■世界一不運なお針子の人生最悪の1日
Contents
■オススメ度
一風変わったスリラー映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.12.25(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Sew Torn(ほつれを縫う)
情報:2024年、アメリカ&スイス、100分、G
ジャンル:悲観的な将来を抱えるお針子に提示される「3つの選択」を描いたスリラー映画
監督:フレディ・マクドナルド
脚本:フレディ・マクドナルド&フレッド・マクドナルド
キャスト:
イヴ・コノリー/Eve Connolly(バーバラ・ダゲン/Barbara Duggen:経営がうまく行かないお針子)
(幼少期:Petra Wright)
カルム・ワーシー/Calum Worthy(ジョシュ・アミテージ/Joshua Armitage:事故を起こした青年)
ジョン・リンチ/John Lynch(ハドソン・アミテージ/Hudson Armitage:ジョシュの父)
トーマス・ダグラス/Thomas Douglas(ベック/Beck:事故を起こしたヘルメットの男)
キャロライン・グッドオール/Caroline Goodall(グレース・M・ヴェスラー/Grace Vessler:バーバラのクライアント、新婦)
ベルナー・ビールマイアー/Werner Biermeier(メルヴィン・E・リチャーズ/Melvin:グレースの夫)
ロン・クック/Ron Cook(オスカー/Oskar:顧客の老人)
K・カラン/K Callan(エンゲル夫人/Ms. Engel:警察官兼交渉人兼判事)
ヴェロニカ・ヘレン=ベンガー/Veronika Herren-Wenger(ロジー/Rosie:レストランのウェイトレス)
Petra Wright(バーバラの母)
Viktor Hojas(タクシーの運転手)
Judith Pfister(犬連れの女性)
Zoey McDonald(犬)
Max Buchli(ダイナーの客)
Rita Jäger(ダイナーの客)
Margit Jenni(ダイナーの客)
Hildegard Sprecher(ダイナーの客)
Romano Gees(ダイナーの客)
■映画の舞台
スイス:
シェーラウ/schärrau
タミナ峡谷/Taminapass
ロケ地:
スイス:ザンクト・ガレン州
ザルガンザーラント地方/Sarganserland
https://maps.app.goo.gl/yqgKMriKXEiTwok17?g_st=ic
■簡単なあらすじ
スイスのザンクト・ガレン州の奥地にて、移動裁縫店を営んでいるバーバラは、母から店を受け継いだものの、その先行きには閉塞感しかなかった
彼女は店を閉めるつもりでいたが、その後に何をするかすら考えられていなかった
ある日の朝、顧客のグレースとの約束に遅れたバーバラは、手元を狂わせてしまい、ボタンをひとつ落としてしまう
「汚れたボタンを使うのね」と嫌味を言われたバーバラは、こともあろうにそのボタンを排水口に落としてしまった
グレースは激怒し、我に返ったバーバラは店に予備のボタンを取りに戻ることになった
その道中にて、バーバラは転倒したバイクと、二人の男を発見してしまう
近くには頑丈そうなケースと白い粉、拳銃が転がっていた
バーバラの頭の中に「選択」という文字が飛び交い、「完全犯罪」「通報」「直進」の文字が襲ってくる
そして、通り過ぎようとしたものの、現場へと戻ってしまうのである
テーマ:アンガーマネージメント
裏テーマ:らしさの先にある未来
■ひとこと感想
「ほつれを縫う」という意味のタイトルがめっちゃ長いハイセンスな感じになっていましたね
ひと昔前に流行った感じのタイトルなので、旧作なのかとスルーしてしまいそうでした
いわゆる「もしも」の世界を描いていて、どの方法が正解だったのかということを提示するタイプのものとなっています
経営難のお針子の前に突然の大金が現れるという感じなのですが、あのケースに入っているヤバさしかないものを強奪しようというのは強烈なものがありますね
映画では「完全犯罪(Perfect Crime)」「通報(Call Police)」「直進(Drive Away)」という3つの章に分かれていて、その結末が冒頭ですでに示されている、という構成になっていました
「どうしてこうなってしまったのか」から始まっていくので、「過程」を楽しむ作品になっていました
映画では、まるでピタゴラスイッチのような糸と針を使った工作が描かれ、それがうまく行くのかどうかを眺めていく感じになっています
とは言え、バーバラがどうしてここまでこだわるのかはわからず、単にお金が欲しいというだけではリスクしかないように思えます
ラストでは、3つの選択を踏まえた上での結論というものが出ますが、そんなもんだよねという感じに締められていましたね
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
バーバラが製作している「Home of the Talking Portraits(しゃべる肖像画)」というのは、今だとSNSとかでバズりそうな内容で、そう言った世界と無縁だと埋もれたまま終わってしまうのかな、とか思ってしまいました
スイスの山奥が舞台となっていて、あまり最新式のガジェットのようなものは登場せず、現代なのかどうかもわからなかったりします
彼女が最後に受け取ったのは100フランの束を3つだと思うのですが、これは現在の日本円だと197.76円*3万枚なので、約593万円になります
その前にグレースから受け取っていたのが20フランなので、あの仕立てはわずか4千円なのですね
それを思うと、あのケースを丸ごと(おそらくは30束で5000万円ぐらい?)と奪いたくなる気持ちは分からなくもありません
人生を変えるお金を得るためのリスクとしてはバランスが取れているのかもしれませんが、相手が殺しも厭わない相手なので、針と糸でなんとかできるものではないように思えました
映画は、ワンアイデアとして、針と糸でマフィアからお金を奪えるかと言うものを描いていて、あの仕掛けでどのように動くかを頭の中で考えられるバーバラは相当賢いのだと思います
あのアイデアを考えた中の人もすごいと思うのですが、最後の拳銃を撃つと言うのは「重さ的に無理じゃね」と思ってしまいました
まあ、そう言うところを突っ込む映画ではありませんが、ピタッと感よりも「マジかよ」と言う感情が先に出てしまうのはやりすぎだったのかな、と感じました
■運命を変えるお金の出現
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■3つの選択に込められたもの
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104690/review/05969401/
公式HP:
