■映画鑑賞まとめ■

 

7月、第2週(2025.7.7~2025.7.13)

 


■この夏の星を見る

 

■オススメ度

 

コロナ禍の鬱屈を吹き飛ばしたい人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.7.7(MOVIX京都)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、126分、G

ジャンル:コロナ禍で行動制限された高校生たちが天文学で通じ合う様子を描いた青春映画

 

監督:山元環

脚本:森野マッシュ

原作:辻村深月『この夏の星を見る(KADOKAWA)』

 

 

キャスト:

【茨城:砂浦第三高校】

桜田ひより(渓本亜紗:天文部の2年生、スターキャッチコンテスト企画)

   (幼少期:松井彩葉

水沢林太郎(飯塚凛久:2年生、ナスミス式望遠鏡製作)

河村花(山崎晴菜:3年生、部長)

増井湖々(広瀬彩佳:1年生、元バレエ部の新入部員、木星役)

安達木乃(深野木乃美:1年生、元吹奏楽部の新入部員、土星役)

岡部たかし(綿引邦弘:天文学部の顧問)

工藤遥(飯塚花楓:凛久の姉)

 

【長崎:泉水高校】

中野有紗(佐々野円華:3年生、吹奏楽部のホルン)

和田庵(武藤柊:3年生、離島留学制度で五島に来る野球部)

蒼井旬(小山友悟:蒼井旬:3年生、弓道部、柊の友人)

早瀬憩(福田小春:3年生、円華の幼馴染、クラリネット)

 

近藤芳正(才津勇作:長崎の天文台の館長)

中原果南(円華の母、つばき旅館の女将)

 

【東京:ひばり森中学校】

黒川想矢(安藤真宙:1年生、理科部に勧誘されるサッカー少年)

星乃あんな(中井天音:理科部の1年生、真宙のクラスメイト)

上川周作(森村尚哉:真宙と天音の担任)

 

【東京:御前台高校】

萩原護(輿凌士:泉水高校に留学中も東京から帰れない高校生)

 

秋谷郁甫(柳数生:2年生、真宙のサッカーチームの先輩)

朝倉あき(市野はるか:物理部の顧問)

 

【その他】

堀田茜(花井うみか:ISSに搭乗する宇宙飛行士)

小林涼子(ラジオのパーソナリティ)

 

■映画の舞台

 

2014年〜2021年

長崎:泉水高校

 

茨城:砂浦第三高校

 

東京:ひばり森中学校

 

東京:御崎台高校

 

 

ロケ地:

茨城県:土浦市

土浦第三高等学校

https://maps.app.goo.gl/gED9Qvs2fSMunVRW7?g_st=ic

 

長崎県:五島市

五島海陽高等学校

https://maps.app.goo.gl/yKKqLjQsN39pcJEc6?g_st=ic

 

五島南高等学校

https://maps.app.goo.gl/v1Kh1bm5cQTQG9d5A?g_st=ic

 

鬼岳天文台

https://maps.app.goo.gl/TXG9Z64hqhxhsyuB8?g_st=ic

 

五島の海と遊べる宿 Hermit Crab

https://maps.app.goo.gl/Hw7CWgzVNpTg2ZFA8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

2014年の夏、宇宙に興味を持っていた少女・亜紗は、ラジオ番組にある投稿をした

それは「月はどうしてついてくるのですか?」という素朴な疑問で、ゲストの綿貫先生は丁寧に答えた

 

それから5年後、亜紗はISSに搭乗予定の宇宙飛行士・花井うみかのトークイベントを見にきていた

高校に進学した亜紗は、一目散に天文部を目指し、そこにはナスミス望遠鏡を作りたい飯塚も来ていた

二人は意気投合し、部長の晴菜とともに活動を開始する

 

だが、翌年の2020年2月、日本はコロナ禍に見舞われ、楽しみにしていたスターキャッチコンテストもできなくなってしまう

それでも諦め切れない亜紗は、オンラインでの開催を模索し始めた

 

一方その頃、長崎の五島では、コロナ禍によって風評被害に遭っている旅館の娘・円華が孤立し始めていた

幼馴染の小春との距離も空いてしまい、そんな彼女に野球部の武藤が声を掛けた

彼は、丘の上の天文台に彼女を誘い出す

観測はできなかったが、館長の才津は円華たちにスターキャッチコンテストの打診をした

 

さらにその頃、東京では、武藤と同じく五島に来ていた輿がいたが、コロナの移動制限で帰れなくなっていた

輿は武藤たちの呼びかけに応じて、スターキャッチコンテストに参加することになった

だが、輿が移動するのは難しく、そこで都内のひばり森中学からコンテストの参加を希望していた安藤が、輿の近くにいるサッカー部時代の先輩・柳を頼りたいと言う

柳は物理部に入っていて、顧問の市野先生はOKを出し、そうして、4つの学校の生徒がオンラインでスターキャッチコンテストに参加することになったのである

 

テーマ:不可能を可能にする熱量

裏テーマ:状況を変える方法

 

■ひとこと感想

 

