【映画鑑賞まとめ】2026.8.21→2026.8.31【映画紹介】

■映画鑑賞まとめ■

 

8月下旬(2026.8.21~2026.8.31)

 


■Mirai 運命の戦士

 

■オススメ度

 

インドの神話系アクションが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.21(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Mirai(劇中における聖なる矢の名前)

情報:2025年、インド、167分、G

ジャンル:世界の危機に立ち向かう神の生まれ変わりの青年を描いたアクション映画

 

監督&脚本:カールティック・ガッタマネーニ

 

キャスト:

テージャ・サッジャー/Teja Sajja(ヴェーダ・プラジャパティ/Veda:のちのスーパー・ヨーダ、生計を立てるために窃盗を繰り返す青年)

   (幼少期:Swastik Bhagat

   (青春期:Ayush Mukherjee

マンチュ・マノージ/Manoj Kumar Manchu(マハービール・ラーマー/Mahabhir Lama:のちのブラック・ソード、冷酷な集団「黒剣」のボス)

   (青春期:Karthikeya Dev

 

シュリヤー・サラン/Shriya Saran(アンビカ・プラジャパティ/Ambica:ヴェーダの母、9番目の不死の書を預かる)

ジャヤラーム/Jayaram(アガスティヤ仙/Agastya:アショーカ王に詳しいヴェーダの師匠的存在)

リティカー・ナーヤク/Ritika Nayak(ヴィバ/Vibha:ヴェーダの想い人、サニヤシ/修行僧)

Raj Zutshi(バンシ/Banshi:ヴィバの師匠、育ての親)

 

ラーナー・ダッグバーティ/Rana Daggubati(エンドロール後に登場する謎の男)

 

プラバース/Prabhas(ナレーション)

 

ジャガバディ・バーブ/Jagapathi Babu(アンガマバリ/Angamabali:タントラ(密教的な呪法)を死守する長老、第1戦士)

Deepak Surya Velisetty(スバフ/Subahu:アンガマバリの息子、幼少期)

   (青春期:Ryan Joy

 

Getup Srinu(メメシュ/Memesh:ヴェーダの友人)

Madee Manepalli(マップ/Mapu:ヴェーダの友人)

 

Raghu Ram(ダース・ダディ/Yesu Daddy:盗賊団のボス)

 

Tanja Keller(ユカ/Yuca:マハービールの手下、チベットの修行僧)

Pawan Chopra(K・N・バグチ/K N Bagchi:歴史学の教授)

 

Thirumala Kishore(アショク/Ashok:警部)

Viva Raghav(セバスティアン/Sebastian:警察官)

 

Gaurav Bora(ラーマ王子/Lord Rama:シッダクシュートラムの王子)

 

Manoj Dugireddy(アショーカ王/Ashoka:古代の王)

 

■映画の舞台

 

紀元前232年、

カリンガ国

 

2000年、

インド:ヴィクラム&ハイデラバード

モロッコ

チベット

 

ロケ地:

ヒマラヤ山脈

ネパール

スリランカ

インド:ムンバイ

 

■簡単なあらすじ

 

紀元前232年、アショーカ王はカリンガ国を制圧するものの、多大な犠牲を払ったことにより、この戦争に勝利したのか敗北したのかがわからなくなっていた

その後、アショーカ王は自身に秘められた強大な力を聖典に封印し、悪用されないようにと9人の聖人にその守護を託した

それから何代もの守護者が聖典を守ってきたが、西暦2000年を迎えた頃、予見された危機が訪れようとしていた

 

9番目とされる「不死の書」を守ってきたアンビカは瞑想状態に入り、そこでこれから起こる未来の断片を見てしまう

8冊の聖典を手に入れた何者かが現れ、世界を危機に陥れるというもので、彼女は9戦士の招集を弟子のバンシに告げた

集まった戦士たちはそれぞれに軍隊を持ち、聖典を守れないのはアンビカだけだと切り捨てた

 

アンビカは神の力を借りるべく、身重のままカイテーサ山へと登ることになった

そして、そこに棲んでいるアガスティヤ仙に道を指し示してもらおうと考えた

アガスティヤ仙は生まれくる子どもを犠牲にしなければならないと言い、アンビカはその言葉通りに生まれた赤子を神に託すことになったのである

 

そして、それから24年の歳月が過ぎ、アンビカは行方知れずのまま、その時が足音を立てて近づいてきていたのである

 

テーマ:正義を纏う運命

裏テーマ:未来を託される資質

 

■ひとこと感想

 

インドの古代神話、叙事詩がベースになっている作品で、冒頭から「ラーマーヤナ」「マリーバーラタ」という言葉が踊っていました

この二つは古代インドのサンスクリット語で書かれた世界最大級の二大叙事詩とされ、ヒンドゥー教の重要な聖典とされています

この言葉以外にも随所に古代インドの伝説などを示す言葉が登場し、その方面に詳しくないと意味不明という作品になっていました

 

映画は、世界の危機が近づいていて、その救世主を探すというもので、アンビカという世界を神に託した聖人の息子ヴェーダの覚醒を描いていきます

孤児として育った彼は、やがては窃盗団として生計を立てるようになっていて、仲間のメメシュとマップと仲良く暮らしていました

そんな彼らの元にアンビカの娘とされるヴィバがやってきて、恋仲のような感じになっていきます

映画の中でははっきりと明言されませんが、アンビカの娘みたいなことを言っていたので、ヴェーダからすれば妹ということになるのかな、と思っていました

このあたりの関係性というのは「続編」で明らかになっていくのかも知れません

 

物語は、いわゆる「覚醒の序章」というもので、その覚醒のために危機があるという感じになっています

今回の敵はブラックソードを持つマハービールという男なのですが、彼がどのような経緯で聖典を知り、その力を得ようとしていたのかは描かれません

あくまでも、予言の通りみたいな感じになっていて、8番目の書まで奪われるのは既定路線だった、みたいになっていましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】Mirai 運命の戦士【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105951/review/06867675/

 

公式HP:

https://mirai-movie.com/


■君の見る世界をなぞる

 

■オススメ度

 

繊細な十代の心情に惹かれる人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.24(京都シネマ)

 

■映画情報

 

原題:Enzo

情報:2025年、フランス&ベルギー&イタリア、102分、PG12

ジャンル:得体の知れない怖さを抱える少年を描いた青春映画

 

監督:ロバン・カンピヨ

脚本:ローラン・カルテ&ロバン・カンピヨ&ジル・マルシャン

 

キャスト:

エロワ・ポユ/Eloy Pohu(エンゾ/Enzo:両親と不仲な16歳の少年、建築現場の見習い)

