■クライム101


■オススメ度

 

息を吐かせぬ犯罪映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2026.2.13(イオンシネマ久御山)


■映画情報

 

原題:Crime 101(犯罪の教科書)

情報:2026年、アメリカ&イギリス、140分、G

ジャンル:ルールにこだわる宝石強盗を巡る周囲の思惑を描いた犯罪映画

 

監督&脚本:バート・レイトン

原作:ドン・ウィンズロウ『Crime 101』

 

キャスト:

クリス・ヘムズワース/Chris Hemsworth(ジェームズ・デイヴィス/Davis:101号線沿いで強盗を繰り返す男、偽名はマイク)

 

マーク・ラファロ/Mark Ruffalo(ルー・ルベスニック/Lou:成績不振の刑事)

Jennifer Jason Leigh(アンジー/Angie:ルーの別居中の妻)

 

ハル・ベリー/Halle Berry(シャロン・クームズ/Sharon:保険会社「L&V」の営業)

Patrick Mulvey(フィル/Phil:シャロンの同僚)

Paul Adelstein(マーク/Mark:シャロンの上司)

Crosby Fitzgerald(マデリン/Madeleine:シャロンの後輩社員)

 

Nick Nolte(マネー/Money:デイヴィスの仕事仲間)

バリー・コーガン/Barry Keoghan(オーモン/Ormon:暴力的なバイカー)

Devon Bostick(デヴォン/Devon:デイヴィスの情報屋)

 

モニカ・バルバロ/Monica Barbaro(マヤ/Maya:デイヴィスの事故の相手)

 

Payman Maadi(サミル・カッセム/Sammy Kassem:宝石を奪われる「ゴールデン・ローズ宝飾店」の店主)

Peter Banifaz(ベン・ハダッド/Ben Haddad:宝石の運び屋)

Babak Tafti(アリ/Ali:宝石の運び屋、ベンのいとこ)

Hossein Mardani(マスード/Masoud:ベンとアリの護衛)

 

Tate Donovan(スティーヴン・モンロー/Monroe:宝石コレクターの富豪)

Andra Nechita(エイドリアン/Adrienne:モンローの婚約者)

 

Corey Hawkins(ティルマン/Tillman:ルーの相棒刑事)

Matthew Del Negro(スチュワート/Stewart:ロス市警の署長)

Sean O’Bryan(フェルナー刑事/Detective Fellner:ルーの同僚)

Drew Powell(タウンセンド刑事/Detective Townsend:犯人に発砲する刑事)

Arnell Powell(マクガイヤ刑事/Detective McGuire:ルーの同僚)

 

【その他の出演者】

Dan Perrault(アーサー/Arthur:捜査員)

John Douglas(ギャラント/Grant:捜査員)

Andrew Ashford(ブルース/Bruce:捜査員)

Larvell Hood(監視カメラのオペレーター)

Seth Morris(法医学者、鑑識)

Hanako Footman(リサ/Lisa:娼婦)

Benjamin Barrett(Hip Juiceryのウェイター)

Glenn Wrage(アンドリュー/Andrew:襲われる運び屋、「フロレッテ宝飾店」)

Mark Humphrey(サンタバーバラの「フロレッテ宝飾店」のオーナー)

Tory Freeth(フィービー/Phoebe:「フロレッテ宝飾店」の店員)

Ava de Winter(ベス/Beth:「フロレッテ宝飾店」の客)

Laura Kay Bailey(フランス料理店の客)

Jed Shardlow(フランス料理店の客)

Jennifer Armour(フランス料理店の客)

Cameron Anthony(フランス料理店の客)

Terry Bamberger(ギャラリーの女性客)

Eric Sigmundsson(ギャラリーの男性客)

Bobby McGee(ドン/Don:ホテルの配車係)

Alexandra Hannant(ヨガのインストラクター)

Alin Uzun(若い強盗)

Jamie Daniels(身なりの良い男性)

Ethan Ingle(ブライアン/Brian:車の持ち主)

Deborah Hedwall(アン・ベントン/Anne:ジェームズの育ての親)

Antonia Bourdillon(ホテルの受付)

Alexander Tol(ホテルのコンシェルジェ)

Derek Siow(民間警備員)

Norman Lehnert(ネルソン/Nelson:モンローの宝石運搬担当者)

Lenin Pacas(ラファエル/Raphael:すり替わられるホテルの従業員)

Richard Lee Warren(証拠保管所の警官)

Jacob Schwab(フォスター/Foster:機内で入れ替わる運び屋)

Chris Rogers(空港職員)

Kunal Kumar(ホテルの係員)

Gledys Ibarra(マリア/Maria:ホテルの厨房の責任者)

Eric Sirakian(ホテルのウェイター)

Juliana Spicoluk(瞑想の声)

 

Dzenita Bijavica(女性鑑定士)

Cassandra Capocci(ダイナーの店員)

Nadia Dawn(宝石商)

Fahim Fazli(漁る男)

Veer Guha(庭師)

Boris London(デイヴィスの幼少期の友人、写真)

Pablo Ramos(ラモーン/Ramon:モンロー宅の庭師)

Evan Shafran(ププサの客)

Ben Sharples(エルムクイスト/Elmquist:?)

Josh Stone(バーテンダー)

Michael Sullivan(通行人)

Ilka Urbach(ウーナ/Oona:?)

Neil Wachs(ホームレス)

Kay Wyer(ダイナーの客)

 


■映画の舞台

 

アメリカ:カリフォルニア州

ロサンゼルス

 

ロケ地:

上に同じ


■簡単なあらすじ

 

アメリカのロサンゼルスでは101号線を中心としたルートにて貴金属の強盗事件が相次いでいて、ロス市警も対応に苦慮していた

スチュワート署長率いる捜査班が犯人の行方を追うものの、いまだに尻尾を掴むこともできない

犯人は現場に何一つ証拠を残さず、それは病的なまでの特徴となっていた

 

その犯人であるジェームズは、入念な準備を経て犯行に臨む男で、情報屋のデヴォンから仕入れたものでターゲットを決め、相手を傷つけることなく、目的のものを奪っていた

戦利品はマネーと名乗る捌き屋の手に渡り、彼から次のターゲットを指定される

だが、ジェームズは良くない予兆を感じていて、次の目的であるサンダバーバラの宝飾店の仕事は乗り気ではなかった

 

マネーはその仕事をオーモンに投げ、彼はデヴォンから情報を無理やり引き剥がして宝飾店を襲った

そこで派手な立ち回りを見せ、その犯行の様子はニュース映像となって全米を駆け抜けた

自分の仕事を奪われたジェームズはマネーに怒りを向けることとなる

 

そんな折、ジェームズは追突事故に巻き込まれ、マヤという女性と交流を持つことになった

 

一方その頃、刑事のルーは先の宝飾店での事件を受けて、保険屋が保険の支払いを渋っているという話を聞きつける

担当のシャロンに接近したルーは、彼らの会社が被害者の自作自演であると考えていて、被害者を嘘発見器にかけて欲しいという依頼をする

ルーはその手法に疑問を抱きながらも、捜査の進展のために協力していく

そして、シャロンとの対話の中で、人には隠しきれない行動パターンがあると聞かされ、この一連の犯罪にも何かしらのパターンがあるのでは?と思い始めるのである

 

テーマ:美学と行動原理

裏テーマ:人としての結露

 


■ひとこと感想

 

渋い原作があるクライムムービーで、犯罪者が主役として扱われ、ほぼ群像劇的な感じで、追う刑事、関わる保険屋などが描かれていきました

犯罪者は集団というよりは補完の関係になっていて、マネーは仕事の源泉を見つけ、ジェームズが計画をプロデュースして、必要な情報を得るという流れになります

そんな彼らとは一線を画するところにいるのがオーモンで、彼自身の存在をジェームズは知る由もありませんでした

 

映画では、乗り気ではない案件を別人に奪われるジェームズを描き、その綻びから様々な軋轢が生まれていく様子が描かれていきます

事故によって生じたマヤとの関係、刑事のルーも妻アンジーとの関係が破綻し、シャロンと関わることになりますが、こちらはあくまでもビジネスライクの関係に留まっています

これらが一点に集中するという感じに描かれますが、本当に「感じ」で終わるところに、本作のシナリオの妙というものがありました

 

フィクションだと、これらの関係性を無理やり結びつけるために無理なエピソードを描くことになり、本作だとジェームズとシャロンをどこかで会わせたりします

でも、本作ではそれをしないことで人間関係の広がり方がスムーズで、最後まで存在を知らないままに物語は収束していきます

原作準拠だとは思いますが、主要なキャラを無理に結びつけないというところが、フィクションなりのリアリティを保っているように感じられました

同様の関係は、マヤとルーが絡まないところも同じだと言えます

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

映画は、事件を中心として、追う者と追われる者を描いていて、それがどのように出会っていくのかを描いていきます

ある富豪が掛けた保険が発端で、その情報が保険会社内で共有され、その宝飾品の動きがマネーに察知されます

この仕事をルーとオーモンが同時に追うという流れが生まれ、計画がどのように推移していくかが描かれていました

 

第三者的な神の視点で見る観客にとって、ホテルの一室におけるモンロー夫妻との押し込み強盗の瞬間にもオーモンが迫っていることがわかります

そして、ジェームズが犯罪者であることと、ルーが刑事として代理で運び屋をしていることが密室で判明する流れになり、そこから弛むこともなくオーモンが突入することになりました

この一連の流れから「どうなるのか?」という期待を抱かせるのですが、その着地点はなかなか斬新なものになっていたと感じました

 

映画では、派手なアクションシーンはほとんどなく、カーチェイスも控えめとなっていました

完全犯罪を目論む犯人が主人公で、彼の人生の着地点を描いているので、その寡黙な物語が淡々と進んでいきます

事件の謎解きの部分も、ほとんど予告でネタバレしているようなものなので、ミステリー要素も低いと思います

それでも最後まで惹きつけていくのは、人間がどのように出会って、どのような関係を築いていくかというところが緻密で、それが目を離せない要因ではないか、と感じました

 


■犯罪映画における美学

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


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ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

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■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/104952/review/06173628/

 

公式HP:

https://crime101.jp/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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