まさかの七夕の日に天文学系の映画を観るとは思わず、鑑賞後にレビューを眺めていたら、「7月7日に観た方が良い」と言う言葉がありました

思わずXで呟いてしまいましたが、運よく目に入って行くことができた人はラッキーだったと思います

映画の中で織姫と彦星の話が出てくるし、天の川も見られるので、映画が終わった後に夜空を眺められると言うのは最高の鑑賞後体験になると思います

 

映画では、コロナ禍を直撃した高校生たちが描かれ、2年生になった時にクラブ活動がほぼ休止状態になってしまう世代を描いていました

4つの地域の若者たちの日常を切り取っていて、無慈悲な中でどのように「やりたいことをやるか」と言うものが描かれていました

 

物語は、スターキャッチコンテストをメインにしていて、オンラインでの開催がメインだと思っていたら、まさかのメインイベントが待っていましたね

コロナ禍2年目のさらに生きづらくなった世の中があって、その中で中学生の動機がきっかけとなって人々が動いていきます

大人がああしろこうしろと言わずに、子どもたちがやりたいことを見つけて、それにできる限りのことをする大人たちがいました

 

この優しさがリアルでどこまであったのかがわからないのですが、コロナ禍でもがいて何かをした人たちにとっては、特別な思い出になったのだと思います

普通の高校生活を送った人からすれば羨ましく思えるけど、普通を満喫したかった人からすれば苦難の道のように思います

それでも、内なる衝動に対して柔軟に対応していくことで、見えなかったものが見えると言うのはあったと思います

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】この夏の空を見る【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102391/review/05300043/

 

公式HP:

https://www.konohoshi-movie.jp/


■消防士 2001年、闘いの真実

 

■オススメ度

 

韓国の史実ベースの映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.7.8(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:소방관(消防士)、英題:The Firefighters(消防士)

情報:2024年、韓国、106分、G

ジャンル:2001年に起きた弘済洞ビル火災事件を描いた実話ベースのヒューマンドラマ

 

監督:クァク・キョンテク

脚本:クァク・キョンテク&キム・ヨンデ&チェ・クァンヨン

 

キャスト:

チュウォン/주원(チェ・チョルン/철웅:ソウル西部消防の新人救助隊員)

 

クァク・ドウォン/곽도원(チョン・ジンソプ/진섭:ソウル西部消防のベテラン消防士、班長)

 

ユ・ジェミョン/유재명(カン・インギ/인기:ソウル西部消防署の救助隊長、ジンソプの同期)

 

イ・ユヨン/이유영(ソヒ/서희:ソウル西部消防隊の救命士)

キム・ミンジェ/김민재(シン・ヨンテ/용태:チョルンを勧誘した救助隊員)

オ・デファン/오대환(アン・ヒョジョン/효종:救助隊員、ムードメイカー)

イ・ジュンヒョク/이준혁(ソン・キチョル/송기철:結婚を控える救助隊員)

ファン・ソンジュン/황성준(ヒョンス/현수:犬を保護している救助隊員)

ハン・ジェウン/한재웅(チョン・ジュンヒョク/준혁:救助隊員)

ホ・スン/허승(ホン・ソンホ/성호:救助隊員)

クァク・ヨンシン/곽영신(イ・サンボン/상봉:救助隊員)

 

チャン・ヨンナム/장영남(ドスン/도순:ジンソプの妻、チキン店開店)

イ・ミンソン/이민성(ドンス/동수:ジンソプの息子)

   (幼少期:ヨン・ドンス/김지율

 

ソ・ミンジュ/서민주(アン・ヒョミン/효민:ヒョジョンの妹、キチョルの婚約者)

 

ホ・ジン/허진(スンジャ/순자:キョンホの母、食堂経営)

ホン・サンピョ/홍상표(ソン・キョンホ/경호:スンジャの息子)

 

イ・ヨン/이용이(ヨンテの母)

 

チョン・ジョンジュン/정종준(小売店の店主)

チョン・ギソプ/정기섭(仕立て屋)

チョン・ヒョンスク/전현숙(手袋店の店主)

 

■映画の舞台

 

2001年3月4日、

韓国:ソウル市

弘済洞火災惨事事件

 

ロケ地:

韓国:ソウル市

https://maps.app.goo.gl/eJC3LXtWaVtNsE3p9

 

■簡単なあらすじ

 

2001年、ソウル西部の消防署に配属された新人救助隊員のチョルンは、カン・インギ隊長が率いる隊に配属された

チームはチョン・ジンソプ班長を筆頭に、教育係のヒョジョン、ヒョジョンの妹ヒョミンと結婚予定のキチョル、チョルンを消防に勧誘したシン・ヨンテたちがいた

また、救命士のソヒ、犬を保護しているヒョンスたちもいて、危険な現場に突入していた

 

ある日のこと、小売店の隣のビルで火災が起き、そこの住人が取り残されることになった

ジンソプは酸素ボンベがなくなる寸前まで救助活動を行い、カン隊長の命令に背いて、ヨンテとともに生存者を探した

母親を見つけた二人だったが、その部屋の壁に娘の写真を見つけたジンソプは、さらに奥深くへと捜索を始める

なんとか娘を見つけたものの、建物の崩落が起きて、寸前のところでヨンテが取り残されてしまった

ジンソプは少女を外に出して、ヨンテの救出に向かうものの、間に合わずに建物の奥底へと転落し、殉職してしまった

 

