■デーヴァラ
Contents
■オススメ度
インド映画なら観ちゃう人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.2(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Devara Part I
情報:2024年、インド、172分、PG12
ジャンル:海を巡る村同士の対立を描いたアクション映画
監督&脚本:コラターラ・シバ
キャスト:
NTR・Jr/N.T. Rama Rao Jr.(デーヴァラ/Devara:密輸を止める方針を貫く村の長)
Shruti Marathe(デーヴァラの妻、ヴァラの母)
NTR・Jr/N.T. Rama Rao Jr.(ヴァラ/Vara:デーヴァラの息子、成人期)
(幼少期:Nihai(Pratyush))
Manasi Verma(ウーマ/Uma:ヴァラの妹)
(幼少期:Loukya Muramshetty)
ザリーナ・ワッ/ハーブZarina Wahab(デーヴァラの母)
サイーフ・アリー・カーン/Saif Ali Khan(バイラヴァ/バイラ/Bhaira:デーヴァラを敵視する村の長)
チャイトラ・ライ/Chaitra Rai(バイラの妻)
Tarak Ponnappa(パシュラ/Pasura:バイラの息子)
Sonakshi Verma/ソナクシ・ヴェルマ(パシュラの恋人)
Meka Srikanth(ラヤッパ/Rayappa:タンガの父、デーヴァラの友人)
マニ・チャンダナ/Mani Chandana(ラヤッパの妻、タンガの母)
ジャンビー・カプール/Janhvi Kapoor(タンガ/Thangam:ヴァラを想うラヤッパの娘)
(幼少期:Ahana(Barfi))
Princy George(パドマ/Padma:ラヤッパの盲目の妹)
Getup Srinu(Mettha Srinu/メタ・シュリヌ:ヴァラの友人)
Rohan Surya Kanuma Reddy(ヴァラの友人)
プラカージュ・ライ/Prakash Raj(シンガッパ/Singappa:語り手、白い服を着ている老人)
Shine Tom Chacko(コーラ/Kora:バイラの友人)
Kalaiyarasan(クンジャラ/Kunjara:コーラの弟)
Shanoor Sana(クンジャラの妻)
Sudev Nair(サマラ/Samara:クンジャラの息子)
アジャイ/Ajay(シヴァム/Shivam:タスクフォースのリーダー、ダニーと偽って侵入捜査をする警官)
Himaja(ヴァリ/Valli:ヴァラの幼少期の想い人)
Hari Teja(タンガの友人、シュリヌの恋人)
Latha Reddy(チャンドラカラ/Chandrakala:タンガの友人)
Rekha Nirosha(タンガの友人)
Bindu Bhargavi(タンガの友人)
テンパー・ヴァムシ/Temper Vamsi(Rane/レーン:バイラのギャングの一員)
Nihal Kodhaty(バイラのギャングの一員)
Nareshraj Narasimha(バイラのギャングの一員)
Kamal Krishna(デーヴァラの信奉者)
Narain(沿岸警備隊)
Rameshwari(ジョーグラ/Jogula:村の医師)
Murli Sharma(ムルガ/Muruga:政治家兼密輸業者)
Abhimanyu Singh(トゥラシ/Tulasi:警部)
ザキール・フセイン/Zakir Hussain(インドの内務省補佐)
ミッキー・マキジャ/Micky Makhija( Radhan/ラダン:マハシュトラ州の警視総監)
Sonakshi Verma(娼婦/Prostitute)
ルパ・ラクシュミ/Rupa Lakshimi(Ademma/アデマ:犠牲になった少年の母)
■映画の舞台
1996年(過去譚の年代は不明:おそらくイギリス統治時代)
インド:ラトナギリ
ロケ地:
インド:
ハイデラバード/Hyderabad
https://maps.app.goo.gl/wmfyztMRvkJD5hEQ8?g_st=ic
■簡単なあらすじ
1996年、インド政府は来たるクリケットの世界大会に向けて、国境地帯の整備に乗り出していた
南の海では4つの村が覇権を握っていて、そこには海賊が頻発するという噂もあった
そこで政府は、タスクフォースに探りを入れさせて、現地の調査を行うことになった
タスクフォースのリーダー・シヴァムはダニーを名乗って「裏取引」を匂わせる態度を取った
そこで、兄弟の海賊を知るムルガという男にたどり着く
だが、彼は今ではそれは行われていないと言い、昔をよく知るシンガッパという老人を訪ねるように言った
辺境地に住むシンガッパにようやく会うことができたシヴァムだったが、彼はそこで驚愕の事実を知ることになる
それははるか昔の出来事で、それは「デーヴァラの伝説」と呼ばれていた
そして物語は、デーヴァラがいかにして伝説になったのかを語っていくのである
テーマ:覇権争いと治安
裏テーマ:語り継がれる伝説と教訓
■ひとこと感想
『RRR』のNTR Jr主演ということで話題になっていて、最近流行りのインドの神話系かなと思っていましたが、少しは範疇に入るけど、そこまで神話じみてはいないという物語になっていました
舞台は、南の海を望む海岸地域で、そこには沿岸警備隊を出し抜いて、貨物を盗む集団が潜んでいた、という設定になっていました
4つの村ということですが、地名などはなく、「西の村」「北の村」という感じで方角で呼ばれていました
映画は、その4つの村を結束させる力を持つデーヴァラと、その権力に楯突こうとする他の村のリーダーが描かれていきます
主要なのは西の村のデーヴァラ、北の村のバイラで、その他にはデーヴァラの友人ラカッパがいて、もう一つの軍団は明確ではなかったように思います
登場人物を識別するのが大変な映画で、みんなヒゲのおっさんにしか見えないのは辛いですね
あんまり名前を呼び合わないので、当初は誰が誰だかわからないまま鑑賞していました
物語の構造は至ってシンプルで、デーヴァラが力で捩じ伏せているという状況があって、他の村の有力者が「決闘」という形でヒエラルキーを駆け上がっていく様子が描かれています
前半はデーヴァラの物語ですが、後半はデーヴァラの息子ヴァラの物語になっていました
エンドクレジットでは役名が出ないのですが、根気よく観ていると「Kid」という文字が見えました
それでも、7人ほどいた子役の誰が誰なのかはわからない感じですね
軽くググってみましたが、識別できるのは数人しかいませんでした
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は、いわゆる前編という扱いなので、どのように評価したら良いのかは分かりにくい作品となっています
映画の前後半は「父デーヴァラ、息子ヴァラ」という感じに分かれていますが、同じ役者が演じているので、その切り返し地点を観ていないとどっちがどっちかわからなくなってしまいます
もっとも、ラストのワンカットにてデーヴァラが何者かに殺されたことがわかるのですが、ぶっちゃけ誰に殺されたのか一瞬わかりませんでした
3時間経過ぐらいのどころで「実は」という感じで挿入されるのですが、一瞬過ぎて「誰?」って感じになってしまいました
一応、その人物がヴァラであることはわかるのですが、どうしてそうなったのかは後半になってから判明する、という流れになっていましたね
なので、作品全体の評価は「Part2」になると思いますが、導入の前半としては合格点というところなのでしょう
それにしても、デーヴァラ強過ぎですねえ
伝説のお話とは言え、コンテナを4つ丸ごと崖下に落とすとか、50人で向かっても歯が立たないとか、尾鰭がつきまくっているところが面白くもありますね
インド映画特有の踊りも無理なく入っている感じで、特にヴァラとタンガの官能シーン(タンガの妄想ですが)はヤバかったように思いました
■その武器は誰の手に
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■Part2をちょこっと予想
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102596/review/04949848/
公式HP:
