■キャンドルスティック


■オススメ度

 

なんちゃってマネー映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.7.10(T・JOY梅田)


■映画情報

 

情報:2025年、日本&台湾、93分、G

ジャンル:AIの隙をついてFXで儲けようとする人々を描いたなんちゃって金融映画

 

監督:米倉強太

脚本:小椋悟

原作:川村徹彦『損切り:FXシミュレーション・サクセスストーリー』

Amazon  Link → https://www.amazon.co.jp/%E6%90%8D%E5%88%87%E3%82%8A-%E5%B7%9D%E6%9D%91-%E5%BE%B9%E5%BD%A6/dp/4434168118

 

キャスト:

阿部寛(野原賢太郎:出所した元天才ハッカー)

菜々緒(杏子:数字に色がついて見える女、FXトレーダー)

 

サヘル・ローズ(ファラー:「夜光ハウス」の職員、モデル)

YOUNG DAIS(吉良慎太:「夜光ハウス」の園長、FXセミナー講師)

 

マフテェ・ホセイン・シルディ/Mafdi Hoseein Shirioudi(アバン:イランのハッカー、ファラーの友人)

 

津田健次郎(望月功:杏子の元夫、数学者)

 

アリッサ・チア/賈静雯(リンネ・ライ:台湾の野心的な起業家)

タン・ヨンシュイ/湯詠梁(メイフェン:リンネの娘、15歳)

オースティン・リン/林柏宏(ルー・ウェイシン:リンネの甥)

クン・リンユァン/孔令元(ルーの部下)

 

デイヴィッド・リジッズ/David Ridges(ロビン:賢太郎の元部下、ハワイ在住のSE)

インゲM(ロビンの母)

 

夏井世以子(鈴木なつこ:国税局の査察官)

間根山雄太(福田:国税局の査察官)

MIOKO(不動産屋)

イザベル矢野(小関:看守)

 

【夜光ハウスの子どもたち】

ラド・ドルサ

ネザモルアルサラミ・パルナズ

コナ

サイドラヒ・アリアン

ネマトラヒ・メヘラド

タジック・アリア

 

【その他】

SYOTA(?)

奈良田啓介(?)

松嶋マジアル(?)

エル・ハマム・マフムード(?)

MIHANE(?)

吉田美佐子(?)

増田俊樹(セミコンの元社長?)

吉堅元貴(?)

三木美毅(殴る刑事?)

黒澤優介(刑事?)

秋本泰英(?)

林凛太郎(ルーの幼少期?)

メヘディ・タジキ(声?)

 


■映画の舞台

 

2019年5月7日、

日本:東京(兜町)

日本:川崎(京浜工業地帯)

台湾:台北(高雄経済特区)

イラン:テヘラン

アメリカ:ハワイ

 

ロケ地:

群馬県:渋川市

武尊根BASE(夜行ハウス)

https://maps.app.goo.gl/sSAr2FUbvGxgv9EL8?g_st=ic

 

台湾:台北

イラン:テヘラン


■簡単なあらすじ

 

2019年5月、かつて天才ハッカーとして活躍していた野原賢太郎は、刑期を終えて出所していた

彼は数学者・望月功と会う約束をしていて、それは野原と望月の妻・杏子との関係に関するものだった

望月は野原に水をかけることで遺恨を消し、野原と杏子は新しい生活を始めることになった

 

そんな野原の元に、かつて同僚として働いていた台湾在住のルーから電話が入った

ルーは叔母のリンネから儲け話を持ちかけられていて、そのためには野原の力が必要だという

リンネは野原が収監された原因を作った女だったが、金が必要だった野原は渋々その計画に加わることになった

 

リンネは2019年5月7日に日本にて元号が変わるタイミングに仕掛けを考えていて、野原はフェイクニュースでAIを騙そうと考える

プログラムを作り、ハワイ在住の元同僚ロビンなどの手を借りるものの、なかなかうまくいかない

 

時間が迫る中、イスラム圏では野原のプログラムがうまく作動しないことがわかり、ロビンは友人のハッカー・アバンに助けを求める

ロビンは日本にいる友人と妹に向けて大金を得たいと考えていて、多額の報酬を条件にプログラムに参加することになった

そして、運命の時が訪れるのである

 

テーマ:復讐の仕込みかた

裏テーマ:感情と感傷

 


■ひとこと感想

 

FXに関しては一通りの知識があり、取引実績もあるので、どんな感じに描かれているのかが興味がありました

評価がかなり低い作品で、素人にはわからないレベルの話でついていけないのかと思っていましたが、まさかの「FXを知らない人が作った映画」だったとは驚きでしたね

2019年の段階で金融システム維持のためにAIが導入されていたのかは知りませんが、自動プログラムでAIがチャートを形作っているというのは肌で感じています

それが「ニュース」で動いているのもわかりますが、世界規模でAIを騙すというのは誇張すぎて笑ってしまいました

 

映画は、導入からたくさんのキャラを紹介していくのですが、サヘル・ローズ演じるファラーが何者なのかよくわからない感じでしたね

FXセミナーのアシスタント、モデル、孤児施設の寮母の三役を行っているのですが、それで国税に差し押さえられるほど困窮する施設というのは意味がわかりませんでした

あのセミナーも騙して本かツールを売る会合ですが、そんな人間が施設を運営しているとは思えないかったりします

 

物語は、野原がかつての裏切り者リンネを陥れるために策を講じますが、明かされても「ふーん、で?」って感じでしたね

あれをしようとしたら、リンネが使っている取引先のシステムをハッキングしないとできないと思うのですが、どういうカラクリになっていたのかはわかりません

整合性は取れないと思いますが、それ以外にヤバいところがたくさんありましたね

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

原作は専業主婦トレーダーがFXの世界に身を投じるというもので、映画ではややキャラ像が違うように思えます

冒頭から杏子の夫にわざわざ氷なしの水を頼んでぶっかけるという謎の演出から始まり、FX講師とモデルが実は施設を経営しているとか、アホっぽい展開が延々と続きました

その後も登場キャラを延々と紹介していく流れになっていて、それがうまく結びついているようにも思えません

そもそも、野原とルーとロビンが元同僚で、リンネがホステスから成り上がってその会社の社長を拐かしたみたいな感じになっていたのも意味不明でしたね

 

野原が株価操作の罪を一手に引き受けたみたいな感じになっていましたが、杏子との出会いもFXのセミナーで「共感覚」が発覚みたいな雑な展開になっていました

当時は数学教師の望月の妻だったと思いますが、何がどうなって不倫関係になったのかもわかりづらいし、どうやって不倫がバレたとか、事件の時にすでにそのような関係だったのかなどが読みづらい演出になっていました

人間関係がメインになっているのにその相関図が開始15分で描けないのは致命的で、そこから派生するそれぞれの物語も不要なものが多かったように思います

 

さらには、作戦といてAIを騙すということになっていて、「円が安くなるニュースを流す」と言っていた気がしますが、チャートは下に真っ逆さま(円高)に落ちて行って、それが元に戻るというふうに描かれていました

「ドル安のニュースでも流したのか?」と困惑してしまい、しかもチャートが一気に動いた時は、使用中のチャートの目盛りが一気に変わるので、これまでのチャート痕というものが一瞬で直線のようになるはずなのですね

なので、10円近く瞬時に動いていたと思いますが、1分足のスケールの変化すらわからない演出になっているのは大丈夫かと思ってしまいました

 


■FXとAI

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■勝手にスクリプトドクター

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103483/review/05309205/

 

公式HP:

https://candlestick.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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