ピエルフランチェスコ・ファビーノ/Pierfrancesco Favino(パオロ/Paolo:エンゾとヴィクターの父、数学教師)

エロディ・ブシェーズ/Élodie Bouchez(マリオン/Marion:エンゾとヴィクターの母)

ナタン・ジャピ/Nathan Japy(ヴィクター/Victor:エンゾの兄、大学進学を控える高校生)

 

マクシム・スリビンスキー/Maksym Slivinskyi(ヴラド/Vlad:ウクライナのレンガ職人)

ブラディスラフ・ホリク/Vladislav Holyk(ミロスラフ/Miroslav:ヴラドのルームメイト、ウクライナ人)

フルップ・プティ/Philippe Petit(コレリ/Corelli:建築会社の社長)

 

マルー・ケビジ/Malou Khebizi(アミナ/Amina:エンゾの同級生)

 

■映画の舞台

 

南フランス

 

ロケ地:

フランス:

ラ・シオタ/La Ciotat

https://maps.app.goo.gl/PfPeuzyoPZzzf95K8

 

■簡単なあらすじ

 

南フランスの港町に住んでいる16歳のエンゾは、父・パオロ、母・マリオン、兄・ヴィクターとともに裕福な生活を送っていた

だが、エンゾはその生活に嫌気が差し、高校を中退し、建設現場の見習いとして働いていた

だが、そこでもボスのコレリから仕事ぶりを指摘され、世話役ヴラドとも上手くは行っていなかった

 

ヴラドは同郷のミロスラフとともにウクライナから移住してきた青年で、もうすぐ兵役の時が近づいていた

2人はウクライナに戻ることを拒んでいたが、それを避ける手立てはない

エンゾはその事実を知ってショックを受けていたが、彼にはそれ以外にも多くの悩み事があった

 

ある日のこと、エンゾの仕事ぶりにキレたコレリは、両親のもとを訪れることになった

豪邸に驚いていたコレリだったが、両親に「何かしたいことがあるのでは?」と、エンゾ自身の意思を確認した方が良いと忠告する

だが彼は、両親の前で「仕事が好きだ」と言い、そのまま仕事を続けることになった

それでもエンゾは心ここにあらずといった日々が続き、父はエンゾの不安定さに心配の日々を募らせていたのである

 

テーマ:怖さと向き合う方法

裏テーマ:残ることの意味

 

■ひとこと感想

 

多感な16歳が社会とふれあう中で自分を確立していく物語で、ウクライナ人のレンガ職人ヴラドへの淡い想いというものが描かれます

ヴラドとミロスラフの会話は字幕表示されないのですが、これはエンゾ目線を再現しているということなのでしょう

エンゾが彼に興味を持っている理由は分かりませんが、おそらくは男性性というものへの憧れがあったのだと思うます

 

彼は父と不仲で、母とはそこまででもない感じでしたね

父は数学教師で、その仕事を「退屈な生徒を相手にしているだけだ」と言っていて、表面だけを見てわかったふうになっていました

それでも両親の稼ぎはそこそこあるので、プール付きの豪邸に住んでいたりします

 

この生活が嫌になる理由の一つとして、「この豪邸は親の家だ」という感覚があって、ヴラドも「親が金持ちなら起業するか、何もしないかだ」と言っていました

エンゾは「自分を確立させたい」という想いがあって、それゆえに「自分が残せるもの」かつ「父が評価しないもの」に固執していたように思います

ここまでの想いをどうして持ってしまうのかは分かりませんが、エンゾの叔母が言っていたように「ある日突然自立する」ということの土台づくりを行なっているのかな、と感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】君の見る世界をなぞる【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://enzo-movie.jp/


■八月の声を運ぶ男

 

■オススメ度

 

被爆者の声を集めることに興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.8.25(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、102分、G

ジャンル:約1000人の被爆者の声を集めた元ジャーナリストを描いた伝記映画

 

監督&脚本:池端俊策

原案:伊藤明彦『未来からの遺言 ある被爆者体験の伝記』

 

キャスト:

本木雅弘(辻原保:長崎放送出身のジャーナリスト、モデルは伊藤明彦)

   (幼少期:宇陽大輝

 

阿部サダヲ(九野和平:長崎原爆の被爆者)

   (幼少期:市野叶

伊東蒼(九野の姉)

   (幼少期:鈴木礼彩

 

石橋静河(立花ミヤ子:キャバレーのホステス、母が被爆者)

木野花(竹本ハル:ミヤ子の母)

奥田洋平(白井三郎:キャバレーの店長)

 

尾野真千子(恵木幸江:被爆者団体の事務員)

国広富之(鳥海:被爆者団体の所長)

佐野泰臣(デモ隊のリーダー)

 

田中哲司(賀川満:辻原の長崎放送時代の同僚)

 

安部聡子(中元重子:被爆者)

 

■映画の舞台

 

1972年、

東京、鹿児島

 

ロケ地:

京都府:亀岡市

毘沙門町&保津町

 

滋賀県:

岡家住宅

 

■簡単なあらすじ

 

1972年、元長崎放送出身のジャーナリストの辻原保は、被爆した人々の声を取材し、テープに収める活動をしていた

だが、被爆者たちはあまり語りたがらず、録音を拒否する人もいた

そんな折、被爆者団体の会合に参加することになった辻原は、団体事務員の恵木から、長崎で被爆し、今は東京で暮らしている九野という男性を紹介された

 

九野は辻原の申し出を受け、彼の自宅で録音を開始することになった

九野には4人の兄と2人の姉がいて、彼が被爆したのは10歳の時だった

彼はまるで昨日見てきたかのように当時のことを話し始めた

辻原は驚きを隠せないまま、饒舌に語る九野の言葉に耳を傾け続けた

 

ある日のこと、辻原の元に元同僚で、今は道玄坂で銀行相手にコンサルタントをしている賀川がやってきた

賀川は一緒に働かないかと打診をするものの、辻原は「1000人の声を集める」と言って聞かなかった

その後、九野の録音を聞き返していた辻原は、ある事実に気づいてしまう

それは他の被爆者の声の中にあった言葉で、その言葉と九野の証言には食い違いがあった

辻原は思い違いだと感じていたが、やはり辻褄が合わないことが多く、彼の証言に一抹の疑問を感じてしまうのである

 

テーマ:声を届ける意味

裏テーマ:語り継がれる現実と歪んでいく現実

 

■ひとこと感想

 

