■雪風 YUKIKAZE
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■オススメ度
太平洋戦争関連の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.8.15(MOVIX京都)
■映画情報
情報:2025年、日本、120分、G
ジャンル:駆逐艦「雪風」のミッドウェー以降の活躍を描いた戦争映画
監督:山田敏久
脚本:長谷川康夫&飯田健三郎
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キャスト:
竹野内豊(寺澤一利:「雪風」の艦長、中佐)
(若年期:長谷川幹)
玉木宏(早瀬幸平:先任伍長、上等兵曹)
奥平大兼(井上壮太:若き水雷員、二等水兵)
藤本隆宏(有馬岩男:砲撃長、大尉)
三浦誠己(中川義人:航海長、大尉)
山内圭哉(佐々木伊織:水雷長、大尉)
川口貴弘(藤井道郎:機関長、大尉)
中林大樹(佐藤捨造:主計長、中尉)
當真あみ(早瀬サチ:幸平の妹)
橘ゆかり(早瀬の母)
チャコちゃん(ハチ:サチが預かる犬)
田中麗奈(寺澤志津:一利の妻)
原春奈(寺澤多賀子:寺澤の娘)
(成人期:有村架純)
益岡徹(葛原芳雄:呉の海軍工廠の設計士、一利の義父)
石丸幹二(古庄俊之:軍司令部作戦課長、大佐)
中井貴一(伊藤整一:大日本帝国海軍・第二艦隊司令官、中将)
【雪風乗務員】
片岡久道(池内晋作:航海士兼通信士)
川島潤哉(酒井三郎:水雷員、上等兵曹)
加賀成一(加藤良吉:水雷員、二等兵曹)
三宅亮輔(竹岡明:水雷員、上等水兵)
山脇辰哉(尾崎由松:水雷員、上等水兵)
渡邊りょう(中西平作:水雷員、上等水兵)
渋谷朋(南都志夫:水雷員、上等水兵)
鹿野宗健(山倉寛太郎:機銃員、上等水兵)
小野寛幸(古賀寛治:上等水兵)
納谷健(宮本長一郎:雷探員)
小林虎之介(久保木誠:見張員、一等水兵)
國島直希(磯野正則:機関員、機関兵長)
椎原克知(?)
【帝国軍主要人物】
田中美央(有賀幸作:「大和」の艦長、大佐)
綱島郷太郎(神宮司克己:「磯風」の艦長、中佐)
鍛冶直人(草鹿龍之介:参謀長、海軍中将)
藤田宗久(栗田健男:海軍中尉、海軍兵学校校長、第二艦隊の司令官)
田代隆秀(小沢治三郎:第三艦隊、小沢艦隊の司令官)
平井真軌(白石義弘:第一遊撃部隊、参謀、大佐)
采澤靖起(菅野茂:第一遊撃部隊、参謀、中佐)
岸田研二(西村祥治:第二艦隊C部隊、西村艦隊の司令官?)
工藤俊作(小野寺久雄:第21駆逐隊司令、大佐)
【その他の艦の乗組員】
西興一朗(東吉三郎:「磯風」先任伍長、上等兵曹)
清田智彦(杉浦興四郎:「朝霧」の艦長、中佐)
三浦知之(?)
松永大輔(渡辺萬衛:「濵風」の艦長、中佐)
川郷司駿平(風間健二郎:「大和」通信士、少尉)
水野直(?)
朝井大智(西野章:軍令部、作戦課員、少佐)
西山聖了(?)
伊藤祐輝(足立太郎:軍令部、作戦課員、少佐)
上谷圭吾(岡田健史:軍令部、作戦課員、大尉)
【江田島海軍学校関連】
野島透也(寺澤の江田島海軍学校の同期)
金田昇(遠山清二:寺澤の江田島海軍学校の同期)
石岡飛鳥(寺澤の江田島海軍学校の同期)
【その他】
重松収(吉川:在郷軍人会)
高橋映葉(農業を教える地元民)
妻鹿有利花(農業を教える地元民)
浅野千鶴(兵器工場の先輩?)
山田幸伸(?)
