■ホウセンカ


■オススメ度

 

回想系映画が好きな人(★★★)

伏線回収系の映画が好きな人(★★★)

 


■公式予告編

鑑賞日:2025.10.15(アップリンク京都)


■映画情報

 

英題:Last Blossom(最後の花)

情報:2025年、日本、90分、G

ジャンル:死期を迎えた受刑囚が大逆転を夢見る様子を描いたヒューマンドラマ

 

監督:木下麦

脚本:此元和津也

 

キャスト:(声の出演)

小林薫(阿久津実:那奈と彼女の息子を引き取ったヤクザ)

   (若年期:戸塚純貴

 

宮崎美子(永田那奈:阿久津と暮らし始めるシングルマザー)

   (若年期:満島ひかり

花江夏樹(健介:那奈の息子、成人期)

   (幼少期:ふじたまみ

 

安元洋貴(堤:阿久津の兄貴分のヤクザ)

斉藤壮馬(若松:阿久津の3つ下の後輩、インテリヤクザ)

 

村田秀亮(林田:阿久津の忠実な子分、小西の教育係)

中山功太(小西:阿久津の子分、大卒のヤクザ)

 

ピエール瀧(ホウセンカ:生まれたてと死にかけの人間だけが声を聞くことができる存在)

 

【その他の声の出演】

近松孝丞

浦山迅

古賀明

菊池通武

及川いぞう

前堂友昭

新福桜

 


■映画の舞台

 

日本のどこかの街


■簡単なあらすじ

 

無期懲役で服役している阿久津実は、かつてはヤクザの構成員として、羽振りの良い時期もあったが、今では孤独に死を待つだけの身となっていた

彼の部屋には古びた本と缶詰に植えられたホウセンカだけがあり、そんな彼は「大逆転」を夢見ていた

生まれたてと死に際にだけ声が聞こえるというホウセンカは、阿久津に対して「この状況で大逆転などあるわけがない」と揶揄った

 

30年前、阿久津はシングルマザーの永田那奈と同棲を始め、彼女の息子・健介を引き取る形で新しい生活を始めた

家財道具なども揃わない中で、後輩の若松のいう土地関係のシノギを始めた阿久津は、徐々に懐を潤していった

それと同時に、自分の子ではない健介との接し方に悩み、家に帰る事が減ってきてしまう

 

そんな折、健介に病気が発覚し、その治療のために大金が必要になった

阿久津は兄貴分の堤に頭を下げるものの、彼には別の思惑があり、ある計画によって、阿久津の悩みも解消できると考えた

その計画は、抗争中の組に殺されたと偽装し、若松を仕留めて、組の金を奪うというものだった

 

テーマ:大逆転のカラクリ

裏テーマ:言葉に出せなくても伝わる想い

 


■ひとこと感想

 

ほぼノーマークでスルーしてたかもしれないアニメだったのですが、単館系でもシネコンでも上映していたので気になって鑑賞してきました

パンフレットはとりあえず通常版を買いましたが、デジタル特典の付いているものも売っていましたね

主要キャラは俳優さんが勤めていましたが、安定していたと思います

 

映画は、ヤクザが死に際にホウセンカに過去を話すというもので、彼自身が「大逆転」を信じて疑わないという状況で話が進みます

 

お世話になった兄貴分との関係、愛情表現は下手くそで行間しかない主人公の想いなど、かなり抑えの効いていた作品だったですね

昨今はなんでもセリフで説明する作品が多いのですが、本作はうまく映像表現とリンクさせていて、きちんと観ていないと理解できない部分があったように思います

 

阿久津の絵のうまさとか、何気ないオセロゲームとかの伏線も効果的で、大逆転の内容がわかったとしても、うまくネタバラシをしていったと思います

さらに電子レンジの音まで伏線になっていて、それが主題歌になっていたのは驚きでしたね

ともかく、想像以上に良作だったので、多くの人に見てもらいたいな、と思いました

 


↓ここからネタバレ↓

ネタバレしたくない人は読むのをやめてね


ネタバレ感想

 

主人公が死に際にホウセンカと話すというファンタジーなのですが、それが実は彼の妄想ではなかったというところは面白かったと思います

ホウセンカが知り得ぬところで起きた事が物語を動かしていて、さらにホウセンカ自体も「なぜそこにいるのか」という伏線の回収になっていました

彼がそこにいる理由が阿久津の大逆転を信じて疑わない信念に直結していて、30年間会話すら交わしていないのに心が通じ合っているというのは素敵な関係だったと思います

 

映画のサプライズが大逆転の内容ではなく、ラストの似顔絵とところがニクい演出でしたね

それに気づいたのが彼女だけで、それを彼女だけが胸にしまうというのも良いと思います

方眼紙が頭の中に見えるという阿久津ですが、黒塗りの手紙がオセロに見えるのも良くて、最後のひとつが白い碁石に見えるのも粋な演出でした

 

大逆転をしてみせたオセロ勝負では阿久津が黒だったのですが、それが「黒塗り手紙」につながっていて、ゲームでは全部黒になったけど、手紙だけはひとつだけ白い碁石が残っている

このメッセージに辿り着けるのは、阿久津と真剣に向き合った彼女だからこそ辿り着いたもののように思えます

 

ともかく、ネタバレを喰らっても面白いものは面白いし、ここまで緻密すぎると逆に怖くなってしまいますね

余白というのも時には必要に思えるので、精巧すぎることが却って裏目に出てしまうのではないか、と勘繰ってしまいます

ネタバレ読んじゃたけど気になった人は、今すぐ劇場にGOして欲しいと思います

 


■ホウセンカの声が聞こえる理由

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■人生の終焉に想うこと

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■120分で人生を少しだけ良くするヒント

ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください

 


■関連リンク

映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)

https://eiga.com/movie/101819/review/05705597/

 

公式HP:

https://anime-housenka.com/

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投稿者 Hiroshi_Takata

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