チョルンは休暇を取ることになり、指揮系統が機能していない現場に憤りを感じていた

幹部になるための試験を受けることを決意し、猛勉強を始めるものの、直感で動くジンソプとは相容れなかった

そんな折、ジンソプの妻がチキン店を開くことになり、彼も一線を退く決意を固める

だが、その勤務最終日に、行きつけの食堂の火災事件が起きてしまうのである

 

テーマ:命を助ける現場感覚

裏テーマ:助けることができる資格

 

■ひとこと感想

 

実際に起きた事件がベースになっていて、殉職した消防士にはモデルとなる人がいます

あくまでもフィクションと銘打っているので引用すべきかは悩みますが、知りたい人は韓国語版Wikiを調べれば、色んな情報が載っています

主人公であるチョルン、救命士のソヒ、ヨンテ、ヒョジョン、ヒョンスにはモデルがいて、ジンソプとカン隊長は架空となっているようでした

 

火災事件は史実そのままで、弘済洞にあるビルが2001年3月4日に火災を起こしたと言うもので、場所としてはソウル特別市の西大門区と言うところになります

死者は6名、ケガ人は3名で、建物全部が崩壊した、とされています

犯人に関しては、家主の息子で放火をしたと言うところも同じですね

不法駐車などによって侵入できず、現場から150m離れたところからホースを引きずって消火を始めていました

 

事件はほぼ映画通りの内容ですが、事件のWikiを眺めるだけでも胸が締め付けられますね

消防隊が国家公務員ではなかったと言うところも驚きで、しかも防火服ではなく防水服(いわゆるカッパ)で突入するし、防火手袋ではなく普通の軍手と言うところもショッキングでした

放火の実情に関しては脚色されているところがありますが、この脚色が良いのかは何とも言えないと感じました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】消防士 2001年、闘いの真実【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103699/review/05302283/

 

公式HP:

https://firefighters.jp/


■ハルビン

 

■オススメ度

 

韓国目線の歴史映画に興味がある人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.7.8(イオンシネマ京都桂川)

 

■映画情報

 

原題:하얼빈(ハルビン)、英題:Harbin

情報:2024年、韓国、114分、G

ジャンル:安重根による伊藤博文暗殺事件を韓国目線で描いた史実ベースの伝記映画

 

監督:ウ・ミンホ

脚本:キム・キョンチャン&ウ・ミンホ

 

キャスト:

ヒョンビン/현빈(アン・ジュングン/安重根/안중근:大韓義軍の軍参謀、中将)

 

パク・ジョンミン/박정민(ウ・ドクスン/禹徳淳/우덕순:大韓義軍の同志)

チョ・ウジン/조우진(キム・サンヒョン/김상현:日本語通訳官、ジュングンの同志)

 

イ・ドンウク/이동욱(イ・チャンソプ/이창섭:大韓義軍の副総長)

ユ・ジェミョン/유재명(チェ・ジェヒョン/최재형:大韓義軍の総長、大東共報社の幹部)

 

チョン・ヨビン/전여빈(コン夫人/공부인:ウラジオストクの骨董品店の店主)

チョン・ウソン/정우성(パク・ジョンチョル/박점철:満州で活動する馬賊のボス、コン夫人の義理の兄)

 

リリー・フランキー(伊藤博文:日本国の首相、元朝鮮統監)

パク・フン/박훈(森辰雄:日本の陸軍少佐)

キム・ジオ/김지오(大谷:森辰雄の副官)

パク・トンハ/박동하(山田:伊藤博文の警護)

ソン・スンフン/손승훈(鈴木:捕虜になる日本兵)

 

イ・サンホ/이산호(チョ・ドソン/조도선:大韓義軍のメンバー、ロシア語通訳)

ユン・ヨウォン/윤여원(シン・ジェシク/신재식:大韓義軍のメンバー)

 

アン・セホ/안세호(リー・カン/이강:安重根の同志、大東広報社の編集局長)

ソン・イニョン/손인용(キム・ソンベク/김성백:安重根の同志、ハルビン韓国人会の会長)

ユン・サンホイ/윤상호(ハルビンの総領事)

 

 

■映画の舞台

 

1909年10月、

中国:ハルビン

咸鏡北道(ハムギョンブクト)シナ山

 

ロシア:ウラジオストク

 

ロケ地:

モンゴル(満州)

ラトビア(ウラジオストク)

韓国各地

 

■簡単なあらすじ

 

1908年、咸鏡北道のシナ山にて安重根率いる大韓義軍は、日本軍相手に勝利を収めた

少佐の森辰雄を捉えるものの、彼の自決懇願を無視した安重根は、武装解除させたのちに解放することになった

だが、森は日本軍と合流し、安重根がいない間に大韓義軍を壊滅させてしまう

 

命からがら逃げることになった安重根は、隠れ家に戻ることができたが、義軍の総長ジェヒョン先生を筆頭に、副官のチャンソプたちから非難を受けることになった

安重根は伊藤博文の暗殺を高々と宣言し、ドクスン、サンヒョンが加わって、秘密裏に行動を開始することになった

 

その頃、日本では伊藤博文が日韓併合を打ち出し、ロシアのハルビンにて併合の取りまとめを行うことが決まっていた

安重根たちは、ハルビンにて暗殺することを計画し、そのために必要な爆薬を手に入れるために奔走することになった

安重根と対立するチャンソプが全体の指揮を執ることになったが、なぜかこちらの動きは筒抜けで、爆薬を所持したところを狙われて襲われてしまう

計画は頓挫になるかと思われたが、安重根はチャンスは今しかないと感じ、爆薬なしで計画を遂行すべく、ハルビンへと向かうことになったのである

 

テーマ:独立の大義

裏テーマ:寛容なる英雄

 

■ひとこと感想

 

韓国目線で綴られる「伊藤博文暗殺事件」ということで、どんな仕上がりになるのかと思っていましたが、案の定という感じに仕上がっていましたね

史実を知らない人が鵜呑みにするかは分かりませんが、興味を持って調べると、その違いに唖然としてしまうと思います

何が改変されたのかというのは両手で足りないくらいなのですが、歴史改変ファンタジーとして観る分には良いのだと思います

 

映画では、併合による恩恵なども描かれていて、どちらかと言えば安重根が行った暗殺は、韓国によって望ましくない方向に動いたという感じに描かれています

伊藤博文が悪態をついていますが、そう言った細かなところよりは、併合に対しての国民感情とか、なぜか現れる英雄的な存在の登場というものに重きが置かれていました

 

安重根が英雄視されているのかどうかは分かりませんが、現代も続く抗日に対する象徴のようなものとして描かれていましたね

とことんまで日本人は野蛮で残虐という感じに描かれていましたが、その部分の誇張に関しては許容範囲でしょう

 

映画は、韓国ではこんな感じに捉えているのだな、という感想と、こんな感じに教えたいんだなということがわかる感じでしたね

他国の歴史観なので好きにすれば良いと思いますが、抗日熱を上げても国は良くならないし、プロパガンダとしても質が低いので、何だかなあと思ってしまいますね

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】ハルビン【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103719/review/05302282/

 

公式HP:

https://harbin-movie.jp/


■「桐島です」

 

■オススメ度

 

指名手配犯・桐島聡に興味のある人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.7.9(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、105分、G

ジャンル:指名手配犯の逃亡生活を描いた実話ベースの伝記映画

 

監督:高橋伴明

脚本:梶原阿貴&高橋伴明

 

キャスト:

毎熊克哉(桐島聡/内田洋:逃亡する指名手配犯、東アジア反日武装戦線「さそり」のメンバー)

 

奥野瑛太(宇賀神寿一:「さそり」のメンバー、桐島の盟友)

 

北香那(キーナ:港町で出会う歌手)

原田喧太(ケンタ:港町のバーの店主)

 

山中聡(小林:桐島を雇い入れる小林工務店の社長)

影山祐子(美恵子:小林工務店の事務員)

テイ龍進(金田:小林工務店の先輩社員)

嶺豪一(新井:小林工務店の後輩社員、在日)

和田庵(たけし:小林工務店の後輩社員、中卒)

 

海空(ヨーコ:桐島の大学時代の恋人)

 

白川和子(銭湯「曙湯」の番台のおばあちゃん)

 

甲本雅裕(素行の知れないアパートの隣人)

 

高橋惠子(AYA:中東地域で活躍する活動家)

 

秋庭賢二(ラマザン:建設現場のクルド人労働者)

 

伊藤佳載(黒川芳正:「さそり」のボス)

宇乃徹(大道寺将司:「狼」のボス)

長村航希(斎藤和:「大地の牙」のボス)

 

■映画の舞台

 

1970年代~2024年1月

東京&神奈川

 

ロケ地:

東京都:目黒区

江古田マーキー

https://maps.app.goo.gl/RRuFE4jFTxzxe1Z27?g_st=ic

 

茨城県:行方市

なめがた地域医療センター

https://maps.app.goo.gl/B3dhR4VcuMvM7JQG9?g_st=ic

 

千葉県:市川市

丸平食堂

https://maps.app.goo.gl/eEaVFtW2UAXEDAoSA?g_st=ic

 

神奈川県:横浜市

称名寺

https://maps.app.goo.gl/u161gHTaq2JX5NvZ7?g_st=ic

 

千葉県:千葉市

宮野木ボウル幸町センター

https://maps.app.goo.gl/7pom6bLE5zDTLfwQA?g_st=ic

 

喫茶ロマン

https://maps.app.goo.gl/oFbB4SHgQTZUogAX6?g_st=ic

 

福島県:いわき市

居酒屋 凱道

https://maps.app.goo.gl/mVanYrEu9xTFzzpW6?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

1970年代、東アジア反日武装戦線の活動に傾倒していた桐島聡は、「さそり」の黒川、宇賀神とともに建設会社の工場や本社ビルなどを標的にした爆弾テロを行なっていた

諸外国の労働者、日雇い労働者を搾取している企業への報復措置としての側面が強かったが、日本赤軍の事件などをきっかけに、公安当局の取り締まりは激化し、次々と仲間が逮捕されていった

 

