■アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし
Contents
■オススメ度
見方を変えたシンデレラのストーリーに興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.1.22(MOVIX京都)
■映画情報
原題:Den stygge stesøsteren(醜い義理の妹)、英題:The Ugly Stepsister(醜い義理の妹)
情報:2025年、ノルウェー&デンマーク&ポーランド&スウェーデン、109分、R15+
ジャンル:シンデレラと争う義理の妹を描いたホラー映画
監督&脚本:エミリア・ブリックフェルト
キャスト:
リア・マレイン/Lea Myren(エルヴィラ/Elvira:スヴェランディア王国に来るレベッカの娘)
テア・ソフィー・ロック・ネス/Thea Sofie Loch Næss(アグネス・アンジェリカ・アリシア・ヴィクトリア・フォン・モルゲンスティルネ・ムンテ・オブ・ローゼンホース/Agnes:エルヴィラの義妹、オットーの娘、のちのシンデレラ)
アーネ・ダール・トルプ/Ane Dahl Torp(レベッカ/Rebekka:エルヴィラの母)
フロー・ファゲーリ/Flo Fagerli(アルマ/Alma:エルヴィラの妹)
Ralph Carlsson(オットー/Otto:レベッカの再婚相手、アグネスの父)
イサーク・カムロート/Isac Calmroth(Prince Julian:ユリアン王子:スヴェランディア王国の王子)
マルテ・ゴーディンゲル/Malte Gårdinger(イサク/Isak:厩務員、馬番)
Katarzyna Herman(ヴァンジャ先生/Madame Vanja:淑女教育スクールの厳格な先生)
Cecilia Forss(ソフィー・フォン・クローネンベルク/Sophie von Kronenberg:淑女教育スクールのダンスの先生)
Adam Lundgren(エステティック先生/Dr. Esthétique:整形外科医)
Olga Rayska(看護師)
Anna Rozek(看護師)
Isac Aspberg(鑑定家/Connoisseur)
Albin Weidenbladh(知識欲旺盛な人/Omnivore)
Oksana Czerkasyna(料理人)
Willy Ramnek Petri(フレデリック・フォン・ブラックフィッシュ/Frederik von Bluckfish:ユリアンの友人)
Philip Lenkowsky(バロン・フォン・ブラックフィッシュ/Baron Von Bluckfish:フレデリックの父)
Kyrre Hellum(ジャン/Jan:ドレスの仕立て屋、レベッカの愛人)
Jan Hes(ジャンの息子)
Agnieszka Zulewska(アグネスの母)
Staffan Kolhammar(舞踏会を知らせる使者/Messenger)
Pawel Browczuk(弁護士)
Bartlomiej Wyczalkowski(銀行家)
Pawel Janyst(銀行家)
Filip Krzykala(銀行家)
Stanislaw Bukowski(銀行家の御者)
Piotr Czarnecki(銀行家の護衛)
Richard Forsgren(執事)
Sebastian Grzeskiewicz(僧侶)
Julia Kozlowska(花嫁候補の少女)
Magdalena Kulpa(花嫁候補の少女)
Lena Ogórkiewicz(花嫁候補の少女)
Natalia Scibor(花嫁候補の少女)
Marta Sobieraj(花嫁候補の少女)
Mirek Maruszak(オットーの御者)
Lukasz Olejnik(オットーの使用人)
German Vatsik(オットーの使用人)
Gabriel Nowakowski(淑女教育スクールでハープを奏でる少年)
Jakub Wojtas(新聞売り/Baker Boy)
■映画の舞台
中世、
スヴェランディア王国
ロケ地:
ポーランド:ロキツエ
Palac Karola Poznanskiego
https://maps.app.goo.gl/UyQ3ZQsahThp7ugs5?g_st=ic
■簡単なあらすじ
スヴェランディア王国の貴族・オットーの元に、未亡人のレベッカが嫁いで来ることになった
レベッカには年頃の娘エルヴィラとアルマがいて、オットーにもアグネスと言う娘がいた
アグネスは好意的に彼女たちを出迎えるものの、結婚したその夜の晩餐にて、オットーは突然死をしてしまう
悲嘆に暮れるアグネスに寄り添うエルヴィラだったが、そこでオットーにはお金がなく、レベッカの財産目当てで結婚したことが判明する
レベッカも同じように財産目当てで結婚していて、管財人から畑などを処分されてしまい、一文無しになってしまった
それから家はレベッカが中心となり、王子の主催する晩餐会に向けて準備を加速させることになった
レベッカはエルヴィラにチャンスを与え、美容整形を施し、淑女教育スクールに入学させる
そして、舞踏会での演目の主役に抜擢させるように、指導者たちに金銭を配っていった
そんな折、エルヴィラはアグネスが馬番のイサクと関係を持っていることを知る
レベッカは使用人と関係を持ったことに激怒し、アグネスを使用人へと降格させ、灰かぶりの少女として、シンデレラと呼ぶようになったのである
テーマ:ルッキズムと承認欲求
裏テーマ:評価軸との距離の置き方
■ひとこと感想
シンデレラをいじめていた側が主人公と言う作品で、継母がどのようにシンデレラを追いやっていったのかを描いていく流れになっていました
基本的に童話をそのまま踏襲し、シンデレラよりも醜いエルヴィラが王子の心を射止めるためにあれこれしていく様子を描いていきます
なかなか強烈なビジュアルになっていて、中世の美容整形手術の恐ろしさと言うものが身に染みる作品になっていました
当時の価値観だと、家柄と美貌の両方が必要で、晩餐会に行くためには貴族でなければならないと言う決まりがありました
それゆえに貴族と政略結婚をすることになり、その相手が開始数分でポックリ逝ってしまうと言うスピーディーな展開になっていました
エルヴィラが醜いかどうかは時代によって変わるのでなんとも言えませんが、ストレスによる過食は節制が取れていないので、卑下されてやむなしと言う感じになっています
グロもありますが、それ以上に耐え難いのは食品の扱いと「虫」の存在でしたね
これがダメな人に向けての警告は必要なレベルで、直視に耐えない映像が多かったと思います
美術スタッフ渾身の仕上げだと思いますが、リアルすぎて「仕事の精度が高すぎだろう」と思ってしまいました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は童話をモチーフにしていて、いわゆるパブリックドメイン消失で好き勝手やっているホラーとは一線を画しているように思います
ちゃんと義理の妹側の視点で物語を組み替えていて、その為かシンデレラがかなり嫌な人間になっていましたね
なので、シンデレラで夢を見てきた婦人たちには絶叫してしまうポイントがたくさんあったように思います
映画は、ルッキズムに支配され、男に全力で媚を売ると言う時代を描いていて、当時はこんな無茶な価値観が蔓延っていた時代でした
その価値観に染まり切った時代ではありますが、結局のところ「相手の欲求を支配できるか」が世渡りの鍵となっていました
ラストでは、殿方と交わっている母を見捨てて妹がエルヴィラを街から連れ出すことになっていて、価値観を変えるよりは、自分たちの行きやすい場所を探した方が良い、と言う結論に至っていました
シンデレラをベースにして、王子に気に入られるためにあれこれと模索するのですが、実際にあの努力で何かが身を結ぶとは思えません
それは客観視したらそうなると言うもので、当事者に見えている世界は全く違うものだったりします
でも、そう言った視点になってしまった時に、果たして人は自分を客観視できるのかと言うのは難題であり、他者の悲劇を目の当たりにするよりは他ないのかな、と思ってしまいました
■体を削って目的を果たす意味
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■勝手にスクリプトドクター
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104860/review/06087450/
公式HP:
