■夜鶯 ある洋館での殺人事件
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■オススメ度
再現映画制作映画に興味のある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.3.5(アップリンク京都)
■映画情報
原題:揚名立方(名声と富)、英題:Be Somebody(何者かになる)
情報:2021年、中国、123分、G
ジャンル:ある事件の再現映画に関わることになった業界人を描いたスリラー映画
監督:リウ・シュンズモー
脚本:リー・バーシェン&リウ・シュンズモー
キャスト:
イン・ジョン/尹正(リー・ジアフイ/李家輝:元政治ジャーナリストの脚本家)
ドン・ジアジア/鄧家佳(スー・モンディエ/蘇夢蝶:再婚後に困窮する女優)
ユー・エンタイ/喻恩泰(ジョン・チェンリー/鄭千里:うだつの上がらない映画監督)
ヤン・ハオユー/楊皓宇(グワン・ジンニエン/関靜年:無声映画の落ちぶれた役者)
コー・ダー/柯達(チエン・シアオダー/陳小達:元ハリウッドアクション俳優)
チェン・ミンハオ/陳明昊(ルー・ズーイエ/陸子野:破産寸前の悪徳実業家)
チン・シアオシエン/秦霄賢(ダーハイ/大海/ハイ・ジャオフォン/海兆豊:上海警察の職員、斉楽山の警護)
チャン・ベンユー/張本煜(チー・ローシャン/斉楽山:元中国軍兵士、映画のアドバイザー)
ドン・エンシー/鄧恩熙(イエ・イン/夜鶯:斉楽山事件の戦友の娘、歌手)
イー・カイレイ/余皚磊(黒服の男/黑衣人:軍部組織「八處」の関係者、長官)
バイ・クー/白客(若者/年輕人:写真スタジオの従業員)
ウィンストン・チャオ/趙文瑄(老人/老者:写真スタジオの店主)
シャオ・アイ/小愛(通訳)
チョウ・シー/周奇(記者)
ビャンビャン・ユーバイシュイ/鞭鞭于白水(記者)
ダイ・フージアチー/戴何嘉琦(女性記者)
リウ・シン/劉鑫(記者)
シオン・リー/熊黎(記者)
ルー・ユンチー/呂雲馳(阿雄:新聞売りの少年)
ルオ・デミン/駱德明(阿雄の父)
ウー・ジンシー/吴謹西(阿雄の母)
ワン・グオフェン/王国峰(夜鶯の父)
【その他の出演者】
リー・ファ/李華
チャン・ヤンイン/張艷營
リー・バオファ/李保華
ウー・ジャンミン/吳建明
ラオ・フー/羅虎
リー・ヅージャン李志建
シュー・フーウェイ/徐虎威
ヤン・ベンジー/楊本質
ワン・チェン/万城
マオ・シャオボー/毛暁波
フアン・ジョンチャン/黄忠誠
ティアン・バオファ/田保華
リー・ランユー/李蘭玉
チャン・シャオユー/張照語
メン・シャンジエ/孟祥傑
ウー・ビン/吴斌
ヤン・シュー/楊桑
ワン・ウェイ/王偉
カイ・シアジエ/蔡夏傑
ワン・ユエヤオ/王玥瑶
シン・ミンマ/辛明媽
アブドゥッラージャン・イマーム/阿卜杜拉江・伊馬木
リン・ヅーリヤン/林澤良
タオ・ビン/桃冰
リー・チャンヅィー/李昌澤
リー・ガオジエ/李高傑
ガオ・ファイロン/高海龍
チェン・ジェン/程鎮
シュー・ミンジュー/徐明哲
Paposo
チャン・ディン/張鼎
ウー・クイソン/吳桂松
ウー・シャオチャ/吴暁查
フー・ハオ/符昊
フー・ファーヤン/付華洋
Alleyn
Julien
ニウ・バオピン/鈕宝平
クァオ・ミンリン/喬鳴麟
クン・グオジュン/薫国軍
ワン・ミンクアン/王明權
フー・ウェンリウ/胡文劉
リウ・グオミン/劉国寧
マオ・グオシェン/毛国勝
ヅー・ヤン/朱硯
チャオ・ポークイン/趙泊欽
ヅァン・ハオ/詹皓
ドン・クアンチョン/竇全忠
チャン・イーチー/張亦馳
チェン・ズーユアン/成祖源
ワン・シェン/王森
ハン・ポー/韓波
メン・リンヤン/孟令岩
シャオ・ジエ/肖洁
ヅー・ヤン/朱硯
チュー・ジンユエ/鞠敬頁
バオ・フォンユー/鲍虹宇
チャン・フーユー/張惠瑜
フー・ウェン/何雯
チャイ・ホンホン/柴紅紅
ヂャン・ヤーチン/蒋雅晴
チャン・ジン/張静
クー・チーガン/屈志剛
ジェン・ツゥアフー/鄭華銣
シュー・ジンリー/周静力
シュー・ジンロン/周静龍
チャン・ズェンロン/張震荣
Semyholovsak sofyaLoda
Klyuchnko Baidak
Frodova
ErmdovaSander
Turakulov Karpov
Enkel Pavlova
Liebiedieva Gusev
Golotvina
Goruyov Sad
Chem
Solodier
Saidahmatov
カイ・ヨン/蔡永
クアン・シュウェン/宣樹雯
ビー・ラン/畢然
リウ・ツェンユー/劉政宇
グー・ジュンフェイ/顧君飛
Stoyan
■映画の舞台
1940年代、
中国:上海
ロケ地:
不明
■簡単なあらすじ