テレビドラマの再編集版ということですが、原案もドラマも知らずに鑑賞

1970年頃に広島と長崎の原爆被爆者の声を集めた元ジャーナリストの実話をベースにしたフィクションで、特に九野という男性から話を聞くという内容になっていました

実際の録音が使われているかはわかりませんが、冒頭で数人の声が流れ、さらに録音を嫌がる被爆者も登場していました

その後、東京にて被爆者の支援団体から紹介された九野から話を聞くことになり、その末に「違和感」を覚えるという内容になっていました

 

彼に姉がいる話は本当なのかとか、嘘にしてはとても詳細でリアルに思え、数々の証言のが整理されていく中で、その違和感の正体を探ることになります

戦争から30年ぐらい経っている頃の話なので、記憶が曖昧だったり、美化されたりということもあると思いますが、それでも証言を書き起こした記録を見ると辻褄が合わなかったりします

そこで、それを確かめようとする辻原が描かれるのですが、その顛末は意外なものだった、と言えるのかもしれません

 

映画はどの部分が追加されたものなのかはわかりませんが、実録ベースにしてはややフィクション味が強いように思えます

被爆者たちの声を集めて、それを後世に聞かせる意味というのは色々とあると思いますが、そこで語られるものを未来にどう活かすかというのは難しい問題なのでしょう

敗戦国と戦勝国では同じ声を聞いても感じ方が違うと思うし、そもそも戦争を知らない世代の方が多かったりします

そんな中で、これらの声が次の戦争を止めることができるかどうかというのはかなり非現実的なようにも思えてしまいますね

 

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【映画感想】八月の声を運ぶ男【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/106362/review/06883566/

 

公式HP:

https://www.wowow.co.jp/film/august/


■グレイ・ミッション

 

■オススメ度

 

ガイ・リッチーの作品が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.25(TOHOシネマズ二条)

 

■映画情報

 

原題:In the Grey(灰色の中で)

情報:2026年、アメリカ&イギリス、97分、G

ジャンル:資産家相手のグレーゾーン弁護士チームを描いたアクション映画

 

監督&脚本:ガイ・リッチー

 

キャスト:

ヘンリー・カヴィル/Henry Cavill(シド/Sid:レイチェルの秘密工作員、汚職、賄賂担当)

ジェイク・ギレンホール/Jake Gyllenhaal(ブロンコ/Bronco:レイチェルの秘密工作員、破壊工作担当)

 

エイザ・ゴンザレス/Eiza González(レイチェル・ワイルド/Rachel:グレーゾーンに踏み込む弁護士)

 

カルロス・バルデム/Carlos Bardem(マニー・サラザール/Manny Salazar:冷酷な億万長者、スペイン)

 

フィッシャー・スティーヴンス/Fisher Stevens(ウィリアム・ホロウィッツ/William Horowitz:サラザールの弁護士)

 

Mohammed Al Turki(ウォルフガング・クローゼ/Wolfgang Klose:サラザールの会計士)

 

クリストファー・ヒビュ/Kristofer Hivju(アクセル・オルソン/Axel Olsson:サラザールの警備主任)

 

ロザムンド・パイク/Rosamund Pike(ボビー・シーン/Bobby Sheen:「スペンサー・ゴールドスタイン」の幹部)

 

Kojo Attah(アンドレ・ベイカー/Andre Baker:ブロンコの右腕、爆発物担当)

Jason Wong(グッチ・レイヤーズ/Gucci Reyes:ブロンコの仲間、技術担当)

Emmett J. Scanlan(ミック・ダン/Mick Dunne:ブロンコの仲間、パイロット)

Christian Ochoa Lavernia(ジョナサン・モレノ/Jonathan Moreno:ブロンコの仲間、ドライバー)

 

Michael Vu(エド・グローヴァー/Ed Glover:レイチェルの部下、解析班)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:ニューヨーク

スペインのとある島

サウジアラビア:ジェッタ

 

ロケ地:

スペイン:

Santa  Cruz de Teherife

https://maps.app.goo.gl/SjQhmXbwuBho3F3n7?g_st=ic

 

サン・アンドレス島/San Andrés

https://maps.app.goo.gl/AKURUUisrb1mkGHF9?g_st=ic

 

Playa de Las Tresitas

https://maps.app.goo.gl/mdj5MgevH9c3zsdx6?g_st=ic

 

デイデ国立公園/Teide National Park

https://maps.app.goo.gl/YtPnjEJ4rRBskfjm9?g_st=ic

 

Real Casino de Teherife

https://maps.app.goo.gl/dKhtWVUrCicdY86t5?g_st=ic

 

サウジアラビア:

ジェッダ/Jeddah

https://maps.app.goo.gl/QJTUT2MH5dm2FR3M7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

ニューヨークに拠点を構える弁護士のレイチェルは、師匠的存在のブラクストン弁護士の死に伴い、彼が手掛けていた案件の後始末を行おうと考えていた

ブラクストンは、ゴールドスタインから融資を受けたサラザールの返済に関する業務をこなしていて、サラザールから返済の意思を確認し、書面に起こしていた

だが、サラザールはブラクストンを部下に殺させ、その書面を破棄してしまう

 

レイチェルはこの案件を解決するとゴールドスタインの幹部ボビーに申し入れる

成功報酬を釣り上げるものの、その金額では決済できないと断るボビーだったが、損失を野放しにはできず、譲歩の末にその申し出を受けることになった

レイチェルは「グレーゾーンの案件」に取り組む特殊な弁護士で、彼女には特別なチームがあった

 

主に破壊活動などを取り扱うブロンコと金融関係の裏取をするシドを中心としたメンバーで、彼らは綿密な計画を立てて実行に移すことを信条としていた

レイチェルは「法的な部分でサラザールを締め上げること」と「非合法な手段を用いて情報を集めること」を同時に行い、サラザールの弁護士であるホロウィッツとの交渉に入る

さらにサラザールの会計士ウォルフガングにも手を伸ばし、彼らの弱点を暴き、実行のタイミングを図る事になったのである

 

テーマ:弱点の洗い出し

裏テーマ:物語の組み立て方

 

■ひとこと感想

 

章立てとまでは言わないのですが、一応は全4章からなるストーリーになっていました

「PROCEDORAL AND PRACTICAL(法と実務の両責め」「PLANNING AND PREPARATION(計画と準備)」「COFERENIE WITH AN ENEMY(敵との会談)」、そして「THREE  MONTH LATER(3ヶ月後)」へと続いていきます

冒頭では「3ヶ月後のあるシーンが登場する」という構成になっていて、「どうしてこうなった?」を紐解く流れになっているとも言えますね

 

