■映画鑑賞まとめ■
9月中旬(2026.9.11~2026.9.20)
■ルックバック(実写版)
■オススメ度
原作ファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.11(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2026年、日本、99分、G
ジャンル:漫画家を目指す小学生2人を描いた青春映画
監督&脚本:是枝裕和
原作:藤本タツキ『ルックバック』
キャスト:
七瀬ふうり(藤野歩:漫画家を目指す小学4年生)
(中学時代以降:出口夏希)
岡田六花(京本奏:不登校の同級生)
(中学時代以降:蒔田彩珠)
野呂佳代(藤野朱里:藤野の母)
池田良(藤野仁:藤野の父)
佐々木みゆ(藤野恵:藤野の姉)
山田真歩(真鍋暦:中学校の先生)
宮藤官九郎(玉井幸久:小学校の担任の先生)
菅田将暉(前田蒼汰:編集部の編集者)
■映画の舞台
秋田県:にかほ市
https://maps.app.goo.gl/7rJrew8ipYFfofuP6?g_st=ic
東京都内
ロケ地:
秋田県:にかほ市
院内小学校
https://maps.app.goo.gl/wZF7Qmk4sv1nbdZL6
金浦中学校
https://maps.app.goo.gl/DvB8WJWE1sPbcjWR7
文林堂書店
https://maps.app.goo.gl/vn6vX76jorSgEpkC8
秋田県:秋田市
ジュンク堂書店 秋田店
https://maps.app.goo.gl/nES7uDRFfB2TBJxu8
熊野神社
https://maps.app.goo.gl/5ToubwS5NB4eJ18w7
神奈川県:横浜市
純喫茶モデル
https://maps.app.goo.gl/91Xgxmnz1bhUyBG36
山形県:山形市
東北芸術工科大学
https://maps.app.goo.gl/kYDrjo6PZugxTMZF6
■簡単なあらすじ
秋田県にかほ市に住む小学4年生の藤野歩は、学校新聞に4コマ漫画を投稿する女の子で、その面白さからクラスでは一目置かれる存在だった
だが、4年生のある時、担任の玉井先生から「隣のクラスの不登校の生徒・京本の漫画も載せたい」と言われてしまう
藤野は自信家で、自分よりも上手い奴はいないと思っていたが、人もセリフもない風景だけの4コマ漫画の画力は想像以上のものだった
藤野は京本には負けられないとデッサンの本などを買い込んで絵の練習を重ねていく
姉・恵からは「将来何の役にも立たない」と言われるものの、周囲の声を遮断して、藤野は一心不乱に書き続けていた
そして、5年生になったある日、再び京本の作品が新聞紙上を賑わせる
才能の違いを感じた藤野は漫画を描くのを辞め、姉と一緒に空手教室に通うことになった
そして、とうとう卒業の日が来て、玉井先生は「京本に卒業証書を届けてほしい」と頼まれてしまう
仕方なく彼女の家に向かった藤野は、その玄関先に夥しい数のスケッチブックの山を見て言葉を失う
さらに、そこには4コマ用の用紙もあって、藤野は嫌味を込めて「引きこもったまま死ぬ京本の4コマ漫画」を描いてしまった
その4コマは風に流されて、彼女の部屋へと入っていく
藤野は慌てて逃げ出すものの、京本は部屋を出て、彼女を追いかけ、「藤野先生のファン」であることを告げる
そして、着ていたドテラにサインを描いてもらうことになった
京本は「どうして描くのをやめたのか?」と聞くものの、藤野は強がって「連載用の漫画を描いている途中だ」とってしまう
京本は「できたら読ませてほしい」と言い、藤野は嬉しさのあまりに雨の中を駆け出し、水滴を拭うこともなく机にしがみついて、再び漫画を描き始めるのである
テーマ:運命を変えた言葉
裏テーマ:行動を変えた感情
■ひとこと感想
漫画版は未読、アニメ版は劇場鑑賞したニワカですが、実写化の方が興味が湧いてしまっていましたね
アニメのイメージしかないので比較はできないのですが、何となくイメージに合ってるのかな、と思いました
自信家で余計なことを言う藤野と、引っ込み思案だけど譲れないものは譲らない京本
この関係性を描く上で、今回の配役はとてもマッチしていたと思います
原作ありの作品で、展開がどうなるかを知っていたのですが、やはりあの事件を想起させます
理不尽な暴力によって閉ざされる才能、その道に導いてしまったのは自分ではないか?と言う葛藤
それでも、自分にできることは「描くことしかない」と言うところに作者の本質が詰まっているように思います
映画では、60分足らずのアニメをどうやって「引き伸ばすのか」と言う不安はありましたが、藤野と京本の絆が出来上がる過程を丁寧に描いていたので、無理な「引き伸ばし」には思えませんでした
必要最小限の展開になっていて、原作者の地元での撮影ということもあって、物語以上に伝わるものがあったと思います
賛否両論はどうしても起きてしまうと思いますが、それはそれで良いと思うし、それぞれが抱えている作品に対する思いというものは大切にしたいですね
でも、自分と意見が合わないからと言って攻撃的になったりするのは御法度で、その価値観の違いを認められないと、藤野にとっての京本、京本にとっての藤野のような存在とは出会えないんじゃないかな、と思いました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105185/review/06951040/
公式HP:
■私たちは、ちょうどいい。
■オススメ度
実体験ベースの物語に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.15(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Bob Trevino Likes It(ボブ・トレヴィノのお気に入り)
情報:2025年、アメリカ、102分、G
ジャンル:SNSを通じて知り合った父と同姓同名の中年と関わりを持った女性を描いたヒューマンドラマ
監督&脚本:トレイシー・レイモン
キャスト:
バービー・フェレイラ/Barbie Ferreira(リリー・トレヴィノ/Lily Trevino:父と同姓同名の中年男性を見つける住み込みの介護士)
ジョン・レグザイモ/John Leguizamo(ボブ・トレヴィノ/Bob Trevino:父と同姓同名の男、インディアナ在住の建設業の男)
レイチェル・ベイ・ジョーンズ/Rachel Bay Jones(ジニー・トレヴィノ/Jeanie:ボブの妻、スクラップブックが趣味)
フレンチ・スチュワート/French Stewart(ロバート・トレヴィノ/Robert Trevino:リリーの実の父親、オークの里の住人)
ローレン・”ロロ”・スペンサー/Lauren ‘Lolo’ Spencer(ダフニー/Daphne:車椅子の利用者、リリーのルームメイト)
■映画の舞台
アメリカ:コロラド州
デンバー
アメリカ:インディアナ州
ロケ地:
アメリカ:ケンタッキー州
ルイビル/Louisville
https://maps.app.goo.gl/kPKHpLCoNr3CQ6228?g_st=ic
■簡単なあらすじ
コロラド州デンバーにて、脚の不自由な女性・ダフニーの住み込みで介助を行なっているリリーは、彼氏の誤送信メールにて浮気を知り、関係を終わらせることになった
失意のまま、父ロバートと会った彼女は、父から「グループホームの女性とデートをする」と言われ、彼女は家族に会いたがっていると言って、強引にデートの日に来させることになった
リリーは何とか父の力になろうとするものの、会話の中で別の女性のことを話してしまい、その女性は怒って出ていってしまった
父はそのことに激怒し、リリーと絶縁宣言をしてしまう
リリーの言い分を全く聞かない父に呆れつつも、彼氏と別れたことで精神的に不安定になった
そこでカウンセリングを受けに行くものの、相手として出てきたのはまだ2ヶ月しか実地を積んでいないインターンだった
それでもリリーは自分のことを話しまくり、その凄惨な過去にカウンセラーは泣き出してしまった
父との関係を修復したいリリーは、Facebookにて父の名前を検索し、同じの名前の「ボブ・トレヴィノ」という男性を友だちに追加してしまう
だが、彼は全くの別人で、別の州に住んでいる建設関係の男だった
だが、何度かのやり取りをしていくうちに親近感が湧き、一緒にコーヒーを飲もうという話になる
ボブの妻ジニーは「なりすましだ」と断定するものの、ボブは「そんな感じはしない。力になってやりたい」と言い出す
そして、リリーの元を訪れることになったのだが、その日は最悪の日で、トイレ詰まりによって部屋は大パニックになってしまっていたのである
テーマ:支えになれる存在
裏テーマ:人生は一度きり(YOLO)
■ひとこと感想
監督の体験がベースとなっている作品で、あるミステイクから交流をもつことになった父親と同世代の男性との交流が描かれていました
リリーは介護士として住み込みで働きながらも、クライアントのダフニーとはそれ以上の関係にはならず、元カレの浮気発覚によって、相手の言い分を聞く間もなく、別れを規定事実のように扱っていきます
この性格は父親譲りのもので、彼も人の話をほとんど聞かない人物として描かれていました
映画は、SNSを通じて父と同姓同名の男性ボブと出会い、ネット上で関係を築き上げていく様子を描いていきます
ボブの妻ジニーは「なりすまし」だと警告をするものの、この段階でボブはかなりのレベルでリリーを守るべき存在であると位置付けています
その関係性はリリーからすれば頼れる父であり、ボブからすれば悩める友人のように映っています
でも、「父だと思っているわけではない」のですが、ダフニーに関係性を問われた際に嘘をついてしまっているのですね
その嘘を維持する行動に出ますが、そう言ったものはあっさりとばれてしまいます
ボブは幼い息子を亡くした過去を持ち、妻との関係性も変わったと言います
でも、彼自身も妻のこだわりを避けている部分があって、歩み寄りたくても歩み寄れない存在となっていました
そんなところに何でも話せそうなリリーがいて、彼女が全てを曝け出すから、ボブも心を許していくようになります
ジニー自身も言葉には出さずに行動に醸し出すタイプで、肝心な言葉が足りない人たちが奇跡的に繋がっているように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/106388/review/06970963/
公式HP:
https://bobtrevinolikesit-movie.com/
■Man
■オススメ度
宇野祥平のファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.15(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2026年、日本、94分、G
ジャンル:謎の男に更生される青年を描いたブラックコメディ映画
監督&脚本:前田弘二
キャスト:
宇野祥平(久野:小田を更生させようとする謎の男、出張整体師)
萩原護(小田謙太:久野に拉致られる窃盗団の青年)
田中爽一郎(広瀬篤紘:小田の暴走族時代の先輩)
一條恭輔(金沢雄輔:小田の暴走族時代の先輩)
音月桂(千堂奈穂:街角で妹と待ち合わせをする女性、脳外科医)
夕帆(千堂友希:奈穂の妹、モデル)
新垣渚(新垣:久野の顧客)
唐田えりか(遠藤香澄:小田の元カノ)
伊島空(島田亮一:香澄の婚約者)
安藤玉恵(沢木千佳:久野のランニング仲間、行きつけの弁当屋の店主)
■映画の舞台
都内某所
ロケ地:
東京都:港区
銀河系Music Bar Spacy
https://maps.app.goo.gl/zGya7BzL7R85ru4B7?g_st=ic
千葉県:安房郡
スナックろまん
https://maps.app.goo.gl/3Uk45uEQgvTemTE9A?g_st=ic
埼玉県:川口市
Dinning Bar Freely
https://maps.app.goo.gl/LkomhgpvCmqEfFQK8?g_st=ic
東京都:大田区
まごめ酒肴 神徳
https://maps.app.goo.gl/ruxjN4Qp5Qd3h5Jq5?g_st=ic
東京都:中央区
隅田川テラス
https://maps.app.goo.gl/AABAvDaeMktbQt3w5?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内在住の青年・小田は、暴走族時代の先輩たちの命令を受けて、タワマンなどの駐車場に停めてある高級車の窃盗を繰り返していた
その日も、リーダーの野村たちとともに、とあるマンションに忍び込んだ小田だったが、なぜか警察が駆けつけ、小田以外の仲間は全員逮捕されてしまった
小田は何者かに足を掴まれ、そのまま車の下に潜り込まされたのだが、その際に頭を強打して、意識を失っていた
目覚めた小田は、目の前に見知らぬ男がいて、自分の傷を縫い合わせていることに驚く
マンションの一室に連れて来られた小田は、隙を見て逃げ出そうとするものの、男は執拗に追いかけてきて、事もあろうに大金を彼に渡し、闇金に返すように言ってきた
だが小田は男には従わず、先輩たちの元を訪れ、妙な男に連れ去られたと告げる
先輩たちは良いカモみたいなものだから、男の元へ戻れという
小田が彼のマンションに戻ると、小田の荷物は全てある部屋に運びこまれていて、住んでいたアパートは引き払ったと言われてしまう
行く宛のなくなった小田は仕方なく男と住み始めるものの、普段から大したことはしていなかったこともあり、日中はゴロゴロして過ごすことになった
男は就職情報誌を手に取って、小田に働くように言う
小田は「困ったらお金は渡すと言っていた」と言うものの、彼が闇金に金を返さなかったことを知っていて、「君にお金を渡すのはまだ早い」と言い、新しいスマホを用意して、新しい生活を始めるように促すのである
テーマ:生活を立て直させる意味
裏テーマ:世話焼きの論理
■ひとこと感想
宇野祥平が「謎の男」を演じると言う作品で、作品内では「久野」と名乗っていました
職業は出張の整体師ということで、顧客の家に行っては整体を行うというもので、かなりの人気整体師であることがわかります
一方の小田は、中途半端なアウトローという感じで、半グレの仲間たちと車の窃盗などを繰り返していました
そんな小田の元に久野は訪れ、理由もなく支援し、しかも生活を一から立て直すために尽力していきます
知識も豊富で、知恵も回る感じで、しかも喧嘩をしても強いという謎のキャラで、その動機が全く読めないまま、物語は進んでいきます
一応理由らしきことを言うのですが、小田にとっては全く心当たりのないもので、この男に感謝されるのを気味悪がっていきます
それでも、ユニークな男であり、小田も次第に懐いていくようになります
そして、どっちがモテるかを勝負することになり、街角でナンパを始めたりします
これが転機となって、小田は自分自身の将来を考えるようになっていきます
映画のラストでは、男がなぜそこまで献身的なのか、というネタバレがあるのですが、これは想像もしないものでしたね
そのあたりは知らずに観た方が良いと思うので、ネタバレ喰らう前に観に行った方が良いんじゃないかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】Man(2026年の日本映画)【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105481/review/06970967/
公式HP:
■5秒で完全犯罪を生成する方法
■オススメ度
AI関連の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.16(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2026年、日本、107分、G
ジャンル:生成AIを使って犯罪を隠蔽しようとする兄妹を描くミステリー映画
監督:近藤亮太
脚本:岡田道尚
キャスト:
重岡大毅(初海航:妹の犯罪を隠そうとする兄、フリーライター)
(少年期:村上秋峨)
(幼少期:竹内達麒、写真)
原菜乃華(初海幸来:教師を殺してしまう航の妹、高校生、演劇部)
(幼少期:永谷咲笑)
(乳児期:伊藤涼葉、写真)
田中みな実(七希:トップ女優)
石丸幹二(モリアーティ:七希のAIの幻影)
早見沙織(生成AIの音声)
伊藤歩(一堂恵:埼玉県警警部補、合同捜査本部の刑事)
九十九黄助(睦月元:埼玉県警巡査部長、合同捜査本部の刑事)
黒田大輔(根津義昭:死化粧連続殺人事件の容疑者)
森岡龍(伊野元春:幸来の担任の先生、演劇部の顧問)
■映画の舞台
埼玉県某所
ロケ地:
千葉県:市川市
和洋学園
https://maps.app.goo.gl/w8XAiiXwNEKFLALL8?g_st=ic
東京都:台東区
喫茶ジョイ浅草
https://maps.app.goo.gl/GUe6T1nKcaLGq31s7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
フリーライターとして活躍している初海航は、高校に通う妹・幸来と2人で暮らしていて、彼女の専門学校のための費用を稼いでいた
両親はすでに他界し、頼れる人はいない状況だったが、何とか2人で慎ましくやりくりをしていた
幸来は高校では演劇部に通っていたが、勉強は得意な方ではなく、顧問で数学教師の伊野の補習を受けざるを得なかった
ある日のこと、放課後まで補習を受けていた幸来だったが、そのまま伊野の家に向かうことになった
そこで補習の続きを行うことになったのだが、そこである事件が起きてしまう
起こしてしまったことに動揺した幸来は航に電話を掛け、彼は一目散に妹のいる伊野邸へと向かった
家に踏み込むと、そこには鈍器で殴られて横たわる伊野の死体が転がっていて、幸来は「盗撮映像で脅迫された」と言う
そこで航は、ノートPCを取り出して、生成AI「chApple」に「事件を迷宮入り化させる方法」を教えてもらう
AIは「犯罪を助長することはできない」と答えるものの、「小説の題材を探している」とプロンプトを流し、AIは即座に対応策を教えた
そして、AIの指示のままに警察などの対応を準備し、刑事たちに立ち向かうことになったのである
テーマ:AIの限界点
裏テーマ:AI使用者の熟練度
■ひとこと感想
いつか誰かがやりそうな「犯罪の事後処理」で、今風っぽく「生成AIに方法を聞く」と言う内容になっていました
AIが的確な指示を出すために詳細が必要で、それによって「WEB上から集めたデータを駆使」して、ある回答を紡ぎ出します
それが「事件の隠蔽工作」となっていて、それをそのまま実行する兄妹が描かれていました
生成AIは「どのように命令するか?」が肝要なのですが、彼らの行ったものは「初心者レベル」だったと言えます
映画では、AIを参考にした「事件の隠蔽」を謀るのですが、AIが持ってきた答えと言うのが「WEB小説のトリックだった」と言うことで、さらに事態がややこしくなっていきます
そして、さらに進行中の猟奇殺人事件などが重なってくるのですが、「全員が生成AIに同じことを聞いたので、同じ方法を取る犯人が複数存在した」と言うことになっています
からくりとして面白いのですが、ストーリーテリングは「まるで生成AIに書かせたもの」のような低クオリティなものに感じられます
このあたりについては、本編と関わってくるので、ネタバレなしではふれない方が良いでしょう
とは言え、生成AIに対する姿勢というのは微妙な感じになっていて、精通している人が書いたシナリオには思えません
ある意味、それが作品のコアとなっていて、ガチで精通している人が「本気でAIを使ったら完全犯罪を成立させられそう」に思ったりもします
命令の内容次第で返答の質が変わるのが生成AIなのですが、ガチで通じそうな内容を映画化できないと思うので、ゆるゆるになっているのは仕方ないのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】5秒で完全犯罪を生成する方法【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105699/review/06973578/
公式HP:
https://gaga.ne.jp/5byodeseisei/
■スターヴ・エイカー 召喚
■オススメ度
伝承系ホラーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.17(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Starve Acre(寂れた土地)
情報:2023年、イギリス、98分、G
ジャンル:ある田舎町で息子を亡くした夫婦が奇妙な伝承に傾倒していく様子を描いたホラー映画
監督&脚本:ダニエル・ココタジロ
原作:アンドリュー・マイケル・ハーリー『Starve Acre』
キャスト:
マット・スミス/Matt Smith(リチャード・ウィロビー/Richard Willoughby:大学の考古学の講師)
モーフィッド・クラーク/Morfydd Clark(ジュールズ/ジュリエット/Juliette Willoughby:リチャードの妻)
アーサー・ショウ/Arthur Shaw(オーウェン/Owen Willoughby:喘息持ちの息子)
エリン・リチャーズ/Erin Richards(ハリー/Harrie:ジュリエットの姉)
ロバート・エムズ/Robert Emms(スティーヴン/Steven:リチャードの同僚)
ショーン・ギルダー/Sean Gilder(ゴードン/Gordon:夫婦の隣人)
メラニー・キルバーン/Melanie Kilburn(フォード夫人/Mrs. Forde:ゴードンの知り合いの霊媒師)
■映画の舞台
1970年代、
イギリス:ヨークシャー地方
ロケ地:
イギリス:ヨークシャー
Yorkshire Dales
https://maps.app.goo.gl/UzwmtPmvooB3eZav9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
イギリスのリーズからヨークシャー地方に移住したリチャードとジュールズの夫妻は、喘息持ちの息子オーウェンと共に静かな時を過ごしていた
リチャードはリーズの大学にて考古学を教えていて、教授のメドハーストの指導のもと、同僚のスティーヴンと共に研究を深めていた
リチャードは父ニールとの関係が悪かったが、父の他界後に実家に戻ることになり、そこで父が進めていた「あること」を継続していた
それは、地面に眠るオークの発掘であり、それは考古学の研究と通じているものがあった
ある日のこと、村のお祭りにて事件が起きてしまう
オーウェンが木の枝で馬の目を突いたというもので、彼は「ジャック・グレイの口笛が聞こえる」という奇妙な言葉を発していた
ジュールズはそれが何を示すのかわからず、病院に連れて行って、精密検査を行うことになった
脳波を調べたり、画像検査を行っていくものの、これといった原因というのは掴めないままだった
それから数日後、オーウェンは喘息発作を起こし、その発見が遅れたために、蘇生することができずに亡くなってしまう
ジュールズは引きこもりがちになって、それを心配した妹のハリーがやってきた
一方のリチャードが変わらず発掘に没頭するようになり、ある時、父の日記を見つけてしまう
そこには「息子を生贄にしろ」という物騒なことが書かれていて、かつて父が自分にしようとしていたことを理解することになったのである
テーマ:召喚に必要なもの
裏テーマ:寂れた土地が隠し続けてきたもの
■ひとこと感想
イギリスのヨークシャー地方の伝聞のようなものがベースとなっていて、冒頭では「ニール」という人物の詩篇が提示されて始まります
それはやがて、リチャードの父の残したものであることがわかるのですが、この詩篇が示す内容はかなり難解なもののように思えました
映画は、ホラーというほど怖さはなく、キャラが何に取り憑かれているのかよくわからないまま話が進んでいきます
リチャードは考古学を教える立場であり、ある研究を行っていて、それはオークが地中に埋まっていることを調べているように思います
自分の生まれた土地に何があるのかを研究していて、いくつかの穴を郊外の土地に開けて、そこでオークの根を探し出していました
そんな中、あるオークの根の部分に小動物の骨が見つかるのですが、これまた何があるのかがわかりにくかったりします
その後、その骨に肉のようなものがつき始め、やがては野うさぎとして復活することとなります
この野うさぎがおそらくは「ジャック・グレイ」のことだと思うのですが、劇中ではほとんど説明がないので、どのような繋がりがあるのかがわかりにくかったりします
ジャック・グレイ自体は「木の精霊」のような解釈になっていて、その力に寄って、三つの生贄が揃うと「召喚される」のですが、それが何なのかはよくわからなかったりします
ラストのジュールズの行動をみると、それはオーウェンの生まれ変わりのように思えますが、実際には何なのかはよくわからないまま映画は終わってしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/106546/review/06977194/
公式HP:
https://mid-ship.co.jp/starveacre/
■踊る大捜査線 N.E.W. メガロポリスを駆け抜けろ
■オススメ度
シリーズのファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.20(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2026年、日本、142分、G
ジャンル:連続殺人事件を追う警察組織を描いたクライムミステリー&コメディ映画
監督:本広克行
脚本:君塚良一
キャスト:
織田裕二(青島俊作:警視庁刑事部、捜査一課、警部補)
【警視庁】
趣里(芝田ひばり:台東警察署、刑事課、強行犯捜査係、巡査部長、青嶋と同行する熱血系刑事)
白洲迅(美浦秋:麻布中央警察署、刑事課、強行犯捜査係、巡査部長、青嶋の見張り番)
寺島進(木島丈一郎:八重洲警察署、刑事課、警視、首都高封鎖)
伊藤淳史(和久伸次郎:八重洲警察署、刑事課長、警部、電動キックボード提供)
いかりや長介(和久平八郎:元刑事、青嶋の同僚、AIで再現)
佐々木蔵之介(北丘雲斗:警視庁、刑事部捜査第一課長、警視正、青嶋の同期)
増田貴久(真下勇気:警視庁、刑事部捜査一課、警視、真下と雪乃の息子、本事案の管理官に抜擢)
野呂佳代(小昏双葉:警視庁、警務部厚生課、巡査部長、警察官の幸福を支援する部署)
佐藤二朗(指方輝:警視庁クリニックの医師、巡査部長、スピリチュアル)
玉井詩織(掛井れのん:警視庁のクリニックの看護師)
春本ヒロ(西園寺星士:クリニックの研修医)
関智一(石田常男:警視庁、副総監)
川野直輝(栗山孝治:警視庁MOC/移動式作戦指令車、誘拐事件で青嶋を支援)
赤ペン瀧川(明石幸男:警視庁、資料管理センター、過去の事件の記録管理)
加藤満(五十嵐学人:警視庁、刑事部捜査一課、遊撃捜査班、和久と知り合いのベテラン刑事)
西村直人(仁狩英明:警視庁、刑事部捜査一課、管理官、真下勇気の抜擢に反対)
高杉亘(草壁中:警視庁、警備部特殊急襲部隊、シニアコーディネーター)
甲本雅裕(緒方薫:警視庁、刑事部捜査一課、警部補、現場で青嶋を支援)
松重豊(眉田克重:警視庁、刑事部爆発物処理班、指導員、ナゾナゾが得意)
松下洸平(桜章太郎:警視庁、刑事部捜査一課、警部補、現場で青嶋をサポート、L2班)
三上市朗(三井一郎:警視庁、特務科学捜査研究所、所長)
【警察庁】
ユースケ・サンタマリア(真下正義:警察庁、長官官房審議官補佐、警視監、Crow Eyeに潜入)
真矢ミキ(沖田仁美:警察庁、長官官房審議官、刑事局担当、警視監)
板垣雄亮(直江常雄:警察庁の官僚)
内田有紀(篠原夏美:警察庁、総務部企画課、省庁管理係長)
渡辺恒一郎(栗尾悟朗:警察庁、刑事局指導員、メトロ)
宮田せいじ(出山雄也:警察庁、刑事局指導員、メトロ)
立木文彦(楠木文道:警察庁、長官、円卓会議)
津田健次郎(小早川健人:警察庁、次長、円卓会議)
野島健児(島津信親:警察庁、長官官房長、円卓会議)
升毅(坂村正之:警察庁、長官補佐、円卓会議)
小木茂光(一倉正和:警察庁、刑事局長、円卓会議)
【一般人】
藤吉夏鈴(村下希衣子:白蘭高校の生徒)
齊藤なぎさ(須永あかね:白蘭高校の生徒)
桜田淳子(あかねの母)
齋藤潤(森貴仁:室井慎次の里子、大学生、新城から託された「室井モデル」を持参して上京)
前山こうが(柳町凛久:室井慎次の里子、小学生)
佐戸井けん太(魚住二郎:元湾岸警察署、刑事課長、警部、動画配信者)
北山雅康(坂下始:誘拐犯)
大和田伸也(安住武史:元警視庁副総監、孫を誘拐される老人)
水野美紀(真下雪乃:元湾岸警察署、巡査部長、真下の妻、趣味はスイーツ作り)
滝藤賢一(王明才:元湾岸警察署、刑事課強行犯捜査係、研修生、太極拳の指導者、爆弾の発見者)
斉藤暁(秋山春海:元湾岸警察署、副署長、警視、スリーアミーゴス)
小野武彦(袴田健吾:元湾岸警察署、副署長、警視、スリーアミーゴス)
北村総一朗(神田総一朗:元湾岸警察署、署長、警視正、スリーアミーゴス)
近藤芳正(田中丈夫:タクシー運転手)
小泉孝太郎(小池茂:元警視庁、刑事部交渉係)
神木隆之介(路上の青年、スリ一家の長男)
林原めぐみ(『セブンベアー』のナレーション)
■映画の舞台
都内某所
ロケ地:
東京都:台東区
イマーシブ・フォート東京
https://maps.app.goo.gl/EPnzaH4RhSnatVjZA?g_st=ic
東京都:新宿区
東京オペラシティガリレア
https://maps.app.goo.gl/e3ZVkGRDb5HGcpnP9?g_st=ic
東京都:港区
TAKANAWA Gateway City
https://maps.app.goo.gl/dRuXrGDSFLqrkZ6y9?g_st=ic
■簡単なあらすじ
都内にて、元警察官僚の孫が誘拐されたという事件が勃発した
警視庁刑事部捜査一課は、MOC(移動式作戦指令車)を中心とした捜査班を結成し、誘拐犯の行方を追うことになった
だが、巧妙な犯人に警察が関わっていることがバレてしまい、その場にいた青嶋が、誘拐犯の指示通りに動くことになった
東京都内を右往左往させられる中、最終的に目的地に着いた青嶋だったが、犯人はドローンにて身代金の強奪を目論む
特殊急襲部隊によってドローンを無効化し、その場でそれを操作していた容疑者を発見し、確保に至ることになった
ものの、これらは全て実戦形式の訓練だと告げられた
その後、青嶋は麻布で起きた殺人事件の捜査に赴くことになり、所轄の美浦、芝田と行動を共にすることになった
そんな彼の元に、審議官補佐の真下が現れ、その殺人事件の現場から、捜査員が「あるもの」を持ち出したと聞かされる
それは地下4階にある特務の仕業だと判明し、そこに向かって目的を聞き出すこととなった
その「あるもの」は空気感染にてパンデミックを引き起こすウイルスとされていたが、実際には中身はただの空気であり、真下は本店からキツいお仕置きを受けることになった
事件に関しては、所轄を跨いだ合同捜査が行われることになり、事件の担当管理官に真下の息子・勇気が抜擢された
勇気はハーバードを飛び石で卒業するようなエリートだったが、現場を指揮するのは初めてのこと
北丘が実質的な権限を握るものの、真下から息子のサポートをしてほしいと頼まれる
そこで青嶋は遠隔操作にて勇気を操り、捜査本部をまとめる方向に向かう
だが、事態は混迷を迎え、次なる被害者が出てしまう
青嶋は足で情報を稼ごうと躍起になるものの、色んなところに青嶋が姿を現して、捜査を撹乱していると言われてしまう
北丘からも前線から外れるように言われるものの、その裏ではこれまでには想定できなかったような事態が進行していたのである
テーマ:捜査に必要なもの
裏テーマ:受け継がれる意志
■ひとこと感想
『踊る大捜査線』シリーズの何作目に当たるかわからない新作ですが、スピンオフの『室井慎次』シリーズがヤバtかったために、どんな方向に向かうのは不安でしたね
でも、テレビシリーズのような「軽いノリのコメディ映画」に立ち返っていたようで、「寒いコメディシーンが延々と続く」という内容になっていました
緩急は必要だと思いますが、ここまで「真剣なシーンでもお構いなく」コメディ要素を入れられてしまうと、ノイズにしか感じないと思いました
個人的には、テレビシリーズからほぼ観ていて、初期のシリーズ&劇場版のDVDまで持っている古参ですが、流石にこの内容だと「初見さんお断り」のレベルに近いと思います
テレビのスペシャルドラマの域を出ないのは当初の劇場版からそうでしたが、それに輪をかけるような感じに「テレビ向け」になっていましたね
今風にいうと、テレビ放送で「実況をしながら盛り上がる系のドラマ」という感じで、そこに集うのも古参のみ、というテイストになっています
この作品が『踊る』シリーズの初めてなんですという人はあまりいないと思いますが、それでもアイドルグループから数人出演しているので、彼女たちのファンが紛れ込んでくると思います
彼女たちを支持している層というのは、テレビシリーズは始まった頃に生まれているぐらいの年齢層になると思うので、劇中で引用される数々のことが意味不明に聞こえるように思います
とは言え、特典っぽい冊子とパンフレットで「どのように繋がっているのか」はわかると思うので、この映画を機会にシリーズを見返しても良いと思います
それでも『室井慎次 前後編』だけはやめておけ、と言いたくなってしまいますねえ
↓詳しいレビューはこちらから
【映画感想】踊る大捜査線 N.E.W. メガロポリスを駆け抜けろ【後半:ネタバレあり】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103045/review/06979726/
公式HP:
■さとこはいつも
■オススメ度
ちょっと不思議な人間の繋がりの物語に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.9.19(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
情報:2026年、日本、138分、G
ジャンル:3人の「さとこ」の日常を描いたハートフルヒューマンドラマ
監督&脚本:沖田修一
キャスト:
有村架純(西田沙都子:韓国カルチャーLOVEの35歳、映画配給会社の宣伝部)
石田ひかり(飯島里子:子育てがひと段落した主婦、55歳)
高田万作(飯島翔太:里子の息子)
筒井道隆(飯島重明:里子の夫)
姫野花春(中井聡子:同級生に恋をする岡江中学校の3年生、15歳、アレルギー鼻炎もち)
黒田大輔(中井圭吾:聡子の父)
宮部純子(中井美津子:聡子の母)
小川冬晴(早瀬勇:聡子の同級生、副鼻腔炎もち)
泉有乃(金沢文子:聡子の親友)
大月美里果(嶋幸子:聡子の親友、メガネちゃん)
吉田羊(寺尾千穂:国語教師、将棋部の顧問)
川瀬陽太(松永真:沙都子の会社の社長)
島田桃依(工藤晴子:沙都子の上司)
中井友望(北島麻衣:沙都子の後輩)
青木柚(嶋雄介:沙都子の会社の新入社員)
オダギリジョー(村本健吾:印刷会社の営業)
中村優子(村本直美:健吾の妻)
細田佳央太(小鳥と話す書店員)
鳴海唯(花屋の店員)
古舘寛治(東耕作:小説教室の講師、文京大学の教授)
■映画の舞台
関東圏某所
ロケ地:
千葉県:我孫子市
我孫子市立布佐中学校
https://maps.app.goo.gl/zU2qL2Ly2pu7Nu6UA?g_st=ic
千葉県:流山市
流山市立東部中学校
https://maps.app.goo.gl/ohB2ghcv8FV8sZ2K8?g_st=ic
長野県:長野市
遊歴書房
https://maps.app.goo.gl/vUCazo2vuJjsvmEQ6?g_st=ic
C.H.P COFFEE
https://maps.app.goo.gl/7S9knYSAa4qD6RoD7?g_st=ic
ATELIER HATORI
https://maps.app.goo.gl/G9Q3BHQLbPkvJawU8?g_st=ic
埼玉県:さいたま市
なかじまクリニック
https://maps.app.goo.gl/KJGWhApuobRAyEvm6?g_st=ic
東京都:港区
こんぶや西麻布
https://maps.app.goo.gl/KpM1BTraJagUPEdj9?g_st=ic
東京都:新宿区
新大久保韓国横丁
https://maps.app.goo.gl/hQ1HEAWaUESdinyu6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
岡江中学校に通っている中学2年生の中井聡子は、アレルギー性鼻炎を患っていて、近くにある大江耳鼻科に通って、ネブライザーの治療を受けていた
ある日のこと、その耳鼻科にクラスメイトの早瀬がやってきて、彼もネブライザー治療を受けることになった
最も見られたくないところを見られた聡子だったが、その日から早瀬もその耳鼻科に通うことになり、2人だけの時間を持つことができた
その後、学校で歌舞伎を観劇することになったものの、爆睡してしまい、感想文を適当にでっち上げることになった
それを読んだ国語の寺尾先生は聡子に文才があると感じ、お題を与えて作文を書かせることになった
「好きなものについてラブレターを書く」「遺書を書く」などの課題をこなしていく中、先生は突然退職してしまう
聡子は妄想に塗れた作文を捨てることになり、日常に戻ることになった
一方その頃、高校を卒業する息子・翔太の最後の弁当を作った主婦の里子は、そのことに誰も気づかれることなかった
自分へご褒美に花束を買った里子は、ふと思いついたように、北海道に住んでいた頃のある書店の話を書くことになった
たまたま夫がそれを見てしまい、妻の意外な一面を知ることになった
里子はそれを完成して家族に見せることになったのだが、趣味のトランポリンで怪我をして入院することになってしまう
そして、その病室にて、啜り泣く声が聞こえ、同室の沙都子の話を聞くことになり、自身が書いた文章を読んでもらうことになったのである
テーマ:内なる世界の表現
裏テーマ:自分の才能と向き合うこと
■ひとこと感想
3人のさとこが登場する作品で、彼女たちがどのような感じで絡んでいくのかな、と思って見ていました
ポスタービジュアル的には有村架純の沙都子がメインでしたが、冒頭は15歳の聡子から描かれることになり、どういう方向に向かうのかな、と興味を惹かれました
なんとなく、15歳の聡子が成長して、沙都子になり、そして里子になるのかな、みたいな感じで描かれていましたね
全くの別人なのですが、物書きになりたい夢を持っていたという共通点があり、それが3人を引き寄せるに至ります
映画では、少し不思議なホッコリ系という感じで、奔放な聡子、やぐされ気味の沙都子、達観気味の里子という感じで、精神的に成長していっているようにも見えたりします
それぞれがどの時点で物書きになりたいと思ったのかはそれぞれですが、聡子は先生に刺激されて文章を書く面白さを知り、里子は兼ねてから内に秘めていたものを文章化するようになります
そして、里子の文章を読んで感化された沙都子もその道を目指すようになるのですが、それぞれが「自分の物語を書いて見たくなった」のだと思います
誰しも一冊の小説は書けると言いますが、それでも自分の人生のどの部分を切り取って、どのように完成させるかというのはなかなか難しいことのように思います
聡子は「自分の実際を書いて、それを塩辛などの言葉に置き換える」のですが、これも面白い手法なんだと思います
「遺書」に関しても、常日頃から家族に言えなかったことを綴ることになるし、物語は早瀬くんとの苦い初恋を描いていきます
自分の中であっさりと完結させてしまうところが聡子らしくもあり、それは沙都子も里子も似たような気質を持っていたように思います
ある意味、精神的な部分がものすごく似通っているのですが、それぞれは別の人生を歩んでいくように思えます
でも、それぞれの物語が何らかの形で誰かに伝わることで人生というものは動きていくので、それを象徴しているのが里子が書いた絵本ということになるのかな、と感じました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/106146/review/06983414/
公式HP:
https://happinet-phantom.com/satoko/
