■アマチュア
Contents
■オススメ度
頭脳戦の復讐劇に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.4.11(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:The Amateur
情報:2025年、アメリカ、123分、G
ジャンル:殺しの素人が頭脳を使って妻殺害の復讐に向かう様子を描いたスリラー映画
監督:ジェームズ・ホーズ
脚本:ケン・ノーラン&ゲイリー・スピネッリ
原作:ロバート・リテル/Robert Littell『The Amateur(1981年)』
キャスト:
ラミ・マレック/Rami Malek(チャーリー・ヘラー/Heller:CIAの暗号分析官)
レイチェル・ブロズナハン/Rachel Brosnahan(サラ・ヘラー/Sarah:チャーリーの妻)
ローレンス・フィッシュバーン/Laurence Fishburne(ロバート・ヘンダーソン/Henderson:チャーリーの指導役、大佐)
カトリーナ・バルフ/Caitríona Balfe(インクワライン・デイヴィス/Inquiline:チャーリーのチャット相手)
ジョン・バーンサル/Jon Bernthal(ジャクソン・オブライエン/ザ・ベア/The Bear:チャーリーの友人、CIAエージェント)
マイケル・スタールバーグ/Michael Stuhlbarg(ホルスト・シラー/Schiller:チャーリーの復讐相手)
マーク・リスマン/Marc Rissmann(ミシカ・ブラジッチ/Mishka Blazhic:チャーリーの復讐相手)
ジョセフ・ミルソン/Joseph Millson(ローレンス・エリッシュ/Ellish:チャーリーの復讐相手、仕入れ担当)
Barbara Probst(グレッチェン・フランク/Gretchen Frank:チャーリーの復讐相手、連絡係)
Jérémy Lagniez(サイモン/Simon:シラーの手下)
Michaël Troude(クリストフ/Kristoff:シラーの手下)
ホルト・マッキャラニー/Holt McCallany(アレックス・ムーア/Moore:CIA副長官)
ダニー・サパーニ/Danny Sapani(カレブ/Caleb:ムーアの右腕)
Alice Hewkin(アリ・パーク/Ali Park:カレブの部下の分析官)
ジュリアンヌ・ニコルソン/Julianne Nicholson(サマンサ・オブライエン/O’Brien: CIA長官)
エイドリアン・マルチネス/Adrian Martinez(カルロス/Carlos:チャーリーの同僚)
Evan Milton(スレイター/Slater:チャーリーの同僚)
Nick Mills(フィン/Finn:チャーリーの同僚)
Tiffany Gray(エスター/Esther:チャーリーの同僚)
Anna Francolini(アニータ・ギャリソン/Anita Garrison:CIAのセラピスト)
ヘンリー・ギャレット/Henry Garrett(捜査スタッフのチーム長)
Lanna Joffrey(連邦警察の爆発物の指導員)
Kate Sumpter(「Channel 6」のアンカー)
David Mills(「NBNC」のアンカー)
Anita Anand(「CNC」のアンカー)
Ryan Chilcote(「CNC」のレポーター)
Tom Clarke Hill(チャーリーの行きつけのバーのバーテンダー)
Eli James(CIAエージェント)
Michael Monicatti(CIAエージェント)
Christy Meyer(ベスティ/Vestry:CIAエージェント)
Doug Cockle(CIAの警備員)
Cain Aiden(CIAのエージェント)
Lee Byford(CIAの警備員)
Darryl Lane(CIAの職員)
Emily Tebbutt(CIAの新人)
David Terry(CIAのエージェント)
Christophe Dupuis(マドリードのCIAオペレーター)
Tammie Rhee(農場に侵入するIEDエージェント)
Henri Faudou(グレッチェンの彼氏)
Marthe Keller(花屋)
Philippe De Grossouvre(アレルギー専門医)
Lily Sinko(クリニックの警備員)
Jean-Yves Cylly(バス停留所のチケット販売員)
Bettina Kenney(ベルリンのニュースレポーター)
Lars Anund Larsson(波止場のバーのマスター)
Victoria Novozhilova(ロシアのカフェのウェイトレス)
Marton Virag(武装交通の警察官)
■映画の舞台
アメリカ:ワシントンD.C.