映画は、法のギリギリを攻めるように見えますが、ほとんどがアウトのように思います

その非合法さを用いて情報を洗い出して締め上げるという作戦になっていて、法的に真綿で首を絞めるという展開がうまくハマっていきました

そして、相手を自分と同じ土俵まで引きずり下ろすという攻撃になっていて、それがどこまで通用するか、という内容になっていました

法的な締め上げと、相手本陣での準備が入念に描かれますが、あそこまで色んな準備をしていたら、相手にバレてもおかしくないと思います

 

その辺りも踏まえた伏線になっていると思うのですが、ラストが少々わかりにくいように思います

誰がどのような思惑で動いていたのか、サラザールとは何者だったのか、みたいな部分があると思うのですが、後付けっぽい感じがしました

一番グレイだったのは誰なのかという映画でもありますが、配役でバレバレでしたね

 

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【映画感想】グレイ・ミッション【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/106214/review/06883959/

 

公式HP:

https://greymission.jp/


■ドラマなふたり

 

■オススメ度

 

危険な告白で関係不和に陥るカップルを描いたヒューマンドラマ(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.24(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

原題:The Drama(大袈裟な揉め事、無駄な感情の衝突)

情報:2026年、アメリカ、105分、G

ジャンル:婚前の告白ゲームで関係に不和が生じる蚊っぷりを描いたヒューマンドラマ

 

監督&脚本:クリストファー・ボルグリ

 

キャスト:

ゼンデイヤ/Zendaya(エマ・ハーウッド/Emma:片耳が聞こえない女性、文芸編集者)

   (14歳時:Jordyn Curet

ロバート・パティンソン/Robert Pattinson(チャーリー・トンプソン/Charlie:エマを気に掛ける青年、ケンブリッジ美術館の主任学芸員、イギリス人)

 

ママドゥ・アティエ/Mamoudou Athie(マイク/Mike:付添人、レイチェルの夫、チャーリーの親友)

アラナ・ハイム/Alana Haim(レイチェル/Rachel:エマの結婚付添人、友人)

Anna Baryshnikov(サム/Sam:レイチェルのいとこ、銃乱射事件の被害者)

 

ヘイリー・ゲイツ/Hailey Gates(ミーシャ/Misha:チャーリーの同僚)

Michael Abbott Jr.(ブレイク/Blake:ミーシャの恋人)

 

Sydney Lemmon(ポーリーン/Pauline:解雇される結婚式のDJ)

Jeremy Levick(イヴァン/Ivan:新しく雇われるDJ)

 

Damon Gupton(ロジャー/Roger:エマの父)

 

Echo Campbell(サリー/Sally:エマの高校時代の友人)

 

Zoë Winters(フランシス/Frances:結婚式のカメラマン)

Sam Zimman(花屋)

Celia Rowlson-Hall(ダンスのインストラクター)

Doria Bramante(イモージェン/Imogene:レストランのソムリエ)

 

■映画の舞台

 

アメリカ:マサチューセッツ州

ボストン

 

ロケ地:

アメリカ:マサチューセッツ州

ボストン

タッテ・ベーカリー/Tatte Bakery

https://maps.app.goo.gl/ayqnbTXL8rx1AsSUA

 

ユニオンパーク/Union Park

https://maps.app.goo.gl/GjVuoPwjJQP6H2kE8

 

ターナーヒル・ゴルフクラブ/Turner Hill Golf Club

https://maps.app.goo.gl/6FiiiVSvqjSbD1vW8

 

アメリカ:マサチューセッツ州

アンドーヴァー

アディソン・ギャラリー・オブ・アメリカン・アート/The Addison Gallery  Of American Art

https://maps.app.goo.gl/U68mhuxkpCk4ACoR7

 

■簡単なあらすじ

 

ボストン在住の美術館のキュレーターを務めるチャーリーは、ある日、街角のカフェで読書に耽る女性エマを見つけた

席を外した隙に読んでいた本をチェックしたチャーリーは、その本をきっかけに彼女に声を掛けた

だが、全くの無反応で、店員たちから訝しがられてしまう

チャーリーの存在に気づいたエマだったが、チャーリーはパニック状態になり、「最初から」やり直すことになった

 

その後、関係を深めた2人は、2年の時を経て婚約することになった

互いの友人、レイチェルとマイク夫妻に付添人をお願いすることになり、結婚式の準備に明け暮れていく

そんな折、4人でテーブルを囲む機会があり、そこで「これまでにしてしまった最悪なこと」を暴露し合うことになった

 

言い出し人のマイクは「元カノを狂犬の盾に使った」と言い、レイチェルは「おかしな様子の子を物置に閉じ込めた」と言う

そして、チャーリーは「ネットいじめで一家ごと引っ越しさせた」と言い、エマは「銃乱射を考えたことがある」と述べた

その一言で空気は一変し、銃乱射事件の被害者をいとこに持つレイチェルはエマを毛嫌いするようになる

チャーリーもまた、エマの中にある狂気のようなものを感じ始め、ありもしない幻覚を見るようになってしまうのである

 

テーマ:思想と行為の差異

裏テーマ:想像の中で育つ憎悪

 

■ひとこと感想

 

かなりシンプルなタイトルで、原題は『The Drama』となっていて、検索にはひと工夫必要な言葉になっていました

劇中にて、チャーリーがエマを表する言葉として「ドラマをコメディにする人」と言うものがあり、さらにスラング的な意味合いの「大袈裟な揉め事」「無駄な感情の衝突」と言う意味もありました

ある告白から離婚にまで突入しそうな流れになり、結婚式自体がどうなってしまうのかというサスペンス的な要素もあったと思います

 

映画では、「銃乱射を考えたことがある」と言う言葉が1人歩きして、「サイコパスでは?」みたいな感じになってしまいます

「それをどうして思いつくのか?」と言う疑問があって、特に14歳の時期に「その考えに至ること」をチャーリーは重要視していました

これはエマを理解したいと言う意味も含まれますが、どうしてそういう考えに至るのかが理解できていません

最終的には、家に銃があった身近さと、学校環境に依る居心地の悪さと言うものがベースになっていて、それはチャーリーの最悪な過去と繋がっているとも言えます

 

チャーリーは計画だけですが、他の3人は実行に移しているわけで、それでも「計画が悪質」と言わんばかりに攻撃していました

自分の行動は棚に上げてと言う感じですが、それほどまでに嫌悪感のある計画だっと言えます

こればかりは銃が身近にある世界、銃乱射が実際に近くで起こってきた世界でないとわからない感覚で、「死に直結する」と言う計画が「殺さない程度のいじめ」を凌駕している、と言う感じになっていたように思えました

 

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【映画感想】ドラマなふたり【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105977/review/06886022/

 

公式HP:

https://happinet-phantom.com/drama/


■オールド・オーク

 

■オススメ度

 

