■白の花実
Contents
■オススメ度
思春期の揺らぎ系映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.12.26(アップリンク京都)
■映画情報
英題:White Flowers and Fruits(白き花と果実)
情報:2025年、日本、110分、G
ジャンル:完璧なルームメイトの死に直面する転校生を描いた青春映画
監督&脚本:坂本悠花里
キャスト:
美絽(次原杏菜:周囲に馴染めずに転校を繰り返す女子高生)
蒼戸虹子(大野莉花:自殺するルームメイト)
池端杏慈(穂乃川栞:莉花の親友)
河井青葉(次原麻衣子:杏菜の母、フラワーアレンジメントの先生)
岩瀬亮(次原広道:杏菜の父)
伊藤歩(大野霞:莉花の母)
吉原光夫(大野幸男:莉花の父)
門脇麦(澤井先生:生徒たちの担任)
山村崇子(カトリック系高校の校長先生)
永野宗典(山根:第三者委員会の調査員)
田中佐季(加藤:第三者委員会の調査員)
【その他の出演者】
田中希和(真鍋美香:生徒)
松本華歩(矢口優希:生徒)
安達木乃(生徒)
戸田彩巴(生徒)
松田美優莉(名村野々華:生徒)
稲光亜依(葉山ひかり:生徒)
夏目みら(瀬川紗希:生徒)
岩村心愛(湖西小夏:生徒)
寺杣彩(ダンスの特別講師)
伊東沙保(学校の先生、写真撮影)
山本藍(穂乃川朱美:栞の姉)
掘込多津子(栞の祖母)
鳴海翔也(朱美の婚約者)
中森真桜(婚約者の弟)
大木葉ゆう(婚約者の母)
米倉達也
小坂竜士
橘麗秀
今井高之
高野恭子
品田ひでこ
■映画の舞台
関東圏のどこかのキリスト教系寄宿学校
ロケ地:
群馬県:安中市
安中教会
https://maps.app.goo.gl/DDMmL1f4Ccgj57Pi8?g_st=ic
群馬県:前橋市
赤城山
https://maps.app.goo.gl/48HNHP6gvMBtsc1g7?g_st=ic
アルバート邸
https://maps.app.goo.gl/qVmCpwWv735v2KgK8?g_st=ic
国立赤城青少年交流の家
https://maps.app.goo.gl/wBS5TpqBSSWX6tzAA?g_st=ic
■簡単なあらすじ
人付き合いが苦手な高校生の杏菜は、いくつかの学校を転々とし、とうとう山奥のキリスト教系の寄宿学校に入ることになった
そこにはダンスも上手くて、みんなから慕われている莉花と言う生徒もいて、杏菜は彼女とルームメイトになることになった
それから1年が経ち、杏菜はリボンを隠されるなどのいじめに遭っていたが、興味を持つこともなく、澤井先生からの注意に対しても口答えをするようになっていた
ある日のこと、莉花は杏菜に対して「私になれば良いのに」と言う意味深な言葉を投げかける
杏菜は気に留めることもなく流したものの、翌朝、事態は一変していた
莉花は誰に何も言わずに飛び降り自殺をして、帰らぬ人となってしまう
学校は第三者委員会を立ち上げて、生徒たちにヒーリングをすることになった
杏菜たちも調査員からの質問に答えていく中、定期帰宅の時期がやってくる
そして、荷物をまとめていると、杏菜の机の引き出しから、莉花の日記を見つけてしまう
そこには、寄宿学校にきた時からの彼女の本音が記されていたのである
テーマ:暴かれぬ本心
裏テーマ:分かりたくない心
■ひとこと感想
女子高生が自殺をして、周囲がざわつくと言う物語で、ルームメイトに遺書らしきもの(日記)を遺して死んでしまうと言う物語でした
そこに記されているのは「憧れの生徒」の内面であり、普通に苦悩もするし、彼女独特の悩みというものもありました
パンフレットには映画で描かれた彼女のページというものが載っているので、見逃した人はヒントを探しても良いと思います
映画は、周囲に馴染めない主人公が最後までその距離感を保ったままという感じで流れていきます
親友とは行かないけど、ルームメイトという近い存在の死に対して、何かしら思うところがあったのでしょう
それでも、謎解きをするという風潮に違和感を感じていて、それがラストの言葉になっていました
莉花と親友だと思われていた栞との関係も仄めかされるものの、強調はされないという感じで、かと言ってそれが死因とも思えません
やはり前夜の杏菜との対話にいろんなものが凝縮されているのですが、杏菜がそれを汲み取ることはできなかったのでしょう
ある意味、身代わりを求めていて、それが彼女の決意に手を添えてしまったという感じに思えてなりません
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
自分が何がしたい人間で、何のために生きているのかわからないというスタンスの杏菜ですが、かと言って、莉花の代わりをしたいとは思わないのですね
彼女のダンスの代役をしようと手を挙げても、莉花(正確には彼女の霊的な力)がそれを妨げていて、「私にならない?」と言って否定した杏菜に対する返答のようにも思えます
莉花は栞に対して「父親の圧力」というものを話しますが、同じように父親の影響の強い家庭の栞ですら、そのことには気づかなかったとなっています
これは双方の家庭の圧の質の違いとなっていて、名家の栞の家は家族のために政略結婚をする家庭であり、莉花の方は性暴力を匂わせる家庭となっていました
劇中で唐突に登場する喫煙ビデオも莉花のものかどうかは分かりませんが、それを撮影してアップロードした人も誰なのかわからないままでした
おそらくは莉花自身の撮影とアップロードであると考えられ、それはSOSのようでいて、死後の周囲に対する宣告のようにも思えます
映画では、不可解なまま終わるような感覚ですが、何となく莉花が死のうとして理由もわかるし、でもそれが正解なのかもわからない感じになっています
そんな中、杏菜は人の気持ちはわからないし、なんで死んだのかを考える意味はないと思っています
生きている人たちのことを考えないのはなぜかという問いがありますが、それに対する母親の「大人になるといつの間にか折り合いがついてしまっていた」というのは大人世代にしかわからない感覚のように思えました
■思春期の迷走
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■理解は果たして必要か
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104323/review/05971856/
公式HP:
https://www.bitters.co.jp/kajitsu/
