■東京逃避行
Contents
■オススメ度
行き場のない子どもたちのリアルを描いた作品に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026. 3.26(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2026年、日本、90分、G
ジャンル:Web日記に憧れた女子高生と、その作者の邂逅を描いた青春映画
監督&脚本:秋葉恋
キャスト:
寺本莉緒(緑野飛鳥:家や学校に居場所のない高校生)
池田朱那(青川日和/界隈バースト:ネット小説『東京逃避行』の作者)
綱啓永(エド:保護団体「新宿SANC」を守る元ホスト)
高橋侃(メリオ:エドの共同運営者、デートクラブ「HIL」の管理者)
松浦祐也(青川慎二:日和の父)
深水元基(多田:裏社会の元締め)
さとうほなみ(レイカ:トー横の児童相談所の職員)
秋好美桜(ユミ:かつてエドを頼った家出少女)
【その他の出演者】
水瀬紗彩耶(きい:HILのメンバー)
柚来しいな(りんご:HILのメンバー、金髪)
紗麗(ゆっこ:HILのメンバー)
岩波詩織(キミカ:HILのメンバー)
遠藤雄斗(ジン:メリオの手下、ロン毛)
多賀谷コージ(メリオの手下、スキンヘッド)
大寺優輝(メリオの手下)
遠藤隆太(ケン:メリオの手下、路地裏の男)
浅川眞来(ヨウキ:HILの手配師)
小野裕美
橋野純平(しつこいリーマン客)
ジジ・ぷぅ(路地裏の老人)
枝光利雄(緑野明:飛鳥の父)
平井佑人
大塚正樹
葦田拳慎
山本吾郎
木守響
矢幡晃一
渡邊莉央
大和
林健太
金野美穂
松井くらら
山本かりん
福田弘
■映画の舞台
東京:歌舞伎町
福島県:河沼郡
ロケ地:
東京都:新宿区
ME TOKYO SHINJYUKU(ゲーセン)
https://maps.app.goo.gl/bPD38LgNsC7qqBqS6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
Web日記「東京逃避行」に興味を持って歌舞伎町に来た女子高生の飛鳥は、そこで日記に書かれたものたちをリアルに感じていた
日が暮れても繁華街に居残っていた飛鳥の元に「ゆるやか」という施設の関係者の女が声をかけてきた
それと同時に「東京逃避行」の作者からダイレクトメールが入り、彼女は念願の「界隈バースト」こと日和と会うことができた
二人は夜通しでゲーセンなどで遊んでいて、その後、子ども食堂「SANC」を営んでいるエドの元を尋ねた
日和はそこで世話になった経験があったが、彼は日和に対して、彼女は家に帰したほうが良いとアドバイスを送った
だが、そこにメリオというデートクラブを管理している男がやってくる
メリオは日和に顔を出せと言い、彼女は仕方なく飛鳥を連れて店に顔を出すことになった
そこでは男相手に性を売っているところで、日和はかつてそこでお金稼ぎをしていた
メリオは薬入りのジュースを飛鳥に渡すものの、彼女はそれを拒み、隙を見て逃げ出すことになったのである
テーマ:居場所の与え方
裏テーマ:逃避行の必然性
■ひとこと感想
東京のトー横に集まる若者たちの生態を描き出す内容で、Web日記を見つけた女子高生が「居場所探し」にその街を訪れることになりました
そこにはかつての賑わいのあった広場は閉鎖されていて、若者たちは歌舞伎町の至る所に散り散りになっている、という感じになっています
東京は行ったことがないのですが、テレビなどで映し出されるイメージそのままが「リアル」として描かれていたように思いました
女子高生があの場所に集まるのは興味本位もあると思いますが、やはり「帰る場所がない」というのが前提のように思います
そんな少女たちをトー横無き今、子ども食堂を営んでいる元ホストが匿っている、という状況になっていました
それでも、その食堂の経営にはお金がかかるので、その資金はどこから?みたいな展開を迎えて行きます
一人称カメラのごとく揺れまくる映像なので、慣れていない人はカメラ酔いをしそうですね
さらにアップの映像が多いので、スクリーンに近いとかなり疲れる内容になっていました
個人的には刺さりようのない内容ではありますが、日和の親父が玄関先でチラッと写った段階でヤバさが全開になっていましたね
そこにいるだけで不穏、さすが松浦祐也だなあと思ってしまいました
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
本作は、今も歌舞伎町にいそうな若者たちのリアルを切り取っている作品で、家庭内で問題のある人たちが逃げてきた先に「その場所があった」という感じに紡がれていました
そこが彼女たちの「居場所」かどうかはなんとも言えないところがあり、一時避難所として機能しているかどうかも怪しい感じになっています
それでも「家に帰ることが望ましい」というのは一般的な模範回答のように見えて、最悪の手段であるように思えました
映画では、かつてユキという少女を匿ったエドを想起し、そこで児童相談所によって保護されて、家元に返されたというエピソードがありました
その出来事が起点となって、彼女は帰らぬ人となり、再びエドの前に同じような状況が押し寄せてくることになります
歌舞伎町で生きる為には何かしらの稼ぎが必要なのですが、それをしてまでここにいるべきかどうかというのは個人の処遇だけでは見えないところがあります
結果として、飛鳥は親元に帰ったほうが良い人間で、日和は帰らないほうが良い人間のように思えます
ラストでは、実家に戻った日和が父と対面する様子が描かれ、彼女が日常的に暴力を振るわれていたことがわかります
日和は「自分が死ぬか、父を殺すかの二択しかない」と思い込んでいて、それをどうやって止めるのか、という命題が突きつけられます
トー横に居場所はなく、実家にも居場所はない
助けてくれる大人がいなければ自分で自分を助けるしかないのですね
彼女が最終的にどちらを選ぼうとしていたかは「未遂」なのでわかりませんが、彼女の性格ならば、自分を殺してしまったように思えました
■Web日記で綴られた悲鳴
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■トー横の今について
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104876/review/06332723/
公式HP:
https://tokyotohiko.babel-pro.com/