難民と地元民の関係性に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.27(アップリンク京都)

 

■映画情報

 

原題:The Old Oak(パブの名前)

情報:2023年、イギリス&フランス&ベルギー、113分、G

ジャンル:貧困層の支援に関わったパブのオーナーを描いた社会派ヒューマンドラマ

 

監督:ケン・ローチ

脚本:ポール・ラバーティ

 

キャスト:

デイブ・ターナー/Dave Turner(T・J・バランタイン/TJ Ballantyne:パブ「The Old Oak」のオーナー)

Lola(マラ/Marra:TJの愛犬)

 

エブラ・マリ/Ebla Mari(ヤラ/Yara:シリア難民の女性)

Amna Al Ali(ファティマ/Fatima:ヤラの母)

Yazan Al Shteiwi(バシール/Bashir:ヤラの弟)

Diyaa Al Khalid(サリーム/Salim:ヤラの弟)

Rahaf H(ナディア/Nadia:ヤラの妹)

 

クレア・ロッジャーソン/Claire Rodgerson(ローラ/Laura:難民支援のボランティア)

 

トレバー・フォックス/Trevor Fox(チャ-リー/Charlie:TJの幼馴染、パブの常連)

 

クリス・マクグレイド/Chris McGlade(ヴィック/Vic:悪態をつくパブの常連)

Jordan Louis(ギャリー/Gary:パブの常連、オールバック)

Arthur Oxley(アーチー/Archie:パブの常連)

Chris Gotts(ジャファ・コーク/Jaffa Cake:パブの常連、元建設業の配管工)

 

Jen Patterson(マギー/Maggie:パブの店員)

 

Joe Armstrong(ジョー/Joe:パブの常連)

Col Tait(エディ/Eddy:パブの常連)

Jake Jarratt(トニー/Tony:電気工、エディの甥)

Neil Leiper(ロッコ/Rocco:ヤラのカメラを壊す地元民)

 

Ruby Bratton(リンダ/Linda:体調不良になる少女)

Michelle Bell(モリー/Molly:リンダの母)

Alex White(マックス/Max:リンダの兄)

 

■映画の舞台

 

2016年、

イングランド:ダラム州

 

ロケ地:

ムートン/Murton

https://maps.app.goo.gl/7HyeNC122oFfAThc7?g_st=ic

 

イージントン/Essington

https://maps.app.goo.gl/ebqe3TFRezpyxwB87?g_st=ic

 

ダラム/Durham

https://maps.app.goo.gl/uyyVa5BEkRoetdZP7?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

2016年、イングランド北部の寂れた元炭鉱の町では、国の政策により、シリアからの移民を受け入れていた

支援団体が住居を用意して住まわせていくものの、その動きに地元民は困惑していた

そんな町の中でパブを営んでいるTJは、支援団体のローラの運転手として活動していたが、今ではパブは常連が来ないと成り立たないほどに困窮していた

 

ある日のこと、シリアからヤラ一家が町にやってきた

ヤラは町の風景をバスの車内から撮影していたが、地元民のロッコと揉め事を起こしてしまう

TJは仲裁に入るものの、ヤラのカメラは壊れてしまい、その修理のために尽力することになった

TJは今は稼働させていないパブの奥に彼女を連れて行き、そこで父が使っていたカメラを見せる

修理に必要な部品は手に入らなかったが、TJはこのカメラを売れば修理代くらいにはなるだろうと渡した

 

その後、ヤラはローラたちと一緒に難民支援の活動をすることになったのだが、パブの常連のチャーリーたちは彼らを追い出す運動を始めると言い出す

集会場所に奥のホールを使わせて欲しいと言うチャーリーだったが、TJはそれを断った

だが、ヤラとローラのアイデアのためにそこを使うことになり、さらにチャーリーたちの反発が強くなる

そんな折、TJの愛犬マラが近くの大型犬に襲われてしまうのである

 

テーマ:分断と連帯

裏テーマ:ヘイトが生まれる理由

 

■ひとこと感想

 

シリアからの難民が押し寄せる寂れた町が舞台となっていて、その現状に嘆く地元民たちが描かれていました

その中で、支援団体の協力者としてTJがいて、彼の店は難民の移入に反対の男たちばかりだったりします

その中でも、数人は支援側に回るなどの変化がありますが、意固地になっている四人組が最後に余計なことをする、と言う流れになっていました

 

シリア難民のヤラとの交流の中でTJにも変化が生まれるのですが、その決定機となったのはマラの死であると思います

その時に話を聞いてくれる人がいたと言うことがTJを動かす原動力となっていて、パブの裏を再び稼働させることになりました

そこでは難民に関わらず、生活困窮している子どもたちを支援する場所となっていて、いわゆる「子ども食堂」のようなものを運営していくことになりました

 

難民支援のボランティアも自国の貧困には無関心だったと言う側面もあり、生まれた国に住むことができないと言うことと「住む場所がある」との差異が意識を分断していたりもします

結局のところ、政府の誰かが受け入れを表明して方策を打ち立てたけど、富裕層がいるような町ではなく、寂れたところに送り込んでいるだけで、現地民だけが苦労すると言う構図になっていました

その状況をどう受け止めるかは地元民たちの選択であり、TJのように戦う相手を間違えずに連帯しようと考える人もいれば、戦う相手を自分よりも弱い者に設定するような人々もいたと描かれ方をされていました

 

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【映画感想】オールド・オーク【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://oldoak-movie.com/


■私はあなたをしらない、

 

■オススメ度

 

歪な愛の形を描いたドラマが好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.8.28(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本&フランス、126分、G

ジャンル:幼い頃に世話になった青年と再会する大学生が自身の過去をたぐる様子を描いたヒューマンミステリー

 

監督&脚本:中野量太

 

キャスト:

坂口健太郎(西山夕平:天涯孤独の青年、ビニール手袋工場の派遣社員)

 

堀田真由(東浜紗月:夕平の職場に来る新人パート)

早瀬憩(東浜朝子:紗月の娘、高校~大学時代)

   (幼少期:倉田瑛茉、5歳時)

原田美枝子(東浜道代:紗月の母、朝子の祖母)

 

滝藤賢一(町村善一:夕平の担当弁護士)

稲垣来泉(川上真子:町村の一人娘)

 

和田光沙(米田:夕平の会社のおにぎりをくれるパート従業員)

 

片山友希(梅田:花屋の店員)

 

田牧そら(日和:朝子の大学の友人)

 

渡辺真起子(保育園の副園長)

足立智充(高山:紗月の新しい職場の上司)

黒田大輔(道代の主治医)

 

三宅りむ(美和:朝子の高校時代の友人)