松本瑛貴(自衛隊に救助される少年)
ういちゃん(みーちゃん:救助される猫)
■映画の舞台
1974年、
太平洋&広島:呉
ロケ地:
茨城県:笠間市
筑波海軍航空隊記念館
https://maps.app.goo.gl/nrpCwoaWxu2iJD91A?g_st=ic
千葉県:野田市
野田市市民会館
https://maps.app.goo.gl/9jhEJ5igEQwARdL9A?g_st=ic
神奈川県:平塚市
神奈川県:茅ヶ崎市
■簡単なあらすじ
1942年6月、日本海軍はミッドウェー海戦にて敗れ、重巡洋艦「三隅」が沈没した
多くの乗員が海に飛び込む中、駆逐艦「雪風」は彼らの救助に向かった
早瀬幸平先任伍長は全員を救出するまで海域に留まり、水雷員の井上壮太を含めた多くの命を救った
その後、雪風は第17駆逐艦に編入され、新艦長として寺澤一利が赴任した
また、井上も水雷員として乗艦することになり、ラバウル沖の戦いが始まる
寺澤は航海長の中川と連携を取り、敵機を回避し、その操舵能力に感服する
一方その頃、早瀬の妹サチは在郷軍人たちと一緒に芋を育てたり、兵器工場での弾丸の検品などを行なっていた
サチは兄が南方の海域にいると知るが、首都で行われていた軍令会議では不穏な作戦が展開されようとしていた
テーマ:次世代に託すもの
裏テーマ:忘却と記憶
■ひとこと感想
駆逐艦「雪風」を取り扱った作品で、戦争映画としてはかなり地味な作品になっていました
迫力の戦闘シーンがあるわけでもなく、基本的には味方を救助して国に連れて帰るというのがメインで、それなりの戦闘シーンはありますが、思いっきりCGでかなり粗いなあと思って観ていました
終戦の日に公開され、その日に観に行くことになりましたが、思った以上に人が多くてびっくりしましたね
最寄りの映画館は箱が小さくて半分以上埋まっていたので、少し遠出してみましたが、思った以上に若者が多かったように思います
この映画で若者が何を得るのかは分かりませんが、戦争の悲惨さというものはあまり伝わらないように思います
戦争映画ではたくさんの人が死にますが、劇中で明確に死のシーンを描いてはおらず、掃射を受けた乗員の前後が描かれるだけでしたね
腕がもげていることはわかりますが、死が呆気ない感じに描かれていました
その意図はなんとなくはわかるものの、それ以外では「日の丸飛行隊」も匂わせと会話で終わりとか、終戦に関しては玉音放送の音声を重ねて終わりだったりします
エンドロール前にダイジェストでこれまでの彼らがUruの曲とともに流れますが、その後はずっと海の音が聞こえるだけ、という演出になっていました
その意図もわからなくはないのですが、いっそのこと主題歌を無くして、彼らの映像のバックに海の音を流し続けた方が良かったように思います
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画は、「雪風」とは何かを知ってもらうという趣旨が強く、駆逐艦というものが戦場で何をしていたのかを説明していましたね
太平洋戦争の後期を描いていて、派手な戦闘がほとんどなく、フィリピン沖で少し盛り上がるという感じになっていました
史実ベースのフィクションなので、軍幹部以外は全て架空の人みたいな感じになっていました
公式インスタには雪風乗務員のほとんどの人の説明がありましたが、一部だけ載っていないのはなんでなのかな、と思ってしまいます
戦争映画において、架空のキャラで埋め尽くす意味はほとんどなく、史実ベースで起こったことを様々なキャラに当て振りをしているように思います
個性的なキャラも多いのですが、みんな同じような格好をしているので判別するのがなかなか困難だったように思います
雪風のメインキャラでも名前が覚えようがない感じで、公式パンフレットの画像を見て再確認することはできます
駆逐艦において、それぞれの持ち場の人が何をする人なのかという説明はあまりなく、一応は見せているけどわかりづらい部分が多かったように思います
映画は、水雷員・井上の回顧録という感じの構成になっていて、大阪万博の映像とともに「雪風」がどうなったのかを艦長や先任伍長に報告する流れになっていました
井上の声は判別しやすいので、このキャラは死なないことがわかってしまうので、あまり良い構成とは思えません
モブキャラで大女優が登場したりしますが、その見せ方もスマートではないので、全体的に安っぽい感じに仕上がっているなあ、と思ってしまいました
■駆逐艦「雪風」について
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■戦後80年で後世に伝えるべきこと
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103053/review/05450821/
公式HP:
https://www.yukikaze-movie.jp/