■あの夏、僕たちが好きだったソナへ


■オススメ度

 

純粋な青春映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.8.13(イオンシネマ京都桂川)


■映画情報

 

原題:그 시절, 우리가 좋아했던 소녀(その頃、私たちが好きだった女の子)、英題:You Are the Apple of My Eyes(あなたは私の大切な人)

情報:2025年、韓国、101分、PG12

ジャンル:クラスのマドンナとの青春を想起する青年を描いた青春映画

 

監督:チョ・ヨンミョン

脚本:クァク・ジェヨン&キム・ジンギョン

原作:ギデンズ・コー/柯景騰『那些年,我們一起追的女孩/You Are the Apple of My Eyes(2011年)』

 

キャスト:

ジニョン/진영(ク・ジヌ/구진우:男友達とはしゃいでばかりいる高校生)

ダヒョン/다현(オ・ソナ/오선아:生成優秀なジヌのクラスメイト、学級委員)

 

ソン・ジョンヒョク/손정혁(ソンビン:ソウルからの転校生、成績優秀で金持ち、のちの検事)

キム・ヨハン/김요한(オ・ドンヒョン/오동현:食欲旺盛なクラスメイト、のちの音楽プロデューサー)

イ・ミンゴ/이민구(ピョン・テワン/변태완:所かまわず勃起するクラスメイト、変態王、のちのレストランの厨房)

イ・サンウン/이상운(ハン・ビョンジュ/한병주:居眠りばかりするクラスメイト、のちの寝具店の店員)

キム・ミンジュ/김민주(ユン・ジス/윤지수:ダンス好きのソナの親友、のちの振付師)

 

ファン・ギュチャン/황규찬(ヨンレ/용래:ジヌの大学時代の親友)

 

イ・ソンミン/이선민(高校の担任、クラシック好き)

シンギル/신기루(後ろに目がついている地理の先生)

チョ・ダルヒャン/조달환(アル中の技術・家庭の教師)

 

パク・ソンウン/박성웅(ク・ギョンホ/구경호:料理好きのジヌの父)

シン・ウンジョン/신은정(ソン・スンヒ/송승희:酒好きのジヌの母)

 

ジン・ヒギュ/진희규(ジヌのクラスメイト)

ペ・ヒョイン/배효인(ジヌのクラスメイト)

ク・セヒョン/구세현(ジヌのクラスメイト)

チェ・ジェソン/최재성(ジヌのクラスメイト)

イ・セウン/이세은(ジヌのクラスメイト)

イ・ウヒョク/이우혁(ジヌのクラスメイト)

シン・ファンヒ/신환희(ジヌのクラスメイト)

アン・ソンイン/안성인(ジヌのクラスメイト/ソナの大学の友達/結婚式の司会者の声)

ソ・ヨンス/서연수(ジヌのクラスメイト)

ユン・ソンミン/윤영민(ジヌのクラスメイト)

ソウォン/설원(ジヌのクラスメイト)

パク・ソンホ/박성호(ジヌのクラスメイト)

シム・ジュノ/심준호(ジヌのクラスメイト)

アン・セジ/안세지(ジヌのクラスメイト)

パク・ハンビ/박한빛(ジヌのクラスメイト)

カン・ジュング/강준구(ジヌのクラスメイト)

イ・ジュンソク/이준석(ジヌのクラスメイト)

ミン・ギョンウク/민경욱(ジヌのクラスメイト)

 

キム・ジョンウン/김정은(ドンヒョンの母)

チョンヨン/전영(テワンの母)

シン・ジョンチョル/신준철(テワンの父)

チェヒ/최희(ソンビンの母)

 

ヒョン・ジョンエ/현정애(露店主)

ク・スンヒョン/구승현(道路を渡る子ども)

シン・キョンチョル/신경철(中華料理店の配達員)

イ・ドハ/이도하(赤鉛筆を落とす1年生の学年代表、ホラー話)

チョ・ジェギョン/조재경(長髪の生徒、幽霊)

ユ・ウナ/유은아(短髪の生徒、学年2位の生徒)

キム・チュンホ/김춘호(遠足のカメラマン)

オヒャン/유향(郷教 [地方儒教学校] の女教師、チマチョゴリの着付け、礼節教室)

ペ・ジワン/배진완(郷教 [地方儒教学校] の男性教師)

 

キム・ゴヌ/김건우(ミン・ギョンウン/민경운:ジヌの大学の飲み会の主催者)

カン・ハクス/강학수(ソウル大学の教授)

イ・ジュスン/이주승(ソナの大学の先輩)

イ・テギュン/이태경(ジヌの総合格闘技の対戦相手)

ナム・ヒョヌ/남현우(公園の酔っ払い)

イ・ウソン/이우성(公園の酔っ払い)

キム・チャンイル/김찬일(休暇中の兵士)

チェ・ヒョンジン/최현진(予備役兵士)

パク・インチュン/박인춘(韓屋カフェのオーナー)

カン・ピルソン/강필선(ク上等兵:兵役時代の小隊長)

パク・ボムチャン/박범찬(大型の予備兵)

キム・ドンリュル/김동률(兵士)

イ・ホグァン/이호광(兵士)

パク・ジオ/박지오(寝具店の新婚男性)

チェ・ジヨン/최지영(寝具店の新婚女性)

シム・ミナ/심민아(ミナ/미나:本人役、テワンの交際相手)

ドリームノート/드림노트(レモネード:ガールズグループ)