 

■映画の舞台

 

都内某所

 

ロケ地:

東京都:荒川区

あらかわ遊園

https://maps.app.goo.gl/17R5DXaq15A4DTWN8?g_st=ic

 

東京都:江東区

サンロード中の橋商店街

https://maps.app.goo.gl/ijY2ZrupLgtLSXkX8?g_st=ic

 

東京都:台東区

小島公園

https://maps.app.goo.gl/PgHPxSe3ENfchBAC7?g_st=ic

 

東京都:板橋区

みその幼稚園

https://maps.app.goo.gl/chznDNPamhDzod9V9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

都内某所のビニール手袋の製作工場で働いている西山夕平は、決まった時間に置き、決まったルーティンをこなす若者だった

アルバイトから契約社員になったものの、その先のことは特に考えておらず、ただ好きなパンを食べ、好きなテレビ番組などを見て過ごしていた

なんの不自由もない生活を送っていた彼だったが、彼の職場に新入りのパート東浜紗月が入ってきて、彼の教育係を任されることになった

 

同僚の半田がくれたおにぎりを川に捨てているのを見た紗月は、そのことをきっかけに距離を縮めていく

夕平は近所の商店街で高級パンを買うのを日課としていて、紗月は「味は想像するけど食べたことがない」という

そして、それを食べるために夕平の家に行くことになったが、パン切り包丁がないことをきっかけとして、さらに関係を深めていくことになった

 

ある日のこと、夕平が紗月の部屋にいくことになったが、彼女は用事で約束の時間に遅れてしまう

「先に入って待ってて」とメッセージをもらった夕平は、彼女から鍵のありかを聞いて中に入った

するとそこには見知らぬ5歳の少女がいて、紗月がシングルマザーであることを知ることになったのである

 

テーマ:償えない罪

裏テーマ:語らぬとも伝わる本心

 

■ひとこと感想

 

予告編が見せすぎな感じの作品で、本編では「夕平が朝子に会うまで」と「現在パートの朝子が夕平と再会するまで」を同時進行で描いていく構成になっていました

2人のルーティンが重なるところでタイトルコールがあり、2人が出会い&再開を果たすところで物語が重なるという演出になっています

どうして夕平はそこにいるのか、というのが前半のミステリーで、後半は「どうしてそれを行なったのか」というものになります

何も知らずに見た方が良いタイプの作品で、できれば予告編などもスルーした方が良いと思います

 

本作は、ある事件を主軸として、まるで家族のようだった3人が関係を断つという物語になっていて、それがどうして起こったのかというミステリーになっていました

朝子が祖母から聞かされた情報を元に夕平に会いにいくことになり、彼女は夕平のことを覚えていない、という設定になっています

5歳の時に半年間一緒だった相手を完全に忘れるというのがなんとも言えないのですが、あの時点であの事件が起きて生活が激変したことを考えると、なくはないのかなと思ってしまいます

 

その後、祖母に育てられた朝子は、高校卒業の後に夕平の存在を知らされることになり、朝子は13年前に起きたことを調べるようになります

母親が死んだ理由を探ることになり、それは物心ついた頃から模索していたものでしょう

いつしか祖母との生活が普通になって、祖母も母の死因については隠して育ててきたと思います

それを18歳になってから知らされる中で、朝子の中で「記憶にない人間を恨むべきかどうか」という命題が生まれて行ったように思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】私はあなたをしらない、【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

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公式HP:

https://watashiramovie.com/


■時には懺悔を

 

■オススメ度

 

障碍児を巡る苦悩を描いたヒューマンミステリーに興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2026.8.28(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

情報:2026年、日本、128分、G

ジャンル:ある探偵の死によって浮上する障碍児を巡る大人たちの葛藤を描いたヒューマンドラマ

 

監督:中島哲也

脚本:中島哲也&門間宣裕

原作:打海文三『時には懺悔を』

 

キャスト:

西島秀俊(佐竹三雄:米本の元同僚、探偵)

 

満島ひかり(中野聡子:佐竹の助手、アカデミーの生徒)

志水心音(聡子の娘)

   (幼少期:結城心音

 

黒木華(尋津民恵:捜査線上で浮上する謎の女)

 

宮藤官九郎(明野哲夫:障碍児を育てている父親)

烏森まど(明野昌美:哲夫の妻)

しんすけ(明野新/8歳時:重い障害を抱える哲夫の息子)

(BD:大熊大貴

(2歳時:諸角優空

(0歳時:瀬脇捺愛

 

毎熊克哉(志賀功:民恵の元夫)

長井短(民恵の友人)

 

役所広司(寺西:三雄の所属する探偵事務所の所長)

鈴木仁(風間謙二:聡子のトレーナー)

片岡鶴太郎(舟尾:三雄に協力する探偵)

 

柴咲コウ(佐竹由紀:三雄の妻)

山﨑七海(佐竹観月:三雄の娘)

   (幼少期:鈴木咲

山下舜太&上野翔(佐竹正樹:三雄の息子)

 

塚本晋也(花村:事件を追う刑事、多摩中央署)

 

佐藤二朗(米本洋一:殺された探偵)

 

■映画の舞台

 

1994年、

東京のどこか

 

ロケ地:

東京都:港区

タイ屋台999 新橋店

https://maps.app.goo.gl/UR23nQ8zp3LbddXN7?g_st=ic

 

神奈川県:三浦市

ビーチエンドカフェ

https://maps.app.goo.gl/orErD4MjVGXtRtae9?g_st=ic

 

東京都:立川市

曙町場内酒場 立川店

https://maps.app.goo.gl/P3nyB8Vi2eATkn1BA?g_st=ic

 

東京都:中野区

Irish Pub The Cluacan

https://maps.app.goo.gl/YxAiP2Qn4VGN8vYPA?g_st=ic

 

神奈川県:横浜市

横浜こどもホスピス うみとそらのおうち

https://maps.app.goo.gl/vrFwy1PKBZ9zptt8A?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

都内のある探偵事務所にて、「死んで当然」と誰にも思われている探偵・米本が死体で発見された

その死を受けて、探偵事務所「アーバン・リサーチ」の代表・寺西は、佐竹に米本の身辺調査を持ちかける

佐竹の助手には研修中の聡子が充てられ、佐竹は彼女と行動を共にすることになった

 

米本はいくつかの案件を抱えていて、その中に「匿名」のものがひとつあった

聡子はこれが関係していると断言するものの、佐竹は憶測で物事を進めないと意に介することはなかった

その後、米本の事務所に残されていたテレビ番組の録画映像があり、その匿名の依頼はそこに映っていた人物を探して欲しいものだと言うことがわかった

 

