■映画鑑賞まとめ■
3月、第4週(2026.3.23~2026.3.31)
■カミング・ホーム
■オススメ度
ほっこり系非日常映画が好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026. 3.25(アップリンク京都)
■映画情報
原題:Jules
情報:2023年、アメリカ、87分、G
ジャンル:認知症初期の老人と見知らぬ何かとの遭遇を描いたコメディ映画
監督:マーク・タートルトーブ
脚本:ギャビン・ステックラー
キャスト:
ベン・キングズレー/Ben Kingsley(ミルトン/Milton:初期の認知症を患う79歳の老人)
ハリエット・サンソム・ハリス/Harriet Sansom Harris(サンディー/Sandy:ミルトン親切なの隣人)
ジェーン・カーティン/Jane Curtin(ジョイス/Joyce:ミルトンの懐疑的な隣人、元歌手)
ゾーイ・ウィンターズ/Zoë Winters(デニース/Denise:認知症を心配するミルトンの娘、動物病院の看護師)
Eric T. Miller(ティム/Tim:ミルトンの息子の声、カリフォルニア在住)
ジェイド・クオン/Jade Quon(ジュールス/Jules:ミルトンの元に現れるエイリアン)
アンナ・ジョージ/Anna George(ノース医師/Dr. North:脳神経内科の医師)
Teddy Cañez(マルティネス町長/Mayor Martinez)
Narea Kang(ウー/Councilwoman Wu:町議会員)
Edward James Hyland(ダニエルズ/Councilman Daniels:町議会委員)
Blair Baker(ストラウス/Councilwoman Strauss:町議会委員)
Christopher Kelly(ブシャール/Councilman Bouchard:町議会委員)
Joshua Moore(スティーヴ・ゴーハム/Steve Gorham:施工業者)
Aubie Merrylees(デイヴ/Dave:スーパーの店員)
Cody Kostro(ダニー/Danny:サンディーの広告に応募する若者)
■映画の舞台
アメリカ:ペンシルバニア州
ブーントン町(架空)
ロケ地:
アメリカ:ニュージャージー州
ブーントン/Boonton
https://maps.app.goo.gl/RqTdFFbNbhs5bn1p9?g_st=ic
チャタム/Chatham
https://maps.app.goo.gl/37GVw6YfcvJ3YybF6?g_st=ic
Pompton Plains
https://maps.app.goo.gl/SswENV1K3i372vcm7?g_st=ic
■簡単なあらすじ
ニュージャージー州のブーントンに住む高齢のミルトンは、娘のデニースの世話を受けながら一人暮らしをしていた
彼の日課は町議会に出席して意見を言うというもので、それ以外のときはお気に入りのテレビなどを見て過ごしていた
ある日のこと、トイレに缶詰が置いてあるのを見たデニーズは、父が認知症なのではないかと考え受診を勧めるものの、ミルトンは頑なに拒んだ
その翌日のこと、物音がして目覚めたミルトンは、家の裏庭にUFOのような墜落しているのを発見する
慌てて119番通報するものの、いたずらだと思われて切られてしまう
デニーズに掛けても応じず、仕方なく留守番電話にメッセージを残すものの、容量が一杯で録音することができなかった
その日からミルトンの日常はざわつき始め、翌日には宇宙人らしきものが倒れているのを発見する
どうしたら良いかわからないまま、とりあえず水を近くに置くと、それで回復したのか、翌日は動けるようになっていた
ミルトンは部屋に彼を通すものの、宇宙人は一切話すことがなく、一方的なコミュニケーションが始まってしまうのである
テーマ:無反応と対話
裏テーマ:家に帰る意味
■ひとこと感想
映画レビューサイトなどで評価の高い作品で、どんな話かと思っていたら、老人のところにガチで宇宙人が来る話でびっくりしましたね
てっきり認知症が進行して何かを見てしまっている系かと思っていましたが、ガッツリと宇宙人が登場していました
ミルトンは話し相手がいないこともあって、宇宙人に話しかけますが、相手は返してこないので、一方的に「独り言」を言っている状態になっていました
それでも宇宙人は何かを感じているようで、ミルトンの行動に対して感化し、最終的には「来ないか?」みたいな感じになっていましたね
そんな二人の間に入るのがサンディーとジョイスで何と無く三角関係みたいになったりしていました
娘のデニースは多忙のようですが、留守電を整理したりしないので、意外とズボラなのでしょう
そんな彼女だからこそ、他人のおかしな行動にすぐ気づくのだとも言えます
映画は、宇宙人がネタバレだったらアレですが、開始早々に登場するので、これ自体がネタバレというものでもないのでしょう
物語は、話し相手のいない老人三人が「反論してこない相手に延々と自分語りをする」のですが、これが実の子どもにはできないことだったのでしょう
そして、この一方的な対話というものも、話し手によって好意的に解釈され、物言わぬ宇宙人が自分に肯定的な反応を示しているように見える、というところも含めて、社会問題を写している鏡だったと言えるのかもしれません
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】カミング・ホーム【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105510/review/06323922/
公式HP:
■アメリと雨の物語
■オススメ度
3歳の女の子目線の映画に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026. 3.25(TOHOシネマズくずはモール)
■映画情報
原題:Little Amélie or the Character of Rain(小さなアメリ、あるいは雨の形而上学)
情報:2025年、フランス、77分、G
ジャンル:3歳を迎えた少女に起こる重大な出来事を描いた青春映画
監督:マイリス・ヴァラード&リアン=チョー・ハン
脚本:マイリス・ヴァラード&リアン=チョー・ハン&エディン・ノエル
原作:アメリー・ノートン『Métaphysique des tubes(チューブな形而上学)』
キャスト:
ロイーズ・シャルパンティエ/Loïse Charpentier(アメリ/Amélie:ベルギー人外交官の娘、3歳手前の少女)
ヴィクトリア・グロボア/Victoria Grosbois(ニシオさん/Nishio-san:家政婦)
ユミ・フジモリ/Yumi Fujimori(カシマさん/Kashima-san:大家さん)
Cathy Cerda(クロード/Claude:アメリの祖母)
Marc Arnaud(パトリック/Patrick:アメリの父、外交官)
Laetitia Coryn(ダニエル/Danièle:アメリの母)
Haylee Issembourg(ジュリエット/Juliette:アメリの姉)
Isaac Schoumsky(アンドレ/André:アメリの兄)
François Raison(医師/ラジオの声)
Emmylou Homs(モノローグ)
【日本語吹替】
永尾柚乃(アメリの幼少期)
花澤香菜(アメリのモノローグ)
早見沙織(ニシオさん)
森川智之(パトリック)
深見梨加(カシマさん)
日笠陽子(ダニエル)
青木遥(ジュリエット)
北林早苗(クロード)
菊池康弘(医者)
■映画の舞台
1969年8月13日~翌年の冬まで
兵庫県:神戸
■簡単なあらすじ
2歳半になったアメリは、外交官の父パトリックとその妻ダニエルの間に生まれた3人目の子どもだった
生まれてから全くの反応を示さず心配していた家族だったが、すぐに彼女の個性だと受け入れていた
アメリ自身は自分のことをわかっていて、自分のことを「神」だと思っていたが、それが何なのかはわからなかった
ある日のこと、大きな地震が起き、その日を境にアメリは動き出す
だが、暴れ放題で、ダニエルは「怪獣だ」と疲れを隠しきれなかった
それを見かねた大家のカシマさんは、家政婦としてニシオさんを連れてくることになった
彼女は3人の子どもで荒れ放題の家を片付け、そしてアメリの世話をすることになった
そんな折、ベルギーから祖母のクロードがやってきて、彼女からホワイトチョコレートをもらった
それを食べたアメリは覚醒したようになって、祖母にとても懐くようになった
だが、クロードは祖国のベルギーに帰ることになり、寂しさを募らせることになったのである
テーマ:少女の瞳に映るもの
裏テーマ:アイデンティティの目覚め
■ひとこと感想
事前情報をほとんど入れる時間もなく、フランスのアニメ映画ということだけを念頭に鑑賞してまいりました
内容も全然知らないまま見始めたのですが、なかなかハードな内容で驚きましたね
原作者の自伝的な作品のようで、3歳の頃にここまで思考が成熟しているのかはなんとも言えない部分がありました
幼少期の記憶はほとんど残っていない人なので、一番最初の記憶が何かすらわかっていません
それでも、断片的な何かを想起することもありますが、それよりも忘れる年代に入ってきたので、そのうち想起することもないのかもしれません
幼少期に大きな出来事があれば印象が強いのかもしれませんが、アメリほど強烈な記憶もなかったりします
映画では、2歳から3歳にかけて彼女の周りで起こった出来事を描いていて、日本で生まれ育ったゆえに「日本人としてのアイデンティティ」を持っていることになります
字幕版にて、どのように言語の使い分けがなされていたのかはわからないのですが、予告編と観るとニシオさんもガッツリとフランス語を話していましたね
なので、ひょっとしたらカシマさんまでフランス語を話していたのかもしれません
確かめようがないのですが、字幕版を観ることができた人はその辺りも理解できると思うので羨ましい限りですね
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】アメリと雨の物語【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104798/review/06326611/
公式HP:
https://littleamelie-movie.com/
■東京逃避行
■オススメ度
行き場のない子どもたちのリアルを描いた作品に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026. 3.26(アップリンク京都)
■映画情報
情報:2026年、日本、90分、G
ジャンル:Web日記に憧れた女子高生と、その作者の邂逅を描いた青春映画
監督&脚本:秋葉恋
キャスト:
寺本莉緒(緑野飛鳥:家や学校に居場所のない高校生)
池田朱那(青川日和/界隈バースト:ネット小説『東京逃避行』の作者)
綱啓永(エド:保護団体「新宿SANC」を守る元ホスト)
高橋侃(メリオ:エドの共同運営者、デートクラブ「HIL」の管理者)
松浦祐也(青川慎二:日和の父)
深水元基(多田:裏社会の元締め)
さとうほなみ(レイカ:トー横の児童相談所の職員)
秋好美桜(ユミ:かつてエドを頼った家出少女)
■映画の舞台
東京:歌舞伎町
福島県:河沼郡
ロケ地:
東京都:新宿区
ME TOKYO SHINJYUKU(ゲーセン)
https://maps.app.goo.gl/bPD38LgNsC7qqBqS6?g_st=ic
■簡単なあらすじ
Web日記「東京逃避行」に興味を持って歌舞伎町に来た女子高生の飛鳥は、そこで日記に書かれたものたちをリアルに感じていた
日が暮れても繁華街に居残っていた飛鳥の元に「ゆるやか」という施設の関係者の女が声をかけてきた
それと同時に「東京逃避行」の作者からダイレクトメールが入り、彼女は念願の「界隈バースト」こと日和と会うことができた
二人は夜通しでゲーセンなどで遊んでいて、その後、子ども食堂「SANC」を営んでいるエドの元を尋ねた
日和はそこで世話になった経験があったが、彼は日和に対して、彼女は家に帰したほうが良いとアドバイスを送った
だが、そこにメリオというデートクラブを管理している男がやってくる
メリオは日和に顔を出せと言い、彼女は仕方なく飛鳥を連れて店に顔を出すことになった
そこでは男相手に性を売っているところで、日和はかつてそこでお金稼ぎをしていた
メリオは薬入りのジュースを飛鳥に渡すものの、彼女はそれを拒み、隙を見て逃げ出すことになったのである
テーマ:居場所の与え方
裏テーマ:逃避行の必然性
■ひとこと感想
東京のトー横に集まる若者たちの生態を描き出す内容で、Web日記を見つけた女子高生が「居場所探し」にその街を訪れることになりました
そこにはかつての賑わいのあった広場は閉鎖されていて、若者たちは歌舞伎町の至る所に散り散りになっている、という感じになっています
東京は行ったことがないのですが、テレビなどで映し出されるイメージそのままが「リアル」として描かれていたように思いました
女子高生があの場所に集まるのは興味本位もあると思いますが、やはり「帰る場所がない」というのが前提のように思います
そんな少女たちをトー横無き今、子ども食堂を営んでいる元ホストが匿っている、という状況になっていました
それでも、その食堂の経営にはお金がかかるので、その資金はどこから?みたいな展開を迎えて行きます
一人称カメラのごとく揺れまくる映像なので、慣れていない人はカメラ酔いをしそうですね
さらにアップの映像が多いので、スクリーンに近いとかなり疲れる内容になっていました
個人的には刺さりようのない内容ではありますが、日和の親父が玄関先でチラッと写った段階でヤバさが全開になっていましたね
そこにいるだけで不穏、さすが松浦祐也だなあと思ってしまいました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/104876/review/06332723/
公式HP:
https://tokyotohiko.babel-pro.com/
■全知的な読者の視点から
■オススメ度
なろう系ファンタジーが好きな人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.3.26(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:전지적 독자 시점(全知読者の視点)、英題:Omniscient Reader: The Prophecy(全知の読者:予言)
情報:2025年、韓国、117分、G
ジャンル:小説の世界に入り込む青年を描いたファンタジー映画
監督:キム・ビョンウ
脚本:キム・ビョンウ&イ・ジョンミン
原作:singNsong『전지적 독자 시점』
キャスト:
アン・ヒョソプ/안효섭(キム・ドクシャ/김독자:Web小説の世界に入り込む青年)
(高校時代:ムン・ウジン/문우진)
イ・ミンホ/이민호(ユ・ジュンヒョク/유중혁:劇中小説「멸망한 세계에서 살아남는 세 가지 방법(滅亡した世界で生き残る三つの方法)」の主人公)
チェ・ソビン/채수빈(ユ・サンア/유상아:ドクシャの同僚、契約社員)
チェ・ヨンジュン/최영준(ハン・ミョンオ/한명오:ドクシャとサンアの会社の上役、部長)
クォン・ウンソン/권은성(イ・ギリョン/이길영:現実世界から小説の世界に巻き込まれた少年)
シン・スンホ/신승호(イ・ヒョンソン/이현성:ジュンヒョクの仲間、軍人)
ナナ/나나(チョン・ヒウォン/정희원:ジュンヒョクの仲間、鞭使い)
ジス/지수(イ・ジヘ/이지혜:ジュンヒョクを師匠と信奉するスナイパー)
リー・ユージーン/이유진(キム・ナムン/김남운:ジュンヒョクの仲間、残忍な黒化スキルを持つ青年)
パク・ホサン/박호산(コン・ピルドゥ/공필두:忠武路駅を占領するリーダー)
チョン・ソンイル/정성일(チョン・イノ/정인호:ピルドゥたちを操る議員)
チョ・ヒョンジョン/조현정(ピヒョン/鼻荊/비형 :ゲームの案内役、「金湖駅のトッケビ」の声)
チョ・ヒョンジョン/조현정(ピリュ/沸琉/ 비류:ゲームの案内役、「忠武路駅のトッケビ」の声)
イ・ソク/이석(バン・チョルス/방철수:金湖駅を牛耳るリーダー)
パク・ヒョンウク/박형욱(ゲームのアナウンスの声)
ユン・ソンウ/윤성우(ミンソプ/민섭:ドクシャの高校時代の友人)
ソ・チャンヒョン/서장현(テグ/태구:ドクシャをいじめるクラスメイト)
■映画の舞台
韓国:ソウル
ソウル地下鉄3号線(テファ/大化行き)
アックジョン/狎鴎亭駅
トンホ/東湖大橋
クムホ/金湖駅
チュンムロ/忠武路駅
ロケ地:
韓国各地
■簡単なあらすじ
ゲーム会社の「JINOH SOFT」の契約社員として働いているキム・ドクシャは、学生時代からWeb小説の「滅生法(滅亡した世界で生き残る三つの方法)」にのめり込んでいて、その最終話を読み終えた日に研修期間が終了してしまった
正社員になれずに次の職探しをすることになったドクシャは、地下鉄を待つ間に「小説のコメント欄」にコメントを残した
それは「最後まで生き延びた主人公を評しながらも、この結末には納得がいかない」というものだった
帰りに電車にて、同じく正社員になれなかった同僚サンアと乗り合わせたドクシャは、その直後にサンア目当てのビョンオ部長と鉢合わせてしまう
サンアはやんわりと誘いを断るものの、その最中に小説の作者から「自分で書いて見たら?」という返信が返ってきた
そしてその直後に聞きなれたアナウンスが流れ、列車は東湖大橋の上で急停車してしまった
戸惑う乗客たちを尻目に、いきなり目の前に電子ボードが登場し、さらにゲームキャラクターのようなものまで目の前に現れた
それは「滅生法」に登場するキャラクター「ビヒョン」で彼はいきなりゲームのミッションの説明を始めてしまう
ステージ1は「価値証明」と題され、「一つ以上の生命を殺すこと」という条件が出される
人々はどうしたら良いかわからなかったが、ビヒョンは文句を言う乗客を殺し、それによって人々は弱いものを探して暴れ始める
ドクシャは隣に座っていた少年ギリョンのアリの巣のアリを殺し、この区間の最初の成功者となってコインを受け取ることになった
ドクシャたちは小説の世界に放り込まれていて、生き残る為には様々なミッションをクリアしなければならない
そして、別の車両にこの小説の主人公ジュンヒョクを見つけてしまう
小説の結末を知っているドクシャは、ジュンヒョクに自分が予知能力者だと告げ、一緒に生き残りを賭けて戦おうという
だが、ジュンヒョクは群れることを好まず、「生き残っていれば忠武路駅で会おう」と言い、ドクシャを川に突き落としてしまうのである
テーマ:生き残る意味
裏テーマ:全知をも超えるシナリオ
■ひとこと感想
韓国で流行った小説のようで、「小説の結末が気に入らない青年」が「理想的な結末を書き換える中で実際に小説の中の世界で戦う」という内容になっていました
いわゆる「なろう系」の作品で、異世界転生ものとして、思いっきりファンタジー路線に振り切っていました
ここまでガッツリとファンタジーだとは思わず、まるで「誰かのゲームプレイを見ている」ような感覚になりましたね
でも、ゲームのルールとか世界観が全くわからなくて、入り込むまでに時間を要する内容だったと思います
あの世界では、星座と呼ばれる何者かが世界を監視していて、優秀な戦士の守護神のようなものになるみたいでしたね
それによって能力を得ることになり、さらにミッションをクリアしてももらうコインによって、様々な武器を手に入れたり、攻撃力を増幅させたりできるという設定になっていました
主人公は小説の世界観を理解していて、ストーリーも知っているのですが、彼が小説の世界に入り込んだことによって、キャラクターの属性が変わっていましたね
さらに、難易度も上がっていて、それによってかなりの苦戦を強いられる流れになっていました
現実世界から入り込むことになったのが、ドクシャと同僚のサンア、上司のミョンオとアリの巣を持っていた少年ギリョンということになります
それ以外の人はすべて小説内のキャラクターですが、元々ジュンヒョクと一緒に戦っていたヒウォン、ヒョンソンは別人のようになっていて、ナムンとジヘだけがそのまま敵キャラぽく描かれていました
マスコットキャラのピヒョンとピリュはどこかのゲームにいそうなキャラでしたが、そこらへんはデザインということでツッコムのは野暮なのかな、と思いました
↓詳しいレビューはこちらから
*【映画感想】全知的な読者の視点から【後半:ネタバレあり:執筆中】
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105258/review/06323920/
公式HP:
■鬼の花嫁
■オススメ度
主演のファンの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026. 3.27(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2026年、日本、122分、G
ジャンル:あやかしに見初められた平凡な女性を描いた恋愛映画
監督:池田千尋
脚本:濱田真和
原作:クレハ『鬼の花嫁』
キャスト:
永瀬廉(鬼龍院玲夜:人間の女性を花嫁に選ぶあやかし)
(幼少期:渡邉斗翔)
吉川愛(東雲柚子:玲夜に選ばれる現世で虐げられてきた女性)
(幼少期:宮崎莉里沙)
伊藤健太郎(狐月瑶太:花梨の恋人、妖狐族)
(幼少期:高木波瑠)
片岡凜(東雲花梨:柚子の妹)
(幼少期:鈴木凜子)
兵頭功海(荒鬼高道:玲夜の秘書)
白本彩奈(鬼山桜子:玲夜の元婚約者)
橋本淳(鬼龍院千夜:玲夜の父)
田辺桃子(透子:柚子の親友)
谷原七音(猫田東吉:透子の夫)
尾美としのり(道空:使用人頭)
眞島秀和(東雲早生:柚子の父)
陽月華(東雲南津海:柚子の母)
嶋田久作(烏水:カラス天狗の当主)
尾野真千子(狐雪撫子:妖狐族の当主)
好井まさお(小学校時代の担任)
■映画の舞台
人間とあやかしが共存する日本のどこか
ロケ地:
長野県:松本市
信州大学
https://maps.app.goo.gl/TwunTThuhqr2G1UK9
栃木県:日光市
日光田母沢御用邸記念公園
https://maps.app.goo.gl/tRbW5qRjbgYnJmnU9
大阪府:河内長野市
遺跡本山 観心寺
https://maps.app.goo.gl/4QuMqCewYNQefcwH7
愛知県:蒲郡市
蒲郡クラシックホテル
https://maps.app.goo.gl/6ECDaAJesP5neCER9
■簡単なあらすじ
人間とあやかしが共存する日本において、霊能力を有するあやかしは「運命」に紐付けられた人間の女性から妻を選ぶしきたりになっていた
あやかしに選ばれることは誉であり、それが一族の繁栄をも担ってきた
東雲家の長女・柚子、次女の花梨もそんな夢物語を信じてきたが、あやかしと運命の出会いを果たしたのは、花梨の方だった
それ以降、柚子は家族に冷遇される日々が続き、いつしか自分の存在価値を見失いつつあった
花梨と結婚した妖狐の瑶太は彼女を大事にしていて、ある時はずみで花梨を突き飛ばしたことに激昂し、柚子の腕を炎で焼いてしまった
絶望の淵にいた柚子は、街をさまよい、フラッと川へ身を投げ出そうとした
だが、そこに美しい青年が現れ、柚子を救うことになった
彼は自身の霊気で柚子のやけどを治し、そして「自分の花嫁になってほしい」と言い出す
柚子は彼に身を委ね、邸宅へと案内されることになった
そこは想像以上の邸宅であり、使用人が数十人もいるお屋敷だった
そして彼こそが、日本を支配している鬼族の最高峰・鬼龍院家の当主・玲夜だったのである
テーマ:愛が築きあげる覚悟
裏テーマ:異種交配が強める力
■ひとこと感想
原作は未読で、ファンムービーであることは承知で鑑賞してまいりました
あやかしと人間が共存する架空の世界で、思いっきり男尊女卑の世界となっていて、この時代にこの設定の話がよく作れたなあと思ってしまいました
選ぶのは男性のみで、女性にはほぼ選択権がなく、一族の繁栄のために犠牲になっているとさえ思ってしまいます
妹の方が先に選ばれたことで家庭内ヒエラルキーが崩壊するのですが、妹のキャラも両親のキャラもとことんまでクズ設定になっていましたね
この構図だと柚子を応援したくなる人続出という感じで、そんな柚子に自分を重ねたら、目の前に王子様が現れた、みたいな展開になって行きます
そして、姉妹の立場が逆転することになりますが、そこで「花嫁の呪い」というものが炸裂することになりました
花嫁に出会ってしまったあやかしは全身全霊を使って花嫁を幸せにするギムみたいなものが発生し、結婚後は花嫁が男性を支配して行くことになります
花嫁になるかどうかを決めるのも女性側で、この振り切り方がなかなかえぐいなあと思ってしまいます
結婚までは男尊女卑、結婚したら女尊男卑みたいな感じに逆転していて、それがどうして起こるのかといえば「運命」という言葉であっさりと片付けられる世界となっていました
それでも、子ども向けの原作なのか、少女漫画のゴールと同じくキスに至るまでという健全なものになっていましたね
セックスしたらどうなるのかとか、子どもが生まれたらどうなるのかというところは完全スルーで、あやかしと人間の間に生まれた子どもは一切登場しないという作品になっていました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105186/review/06334797/
公式HP:
https://movies.shochiku.co.jp/onihana/
■90メートル
■オススメ度
ヤングケアラー問題に興味がある人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2026.3.30(イオンシネマ久御山)
■映画情報
情報:2026年、日本、116分、G
ジャンル:ALSの母を抱える息子の葛藤を描いた青春映画
監督&脚本:中川駿
キャスト:
山時聡真(藤村佑:母と二人暮らしの高校3年生)
(幼少期:佐藤颯真)
菅野美穂(藤村美咲:難病を患う佑の母)
南琴奈(松田杏花:佑の同級生、バスケ部のマネージャー)
田中偉登(大平翔太:佑の元チームメイト)
西野七瀬(下村香織:ケアマネージャー)
荻野みかん(前原裕美子:介護士)
朝井大智(ヘルパー)
藤本沙紀(江村薫:ヘルパー)
オラキオ(ヘルパー)
金澤美穂(ヘルパー)
市原茉莉(毛塚杏奈:ヘルパー)
少路勇介(高校の担任の先生)
■映画の舞台
令和7年、
関東圏のどこか
ロケ地:
神奈川県:高座郡寒川町
寒川町立寒川中学校
https://maps.app.goo.gl/AhKFNNuiaiK3t6UC8?g_st=ic
寒川高等学校
https://maps.app.goo.gl/Vte8M4z1yt3hAzW49?g_st=ic
東京都:八王子市
八王子学園八王子中学校・高等学校
https://maps.app.goo.gl/Bqhg4sJQTXKXUoPo9?g_st=ic
神奈川県:横須賀市
衣笠商店街
https://maps.app.goo.gl/duKURwwGfpbGot8Z8?g_st=ic
横須賀コロッケ
https://maps.app.goo.gl/PTPUykvLaAGJNf3r5?g_st=ic
■簡単なあらすじ
小学校時代からバスケに打ち込んできた藤村佑は、今では母・美咲の介護につきっきりになっていて、将来のことを考える余裕などはなかった
ALSという難病を抱えた母は、次第に筋力が衰えていて、トイレへの移動も全介助で行っていた
何かあれば呼び出しのベルが鳴る仕組みになっていて、ヘルパーの確保が十分ではない今は、平日の昼間以外は佑が面倒を見なければいけなかった
ある日のこと、ケアマネージャーの下村から、母が兼ねてから切望していたヘルパーの補強ができると知らされた
24時間365日ヘルパーが介入できることになり、佑は母の介護から解放されてしまう
受験生でもある佑は、担任の先生からアドバイスをもらっていた「自己推薦での大学進学」を本気で考えるようになっていた
そして、その説明会にて、中途半端な状態で退部することになったバスケ部のマネージャー・松田と再会することになった
2人は辿々しい会話を続けながらも、自己推薦のために協力していく毎日が続く
そんな折、佑は松田に対して、母親の病状のこと、退部に至った経緯を話すことになった
事実を知った松田は、卒業写真くらいはバスケ部のみんなと一緒に撮ろうと言い出し、部員に掛け合うことになった
部員たちは「本人が望むなら」ということで意見が一致し、佑は写真を撮るために、久々に体育館に赴くことになったのである
テーマ:ヤングケアラーの実態
裏テーマ:相互依存の脱却
■ひとこと感想
ヤングケアラーを取り扱った作品で、母子家庭の母親がALSを患ったために、現実問題に直面する高校生を描いていました
何をどうしたらわからない中でできることをして、それが習慣になった頃が物語の起点となっていて、そこにある親子関係は奉仕というよりは、流れ作業のようになっていました
やりたくてやっているわけじゃないけれど、それから解放されたところで、やりたいことを再開できるわけでもありません
一度止まってしまったものを再度動かせるほど世の中は好都合にはできてなくて、貴重な瞬間というものの意味を再確認させられます
個人的には、妻の末期癌を在宅介護した経験があり、あの呼び出しベルを懐かしく思います
この家庭では日中にヘルパーが来てくれていましたが、ウチの場合は「必要に応じて来る」という感じだったので、仕事先でも妻の状態がわかるように色々と考えて導入していました
当直業務なので、妻が寝ている間に仕事に出かけるので、ペットなどを見守る用のカメラを自宅のベッド脇とトイレの前に設置していて、何もないかを逐一確認するということをしていました
佑の場合は高校生なので授業に出なくてはいけないし、私の場合は働かないと生活も医療費も出せません
行政サービスでできるところまでやって、あとは個人の責任でどこまで許容するか、という命題がありました
彼らの場合はそこまでのことはありませんが、現実問題としては、ケースバイケースで様々なことが背景にあると考えられます
映画では、いわゆるヤングケアラーの相互依存という部分は弱めに描かれていて、フル介護に入った事で疎外感を感じるという描写は少なかったと思います
それでも、自分の手を離れることにおける喪失というものはあって、それを埋めるものはないという現実はあります
佑は受験生なので、それを埋めざるを得ない現実が襲ってきますが、彼が高校2年生だったら、もっと違う物語になったように思えました
↓詳しいレビューはこちらから
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/105058/review/06345825/
公式HP:
