画をアップロードする

それでも、まだバズるというレベルには届かず、駅長からもっと怪談話を引き出すことになった

 

駅長は、この駅で起きていることを語り、そこには彼女のライバル的な存在であるリナのエピソードもあった

そして、徐々に動画はバズり始め、30万再生のレベルにまで達してきた

憧れの存在のプロデューサー・ウジンから褒められることもあり、ダギョンはますます動画制作にのめり込んでいく

そして、駅長はさらにヤバい話を語り出し、動画を観た視聴者からは「警告」とも取れる申し出などが出てくる

それでもダギョンは動画を撮ることを辞めず、事態はさらにおかしな方向へと向かっていくのである

 

テーマ:承認欲求の成れの果て

裏テーマ:語り部が語る理由

 

■ひとこと感想

 

韓国の動画配信者系のホラーということで、タイトルが伏せ字になっていましたね

映画館でどのようにアナウンスをするのかと思っていましたが、鑑賞した映画館では「怪速急行」とだけ言っていたように聞こえました

パンフレットを買う時も「怪速急行」で通じるので、あえて「ほにゃらら」みたいなことは言わなかったりします

 

映画は、バズりから遠ざかったホラー系YouTuberが都市伝説にのめり込んでヤバいことになるというもので、既視感満載の流れになっていました

6章くらいから成るオムニバスのような感じですが、それらはある時期にまとまって起こっていた、という感じになっていましたね

現実パートと回想パートの切り替わりはそこまで難しくはありませんが、時系列は細かなところでシャッフルしている感じだったので、理解するのに時間がかかるタイプの作品だったように思えました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】怪速急行◼️◼️行き【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/106065/review/06805586/

 

公式HP:

https://ghosttrain.jp/


■開戦前夜

 

■オススメ度

 

太平洋戦争関連の映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.7.5(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、138分、G

ジャンル:模擬内閣にて日米総力戦の結果を予測する研究を描いた戦争映画

 

監督&脚本:石井裕也

原案:猪瀬直樹『昭和16年夏の敗戦』

 

キャスト:

池松壮亮(宇治田洋一:「模擬内閣」の内閣総理大臣、産業組合中央金庫の調査課長)

 

【模擬内閣】

仲野太賀(樺島茂雄:内国書記官兼情報局総裁、同盟通信社の記者)

 

岩田剛典(村井和正:海軍大臣、海軍少佐)

 

中村蒼(高城源一:陸軍大臣、陸軍少佐)

塚家一希(田中耕:陸軍次官、陸軍主計大尉)

福田航也(山本尚:陸軍欧州戦研究班、陸軍整備局整備課長、陸軍大尉)

 

三浦貴大(峯岸草一:企画院総裁、物価局事務官)

笠原秀幸(宮本達夫:企画院次長、日本製鐵の社員)

前野朋哉(前島俊樹:企画院次長、日本郵船の社員)

 

長村航希(甲斐田悟:国務一班・大蔵大臣、大蔵省事務官)

大津尋葵(安西博:国務一班・外務大臣、外務省事務官)

高根沢光(米山則男:国務一班・農林大臣、農林省事務官)

今村裕太郎(木村啓介:国務一班・内務大臣、内務省事務官)

 

長森要(磯部直政:国務二班・日本銀行総裁、日本銀行書記官)

角谷良(後藤田茂:国務二班・厚生大臣、厚生省事務官)

薮内大河(松浦巌:国務二班・文部大臣、文部省事務官)

山岡竜弘(岡直太:国務二班・司法大臣、東京地方裁判所の判事)

 

伊藤公一(久保廉太郎:海軍・軍政・思想戦研究班、対満事務次長、満洲国大同学院教官)

瀬良俊(三井文男:海軍・軍政・思想戦研究班、朝鮮総督、朝鮮総督府事務官)

前田勝(住吉進:海軍・軍政・思想戦研究班、拓務大臣、拓務省事務官)

 

【実務方】

北村有起哉(近衛文麿:第三次近衛内閣の総理大臣)

嶋田久作(鈴木貞一:第三次近衛内閣の企画院総裁)

佐藤浩市(東條英機:第三次近衛内閣の陸軍大臣)

 

