■サムシング・エクストラ やさしい泥棒のゆかいな逃避行


■オススメ度

 

ほっこり泣ける映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.12.29(イオンシネマ京都桂川)


■映画情報

 

原題:Un p’tit truc en plus(ちょっと追加されたもの)、英題:A Litte Something Extra(ちょっとしたオマケ、映画内翻訳「特別なもの」)

情報:2024年、フランス、99分、G

ジャンル:障がい者施設のサマーキャンプに潜り込んだ強盗親子を描いたハートフルコメディ映画

 

監督:アルテュス

脚本:アルトゥス&クレマン・マルション&ミラン・モージェ

 

キャスト:

アルテュス/Artus(パウロ/Paulo:宝石店に泥棒に入った男、シルヴァン/Sylvainと間違われ、演じることになる)

 

クロビス・コルニアック/Clovis Cornillac(ルシアン・ムニエ/Lucien:コードネーム「ラ・フレーズ/La Fraise」と名乗るパウロの父、オルビ/Orpiとしてシルヴァンの介助者として同行)

 

アリス・ベライディ/Alice Belaïdi(アリス/Alice:障がい者施設の支援員、リーダー)

マルク・リゾ/Marc Riso(マルク/Marc:障がい者施設の支援員、アリスを密かに思う)

セリーヌ・グルサール/Céline Groussard(セリーヌ/Céline:障がい者施設の支援員)

 

アルノー・トゥパンス/Arnaud Toupense(アルノー/Arnaud:ダリダの大ファンの男性)

マリ・コラン/Marie Colin(マリ/Marie:眼鏡をはずせない女の子)

テオフィル・ルロワ/Théophile Leroy(バティスト/Baptiste:サッカー好きの男の子)

ルドビク・ブール/Ludovic Boul(ルドヴィック/Ludovic:遠慮のない男性)

ソフィアン・リブ/Sofian Ribes(ソソ/ソフィアン/Sofian:よく忘れられる車椅子に乗っている男の子)

スタニスラス・カルモン/Stanislas Carmont(アレクサンドル/Alexandre:元大統領ニコラスのファンの男性)

マヤヌ=サラ・エル・バズ/Mayane Sarah El Baze(マヤヌ/Mayane:ファッショナブルな女性)

ボリス・ピトエフ/Boris Pitoëff(ボリス/Boris:仮装好きな男性)

ギャッド・アベカシス/Gad Abecassis(ギャッド/Gad:ユダヤ教徒の無口な男性)

ティボー・コナン/Thibaut Conan(ティボー/Thibaut:バスケユニフォームの男性)

 

バンジャマン・バンドワル/Benjamin Vandewall(本物のシルヴァン/Le vrai Sylvain:スペイン行きの若者のバスに乱入する新入所者)

 

Grégoire Le Du(モワザール氏/Monsieur Moisard:コテージの所有者)

Heidi Becker-Babel(ミュリエル/Muriel:コテージの料理係)

Noam Mouhib Fréville(ジュリアン/Julien:ミュリエルの息子、料理補助)

 

Alain Bert(リコ/Rico:ルシアンの強盗仲間)

 

Patrick Chanfray(マチュー/Mathieu:アリスの彼氏)

 

Christophe Véricel(バスの運転手)

Anna Pabst(人質の女性、スーパーのレジ係)

Thomas Bettencourt(人質の男性)

Anna Pabst(スーパーマッケットのレジ待ちの客)

Frédéric Hazan(メロンのことで文句を言うスーパーの客)

Gilles Fisseau(カヤックレンタルのオーナー)

Kylian Roussel(カヤックレンタルオーナーの息子)

 

Nadine Charvolin(裁判官)

Mathieu Burnel(検察官)

Esther Gaumont(裁判の傍聴女性、車椅子)

 

Clement Robles(ミカエル・ボードン/Mickaël Baudin:逮捕する警察官)

Julien De Almeida(リコのガレージに来る警察官)

 

ダリダ/Dalida(本人役、国民的歌手、アーカイブの音声、冒頭のモノローグ&歌唱)

 


■映画の舞台

 

フランス:

イゼール県&ドローム県

 

ロケ地:

オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ(キャンプ地)

https://maps.app.goo.gl/3nCQkaoNvnWt2WRG9

 

ヴェルコール山地

https://maps.app.goo.gl/utHGT9Qag4vMhKaP6

 

ヴァランス/Valance(出発点)

https://maps.app.goo.gl/SynqrbugHNTFjrx66

 