桐島は潜伏生活を繰り返し、盟友の宇賀神とも行動を別にすることになり、湘南の港町にたどり着いた

そこにあった小林工務店に転がり込んだ桐島は、内田洋と名乗って生活を始めていく

不審な隣人に怯えたり、夜な夜な爆破の夢を見るなどしていたが、小林社長の厚意と仲間たちとの交流を経て、第二の人生を歩んでいた

 

だが、彼は指名手配犯として全国的に捜索が続けられていて、気を許す場所はなかった

唯一の居場所はケンタが経営しているバーで、彼は夜な夜なそこに出入りし、自由な時を謳歌していた

そんなある日、ケンタの知り合いの歌手キーナがステージに立つことになり、彼女の歌に感銘を受けた桐島は、ギターを始めるようになったのである

 

テーマ:弱者の代弁

裏テーマ:時代が作り出す暗部

 

■ひとこと感想

 

桐島聡が発見されたというニュースは聞き覚えがありますが、さすがに幼少期の頃の事件なので、何をした人なのかは知りませんでした

東アジア反日武装戦線とか、当時の学生運動は世代が違うので、指名手配のポスターを見ても何をして追われているのかは分かりませんでした

大人になった頃には事件はほぼ風化し、バブルやら何やらで盛り上がっていて、大学出た頃には弾けて氷河期で、過去の事件に耳を傾けている暇はなかった記憶があります

 

映画では、三菱重工のビル爆破事件後に行動を起こす桐島たちが描かれ、彼らは負傷者を出さないテロというものを行なっていました

それでも、宿直の人が怪我をするなど、思うように行かなかったこともあったようでした

いわゆるグローバル的な企業に搾取されている構造に対してメッセージを送るというものになりますが、時代背景とか活動の歴史をあまり知らないと何が起こっているのかわからない部分があるかと思いました

 

物語としては、実話ベースだけどほぼフィクションに近い内容で、彼が桐島であったことを知り合いたちが知ったのかどうかすらも分かりません

テレビで流されるのは若い頃の指名手配写真くらいなので、よほど近かった人(小林社長と数人)ぐらいしかわからなかったと思います

なので、彼がどのような逃亡生活を送っていたかというのは想像の世界になっていて、存命の仲間たちの証言(書籍など)からイメージを膨らませるしかなかったように思いました

 

こんなに近くにいたのに誰も気づかなかったというよりは、薄々気づいてるけど、通報しなかったという人も一定数いたように思います

よく似ているけど、あんな爆弾騒ぎを起こすようには見えません

訳ありを探ることもないのは、身近にその脅威と関わりがないから、というのが理由になるのではないでしょうか

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】「桐島です」【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/102896/review/05305792/

 

公式HP:

https://kirishimadesu.com/


■キャンドルスティック

 

■オススメ度

 

なんちゃってマネー映画が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.7.10(T・JOY梅田)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本&台湾、93分、G

ジャンル:AIの隙をついてFXで儲けようとする人々を描いたなんちゃって金融映画

 

監督:米倉強太

脚本:小椋悟

原作:川村徹彦『損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー』

Amazon  Link → https://www.amazon.co.jp/%E6%90%8D%E5%88%87%E3%82%8A-%E5%B7%9D%E6%9D%91-%E5%BE%B9%E5%BD%A6/dp/4434168118

 

キャスト:

阿部寛(野原賢太郎:出所した元天才ハッカー)

菜々緒(杏子:数字に色がついて見える女、FXトレーダー)

 

サヘル・ローズ(ファラー:「夜光ハウス」の職員、モデル)

YOUNG DAIS(吉良慎太:「夜光ハウス」の園長、FXセミナー講師)

 

マフテェ・ホセイン・シルディ/Mafdi Hoseein Shirioudi(アバン:イランのハッカー、ファラーの友人)

 

津田健次郎(望月功:杏子の元夫、数学者)

 

アリッサ・チア/賈静雯(リンネ・ライ:台湾の野心的な起業家)

タン・ヨンシュイ/湯詠梁(メイフェン:リンネの娘、15歳)

オースティン・リン/林柏宏(ルー・ウェイシン:リンネの甥)

 

デイヴィッド・リジッズ/David Ridges(ロビン:賢太郎の元部下、ハワイ在住のSE)

 

■映画の舞台

 

2019年5月7日、

日本:東京(兜町)

日本:川崎(京浜工業地帯)

台湾:台北(高雄経済特区)

イラン:テヘラン

アメリカ:ハワイ

 

ロケ地:

群馬県:渋川市

武尊根BASE(夜行ハウス)

https://maps.app.goo.gl/sSAr2FUbvGxgv9EL8?g_st=ic

 

台湾:台北

イラン:テヘラン

 

■簡単なあらすじ

 

2019年5月、かつて天才ハッカーとして活躍していた野原賢太郎は、刑期を終えて出所していた

彼は数学者・望月功と会う約束をしていて、それは野原と望月の妻・杏子との関係に関するものだった

望月は野原に水をかけることで遺恨を消し、野原と杏子は新しい生活を始めることになった

 

そんな野原の元に、かつて同僚として働いていた台湾在住のルーから電話が入った

ルーは叔母のリンネから儲け話を持ちかけられていて、そのためには野原の力が必要だという

リンネは野原が収監された原因を作った女だったが、金が必要だった野原は渋々その計画に加わることになった

 