中野英雄(武藤章:陸軍省の少将、軍務課降級課員、和平支援)

江口洋介(西村良穂:陸軍省の中佐、発案者)

 

國村隼(板倉大道:総監部の陸軍少将)

佐藤隆太(瀬古明:総監部の陸軍中佐)

 

松田龍平(昭和天皇)

奥田瑛二(木戸幸一:内大臣)

 

【洋一関連】

別所哲也(井川忠雄:産業組合中央金庫の職員)

 

二階堂ふみ(宇治田小百合:洋一の妹)

浅利香那芽(宇治田初子:小百合の娘)

杉田雷麟(宇治田英二:洋一の弟)

渡辺いっけい(宇治田一郎:洋一の父)

久藤今日子(宇治田ヤス:洋一の母)

 

■映画の舞台

 

1941年夏、

東京のどこかにある「総力戦研究所」

 

ロケ地:

セット撮影

 

滋賀県:蒲生郡

ヴォーリズ和風建築

https://maps.app.goo.gl/S4iu3ZqbpuHHzgRU6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1941年夏、第三次近衛内閣では、来たるべき日米総力戦に向けて、国内の優秀な人材を集めて、模擬内閣を作って研究することになった

銀行の融資調査をしていた宇治田洋一は、理事の井川の推薦で内閣に入ることになり、そこでまさかの総理大臣役を受け持つことになった

地方の農民の財政などを見てきた身でもあり、国家の総力戦に関することは素人同然

だが、そこに集められた各省庁、民間からの若者は、次世代を担える人材とされていた

 

洋一はそれぞの省庁出身の事務官たちが持ち寄る資料をもとに独自に算出を行う

それは絶望的なもので、この戦争を起こすべきではないと結論づける

監督官的な立ち位置の総督府の板倉は「南方に戦線が拡大することは既定路線」と言い、そこからどのような展開を見せていくかを研究しろという

だが、楽観主義的な立場の軍人でさえ、洋一が出した数字を目の前にして精神論すら語れない

洋一にはすでに焼け野原になっている東京のイメージが浮かんでいて、それは避けようのない未来のように思えた

 

陸軍大臣の東條英機たちが見学に来る中、結論によっては赤紙で戦地最前線に送り込まれても仕方ないと言われ、自由な議論は事実上封印されたものだった

だが、洋一たちは、総理たちへの報告会までに「いかに敗戦が濃厚か」を突きつけ、政府の方針に待ったをかけようと奮起することになった

そんな折、洋一の弟・英二に赤紙が送られてきて、戦禍はますます身近なものに感じられるようになってしまうのである

 

テーマ:日本の未来

裏テーマ:数字と力学

 

■ひとこと感想

 

太平洋戦争における「日本はどうして戦争に向かったのか」という内容が描かれ、知能が集結して、実務的な数字を出し合うことで、その正確性というものを描いていくことになりました

実際にホルムズ海峡問題に遭遇している最中なので、いかに「資源のない国」が国際的に弱い立場にいるかがわかります

映画でも、石油はほとんどアメリカから輸入という時代で、それがなければ戦争すら起こせないと考えられていました

 

実際に、余力があるうちには戦えたとしても、長期戦になれば不利であることは明白で、のちの歴史を知らなくても「無謀である」ということは感覚的に理解できるものだと思います

それでもなお、動き出したものは止められないという現実があり、特に軍部が戦争に向かおうとする論理は暴走と捉えられても仕方のないことのように思えました

石油の備蓄が残っている今ならば仕掛けられるという計画的とは思えない内容で、「どうやって終わらせるのか」という明確なビジョンもないまま突き進むことになりました

 

当時の空気を作り出したのは軍部であると描かれ、それをマスコミ各社が煽った結果、国民の中にある「共通認識」のようなものが生まれていきます

それを止めることができなかったことは知られているところだと思いますが、当時の空気を知る人はほとんどいないと思います

それゆえに伝聞と資料によって補完されてきた過去があり、この映画もそういったものの伝聞の集大成のようなものになっていると感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】開戦前夜【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105306/review/06808340/

 

公式HP:

https://kaisenzenya.com/


■ヒトラーの毒見役

 

■オススメ度

 

ナチス系の映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.6(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:Le assaggiatrici(毒見役の女性たち)、英題:The Taster(味見をする人)

情報:2025年、ドイツ&ベルギー&スイス、123分、PG12

ジャンル:東プロイセンにてヒトラーの毒見役に従事した女性たちを描いた伝記映画

 

監督:シルヴィオ・ソルディーニ

脚本:ドリアーナ・レオンデフ&シルヴィオ・ソルディーニ&ルチオ・リッカ&クリスチナ・コメンチーニ&ジュリア・カレンダ&イラリア・マッキア

原作:ロッセラ・ポストリーノ『Le assaggiatrici』

 

キャスト:

エリーザ・シュロット/Elisa Schlott(ローザ・ザウアー/Rosa Sauer:東プロイセンに身を隠したドイツ人)

 

マックス・リーメルト/Max Riemelt(アルベルト・ツィーグラー/Albert Ziegler:SSの将校、特殊部隊/ゾンダーコマンドの中尉)

 

アルマ・ハスーン/Alma Hasun(エルフリード・クーン/Elfriede:ローザを気遣う元看護師の毒見役、本名はエドナ・コプシュタイン)

エマ・ファルク/Emma Falck(レニ・ブルナー/Leni:おしゃべりな毒見役)

オルガ・フォン・ラックバルト/Olga von Luckwald(ハイケ・ノイマン/Heike:体調不良を起こす毒見役)

 

ベリット・バンダー/Berit Vander(ウルラ・リヒター/Ulla:自由気ままな毒見役、タロット占い)

クリームヒルト・ハーマン/Kriemhild Hamann(サビーネ・グロース/Sabine:ヒトラーを心酔している毒見役)

テア・ラッシェ/Thea Rasche(アウグスティーヌ・ポーラー/Augustine:ローザを気に入らない毒見役、未亡人)

 

Esther Gemsch(ヘルタ/Herta:グレゴールの母)

Jürgen Wink(ヨセフ/Joseph:グレゴールの父)

 

Nicolo Pasetti(ギュンター・ハルダー/Gunther Halder:親衛隊、移送&監視)

Peter Schorn(クラウス/Klaus:親衛隊、移送)

Boris Aljinovic(クルメル:料理人)

 

■映画の舞台

 

1943年、

東プロイセン:パルチュ

 

ポーランド:グロス・パルチュ村

ヴォルフスシャンツェ/Wolfsschanze(狼の巣)

https://maps.app.goo.gl/sDXyfmH7nzdeHRTz5?g_st=ic

 

ロケ地:

ベルギー

イタリア

 

■簡単なあらすじ

 

1943年11月、ロシア出征中の夫グレゴールを待つローザは、夫からの手紙を受けて、彼の両親の住む東プロイセンのパルチュに向かっていた

列車を乗り継いだあとは、荷馬車に揺られてきたローザは、そこで夫の父ヨセフと母ヘルタの世話になることになった

道中にて、森の中に有刺鉄線などを見てきたローザは、そこにヒトラーの大本営があると聞かされた

 

翌日のこと、ヒトラーの親衛隊が家に押しかけ、理由も告げぬまま、その大本営の一角の建物に押し込まれることになった

そこには豪華な食事が並んでいて、彼女たちは身体検査の後に指定されたものを食べるように言われた

食糧難に喘ぐ東プロイセンにて、これほどの食事にありつけると思わなかったローザを含めた7人の女性は食事を楽しんだ

だが、食事が終わっても席を立つことが許されず、料理人のクルメルは「毒が入っていないか確かめるためだ」と告げた

 

ローザたちは、ヒトラーに出される食事の毒見役をさせられることになり、健康なドイツ人女性でないと資格がないと言われる

そして、月に200マルクの給料も出て、毒が入る確率は「ドイツが戦争に負ける確率に近い」とまで言われてしまう

そこで彼女たちは、昼食と夕食の毒見役をすることになり、それ以外の時間は自由に過ごすことができた

 

ローザ以外の人たちはこの地方出身ということで仲が良く、ベルリンから移住してきたローザを快く思わない者もいた

だが、ローザを好意的に思う人もいて、ある種の女子会のような関係性が出来上がっていく

それでも、日々の食事は命懸けで、彼女たちは指定されたものを食べ続けることになった

そんな折、特殊部隊の将校であるアルベルト・ツィーグラーが赴任することになり、さらに親戚を通じてドイツの戦争の行方などの情報が入るようになった

そして、ある日のこと、ヒトラーのいる屋敷で爆発が起き、それを機にローザたちは自宅に帰ることも許されなくなってしまうのである

 

テーマ:欲望と生存本能

裏テーマ:史実に隠された背徳

 

■ひとこと感想

 

実際に生き残った毒見役の人の告白を元に書かれたノンフィクションが原作となっていて、その告白は彼女が死ぬ直前の2012年だったとされています

東プロイセンのパルチュというだけでわかる人にはわかる内容で、そこにはヒトラーの大本営とされる場所がありました

そこでヒトラーに提供される食事の「毒見」をしていた女性がいて、それは長らくの間、公にはされていないものでした

 

ウィキによれば、毒見役に選ばれたのは15人の女性で、第二次世界大戦を生き延びたのは告白を行ったマーゴット・ヴェルクだけだったとされています

2012年の12月、彼女が95歳の誕生日に受けた新聞のインタビューで初めて明らかにされたと言われています

東プロイセン(現在のポーランド)に義父母が住んでいて、連合軍の爆撃でベルリンのアパートが壊され、そのために義父母の家に世話になっています

そこにはヴォルフスシャンツェ(Wilfs Lair)と呼ばれる複合施設があり、この場所はバルバロッサ作戦(ソ連侵攻)のための前線基地だったとされています

 

映画内でヒトラー未遂事件が起きたのも史実ベースであり、これは1944年の7月20日に起きたものでした

犯人のクラウスは「ローザたちをヴォルフスシャンツェに連れてきた将校のクラウス」で、その後は監視役として何度となく登場していましたね

実際に将校と不倫関係にあったのかなどはわかりませんが、そこにいた中尉によってベルリン行きの列車に乗せられたのは事実だとされています

それでも、彼女の証言に懐疑的な風潮もあり、それはあの当時のヒトラーは胃腸が悪く、特別な食事が用意されていて、毒見役は主に親衛隊などが行ったと言われているからなのですね

裏付けるものは何もないとされていますが、その告白を元に小説が2冊出版され、さらに戯曲になって演じられるようになったとも言われています

 

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【映画感想】ヒトラーの毒見役【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/106108/review/06810740/

 

公式HP:

https://unpfilm.com/dokumi/


■あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。

 

■オススメ度

 

前作で涙した人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.7(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、128分、G

ジャンル:戦時にタイムスリップした女子高生のその後を描いた恋愛映画

 

監督:新城毅彦

脚本:山浦雅大

原作:汐見夏衛『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

 

キャスト:

福原遥(加納百合:太平洋戦争当時にタイムスリップした女性、現・高校教師)

水上恒司(佐久間彰:太平洋戦争にて特攻隊として殉死した青年)

 

細田佳央太(宮原涼:彰の面影を感じる青年、臨時教員)

 

出口夏希(藤谷千代:太平洋戦争にて百合と出会った少女)

   (老齢期:倍賞千恵子

伊藤健太郎(石丸智志:千代の恋人、特攻隊員)

井之脇海(藤谷林吉:戦後に千代の夫となった男性)

 

中嶋朋子(加納幸恵:百合の母)

 

豊嶋花(鮎川紗良:百合のクラスの生徒)

 

上川周作(寺岡明人:特攻隊員)

小野塚勇人(加藤正勝:特攻隊員)

嶋﨑斗亜(板倉:最年少の特攻隊員)

松坂慶子(ツル:鶴屋食堂の女将)

 

■映画の舞台

 

長崎県のとある高等学校

 

ロケ地:

静岡県:袋井市

加睡ゆりの園

https://maps.app.goo.gl/5u6nrQsCmGP6Lrsx7?g_st=ic

 

茨城県:笠間市

筑波海軍航空隊記念館

https://maps.app.goo.gl/yLhvLPezm2ZTcWMq5?g_st=ic

 

長崎県:長崎市

活水女子高等学校

https://maps.app.goo.gl/ygFYthmAXnxAgFvw9?g_st=ic

 

出島メッセ長崎

https://maps.app.goo.gl/X4ri5C3kH8KTi9xC7?g_st=ic

 

グラバー園

https://maps.app.goo.gl/1ypp4VYhdsj2biCY7?g_st=ic

 

茨城県:稲敷郡

予科錬平和記念館

https://maps.app.goo.gl/hdLHUdFFLEHqVjZ3A?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1945年の長崎にタイムスリップをした加納百合は、そこで特攻隊として旅立つ佐久間彰軍曹と出会った

彼に守られながら、心を通わせたものの、運命に抗うことはできず、彰は飛び立ってしまった

それから数年後、百合は彰が目指していた教員となり、とある高校で教鞭を執っていた

 

ある日のこと、思い出の公園に出向いた百合は、そこである青年に出会う

言葉を交わすことはなかったが、何かを感じた2人は、視線を合わせたまま時を過ごした

彼の名は宮原涼と言い、百合の高校の臨時教師として赴任してきた男だった

百合のクラスの副担任を務めることになり、持ち前のコミュニケーションであっという間に生徒と打ち解けることになった

 

そんな折、海岸にて藤谷千代と名乗る老女と出会った百合は、彼女がタイムスリップをした時に仲良くなった少女だったことを思い出す

彼女には石丸という恋人がいて、彼も特攻隊として彰と共に空に消えていった

千代は、ある青年から「百合」という女の子に向けた本を預かっていて、同じ名前のあなたが持っていた方が良いと言って手渡す

それはニーチェの本で、中には彰が百合に向けたと思われる一文にラインが引かれていたのである

 

テーマ:想いは重なる

裏テーマ:幸ある未来

 

■ひとこと感想

 

前作『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』の続編として、現代に戻った百合のその後が描かれていました

戦争を生き延びた千代と再会するものの、彼女は好きだった人とは別の人と結婚していて、それに戸惑いを覚えていきます

百合自身は彰を忘れることはできず、そんな彼女の元に、彰を思い出させる青年・亮が現れることになりました

 

彰が話していたことと同じ言葉や仕草をする青年ということで気になり始め、彼が臨時教員として百合のそばにやってきます

亮もまた、百合に何かを感じていて、それによって距離を縮めていくことになるのですが、このあたりは思いっきりファンタジーっぽく描かれていました

このファンタジックな部分を受け入れられるかどうかというところがあって、前作は「タイムスリップはファンタジーだけど、恋愛要素は現実的」だったという違いが生まれています

生まれ変わりのような感じで描かれていますが、流石にそれはないだろうと思うし、それだと「かつての恋人に似ているから好きになった」という失礼千万な話になってしまいます

 

映画では、同じように特攻隊員に恋をした女性が違う道を歩んでいるという骨子があって、その違いがどのように生まれ、どのように心理的に乗り越えてきたのかがわかります

時代もあったと思うし、千代の夫が聖人だったこともあるでしょう

それでも、相手の中に確かにある想いを否定していては前に進みません

いつか、その想いと共存できる自分になること

それこそが恋愛における大きな素養の一つなのかな、と感じました

 

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【映画感想】あの星が降る丘で、君とまた出会いたい【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104441/review/06813998/

 

公式HP:

https://movies.shochiku.co.jp/anohoshi-movie/


■ブルーロック

 

■オススメ度

 

原作&キャストのファンの人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.8.10(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、128分、G

ジャンル:最強のエースストライカー育成のために招集された青年たちを描いたスポーツ映画

 

監督:瀧悠輔

脚本:鎌田哲生

原作:金城宗幸&ノ村優介『ブルーロック』

 

キャスト:

高橋文哉(潔世一:自分の強みがわからない高校生、チームZ所属、一難高校)

 

【チームZ】

櫻井海音(蜂楽廻:性格軽めのドリブラー)

高橋恭平(千切豹馬:赤髪の俊足)

橘優輝(我牙丸吟:お団子ヘアーのサイドバック)

石川雷蔵(雷市陣吾:熱血漢のリーダー的存在)

岩永丞威(伊右衛門送人:ジャンケンに負けてゴールキーパーをさせられる元ストライカー)

浅野竣哉(久遠渉:くせ毛のミディアムヘアー、ミスの多いディフェンダー)

