■愚か者の身分


■オススメ度

 

危ないビジネス系映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.10.24(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

情報:2025年、日本、130分、G

ジャンル:闇ビジネスから足を洗おうとした若者を描いたスリラー映画

 

監督:永田琴

脚本:向井康介

原作:西尾潤『愚か者の身分』

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キャスト:

北村匠海(松本タクヤ:戸籍売買人)

林裕太(柿崎マモル:タクヤの後輩)

山下美月(希沙良:タクヤとつるむパパ活女子)

 

矢本悠馬(江川春翔/谷口ゆうと:戸籍を売った男)

 

木南晴夏(由衣夏:梶谷の恋人、銀座のホステス)

 

田邊和也(ジョージ/市川譲治:メディアグループの幹部)

本間日陽(彩綾:ジョージの恋人)

 

嶺豪一(佐藤秀人:ジョージの部下、タクヤとマモルの指示役)

加治将樹(海塚:ジョージの部下)

 

松浦祐也(前田トシオ/轟:戸籍売買の客)

 

綾野剛(梶谷剣士:タクヤの兄貴分の半グレ)

 

志摩亮平(ボギー:タクヤの行きつけのバーのマスター)

 

テイ龍進(中国人の医者)

顧暁東(ワン:妻のために角膜を買う中国人の富豪)

わたなべやえこ(ワンの妻)

 

栗島瑞丸(矢川:佐藤の知り合いの窃盗のプロ)

柴崎楽(偽造パスポート業者)

高草木淳一(戸籍を受け取る男)

 

山口洋行(倉本:職質する警官)

角谷良(山田:職質する警官)

鈴木武(堤:闇ビジネスの捜査刑事)

 

李千鶴(ネットカフェの店長)

佐々木春香(ネットカフェのアルバイト)

蟹江アサド(シェアハウスの管理人)

 

みやなおこ(神戸のスナックのママ)

 

越山敬達(昭徳:タクヤの弟、写真)

 

中山博道(本物の江川春翔、写真)

結城心音(本物の江川春翔の娘、写真)

 

ユリン千晶(ラジオの声)

長谷川禄(テレビのアナウンサーの声)

 

タイムマシーン3号(マモルが見ているYouTube動画)

 


■映画の舞台

 

東京:歌舞伎町

兵庫県:神戸市

 

ロケ地:

東京都:中央区

Pub藍

https://maps.app.goo.gl/GCHdcMDXpNgDoknM9?g_st=ic

 

栃木県:栃木市

丘の上のホテルプリンセス

https://maps.app.goo.gl/Ehn78VLpoz24y1jaA?g_st=ic

 

東京都:杉並区

季節料理かわしまや

https://maps.app.goo.gl/5Q4xWAEVBRC3fTEB8?g_st=ic


■簡単なあらすじ

 

戸籍売買の仲介人として暗躍しているタクヤは、シェアハウスで知り合いになったマモルを従えて、組織のために働いていた

彼の監視役の佐藤は、ボスのジョージへの上納をしていたが、組織の1人が対抗組織に寝返った事をきっかけに危ない橋を渡ろうとしていた

それは、ジョージが隠している金を奪って、裏切り者に罪を押し付けようとするもので、その手伝いをタクヤがすることになった

 

タクヤはその仕事が危険すぎると感じていたが、大金に目が眩んで手伝うことになった

ジョージの恋人のスケジュールを調べ上げ、アリバイのある状況で仲間に犯行をさせる

だが、下調べが甘かったためにジョージにバレてしまい、窮地に立たされてしまう

 

そこでタクヤは保険を掛ける意味合いで暗躍し始めるのだが、佐藤はその上を行ってハメられてしまう

タクヤはなんとかしてマモルを巻き込ませないように策を講じ、そしてとあるメッセージを彼に伝えることになった

そして、彼らは大金と身柄の自由を求めて動き始めるのである

 

テーマ:悪巧みのその先にあるもの

裏テーマ:罪滅ぼしの正体

 


■ひとこと感想

 

「柿崎マモル」「松本タクヤ」「梶谷剣士」という3つの章からなる作品で、それぞれの3人の視点で物語を描いていきました

「柿崎マモル」の目線で、ヤバい橋の顛末がわかり、「松本タクヤ」の目線で違う側面が補完されていきます

そして「梶谷剣士」の目線にて「この一連の事件の全て」が明かされることとなりました

 

映画は闇ビジネスにどっぷり浸かっている若者が、さらにヤバい案件に巻き込まれるというもので、まさかという展開が続いていきましたね

第1章でいきなりハードな結末になっているのですが、それが何だったのかを描く第2章も強烈なものがあったと思います

登場人物は少なめではありますが、そのためにキャラ付けがわかりやすく、物語の展開を追うのが楽でしたね

それにしても、あんな感じの男たちと付き合う女性って、なんであんな感じに描かれてしまうのでしょうか

 

物語は、ジョージの金を佐藤がくすねる中で、その金庫番をさせられるタクヤが脱出のために暗躍する様子を描いていきます

この計画がどうなるんだろうと思いながら観ていくことになりますが、最後まで目の離せない展開になっていましたね

とあるキャラがラストでその正体を明かすことになるのですが、彼もそう言う重要な役を担うようになったんだなあ、感慨深く思ってしまいましたねえ

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

本作はできるだけネタバレなしの方が楽しめる作品で、テーマは社会的に思えますが、そこまで深く「闇ビジネスはヤバいよ」と言う警鐘の映画でもなかったと思います

あくまでも、ヤバい奴の上にはさらにヤバい奴がいると言うテイストになっていて、それを楽しむ感じのエンタメになっていました

頭が良いのか悪いのかわからないキャラが多いのですが、そのゆるさ加減が妙にリアルに思えました

 

映画では、金をどのように活かすかという部分が描かれていますが、テーマとしては「どのように罪滅ぼしをするのか」と言うところだったと思います

マモルを信頼しているからこそ計画がうまく行くのですが、肉を切らせて骨を断つと言う典型的なラストになっていました

学が無いとか、家庭環境によってそこに辿り着かざるを得ない状況だと、生きるためには何でもするしかありません

そう言った先にもビジネスというものはあるのですが、本当に戸籍を売るのはヤバいことだと思います

 

闇ビジネスがどのように展開していくのかというのはそこまで深くは掘り下げませんが、それの上を行くものって結構怖いものがありますね

パパ活女子がタクヤたちが釣った男をターゲットにして成り済ますというのもありますが、そこに付け込んでいくというのも相当なリスクがあるのでしょうラストではグループが一斉摘発させていましたが、これは梶谷の仕業なのでしょう

神戸が安全かどうかはわかりませんが、彼らの行く末が檻の中だとしたら、そこは地獄の1丁目になってしまうのかな、と思いました

 


■行動原理の先にある後悔

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■戸籍を売るとどうなるのか解説

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/103774/review/05736552/

 

公式HP:

https://orokamono-movie.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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