1940年代の中国・上海では、「三老事件」が取り沙汰され、他にも「医師の車から見つかったバラバラ殺人事件」なども起こっていた
元脚本家の記者・ジアフイは、遠慮のない批評をすることで有名で、その日上映された難解な映画にも顔を出していた
そんな彼の元に、実業家ルー・ズーイエの使いの者が訪れ、ある洋館に足を運ぶことになった
そこに集められたのは、次回作が決まらない映画監督のジョン、結婚を機に困窮に喘ぐ女優のモンディエ、海外帰りの中国人スタントマンのシアオダー、無声映画で名を馳せた俳優グワンたちだった
ズーイエは「ある事件の資料を手に入れた」と言い、その事件にまつわる映画を作ろうと言い出す
そして、その映画制作の会議を全て記録し、それを宣伝に使おうと考えていた
渡された資料には、上海を揺るがした「三老事件」のことが詳細に書かれていて、さらにこの会議にはアドバイザーなる男も同席していた
脚本制作を進めていく中で、犯人像を作り上げていくことになった彼らだったが、それぞれが想像で人物像を築き上げていく
だが、ジアフイはこの会議自体に不穏なものを感じていて、ある出来事によって、アドバイザーの正体に気づいてしまう
それは、その男こそが「三老事件」の犯人であり、この洋館こそが事件現場だというのである
テーマ:真相に迫る思い込み
裏テーマ:名誉よりも優先されるもの
■ひとこと感想
戦前の上海を舞台にした密室劇で、殺人事件の現場に殺人犯も加わって、映画のプロットを作るという無茶な内容になっていました
訳ありの人々が集まり、後が無い中で選択の自由は奪われているという感じで、事件の真相を紐解く中で、何が起きていたのかを紐解く流れになっています
業界のはみ出しものが集められたという感じで、いわゆる群像劇的な感じに仕上がっていましたね
映画では、三人の富豪とその警備を皆殺しにした犯人と関わるというテイストなのですが、ズーイエがどうしてこの映画を作ろうと考えたのかはよくわからなかったりします
とりあえず「設定は面白い」けど、詳細を紐解いていくと理解不能な部分が多かったように思います
金儲けのために事件現場を購入して、実録的な映画を作るというところまでは理解できますが、犯人をわざわざ脱獄させる意味と、ズーイエと犯人の間にあるべきものというものがなかったように思いました
頭が回る脚本家が真実を解き明かしていくのですが、ヒントがほとんど存在しないミステリーなので、一緒に謎を解くというスタンスにはなっていません
あくまでも、究極の場所に集められた人々がどのように行動するのかを追っていく流れになっていて、それが面白いかどうかは別という印象がありました
最後の方に畳み掛けるようなネタバラシがあるのですが、それを知った上でこれまでの事件を振り返ると、それは無茶じゃね?と思う部分が多いように思えました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
映画は、「三老事件」と「バラバラ殺人」が繋がっていたということになっていて、当初はバラバラにされたのが歌姫の少女だった、というミスリードがありました
警察の捜査が杜撰なのかはわかりませんが、その死体の情報までは入手できていなかったことになります
ローシャンが新聞記事を読んで「死体が身元不明のまま」とわかったことによって「一芝居」を打つことになり、それが巧妙な心理的影響を及ぼして、ジアフイが「間違った答えに辿り着いてしまう」という流れを作っていました
ここまで誘導がうまく行くとは思えませんが、話を盛りに盛った末に、「想像したくない現実」を作り上げてしまい、それを真実だと思い込むことになりました
最終的に映画は諸外国(ベトナム)で上映され、それが中国国内にも波及することが仄めかされています
そして、上映後にようやくジアフイが間違いに気づくのですが、真実よりも大事なものがあって、それゆえに追うのをやめるという帰結に繋がります
ラストでは、事件現場で撮られた写真が写真館に飾られるのですが、彼らが無事に帰途に着けたのかは微妙な感じに仕上がっていました
彼らが上海に帰っても怯えて暮らすだけなので、当局の力が及ばないところに逃げるしか無いでしょう
それでも、当局の顔に泥を塗っているので、地獄の果てまで追いかけられるのは間違いないのかな、と思いました
■約束の先にある幸福
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■最悪を想像させる話術
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105296/review/06250965/
公式HP:
https://amg-e.co.jp/item/yoruuguisu/