リンネは2019年5月7日に日本にて元号が変わるタイミングに仕掛けを考えていて、野原はフェイクニュースでAIを騙そうと考える

プログラムを作り、ハワイ在住の元同僚ロビンなどの手を借りるものの、なかなかうまくいかない

 

時間が迫る中、イスラム圏では野原のプログラムがうまく作動しないことがわかり、ロビンは友人のハッカー・アバンに助けを求める

ロビンは日本にいる友人と妹に向けて大金を得たいと考えていて、多額の報酬を条件にプログラムに参加することになった

そして、運命の時が訪れるのである

 

テーマ:復讐の仕込みかた

裏テーマ:感情と感傷

 

■ひとこと感想

 

FXに関しては一通りの知識があり、取引実績もあるので、どんな感じに描かれているのかが興味がありました

評価がかなり低い作品で、素人にはわからないレベルの話でついていけないのかと思っていましたが、まさかの「FXを知らない人が作った映画」だったとは驚きでしたね

2019年の段階で金融システム維持のためにAIが導入されていたのかは知りませんが、自動プログラムでAIがチャートを形作っているというのは肌で感じています

それが「ニュース」で動いているのもわかりますが、世界規模でAIを騙すというのは誇張すぎて笑ってしまいました

 

映画は、導入からたくさんのキャラを紹介していくのですが、サヘル・ローズ演じるファラーが何者なのかよくわからない感じでしたね

FXセミナーのアシスタント、モデル、孤児施設の寮母の三役を行っているのですが、それで国税に差し押さえられるほど困窮する施設というのは意味がわかりませんでした

あのセミナーも騙して本かツールを売る会合ですが、そんな人間が施設を運営しているとは思えないかったりします

 

物語は、野原がかつての裏切り者リンネを陥れるために策を講じますが、明かされても「ふーん、で?」って感じでしたね

あれをしようとしたら、リンネが使っている取引先のシステムをハッキングしないとできないと思うのですが、どういうカラクリになっていたのかはわかりません

整合性は取れないと思いますが、それ以外にヤバいところがたくさんありましたね

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】キャンドルスティック【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103483/review/05309205/

 

公式HP:

https://candlestick.jp/


■スーパーマン(2025)

 

■オススメ度

 

ジェームズ・ガン風味が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

 

鑑賞日:2025.7.11(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

原題:Superman

情報:2025年、アメリカ、129分、G

ジャンル:某国の紛争に介入したスーパーマンが窮地に陥る様子を描いたアクション映画

 

監督&脚本:ジェームズ・ガン

原作:グラント・モリソン&フランク・クワイトリー『オールスター:スーパーマン』

 

キャスト:

デヴィッド・コレンスウェット/David Corenswet(スーパーマン/Superman/クラーク・ケント:クリプトン人の生き残り、新聞記者)

   (2歳時:Oliver Diego Silva

ジョリーン(クリプト:スーパーマンが預かっている犬)

 

【クリプトン&親族関連】

ブラッドリー・クーパー/Bradley Cooper(ジョー=エル/Jor-El:スーパーマンの父)

アンジェラ・サラフィアン/Angela Sarafyan(ララ・ロー=ヴァン/Lara:スーパーマンの母)

ミリー・オルコック/Milly Alcock(カーラ・ゾー=エル/Kara Zor-El:スーパーガール、スーパーマンのいとこでクリプトの飼い主)

 

マイケル・ルーカー/Michael Rooker(スーパーマンの要塞の奉仕ロボット1号/Superman Robot #1)

ポム・クレメンティエフ/Pom Klementieff(スーパーマンの要塞の奉仕ロボット5号/Superman Robot #5)

アラン・トゥディック/Alan Tudyk(ゲイリー/Gary:スーパーマンの要塞の奉仕ロボット4号)

グレース・チャン/Grace Chan(スーパーマンの要塞の奉仕ロボット12号/Superman Robot #12:新人ロボット)

 

ネヴァ・ハウエル/Neva Howell(マーサ・ケント/Ma Kent:クラークの母)

プルイット・テイラー・ヴィンス/Pruitt Taylor Vince(ジョナサン・ケント/Pa Kent:クラークの父)

 

【デイリー・プラネット関連】

レイチェル・ブロズナハン/Rachel Brosnahan(ロイス・レイン/Lois Lane:デイリー・プラネットのフォトジャーナリスト、クラークの恋人)

ウェンデル・ピアース/Wendell Pierce(ペリー・ホワイト/Perry White:編集長)

スカイラー・ギソンド/Skyler Gisondo(ジミー・オルセン/Jimmy Olsen:フォトジャーナリスト)

ベック・ベネット/Beck Bennett(スティーブ・ロンバード/Steve Lombard:スポーツライター)

ミカエラ・フーバー/Mikaela Hoover(キャット・グラント/Cat Grant:コラムニスト)

クリストファー・マクドナルド/Christopher McDonald(ロン・トループ/Ron Troupe:ジャーナリスト)

 

【メトロポリス関連】

フランク・グリロ/Frank Grillo(リック・フラッグ・Sr/Rick Flag Sr.:A.R.G.U.Sの新長官)