イ・ジョンイン/이정인(ジヌのアシスタントライター)

ソン・ウヒョン/손우현(ソナの新郎)

キム・ドンヨン/김동연(結婚式のカメラマン)

 

ソン・ユリム/송유림(忠実なガールフレンド)

ヤン・アルム/양아름(化粧品店の店員)

パク・セフン/박세훈(ティーチングアシスタント)

イム・ジョンミン/임정민(インストラクター)

イ・ミラエ/이미래(髪をつかむ女)

 

イ・ジユン/이지윤(台風を報じるニュースアンカーの声)

パク・テジュン/박태준(高校の校長の声)

ジョイ・ジュン/조이준(ソン・フンミンの声)

 


■映画の舞台

 

2002年、

韓国:春川

https://maps.app.goo.gl/fpXLYytKD1Dv64Hn6?g_st=ic

東春川高校

 

韓国:ソウル

ソウル大学

 

ロケ地:

上に同じ


■簡単なあらすじ

 

2002年の夏、東春川高校の2年生だったク・ジヌは、成績優秀なクラスメイトのオ・ソナに恋をしていた

ソナはジヌの親友のテワン、ヒョンジン、ドンヒョンにも好かれていて、ソウルからの転校生ソンビンも同じ想いを抱いていた

だが、その想いを伝えることもなく、高校時代を過ごしていた

 

ある日のこと、技術・家庭の授業にて教科書を貸したことで、ジヌとソナに奇妙な縁ができてしまう

ソナは助けてくれたお礼に授業をまとめたノートを差し出した

彼女の字がきれいだったこともあってノートを読破したジヌは、焚き付けられて勉強を始めるようになった

その後、徐々に成績を上げていったジヌは、いつしかソヌと同じ大学を目指すようになっていた

ジヌは変わらぬまま子どもじみていて、ソナはもっと大人になってほしいと思っていた

 

3年になって別のクラスになったふたりだったが、夜間自習で同じ時を過ごす

そして、大学入試を迎えるのだが、ソナは凡ミスをしてしまい、途方に暮れてしまう

ソナを慰めようとするものの、ジヌは気が動転して、つい告白をしてしまった

 

テーマ:残したい青春

裏テーマ:恋する自分

 


■ひとこと感想

 

台湾映画のリメイク作品で、日本でも『あの頃、君を追いかけた(2018年)』というタイトルでリメイクされていました

その作品を見たことはありませんが、青春映画の金字塔のような作品だったと思います

アイドルグループTWICEのダヒョンが主演を務めていることが話題となっていて、高校時代の淡い恋愛というものが描かれていました

 

親友みんながソナを好きで、そのために誰も抜け駆けしないのですが、ジヌの勘の鈍さは幼稚を飛び越えているように思えます

そんな中で、相思相愛がズレていく様子が描かれていて、どうしてそれが起こってしまったのかが後半でわかるようになっていました

青春を彩る要素としての恋愛は、結局のところ何を彩っていたのかというもので、現代的な恋愛観なのかは何とも言えない部分がありました

 

ソナ自身も彼らが自分を好きでいてくれることを知っていますが、彼女自身も自分のどこにそんな魅力があるのかと困惑しています

優等生を演じている部分もあって、それが彼女自身を苦しめている部分もあるのだと思います

でも、表面に出ている部分も本当の自分であり、相手が本当の自分を好きでいてくれているという確信も、まやかしのように思えたりします

 

高校時代に明確な目標や夢がある人の方が少ないと思いますし、勉強を何のためにしているのかわからない人が大半でしょう

良い大学に行くことが目標となっていると、その先にある「どんな自分になりたいのか」というのを見誤ってしまうのですね

その点、ジヌには具体的な何かはなくても「すごい人になる」というイメージがあって、それはソナにとっての憧れだったのではないでしょうか

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作におけるネタバレと言えば、ソナとジヌがどうなるのかというところですが、タイトルでどうなるかというのは察しがつく感じになっています

青春時代を振り返るジヌがソナへの想いを回想する構成となっていて、この恋愛がどうしてダメになってしまったのかが描かれていました

ざっくり言うと、誰のために恋愛をしていたのかという部分で、ジヌは「ソナに恋をしている自分が好きだった」と告白していて、ソナは「ずっと好きでいてほしかった」という思いを吐露しています

 

恋愛している状態をいかにして維持するかということに重きを置いていて、それは独りよがりであると言えます

それがお互いで起こっていたことが問題で、この輝かしさを永遠にすることのほうが価値があるのだと思い込んでいました

ふたりで未来を歩むことよりも、青春時代の思い出を大切にしていたい

それを「幼稚」と言ってしまえばそれまでなのですが、それを大切にしたいという思いもわからなくはありません

 

タイミングが違えば何かが変わったのかもしれませんが、根底にあるものは変わらなかったのでしょう

自己評価が低い人ほど、自分では幸せにできないと思ってしまい、それが機会損失を生んでしまいます

相手を変えることはできないのですが、自分の過去も変えることはできません

あの雨の日の夜、もう少し勇気を出していれば、ふたりの想いは満たされたかもしれませんが、二人の人生はこれからであるとも言えます

夢はいつか覚めるものなので、未来が確定した訳ではないのかな、と感じました

 


■恋愛が絡み合う奇跡

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■相手の想いが宿る場所

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103939/review/05441003/

 

公式HP:

https://synca.jp/bokusona/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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