佐竹はそこに映っていた人物・明野を特定し、彼が住んでいる家に盗聴器を仕掛けることになった

明野は重度の障碍を持つ息子・新を1人で育てていて、ほとんどの時間を家で過ごしていた

そんな折、明野の元に誰がが訪れていることが判明する

車のナンバーを控えた佐竹は、その持ち主が尋津と言う中年女性であることを突き止め、彼女こそが匿名の依頼人だったことがわかる

そして佐竹たちは、なぜ彼女が映像の人物を探そうとしていて、その渦中で米本が殺されたのかを探っていくことになったのである

 

テーマ:過去の贖罪

裏テーマ:愛情を抱えると言うこと

 

■ひとこと感想

 

原作者が障碍児を育てていたと言う実話があり、そこから生まれた作品となっていて、映画はミステリー要素を含みつつも、ヒューマンドラマの部分がクローズアップされていると思います

重度の障碍児役には実際に抱えている子どもたちが登場し、横浜にあるホスピスにいる子どもたちなども描かれていました

かなり深く突っ込んだ内容になっていて、佐竹、聡子、米本、尋津、明野の5つの子どもを持つ親たちの物語でもありました

 

それぞれには抱えているものが違い、佐竹、尋津は障碍児を抱え、聡子は前科による離別、米本は仕事に対する嫌悪感、そして明野は不妊治療の末に子どもを誘拐すると言う方法を選ぶことになりました

明野が盗んだ子どもがたまたま障碍児だったこともあり、その事件が二つの家族をゆり動かしていきます

そして、その家族に関わった探偵が殺され、家族問題を抱えている探偵と助手が深みにハマると言う内容になっていました

 

とにかく「キツい」内容になっていて、かなり精神的に削られる部分が多い作品となっていました

なので、殺された探偵の犯人探し的な物語だと思っていくと、食事も喉を通らない程にダメージを受けてしまうと思います

一応は、障害児を誘拐した話と言うところまでは知っていましたが、ここまで本当に障碍を負った子どもたちとその両親などが登場するとは思ってもいませんでした

 

↓詳しいレビューはこちらから

【映画感想】時には懺悔を【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

鋭意、執筆中にて、今しばらくお待ちくださいませ

 

公式HP:

https://www.tokizan.jp/


■シェルター

 

■オススメ度

 

ジェイソン・ステイサム映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.29(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:Shelter(隠れ家)

情報:2026年、アメリカ&イギリス&カナダ、107分、PG12

ジャンル:政府から追われる男が巻き込まれた戦友の姪を救う様子を描いたアクション映画

 

監督:リック・ローマン・ウォー

脚本:ウォード・バリー

 

キャスト:

ジェイソン・ステイサム/Jason Statham(マイケル・メイソン/Mason:元MI6の「ブラックカイト(トンビ作戦)」のメンバー、特殊工作員)

ボディ・レイ・ブレスナック/Bodhi Rae Breathnach(ジェシー/Jessie:元同僚の10代の姪)

Michael Shaeffer(ジェシーの叔父、メイソンの海兵隊時代の仲間)

 

ビル・ナイ/Bill Nighy(スティーヴン・マナフォート/Manafort:MI6の長官)

Bryan Vigier(ジェームズ・ワークマン/Workman:ブラックカイトの工作員)

 

ハリエット・ウォルター/Harriet Walter(フォーダム/Prime Minister Fordham:THEA/トータルヒューマンエンゲージメントアナリティクスを支持するイギリスの首相)

 

ナオミ・アッキー/Naomi Ackie(ロベルタ・フロスト/Roberta:マナフォートの後任、THEAの管理者)

Celine Buckens(マディソン/Maddison:THEAのシステムエンジニア)

 

Daniel Mays(アーサー・ブース/Booth:メイソンの友人、TEHAの開発に関わったエンジニア)

Tom Wu(カマル・シャー/Kamal:ナイトクラブのオーナー、裏組織のボス)

 

■映画の舞台

 

スコットランド:

アウター・へブリディーズ諸島

 

スコットランド:ストーノウェー

 

イギリス:ロンドン

 

スペイン:ロンダ

 

ロケ地:

アイルランド:

Travelahawk Beach

https://maps.app.goo.gl/HVeHRNR5dVp6NpeL7?g_st=ic

 

Wicklow Town

https://maps.app.goo.gl/VJi2QU1B7aEgq8ib6?g_st=ic

 

The Black Castle

https://maps.app.goo.gl/Vioo97ybqiT5aNaZA?g_st=ic

 

Clermont House

https://maps.app.goo.gl/Jwfjce2bkSFJ22fw8?g_st=ic

 

Sally Gap

https://maps.app.goo.gl/4zH1hdi4o3LY2QRGA?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

元海兵隊で特殊部隊に所属していたメイソンは、今ではスコットランドの沖合にある孤島で暮らしていた

愛犬と過ごし、海兵隊時代の同僚に物資を届けてもらう生活を続けていて、彼の姪のジェシーがメイソンのところまでそれらを運んでいた

ある日、物資とともにプレゼントの小包を置いたジェシーだったが、メイソンはそれを受け取ることもなく、そのまま放置していた

 

翌月の運搬に訪れたジェシーは、彼がプレゼントを受け取らないことに怒り、普段は行かない家の前まで行くことになった

「挨拶ぐらいしたら」と言うものの、メイソンは無言のまま、彼女を追い出した

その日は海が荒れている日で、ジェシーの伯父は早く船に戻るように言う

だが、メイソンとのやりとりに加え、荒れた海をうまく移動できないままに、伯父の船は転覆し、自身も海に投げ出されてしまった

 

それに気づいたメイソンは、急いで船を出し、なんとかジェシーだけは助けることができた

その後、ジェシーの怪我の治療のために買い出しに出たメイソンは、通行人のテレビ通話に映り込んでしまい、ある組織に居場所がバレてしまった

その組織こそ、メイソンが所属していたイギリスの諜報部門MI6の制御室だったのである

 

テーマ:過去との決別

裏テーマ:護るために捨てるもの

 

■ひとこと感想

 

ジェイソン・ステイサムのいつものやつをくれと言ったら、希望通りのものが出てきたと言うタイプの作品で、このテイストがOKだったら大丈夫と言う映画だと思います

舞台がスコットランドなので敵はMI6と言う設定になっていて、孤島でのアクションというよりかは、ロンドンを含めた街のいろんなところで逃亡するという内容になっていました

敵側が駆使するのが全人類行動分析(THEA)というシステムで、監視カメラなとの映像を即座に分析して人定するというもので、スマホの自撮りに映り込んだものでもオンラインでその映像が流れていればOKという感じになっていました

 

今更ながらの設定で、元相棒的な立ち位置の人間がラスボスというのも使い古されたもののように思います

加えてジェイソン・ステイサムなので、死なないことが前提で「どのようなハンデをつけるか」という感じになっていて、犬ではなく扱いづらい人間になっていました

でも、このキャラが意外なほどに主人公を助ける側になっていたりします

 

ともかく、可もなく不可もない映画で、これまでの焼き増しをどれだけ許容できるかという感じでしょうか

時間が空いた時に、あまり何も考えずに済む娯楽を求めるのならOKかなと思います

あと、鑑賞した映画館では、メイソンの仁義なき名刺みたいなのをもらうことができましたね~

 

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【映画感想】シェルター【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/105507/review/06897277/

 

公式HP:

https://shelter-movie.jp/


■ラスト・サバイバー

 

■オススメ度

 

荒廃した世界系の映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2026.8.31(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

原題:The Dog Stars(おおいぬ座)

情報:2026年、アメリカ、119分、PG12

ジャンル:人類がほぼ死滅した世界に生きる人々を描いたパニック映画

 

監督:リドリー・スコット

脚本:マーク・L・スミス

原作:ピーター・ヘラー『The Dog Stars』

 

キャスト:

ジェイコブ・エロルディ/Jacob Elordi(ヒッグ・ハーバー/Hig Haver:元民間パイロット、犬と暮らす青年)

Sai Bennett(メリッサ・ハーバー/Melissa Haver:ヒッグの亡き妻)

ラクシャ・ジャスパー/Rak Jasper(ジャスパー/Jasper:ヒッグの愛犬)

 

ジョシュ・ブローリン/Josh Brolin(バングリー/Bangley:元海兵隊員、ヒッグの相棒)

 

マーガレット・クアリー/Margaret Qualley(シーマ/Cima:元研修医)

ガイ・ピアーズ/Guy Pearce(ジャック/ポップス/Pops:シーマの父、元ネイビーシールズ)

 

アリソン・ジャネイ/Allison Janney(ダーレーン/Darlene:グランドジャンクションの支配者)

 

ベネディクト・ウォン/Benedict Wong(アーロン/Aaron:メノナイト派の指導者)

 

■映画の舞台

 

パンデミック後の世界

アメリカ:コロラド州

エリー

https://maps.app.goo.gl/QpyJ6fuhJcLm2R6K8?g_st=ic

 

デンバー

https://maps.app.goo.gl/qaW3SEjh33iFspzN6?g_st=ic

 

グランドジャンクション

https://maps.app.goo.gl/hiM3AcSis2LpJdbQ7?g_st=ic

 

ロケ地:

イタリア:ウーディネ県

ボルダーノ/Bordano

https://maps.app.goo.gl/VpV4s35fZ2GzG8Q9A?g_st=ic

 

カンシリオ/Cansiglio

https://maps.app.goo.gl/awnDuyDidR59TNrg8?g_st=ic

 

アヴェッツァーノ/Avezzano

https://maps.app.goo.gl/N5NTNaJ1qwwANBy47?g_st=ic

 

オヴィンドリ/Ovindoli

https://maps.app.goo.gl/QsvahDgL8eFs1AV19?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

2035年頃のアメリカ・コロラド州エリーでは、元整備工のヒッグと愛犬ジャスパーが物資を得るためにセスナにてデンバーへと向かっていた

彼らは丘の上に居を構え、元海兵隊のバングリーと共に暮らし、外敵から身を守る日々を繰り返していた

ヒッグは得た物資を山に住むモルモン教メノー派のアーロンたちにも配っていて、バングリーはあまり良くは思っていなかった

 

デンバーにはヒッグが住んでいた家があり、かつて妊娠中の妻メリッサと幸せに暮らしていた時間があった

妻は世界を襲ったパンデミックで亡くなってしまい、子どもも流産してしまっていた

世界は荒廃し、わずかに生き延びた人々は物資を求めて彷徨い、交戦的になって、中には徒党を組んでいる狂信者たちもいた

 

ある日のこと、凶暴な集団が彼らの居を襲い、その渦中でジャスパーは殺されてしまう

ヒッグはそれを機に、兼ねてから通信を受けていたグランドジャンクションに向かうことを決めた

バングリーと袂を分つことになったヒッグだったが、向かう途中でセスナの不調に見舞われて不時着することになった

そこには普段は見かけないロバがいて、それを追ってトンネルを抜けると、そこには警戒心の強い父ジャックと娘シーマが暮らしていた

父は武器を捨てて退去を命じ、ヒッグはセスナを飛ばすための滑走路を作ることになった

シーマはヒッグを気にかけてそれを手伝うことになり、ジャックはそれを心配し始めるのである

 

テーマ:人として生き抜くこと

裏テーマ:未来に向かうために行うこと

 

■ひとこと感想

 

2012年の小説『The Dog Stars(邦題:いつか僕が帰る場所)』の実写化作品で、パンデミックによって荒廃した世界で生き残った人々を描いていました

映画では『ラスト・サバイバー』という邦題がついていますが、どちらかと言えば邦題寄りに改変されている作品のように思います

原作のラストでは、李商隱の詩篇『夜雨寄北』というものが引用されていて、その詩の中に「君問歸期未有期』という一説があります

小説の邦題はその詩篇からの引用になりますが、映画では全くスルーされていましたね

 

映画では、パンデミック後の終末期では「ヒャッハーな人たち」「電源と物資をどうしたというコミュニティ」などが存在し、これらは映画のオリジナルに近いもののように思います

妻の死の悲しみに囚われるヒッグが、妻の生前に一緒にいたジャスパーを彼女の代わりのように愛するという流れがあり、その死を起点として、次なる行動を移すという物語になっていました

原題の「The Dog Stars」はヒッグが夜空にある星々につけた名前のようなもので、あの場所に妻とジャスパーがいる、という意味合いになると言えます

 

何を期待するかによりますが、個人的には「いつものパンデミックパニックだったなあ」という感じで、真新しいものはなかったように思います

どうやって生き残るのかというのは普遍的ですが、それ以上に「どうして生き残りたいのか」という方に興味があるので、その点はやや浅めに描かれていたように感じました

「疾病で死ぬよりコーラで死んだ方が物語になる」というのは劇中の言葉ですが、こういった哲学的な話の方が好きだなあと思ってしまいました

 

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【映画感想】ラスト・サバイバー【後半:ネタバレあり】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104000/review/06908952/

 

公式HP:

https://www.20thcenturystudios.jp/movies/last-survivor

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投稿者 Hiroshi_Takata

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