イギリス:ロンドン
トルコ:イスタンブール
ロシア:プルモルスク
ロケ地:
トルコ
■簡単なあらすじ
CIAの暗号分析班に所属するチャーリー・ヘラーは、愛する妻サラとの幸せな日々を過ごしていた
妻はロンドンに出張することになり、仕事に埋没することになったチャーリーは、情報交換をしているハンドルネーム「インクワライン」から奇妙なデータを受け取ることになった
そのデータには「CIAを揺るがす情報」が入っていて、チャーリーはその内容に驚愕することになった
翌朝、いつものように目覚めたチャーリーは、副長官のムーアから長官室に来るように言われてしまう
「ニュースは見たか?」というムーアに「信頼できるものはない」と答えるチャーリーだったが、長官室で衝撃の事実に遭遇する
それは、妻の出張先のロンドンでテロが起こり、巻き込まれて死んだというものだった
チャーリーは現実逃避をして否定するものの、防犯カメラにその瞬間が映っており否定できなくなる
遺体も彼の元に戻り、現実を突きつけられたチャーリーは、ある思いを胸に「テロ」を分析し、ムーアに報告することになった
だが、相手がわかっても動かない上層部を不審に思ったチャーリーは、自力で妻の復讐を果たそうと考える
そして、特殊訓練を受けるために、育成学校の指導を受けることになったのである
テーマ:有言実行
裏テーマ:目的の裏読み
■ひとこと感想
IQ高いけど戦闘力ゼロの主人公の物語で、どのようにして敵を倒すのかが見どころとなっていました
CIAの暗号解析班ということで推理力が物凄く高く、あらゆることに精通していましたね
会話の端々から情報の精度がわかるかと思えば、知らないことはYoutuberの動画を見るという面白い展開を迎えていました
予告編でどうなるかがほとんどバラされているので、それを見過ぎてしまうと物語が動くまでが長いように感じられます
それでも、テンポ良く進むし、中弛みをする場面もなかったし、それっぽいところでいきなり動いたりするので、緊張感をうまく持続していたように思います
特別なガジェットを使うとかはなくて、ほぼネットワークとプログラミングで何とかしていくというわかりやすいものになっていました
妻への復讐と同時に「ある目的」を持って行動するのですが、それが彼の強かさの源泉であるように思います
新長官就任は偶然だと思いますが、前任の黒いCIAへの転換期を自分の復讐と絡めるところは面白かったと思います
それでも、チャーリーの知的行動が「結果が全て」となっているところに物足りなさがあるように思いました
全てのロジックを全部見せろとは言わないのですが、それっぽいシーンで濁しているので、もう少し何を学んで利用したかが分かれば良かったのかな、と感じました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は、頭を使って相手に復讐をするというもので、テロリストの女性にあっさり投げられるくらいに体力ゼロの特性となっていました
劇中ではIQ170以上と言われていて、その頭脳がフル回転しているのですが、それを映画ではうまく演出できていません
予告編で登場するプールに関しても、圧力維持装置に何かを仕掛けたことはわかっても、それがどのように作用して結果を招くのかというところが濁されているように思います
さらに、ラストの船の遠隔操作にしても、全てのタイミングを図って動かしていますが、そんなにうまく行くとは思えないのですね
なので、あのシーンで「予期せぬ出来事」が起こってのリカバリーができれば、もっと緊張感を保てたように思いました
セリフで「黒幕の時計と自分のスマホが近づいたらカウントダウンが起こる」みたいなことを言っていましたが、その割には時間の経過を気にしないとか、「長い説教はお見通しだ」みたいなのはざっくりしすぎているように思えました
妻への復讐ということで、4人全員を殺すことを念頭に置いていましたが、おそらくは最初からボスは殺さずに司法に委ねるつもりだったのでしょう
CIAの洗浄も一緒に行うのはできすぎのように思いますが、保身者の動きを簡略にするためには、その方がわかりやすいのだと思います
指導者ヘンダーソンは結局どっちの味方だったのかはわかりませんが、あの訓練の中で「今のCIAに対する苦言」というものが彼から漏れてくれば、チャーリーの思惑を読んで、追跡しているふりをしながら助けることができたのかな、と感じました
■復讐に必要なもの
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■勝手にスクリプトドクター
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/102980/review/04976562/
公式HP:
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/amateur
