■ミッキー17
Contents
■オススメ度
人体複製系SFが好きな人(★★★)
地球外生命体系がOKの人(★★★)
■公式予告編
鑑賞日:2025.3.31(イオンシネマ京都桂川)
■映画情報
原題:Mickey 17
情報:2025年、アメリカ、137分、G
ジャンル:使い捨て要員となった男の悲哀を描いたSF映画
監督&脚本:ポン・ジュノ
原作:エドワード・アシュトン『Micky 7』
キャスト:
ロバート・パティンソン/Robert Pattinson(ミッキー・バーンズ/Mickey Barnes:人生失敗だらけの男、使い捨てワーカー)
(少年時代:Milo James)
スティーヴン・ユアン/Steven Yeun(ティモ/Timo:ミッキーの友人)
ナオミ・アッキー/Naomi Ackie(ナーシャ・バリッジ/Nasha:船の警備員)
マーク・ラファロ/Mark Ruffalo(ケネス・マーシャル/Kenneth Marshall:悪しき目的を持つ政治家、船の司令官)
トニ・コレット/Toni Collette(イルファ/Ylfa:ケネスの妻)
ダニエル・ヘンシャル/Daniel Henshall(プレストン/Preston:ケネスの秘書)
キャメロン・ブリットン/Cameron Britton(アーカディ/Arkady:科学チームのリーダー)
パッシー・フェラン/Patsy Ferran(ドロシー/Dorothy:科学者、翻訳機開発、リプリメント製造)
Michael Monroe(マチュー/Matthew:サボってばかりの科学班のクルー )
スティーヴ・パーク/Steve Park(ジーク/Zeke:セキュリティ班のリーダー)
アンガス・イムリー/Angus Imrie(シュリンプ・アイズ/チャーリー/Charlie:セキュリティ班のエージェント)
トーマス・ターグーズ/Thomas Turgoose(TBA/バズーカ兵)
アナマリア・ヴァルトロメイ/Anamaria Vartolomei(カイ・キャッツ/Kai Katz:警備担当のエリートエージェント)
Ellen Robertson(ジェニファー・チルトン/Jennifer Chilton:カイの友人のエージェント)
ホリディ・グレインジャー/Holliday Grainger(ジェンマ/Red Hair:案内役の赤い髪の女性)
ティム・キー/Tim Key(鳥の着ぐるみ男)
Christian Patterson(チェーンソーを振り回すダリウスの手下)
Lloyd Hutchinson(ダリウスの手下)
Samuel Blenkin(ダリウスの金を踏み倒した男)
Ian Hanmore(ダリウス・ブランク/Darius Blank:高利貸し)
Ricarda Clay(大会出席者)
Valerie Hazan(大会出席者)
Robert James Smith(大会出席者)
Toby Vincer(大会出席者)
Haydn Gwynne(反対派の女性議員)
Sabet Choudhury(コロニー出発のニュースレポーター)
Rose Shalloo(インタビューを受けるマーシャルの支持者)
Bronwyn James(コロニーの受付)
Kenny-Lee Mbanefo(宇宙船の受付)
Adam Colborne(宇宙船のゲート担当者)
Tom Cawte(船内の看守)
Sam Woodhams(食料補給担当者)
Riccardo Mazzi(科学者)
Emily Tebbutt(技術者)
Auguste Bartninkaite(メカニック)
Eleanor Daniels(エンジニア)
Johnny Li Gotti(パイロット)
Kayla Meikle(フリッターのドライバー、岩石搬入)
Jude Mack(カイの新しい恋人)
Edward Davis(アラン・マニコバ/Alan Manikova:技術の先駆者、ホームレス連続殺人犯)
Theo Ogundipe(アランを取り調べる刑事)
Liam Edwards(警官)
Chelsea Li(刑事)
Stuart Whelan(刑事)
Jamila Wingett(大会のホスト)
Spike White(委員長)
Afolabi Alli(マーシャルの専属エージェント)
Anna Mouglalis(クリーパーズのリーダーの声)
■映画の舞台
2054年、
惑星ニフルハイム
ロケ地:
ワーナーブラザーズのスタジオ撮影
■簡単なあらすじ
2054年の地球では、禁忌とされるクローン技術が開発され物議を醸していた