コニャン=レ=ゴルジュ(川下り)

https://maps.app.goo.gl/jNJJ28uHkZUm3cDq8

 

サン=ナゼール=アン=ロワイヤン

https://maps.app.goo.gl/cdHuGh1WDkApjGvp8


■簡単なあらすじ

 

フランスのヴァランスにて、父ルシアンと共に宝石店に強盗に入ったパウロは、障碍者用駐車場に停めた車がレッカーされてしまい、父と共に途方に暮れていた

警察が迫る中、障碍者施設の新しい入所者と間違えられたパウロは、シルヴァンを騙り、父を介助者のオルピとして、彼らのバスに乗り込むことになった

 

一行は郊外にあるコテージに向かって一週間を過ごうと言うもので、支援者3名と入所者10名の大所帯だった

だが、入所者にはあっさりと見破られ、その情報は支援者には内緒で広がっていく

そんな中、オルピは入所者との絆を深め、決められた退屈なプログラムに苦言を呈するようになった

 

その後、予定にないカヤックでの川下りを行うものの、警察の手はそこまで来ており、二人は気を休める間もなくなってしまう

そんな中、パウロ(シルヴァン)はある決意を固め、ケジメをつけようと考え始めるのである

 

テーマ:介助と支援の違い

裏テーマ:人生を変える出会い

 


■ひとこと感想

 

障碍者一行の中に犯罪者が混じると言う内容で、ちょっとヤバい感じになるのかと思いましたが、思ったよりも健全な映画でホッとしました

パウロ(シルヴァン)役のアルテュスが監督を務めた作品で、シルヴァンのキャラクターは以前から彼の中にあったキャラクター像だったそうですね

キャスティングを決めてからキャラ造形をしていったようで、ほぼ当て書きかつ本人の私物を使用していると言われています

 

映画では、犯罪者親子が警察から逃げようとしたら、たまたま間違えられたと言うもので、ぶっちゃけるとこの時点から支援者がヤバいことがわかります

実際には入所者の方はあっさりと健常者だとわかっていて、アリスがどうしてパウロを入所者と思ったのかと言うところは言及されないままでした

もっとも、そこに深いメッセージを入れ込むつもりはなく、舞台設定なんだと思いますが、健常者目線で見える知的障碍者に対する偏見と言うものがこの時点で生まれているとも言えるでしょう

 

物語は、数日のヴァカンスを楽しむと言うことで、そこではアリスたちが考えたカリキュラム(おそらくは国が推奨するようなもの)がありました

それは利用者にとっては退屈なもので、それが何の支援にあたるのかはわかりません

何かを「してあげている」と言う感覚が支援者側に残っていて、それは食事を担当するスタッフも同じような感覚があるように思えました

そんな中、強盗親子は入所者側に視点に立って、やりたいことをさせるために奮闘することになっていきました

 

これは彼らが入所者の立場に立てるからではなく、管理者ではないからできると言えます

何かあった時の責任を背負わなければ、何だってできる

それがこのような支援活動の妨げになっているのは言うまでもないと思います

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、いわゆる「異世界招聘もの」となっていて、施設内で起こっている問題というものを顕在化させる役割を担っていました

そこでは普通に行われてきたものはおかしい部分があって、でもそれができない理由も何となく読めてしまいます

そこには社会の壁があるのですが、その壁そのものを作っているのは無関係の人の顔を見せない声だったりするのだと思います

 

映画では、支援者と介助者という立場があり、アリスたち支援者というのは彼らの生活の支えとなっていました

一方の介助者というのは、対象の行動に制限を加えず、やりたいことをどのようにしてさせてあげるか、という目線になっています

その違いは中にいてもわからないものでもあるし、ある意味、一度通ったからこそ諦めている領域であるようにも感じます

 

タイトルは英題で「Something Extra」で、映画内では「特別なもの」というふうに訳されていました

原題を直訳すると「ちょっとした追加されたもの」という意味になっていて、それは「欠けているものではない」という意味になります

人それぞれにはベースとなるものがあって、その他に付随するものは全て「足された特別なもの」であると思います

それは時には「欠けているように見えるもの」の場合がありますが、それを「欠落」と見るか、「特別なものによって加わる何か」と捉えるかで見えるものが変わってくると言えるのではないでしょうか

 


■支援者と介助者の違い

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■目線を揃えることの意味

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104614/review/05984028/

 

公式HP:

https://somethingextra-movie.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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