■エディントンヘようこそ
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■オススメ度
分断系パニック映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.12.13(イオンシネマ久御山)
■映画情報
原題:Eddington
情報:2025年、アメリカ、148分、PG12
ジャンル:コロナ禍の町にて陰謀論と分断によるパニックを描いたスリラー映画
監督&脚本:アリ・アスター
キャスト:
ホワキン・フェニックス/Joaquin Phoenix(ジョー・クロス/Joe Cross:セビーヤ郡の保安官、エディントン市の市長選に出馬)
エマ・ストーン/Emma Stone(ルイーズ・クロス/Louise Cross:ジョーkの妻、人形アーティスト)
ディアドラ・オコネル/Deirdre O’Connell(ドーン・ボドキン/Dawn Bodkin:陰謀論にハマるルイーズの母)
マイケル・ワード/Micheal Ward(マイケル・クック/Michael Cooke:ジョーの部下、保安官、ジョーの選挙の補佐、サラの元カレ)
Luke Grimes(ガイ・トゥーリー/Guy Tooley:ジョーの部下、保安官、選挙運動の補佐、ビデオ撮影)
ペドロ・パスカル/Pedro Pascal(テッド・ガルシア/Ted Garcia:エディントンの市長)
Matt Gomez Hidaka(エリック・ガルシア/Eric Garcia:テッドの息子)
Cameron Mann(ブライアン・フレイジー/Brian Frazee:エリックの友人)
Dan Davidson(ブライアンの父)
Amélie Hoeferle(サラ・アレン/Sarah:エリックの友人、社会活動家)
Christine Hughes(ティナ/Tina:サラの友人)
Clifton Collins Jr.(ロッジ/Lodge:精神病を患う浮浪者)
William Belleau(バタフライ・ヒメネス/Officer Butterfly Jimenez:プエプロ族の保安官
Austin Butler(ヴァーノン・ジェファーソン・ピーク/Vernon Jefferson Peak:過激なカルト「Knighthood Gold」の指導者)
Landall Goolsby(ウィル/Will :「Knighthood Gold」のメンバー)
Elise Falanga(ニコレット/Nicolette 「Knighthood Gold」のメンバー、ウィルの妻)
King Orba(ウォーレン/Warren:テッドの顧問)
Rachel de la Torre(ポーラ/Paula:レストランのオーナー)
William Sterchi(ジョン/John:骨董品屋の店主)
James Cady(フレッド/Fred:マスクをしない買い物客)
Thom Rivera(トニー/Toni:食料品店の店主)
Vic Browder(フィル/Phil :ズームの評議員)
Diane Villegas(シャノン/Shannon:ズームの評議員)
Kristin K. Berg(タム/Tammy:殺人事件の発見者)
Amadeo Hughes(レアード/Laird:抗議する若者)
Mack MacReady(クレッグ/Greg:抗議する老人)
Emery Barrera(デヴィッド/David:抗議者)
Justice McLean-Davis(マーティン/Martin:抗議者)
Abby Townsend(ミシェル/Michelle:坊主頭の女性抗議者)
GiGi Bella(グロリア/Gloria:ブライアンの新しい彼女)
Ophelia Benally(ジャスミン/Jasmine:ブライアンの新しい彼女)
Robyn Casper(マリア/Maria:ヴァージルのパーティーの参加者)
Bendicion Garcia(ヨルダン/Jordan:介護士)
Blane Aranyosi(ヴァレンティーノ/Valentino:テッドの家を調べる保安官)
Daniel Clowes(フランキー・サルモア/Frankie Salmone :「Knighthood Gold」のメンバー、式典)
Erika Clowes(マドンナ/Madonna:(「Knighthood Gold」の会計係、式典)
Ralph Alderman(ギル/Gil:火災の発見者)
【その他の出演者】
David Pinter(アンティファのテロリスト)
Keith Jardine(アンティファのテロリスト)
David Midthunder(サンタ・ルーペのプエプロ族の保安官)
Juwan Lakota(サンタ・ルーペのプエプロ族の保安官)
Mickey Bond(食料品店の顧客)
Manny Rubio(食料品店の店員)
Robyn Reede(激怒する女性)
Guia Peel(食料品店の店主)
Marcela Salmon(ライフルを持った抗議者)
Sterlin English(車に突っ込んでくる若者)
Jason Potter(郡境の検疫の救命士)
Jean Dumont(病院の警備員)
Steven Foldy II(保守的な青年)
Eddie Garcia(ニュースアンカー)
Kaleb Naquin(アンティファの若い男)
Auburn Ashley(医療従事者)
Sam Quinn(抗議団体のリーダー)
Gabe Kessler(刑務所の独房の10代の男)
Bill Capskas(MAGA/Make America Great Againの男)
Giancarlo Beltran(ビデオの中でテッドに叫ぶ男)
Rainer King(犬を連れた男)
Ector Joel Acosta(ヴァージルのパーティーの客)
Xavier Carter(抗議者)
Poet James-Hovda(抗議者)
Pam Moralde(抗議者)
Russell C. Gibbs(父親)
Luke Hamilton(SNS配信者)
William Harrold(レポーター)
Joanne Marie(ダイナーの客)
Joseph Ortega(エリックのそっくりさん)
Nick Passino(評議員)
Manuel Rubio(従業員)
Sarah Ann Santos(ゲスト)
Ben Steele(アンティファの男)
Sam Toledo(携帯基地局にいるメキシコ人男性)
Rick Treon(レポーター)
Victor Waggoner(カメラマン)
アリ・アスター/Ali Aster(ラジオのジャーナリスト)
■映画の舞台
2020年5月下旬、
アメリカ:ニューメキシコ州
エディントン市
セビーヤ郡&サンタルーペ郡
ロケ地:
アメリカ:ニューメキシコ州
トゥルース・オア・コンシクエンシーズ/Truth or Consequences
https://maps.app.goo.gl/okBmU6Da7ZEcY54f6
■簡単なあらすじ
ニューメキシコ州のセビーヤ郡の保安官として働いているジョー・クロスは、コロナ禍で過剰になっている町に嫌気を差していた
マスク着用義務を無視し、食料品店の揉め事などを強行させていたが、その時に守った市民の励ましによって、次期市長選に名乗りをあげることになった
彼には精神的に不和を抱える妻ルイーズがいたが、彼女に相談することもなく、それを行なってしまい、夫婦仲は最悪なものとなっていた
彼の家にはルイーズの母ドーンも同居してたが、彼女は陰謀論にハマっていて、娘やジョーにも様々な動画を見せて回っていく
挙げ句の果てには、カルト的な人気を集めるヴァーノンの会合にルイーズを連れ出し、本人を家に招待してしまう
ヴァーノンはそこでルイーズの作った人形に「神の声が宿っている」と評し、彼女はヴァーノンに傾倒していくことになった
ジョーは本格的に選挙活動を始めるようになり、部下のガイとマイケルを巻き込んでいく
市長のテッドとの話し合いもままならないまま、町でBLM運動をしている集団と揉み合いになり、動画は瞬く間に拡散されていく
その運動にはマイケルの元恋人サラもいて、さらにテッドの息子エリックや友人ブライアンまでもがBLM運動に加担していく
町は分断によって一触即発の状態になり、そんな中でジョーはある行動に出てしまうのである
テーマ:分断と闘争
裏テーマ:陰謀論と欺瞞
■ひとこと感想
アリ・アスター監督ということで気味の悪い感じのホラーかと思いましたが、まさかの社会風刺映画になっているとは驚きましたね
コロナ禍を舞台にしていますが、中でもソーシャルディスタンスによって生まれた繋がりの変化による弊害というものを取り扱っていました
自由が奪われる中で、自分好みの情報に傾倒していくキャラが多く、その中で強硬な行動を移すのが理想を掲げて手段を選ばないジョーという人物だったと言えます
映画では、インターネットに蔓延る様々な陰謀論が登場し、さらに過激なコロナ対策によって困惑していく人々を描いていきます
このコロナ禍ですら陰謀だと思っている人もいて、ネットを信用するドーンと、己の感覚を信用するジョーという棲み分けがされていたと思います
そして、そんな二人の間にいるのがルイーズという人物で、彼女の語られない過去をジョーが無理やり詮索して想像を膨らませるところから悲劇が生まれているという流れになっていました
閉塞的な社会に対する捌け口としてのファッションテロリストの存在とか、詭弁と欺瞞に満ちて、いざとなったら逃げる活動家などが描かれていて、モデルの人がいるのかなと思ったりもしてしまいます
そんな中、町のためにと立ち上がったジョーが奇妙な信念に取り憑かれ、行動していくことになるのですが、彼の行動が一番タチが悪かったですね
彼自身が「陰謀を作る側」になっているところが凄くて、その行動の中で生き残ったものは真相を暴くために準備をしていくというラストになっていました
そうして、このような機会をうまく利用して立ち回ったのがドーンという人物だったと言えるのでしょう
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
いわゆる「闇の政府(ディープステート)」を信じてしまう人々を描いていて、それに反発する人物が一番影響を受けていたという構図になっていました
ドーンは自分の思考を補助するものとして陰謀論を使いますが、ジョーの場合は自らがその首謀者になっていくという感じになっています
そして、ジョーはそのことに気づいておらず、本当に正義であると思っているところが厄介でもあったと言えます
映画では、ジョーの犠牲になる人がたくさん登場し、対抗勢力だった現市長のテッドとの確執が浮き彫りになっていきます
当初は政策における批判だったものも、最終的には若い頃に妻を慰み者にしたという事柄をでっち上げていくようになり、自身の行動の正当性というものを作ろうとしていきます
それを真っ先に壊していくのが巻き込まれているルイーズという構図になっていて、彼女はジョーに別れを告げて、カルトのヴァーノンの元に行ってしまいました
ラストでは彼の子どもを妊娠している様子が描かれ、対極として、車椅子で壇上に上げられるモニュメントとしてのジョーが描かれていきます
結局のところ、反対運動があったデータセンターは作られることになり、障害者状態のジョーが市長となっているのですが、実権はドーンが握っているという感じでしたね
町のために自由を失ったという感じのシンボルになっているのですが、ある意味において、それはジョーの目指したものだったとも言えるのでしょう
ともかく、後半は怒涛の展開になっていて、民衆を動かす根源というものは「怒り」なんだなあということがよくわかる作品になっていたと思いました
■正当化の装飾情報
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■コロナ禍が生み出した副産物
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/103724/review/05928388/
公式HP:
https://a24jp.com/films/eddington/