だが、その技術を有効活用すべきと主張する政治家ケネス・マーシャルは、地球外にてその実験を行うと表明する
宇宙船は惑星エフルハイムを目指し航行し、そこで使い捨て作業員(エクスペンダブル)として、その技術を使うことになった
一方その頃、ミッキー・バーンズとその友人ティモは、高利貸しのダリウス・フランクからの借金取りに追われていた
二人は期日までに返さないと切り刻まれる運命にあり、そこで彼らはコロニーに向かって、マーシャルの船に乗って逃げようと考えた
二人は無事にクルーとして潜り込むものの、ミッキーはエクスペンダブルズを志願してしまう
ミッキーの仕事は、危険な場所での業務や人体実験などで、惑星エフルハイムにて人間が居住可能かを調べる役割を担っていた
時には宇宙放射線の影響を調べたり、惑星に到着してからは、未知のウイルスのワクチン作成のための実験台になっていた
死んではリプリメントとして複製されて生き返ることになり、空虚な時間が続くかと思っていた
だが、宇宙船の警備担当エージェントのナーシャと運命的な出会いを果たし、体を重ねる関係になっていくのである
テーマ:搾取と存在証明
裏テーマ:支配構造の永続性
■ひとこと感想
予告編の軽いノリからは「使い捨てワーカーの反逆」という感じに思えましたが、まさかのナウシカ状態になっていて驚きました
あー言うのダメだったので、エイリアンものとわかってた方が身構えられたと思います
どう見ても王蟲なのですが、オマージュなのかパクリなのかはどっちでも良いように思いました
映画は、借金から逃げるために地球を離れることになった主人公とその友人を描き、そこでエクスペンダブルズという職種に就くことになる様子を描いていきます
これは「実験用のモルモット」のようなもので、複製技術を応用して、連続的な記憶をも植え込むことができるシステムとなっていました
それによって、人体への影響をリアルタイムに観察することができるというSF的な内容になっていました
予告編でもわかりますが、17人目のミッキーと18人目のミッキーが同時に存在することになって物語が展開するのですが、そこに至るまでに結構かかっていたと思います
おそらく中盤ぐらいで同時存在になり、そこでタイトルクレジットが登場していて、そこまでの前座では世界観の説明に費やしていました
このあたりをサクッと進めるか、回想的な構成にするかでもう少し効果的に物語が進められたように思いました(回想的構成ではありますが、場所が悪いように思います)
↓ここからネタバレ↓
ネタバレしたくない人は読むのをやめてね
■ネタバレ感想
予告編の隠し方から考えると、ネタバレ的なものはエイリアンの存在なのだと思います(ちょっと出てるけどわかりにくい)
先住民がいるという感じで、見た目は思いっきり王蟲で、いわゆるダンゴムシのような甲殻類のような、という感じになっていました
このビジュアルが結構気持ち悪いので、何度も観たい映画ではなかったですね
知らずに最前列を選んでしまって、船内食の汚さも相まって最悪だなあと思ってしまいました
物語としては、ミッキー17を救ったクリーパーが奪われた子どもを取り返しにくるという内容で、そこで人類と衝突するという流れになっていました
そこで即興で作られた翻訳機で話すというトンデモ展開を迎えるので、結構ガバガバなSFのように思えます
クローン技術と3Dプリンターが合体したようなものがあって、それによって「記憶を植え付けて再生が可能になる」というものになっていました
どんでん返し系でもありますが、ちょっと考えないとわからないような描かれ方になっていましたね
ある人物が出てきてから事態を把握するまでに少しばかりタイムラグが生じてしまいました
とは言え、作り出したアレとアレを作ったお方はあの後どうなったんでしょうねえ
てっきり、エンドロール後に何かしらの映像があるのかと思ってしまいました
■支配構造の永続方法
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■勝手にスクリプトドクター
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■120分で人生を少しだけ良くするヒント
ただいま、鋭意考察中にて、今しばらくお待ちください
■関連リンク
映画レビューリンク(投稿したレビュー:ネタバレあり)
https://eiga.com/movie/98957/review/04941305/
公式HP:
https://wwws.warnerbros.co.jp/mickey17/index.html