■ウィキッド ふたりの魔女
Contents
■オススメ度
『オズの魔法使い』が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.7(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Wicked Part I
情報:2024年、アメリカ、160分、G
ジャンル:西の悪い魔女の誕生を描いたファンタジー映画
監督:ジョン・M・チュウ
脚本:ウィニー・ホルツマン&デイナ・フォックス
原作:スティーヴン・シュワルツ&ウィニー・ホルツマンのミュージカル『Wicked』、グレゴリー・マグワイアの著作『Wicked』
キャスト:
シンシア・エリヴォ/Cynthia Erivo(エルファバ・スロップ/Elphaba:強大な魔力を持つ緑の肌を持つ女性、のちの「西の魔女」)
(幼少期:カリス・ムゴンソレ/Karis Musongole)
アリアナ・グランデ/Ariana Grande(ガリンダ・アップランド/Galinda:シズ大学の人気者の魔女、のちの「北の良い魔女グリンダ」)
Adam James(ガリンダの父)
Alice Fearn(ガリンダの母)
ジェフ・ゴールドブラム/Jeff Goldblum(オズの魔法使い/The Wonderful Wizard of Oz:偉大なるオズの魔法使い、陛下)
ミシェル・ヨー/Michelle Yeoh(マダム・モリブル/Madame Morrible:シズ大学の魔法学部長)
ジョナサン・ベイリー/Jonathan Bailey(フィエロ・ティゲラール/Fiyero:ハンサムで軽薄なウィンキーの王子)
アーロン・テオ/Aaron Teoh(アヴァリック/Avaric:フィエロの友人)
イーサン・スレイター/Ethan Slater(ボッグ・ウッドスマン/Boq:グリンダに恋するマンチキン)
マリッサ・ボーディ/Marissa Bode(ネッサローズ・スロップ/Nessarose:エルファバの妹、生まれつき足が不自由、ボックのことが好き)
(幼少期:セシリー・コレット・テイラー/Cesily Collette Taylor)
アンディ・ナイマン/Andy Nyman(スロップ総督/Governor Thropp:エルファバとネッサローズの父、マンチキンランドの総督)
コートニー・メイ=ブリッグス/Courtney Mae-Briggs(スロップ夫人/Mrs. Thropp:エルファバとネッサローズの母)
ピーター・ディンクレイジ/Peter Dinklage(ディラモンド教授/Dr. Dillamond (voice):人間の言葉をしゃべるヤギ、シズ大学の歴史の先生)
コリン・マイケル・カーマイケル/Colin Michael Carmichael(ニキディク教授/Professor Nikidik:シズ大学の教授)
キアラ・セトル/Keala Settle(コドル先生/Miss Coddle:シズ大学の寮長)
ボーウェン・ヤン/Bowen Yang(ファニー/Pfannee:グリンダの大学時代の友人)
ブロウウィン・ジェームズ/Bronwyn James(シェンシェン/Shenshen:グリンダの大学時代の友人)
Shaun Prendergast(シズの大統領)
Sharon D. Clarke(ダルシベア/Dulcibear (voice):人間の言葉を話すクマ、スロップ家の世話役)
ジェナ・ボイド/Jenna Boyd(ウルフ・ドクター/Wolf Doctor (voice):人間の言葉を話すオオカミの医師)
Lexi Lancaster(マンチキンランドの少年)
Arlo Turner(マンチキンランドの少年)
Joey Unitt(マンチキンランドの少年)
Bea Ward(マンチキンランドの少年)
Dereke Oladele(マンチキンランドの少年)
Sienna-Rose Amer(マンチキンランドの少年)
Tarik Frimpong(マンチキンランドの少年)
James Dryden(「No One Mourns」のマンチキン)
Malinda Parris(「No One Mourns」のマンチキン)
Noah Prempeh(「The Good Man」のマンチキン)
Vicki Noon(ウィンキーの母)
Debbie Kurup(ウィンキーの母)
Hattie Ryan(好奇心旺盛なマンチキン)
Kirsty Anne Shaw(懐疑的なマンチキン)
Jarlan Bogolubov(いじめっ子のマンチキン)
Isaac Bishop(いじめっ子のマンチキン)
Alice Bennett(エルファバをいじめるマンチキン)
Clive Kneller(「Emerald City」の列車の車掌)
Michael McCorry Rose(「Wiz-O-Mania」のナレーター)
イディナ・メンゼル/Idina Menzel(「Wiz-O-Mania」のスーパースター)
クリスティン・チェノウェス/Kristin Chenoweth(「Wiz-O-Mania」のスーパースター)
Winnie Holzman(「Wiz-O-Mania」の出演メンバー)
Robin Berry(王宮の護衛)
Bobby Windebank(シズの警備)
Cherida Strallen(シズの司書)
Tom Kiteley(スノー・レパード/Snow Leopard (voice):ディラモンドの友人)
Elizabeth Dulau(ピボールド・ディア/Piebald Deer (voice):ディラモンドの友人)
Kim Durham(タマリン/Tamarin / オウル/Owlの声)