櫻井佑樹(今村遊大:チャラ男)

野村康太(國神錬介:オレンジヘアーのミドル得意のFW)

青木柚(五十嵐栗夢:代表になれなかったら寺を継がなければならない男)

西垣匠(成早朝日:兄弟多いムードメーカー)

 

倉悠貴(吉良涼介:松風黒王高校のストライカー、世一の高校大会の対戦相手、チーム主体主義)

 

【チームX】1戦目

東啓介(馬狼照英:自称キングの得点王)

 

【チームY】2戦目

富本惣昭(二子一揮:司令塔)

木田佳介(大川響鬼:黄色いモヒカン)

 

【チームW】3戦目

三浦獠太(鰐間淳壱:連携プレイが得意な双子)

三浦獠太(鰐間計助:連携プレイが得意な双子)

 

【チームV】4戦目

綱啓永(御影玲王:チームVの司令塔)

K/&TEAM(凪誠士郎:天才的ストライカー)

樋口幸平(剣城斬鉄:トップスピードの速いメガネ)

 

【日本フットボール連合】

畑芽育(帝襟アンリ:新入職員)

窪田正孝(絵心甚八:「ブルーロック」を発案するコーチ)

 

■映画の舞台

 

日本のどこかの施設「ブルーロック」

 

ロケ地:

福島県:双葉郡

Jヴィレッジ

https://maps.app.goo.gl/SHVMseE1ixbeJXhj7?g_st=ic

 

長野県:松本市

美ヶ原スカイライン

https://maps.app.goo.gl/Aym9kK5X976HNLqC7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

全国出場をかけた埼玉県大会にて、シュートではなくパスを選択して負けた潔世一は、失意のまま、帰途に着くことになった

そんな世一の元に、日本フットボール連合から「選抜試験」の招集通知が届いた

指定された場所に向かうと、そこには県大会の決勝の相手・吉良をはじめとした、見たことのある顔がチラホラ散見された

 

その施設は「ブルーロック」と呼ばれるストライカーを育成する施設で、全権を牛耳るコーチの絵心は、この中から5人を選んで、次期ユース大会に推薦すると言う

参加者は全てFWで、いくつかのエリアの中に5つの集団があてがわれていた

世一は「Z」というチームに所属することになり、そこには吉良もいた

 

そんな彼らの最初の試験は「鬼ごっこ」というもので、136秒の間に「最後にボールにさわっていたものが脱落」というものだった

寺を継ぎたくない五十嵐から始まった鬼ごっこは、蜂楽の言葉で様相が一変する

それは「一番上手い選手を脱落させれば生き残れる」というもので、吉良は他のメンバーから集中的に狙われることになったのである

 

テーマ:ストライカーに必要な資質

裏テーマ:役割

 

■ひとこと感想

 

原作もアニメも知らないまま鑑賞

予告編から「キャラ映画だろうなあ」と思っていましたが、まさしく「若手俳優を使ったキャラ映画」でしたね

現実のサッカー関係者に喧嘩を売るような内容ですが、サッカーファンの心の中を体現しているようでもあります

一応高校生ということになっていますが、見えないというのはスルーするしかないと思います

 

映画は、日本のサッカーに足りないのは「圧倒的存在感のストライカーだ」ということで、どんな局面でも責任を請け負って、自分で決めるというエゴイストでないとダメだと語られていました

個人的にも「わかるわあ」という感じで、「なんでそこで打たねえんだ」みたいなことって思ってましたね

最近の日本代表はそこまで弱気な感じはしませんが、あれだと「俺が代表になったる!」と思う人は多かったように思えてしまいます

 

映画は非現実な設定になっていて、キャラの区別のために「これでもか」と言った感じに印象付けるものがまとわりついていましたね

そんな中で一番地味な見た目なのが主人公ということで、これは原作の設定通りなのでしょう

でも、全チームを見ているはずのコーチは結構チームZのところに出てきましたね

これはおそらく「最下位から這い上がる」というところに面白さを感じているのだと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】ブルーロック(実写版)【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104707/review/06825988/

 

公式HP:

https://bluelock-movie.jp/

 

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投稿者 Hiroshi_Takata

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