Tinashe Kajese(フロー・クロウリー/Flo Crawley:ARGUSの元メンバー、タスクフォースXのミッションコーディネーター)

Luis R. Hernandez(アルバート・タイラー/Albert Tyler:司法長官)

Mary Chatmon(ロレット・ベル/Loretto Bell:長官の秘書)

 

Dinesh Thyagarajan(マリク・マリ・アリ/Malik ‘Mali’ Ali:スーパーマンを助けるメトロポリスの住人、ファラフェル売りの男)

 

【ルーサー・コープ関連】

ニコラス・ホルト/Nicholas Hoult(レックス・ルーサー/Lex Luthor:スーパーマンの宿敵、ルーサー・コープのリーダー)

マリア・ガブリエラ・デ・ファリア/María Gabriela de Faría(アンジェラ・スピカ/エンジニア/The Engineer:オーソリティのメンバーで身体を武器に変化できる能力者)

演者内緒(ハンマー:スーパーマンと互角の能力を有する装甲兵)

 

サラ・サンパイオ/Sara Sampaio(イヴ・デシュマッカー/Eve Teschmacher:レックスの恋人、自撮り好きのインフルエンサー)

テレンス・ルーズモア/Terence Rosemore(オーティス・バーグ/Otis Berg:レックスの手下のまとめ役)

スティーヴン・ブラックハート/Stephen Blackehart(シドニー・ハッパーソン/Sydney Happersen:レックスの手下)

 

アンソニー・キャリガン/Anthony Carrigan(レックス・メイソン/エレメントマン/メタモルフォ/Metamorpho:ポケットユニバースにいるメタヒューマン)

 

Trevor Newlin(ミスター・ハンサム/Mr. Handsome:レックスが作り出した怪人、案内人)

 

Giovannie Cruz(シェリル・ミシェル・キンブル/Cheryl Kimble:退役軍人、レックスの元恋人)

 

【ジャスティス・ギャング】

エディ・ガデギ/Edi Gathegi(マイケル・ホルト/ミスター・テリフィック/Mr. Terrific:ジャスティスギャング)

ネイサン・フィリオン/Nathan Fillion(ガイ・ガードナー/Guy Gardne:グリーンランタン)

イザベラ・メルセード/Isabela Merced(ケンドラ・サンダース/ホークガール/Hawkgirl:ジャスティスギャング、飛行能力)

 

【ボラビア国関連】

Zlatko Buric(バジル・グルコス/Vasil Ghurkos:ボラビア国の大統領)

 

【シャルハンプル関連】

AJ Bernard(ジャルハンプルの旗を掲げる少年)

 

【その他要人】

ショーン・ガン/Sean Gunn(マックスウェル・ロード/Maxwell Lord:ロード・テクノロジーの代表、インタビューに答える男)

ジョン・シナ/John Cena(ピースメイカー/Peacemaker:スーサイド・スクワッドの一員、スーパーマンをテレビで批判する男)

 

■映画の舞台

 

地球:

メトロポリス

ボラビア国

ジャルハンプル村

北極

 

ロケ地:

アメリカ:オハイオ州

シンシナシティ/Chicinnati

https://maps.app.goo.gl/e3Cb1petKHA32gce9?g_st=ic

 

クリーブランド/Cleveland

https://maps.app.goo.gl/k2VNeGG69mCBCpPq7?g_st=ic

 

アメリカ:ジョージア州

アトランタ

 

ノルウェー:

スヴァールバル諸島/Svalbard

https://maps.app.goo.gl/C8vh3HERkqwbFbrf8?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

今から約3世紀前、クリンプト星からメタヒューマンの子どもがやってきた

彼はカンザスに住む夫婦のもとで育てられ、メトロポリスにて新聞記者で生計を立てるようになった

だが、彼の正体は地球を守るスーパーマンで、市民たちは彼の活躍に心を躍らせていた

 

だが、ボラビア国とジャルハンプル村の紛争に介入したことによって、彼の行動に疑念を持つ人間も増えてきた

その中の一人、レックス・コープのCEOレックス・ルーサーは、スーパーマンは地球人の敵であるという姿勢を崩さなかった

アメリカ政府の承認も得ずに代表のように振る舞う様子に我慢がならず、彼は独自の自警団を設立する動きを見せていた

 

そんな折、メトリポリスにハンマーと呼ばれるメタヒューマンらしき存在が現れた

スーパーマンは街を守るために奮闘するのもの、歯が立たず、初めての敗北を喫してしまう

スーパーマンは相棒のクリプトに自分の要塞へと連れ帰るように命令する

 

何とか要塞に帰ったスーパーマンは、奉仕型ロボットたちのケアを受けていく

黄色い太陽によって回復力を上げる中、彼は両親が残したメッセージにふれ、自身の存在意義を見つめ直す

そして再び、ハンマーとの戦いに向かうのである

 

テーマ:評価の正体

裏テーマ:ヒーローとしての生き様

 

■ひとこと感想

 

過去のスーパーマンを全部見ているかどうかは覚えていませんが、本作はまた新しい世界線のスーパーマンなんだと思います

冒頭でスーパーマンが地球に来てからをざっくりと説明したかと思いきや、いきなり「初めて負けた」みたいな展開になっていましたね

「あれ? 続編?」と思ってしまいましたが、わざと端折ったんだと思います

 

映画では、スーパーマンの両親が残したメッセージによって行動しているという部分があり、そのメッセージには破損した後半があった、という展開を迎えます

それによってスーパーマンの存在が脅かされるようになり、SNSを中心とした罵詈雑言に塗れるようになりました

このあたりの流れには裏工作されている部分があって、その暴露はかなりコメディ色が強かったように思います

また、実にくだらない感じのお笑い要素があって、やりすぎない感じがちょうど良かったですね

 

物語は、スーパーマンが両親のメッセージを知ったことで生き方に疑問を持つのですが、それを正すのが「育ての親」ということになっていました

養父ジョンが語る言葉が本作のテーマとなっていて、それはとても感銘の深いものだったと思います

自身の評価が何によって決まるかという本質を描いていて、それは出自などではないと断言しているところは良かったと思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】スーパーマン(2025年の映画)【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103125/review/05312797/

 

公式HP:

https://wwws.warnerbros.co.jp/superman/


■おい、太宰

 

■オススメ度

 

三谷幸喜の舞台が好きな人(★★★)

 

■公式予告編

鑑賞日:2025.7.12(イオンシネマ久御山)

 

■映画情報

 

情報:2025年、日本、101分、G

ジャンル:太宰治を敬愛する男が秘密のトンネルで自殺未遂した時代に迷い込む様子を描いたコメディ映画

 

監督&脚本:三谷幸喜

 

キャスト:

田中圭(小室健作:太宰治を敬愛する男、テレビの構成作家)

宮澤エマ(小室美代子:健作の妻)

 

松山ケンイチ(太宰治/津島修治:昭和初期の文豪)

小池栄子(矢部トミ子:太宰の恋人)

 

梶原善(打雷次郎:地元の漁師)

 

■映画の舞台

 

とある年の10月18日

昭和5年10月18日

神奈川県:鎌倉市

七里ケ浜(映画では八里ケ浜)

https://maps.app.goo.gl/GRVFiA9PstCdGg4Y9?g_st=ic

 

ロケ地:

千葉県:夷隅郡

小浦海岸

https://maps.app.goo.gl/MEaMi8N9qpe4Yq8t9?g_st=ic

 

■簡単なあらすじ

 

太宰治を敬愛するテレビマンの小室健作は、妻・美代子の友人の結婚式に参加していた

その帰り道、道に迷った二人は、とある港町に迷い込んだ

地元の漁師に道を聞いた健作は、そこが太宰治が自殺未遂を起こした鎌倉の八里ヶ浜だとわかった

 

健作はその浜に興味を持ち、早く帰りたい妻を差し置いて浜に出てしまう

そこには漁師とそっくりの男もいて、彼は道を聞いた漁師の双子の兄だった

そして、その浜にはどこかに通じるトンネルがあった

健作は興味を持ってそのトンネルを抜けると、そこには教師とその兄にそっくりな男がいて、さらに恋人と一緒にいる太宰治を見つけてしまう

 

過去に干渉したはならぬことを知っていた健作だったが、テンションが上がりきまってしまって、太宰治と絡んでしまう

興奮冷めやらぬまま、妻のもとに戻るものの、妻は冷ややかな目で突き放した

 

その後、再び太宰治のいる浜に戻った健作は、あれこれと過去に干渉してしまうのである

 

テーマ:過去と未来の混同

裏テーマ:運命決定論

 

■ひとこと感想

 

WOWOWのドラマを映画版に手直ししたもので、劇場版には「もう一つのエンディング」というものがありました

ワンシーンワンカットということで、ひたすら演技合戦になっていました

よくセリフを覚えられるなあと思う一方で、アドリブも結構あるのかなと思いました

二つの海岸を跨いで昭和と現在を行き来することになるのですが、よくあのロケーションを見つけたなあと思いました

 

映画は、太宰治が心中を図った日に行ってしまうというもので、歴史を変えてはいけないと知りながらも、太宰が生き残って、トミ子だけが死ぬことを知っている健作はなんとかしたいと思うのですね

人として、という感じで動いていきますが、そこからさらにドタバタ劇へと向かっていきます

太宰治が作家としてデビューする前になっていて、この出会いが作風のインスピレーションになっていたりもしました

このあたりのカラクリを楽しめる人向けのように思います

 

個人的には、ワンシーンワンカットは良いアイデアだと思うのですが、やはりテンポが悪すぎるように思います

編集がないので、予定通りの脚本で進むのですが、やはり不要に思えるセリフとか間があったりするのですね

なので、物語が動き出すまでに時間もかかるし、ワンシーンを延々とやっている印象がありました

ドラマ版を映画のサイズに繋ぎ合わせた感じになっているのですが、そこでワンシーンワンカットを止めるわけにもいかないのですね

なので、映画として、同じ題材で撮り直した方が面白いものができたように思いました

 

↓詳しいレビューはこちらから

*【映画感想】おい、太宰【後半:ネタバレあり:執筆中】

 

■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104205/review/05317807/

 

公式HP:

https://www.wowow.co.jp/film/oidazai/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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