Jennifer Woodward(鳥たち/Birdsの声)
Stephen Stanton(フィエロの馬/Fiyero’s Horseの声)
David Eigenberg(タマリン猿/Tamarin Monkeyの声)
Kimberly Collison(マンチキン)
Marvin Montoute(マンチキン)
Ricardo Ludgero Souza(マンチキン)
Terence Hughes(マンチキンの指導者)
Filiz Fairweather(「Emerald City」のショーのファン)
Ketan Majmudar(「Emerald City」のショーのファン)
Stephen Schwartz(「Emerald City」の護衛)
Poppy Townsend White(「Emerald City」の少女)
Mark Wilkinson(「Emerald City」のショーのファン)
Olivia Rebecca Horton(「Ozdust Ballroom」のゲスト)
Amedeo Fedel(シズの両親)
Jason Lines(先生)
Alfredo Tavares(先生)
■映画の舞台
オズの国:マンチキンランド
ロケ地:
イギリス:レイトン・ハザード
アイビングホー/Ivinghoe
https://maps.app.goo.gl/PL4wW6zcQoJZEyRv6
エルスツリー/Elstree
https://maps.app.goo.gl/ZDwamDKJXqVD8inu6
■簡単なあらすじ
北の善い魔女のグリンダは、オズの世界に脅威をもたらしていた「西の悪い魔女」を倒したと報告をした
マンチキン王国では彼女を讃える声が上がるものの、悪い魔女と友だちだったと言う噂が流れていた
グリンダは子どもたちに「元から悪かったのか、何かに取り憑かれたのか」という前置きをしながら、西の魔女となった緑の肌を持つエルファバについて語り出した
エルファバは生まれながらにして緑の肌を持って生まれ、父のスロップ提督は娘を忌み嫌っていた
ようやく第二子が誕生するものの、出産後に妻は亡くなり、妹のネッサローズは足が短く生まれて、立つことができなかった
姉妹は逆境に晒されながらも成長し、ネッサローズは学校に入ることになった
入学式に付き添うことになったエルファバだったが、見た目から迫害を受け、感情をコントロールできずに周囲の物体を動かしてしまう
彼女には特殊な能力があるものの、それはコントロールできるものではなかった
それを見た魔法学部のモリブル教授は、彼女を特別枠にて入学させることになった
入学式には、良いところの出であるガリンダもいて、彼女はモリブル教授から学びたいと思っていた
だが、教授はガリンダには才能がないと感じ見向きもしなかったのである
テーマ:魔女の資質
裏テーマ:望みは叶う
■ひとこと感想
ミュージカルは見たことがなく、原作に関してもサラッとしか知らない状態で鑑賞
どうやらミュージカルを完全再現しているようで、そっち方面に需要のある作品となっていました
予告編で大体の話の流れがわかってしまうタイプの作品で、まさかの「Part I」となっていましたね
160分あって前編?と言う感じで、もう少し上手くまとめられなかったのかなと思ってしまいました
映画は、いわゆる「西の魔女の誕生」までを描いていて、シズ大学での学生生活から、エメラルドシティに行くまでを描いていました
アカデミー賞の美術賞を獲った作品だけあって豪華で美しい作品ではありますが、通常スクリーンだと室内のシーンがかなり暗いと言う印象を受けました
エルファべが真っ黒な肌に見えてしまうと言う感じで、ガリンダが白いので暗く見えてしまう、と言う印象を持ちました
ミュージカル映画なので好き嫌いが分かれると思いますが、楽曲のクオリティ、歌唱力はなかなかのものがありました
劇場で観る映画という感じですが、音響と映像ならば、映像を重視した方が良いと思います
ともかく画面は煌びやかで、主演二人の歌がうますぎて至福のひとときを過ごせると思います
後半ちょっとダークだけど
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作のネタバレはほぼ予告編で流れてしまっていて、ラストシーンに近いところを予告で使うのはどうかと思ってしまいます
まったく知らない人が見た場合でも、冒頭で「西の魔女は死んだ」という回想録になっているので、西の魔女が爆誕するということはわかってしまいます
問題は、どこまで描くのかなというところで、エメラルドシティが前後編の折り返し地点のようになっていました
映画では、見た目で迫害を受けてきたエルファバの力が目覚めるのですが、そこには大きな罠があった、ということになっています
英語版のウィキにはキャラクターの説明があるのですが、思いっきり後編のネタバレを喰らってしまいますので、知らない人は読まない方が良いでしょう
物語は、エルファバがエメラルドシティに行って、そこで魔法の書と接触することになり、力が目覚めるまでを描いていて、西の魔女として生きていくことを宣言しています
彼女はグリンダとは友人関係のまま別れることになりますが、後半はその友情が試されるか壊れる展開になるのでしょう
かなり暗い物語になるのは想像できますが、「何かに取り憑かれたから」という冒頭のグリンダの言葉が伏線のようになっているのかな、と感じました
■魔法を生み出したもの
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■運命決定論として物語は機能するか
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102037/review/04850153/
公式HP: